WO2006009207A1 - コンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

コンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

 著作権管理上再生できるコンテンツと再生できないコンテンツとの区別が可能なリストを作成する。コンテンツ処理装置10に,再生を許可するコンテンツの提供元を示す第1のソースIDリストLと,記憶媒体に記憶されるコンテンツを再生するコンテンツ再生部と,コンテンツに付加されたソースIDと,上記第1のソースIDリストLとに基づき,コンテンツが再生可能か否かを判断する再生可否判断部172と,再生可否判断部により再生不可能と判断されたコンテンツのタイトル情報が判別可能なように,コンテンツのタイトル情報のリストを作成するタイトルリスト作成部512とを備えた。

Description

明 細 書
コンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法及びコンピュータプログラム 技術分野
[0001] 本発明は,コンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法及びコンピュータプログラムに 関する。
背景技術
[0002] 従来,音楽コンテンツや映像コンテンツなどのデジタルコンテンツを,そのコンテン ッが格納されて 、るサーバからユーザが所有する PC (Personal Computer)や PD A (Personal Digital Assistant)等の情報端末にダウンロードさせ,その情報端 末上でそのコンテンツを利用させるコンテンツ提供サービスが行われている。また,ュ 一ザは, CD (Compact Disk)などの記録媒体に記録されているコンテンツをリッピ ングすることによって PCのハードディスクなどにコピーし, PC上でそのコンテンツを利 用することもできる。さらにユーザは,ダウンロードやリツビング等によって取得したコ ンテンッを,ユーザが保有する PD (Portable Device)などに転送し, PD上でそれ らのコンテンツを利用することも可能である。
[0003] 一般的に,上記コンテンツを利用するユーザは, PCや PDのディスプレイに表示さ れるコンテンツのタイトル情報などのリストから所望のコンテンツを選択するなどして当 該コンテンツを再生させる。データフォーマットによってはユーザが使用する PCや P D上で再生できないコンテンツもあるが,そのような再生できないコンテンツは上記リ ストに表示させない方法が提供されている(例えば,特開 2001— 359050号公報参 照)。
[0004] ここで,上記のようにダウンロードやリツビングされるコンテンツをユーザが自由に利 用できるとすると,著作権保護の観点から望ましくない場合がある。そこで,通常,コ ンテンッには例えばライセンスなどによって再生制限がかけられている。ユーザが PC や PD等に保有するコンテンツに再生制限がかけられている場合には,ユーザが当 該コンテンツを再生させて利用することができない場合が起こりうる。
[0005] しかし,従来では,コンテンツの再生時に当該コンテンツの再生可否が判断されて いるため,ユーザは当該コンテンツを実際に再生させてみた後でなければそのコンテ ンッが再生可能か否かを知ることができなかった。上記の,再生できないコンテンツを リストに表示させない方法によっても,データフォーマットとしては PCや PD上で再生 可能であるが著作権管理上の再生制限によって再生できないコンテンツはリストに表 示されてしまうため,ユーザは再生制限によって再生できないコンテンツの情報を事 前に知ることができな 、と 、う問題点があった。
[0006] そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは ,著作権管理上再生できるコンテンツと再生できな 、コンテンツとの区別が可能なリス トを作成できるコンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法およびコンピュータプロダラ ムを提供することにある。
発明の開示
[0007] 上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,再生を許可するコンテン ッの提供元を示す第 1のソース IDリストと,記憶媒体に記憶されるコンテンツを再生す るコンテンツ再生部と,コンテンツに付加されたソース IDおよび第 1のソース IDリストと に基づき,コンテンツが再生可能力否かを判断する再生可否判断部と,再生可否判 断部により再生不可能と判断されたコンテンツのタイトル情報が判別可能なように,コ ンテンッのタイトル情報のリストを作成するタイトルリスト作成部とを備えるコンテンツ処 理装置が提供される。
[0008] 上記発明によれば,第 1のソース IDリストに含まれないソース IDが付加されたコンテ ンッは再生不可能であると再生可否判断部によって判断され,かかる判断結果に基 づいてタイトルリスト作成部によって各コンテンツのタイトル情報のリストが作成される。 従って,再生可否判断部による判断結果がリストの作成反映され,コンテンツ処理装 置の再生部で再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツとが判別可能なリスト が作成される。
[0009] 上記コンテンツ処理装置は,再生を許可するコンテンツの提供元を示す第 2のソー ス IDリストに基づいて再生を制御する機能を有するコンテンツ再生装置が接続され, コンテンツ再生装置に記憶されるコンテンツのタイトル情報を取得するタイトル情報取 得部を備え,再生可否判断部は,コンテンツ再生装置に記憶されるコンテンツに付 カロされるソース IDおよび第 2のソース IDリストとに基づき,コンテンツがコンテンツ再 生装置上で再生可能か否を判断し,タイトルリスト作成部は,再生可否判断部により 再生不可能と判断されたコンテンツのタイトル情報が判別可能なように,コンテンツ再 生装置に記憶されるコンテンツのタイトル情報のリストを作成するように構成されても よい。力かる構成によれば,第 2のソース IDリストに含まれないソース IDが付加された コンテンッはコンテンッ再生装置にお 、て再生不可能であると再生可否判断部によ つて判断され,力かる判断結果に基づいてタイトルリスト作成部によって各コンテンツ のタイトル情報のリストが作成される。従って,再生可否判断部による判断結果がリス トの作成に反映され,コンテンツ再生装置で再生可能なコンテンツと再生不可能なコ ンテンッとが判別可能なリストが作成される
上記コンテンツ処理装置は,再生可否判断部によりコンテンツ処理装置において 再生不可能と判断されたコンテンツを,コンテンツ処理装置の記憶媒体から削除する 削除部をさらに備えるように構成されてもよい。力かる構成によれば,再生不可能なコ ンテンッをコンテンツ処理装置の記憶媒体から削除できるため,再生不可能なコンテ ンッによってコンテンツ処理装置の記憶容量が圧迫されることを防止できる。
[0010] 上記コンテンツ処理装置は,再生可否判断部によりコンテンツ再生装置において 再生不可能と判断されたコンテンツを,コンテンツ再生装置力 削除する削除部をさ らに備えるように構成されてもよい。力かる構成によれば,再生不可能なコンテンツを コンテンッ再生装置から削除できるため,再生不可能なコンテンッによってコンテンッ 再生装置の記憶容量が圧迫されることを防止できる。
[0011] 上記コンテンツ処理装置は,タイトルリスト作成部により作成されたタイトル情報のリ ストを表示するタイトルリスト表示部をさらに備えるように構成されてもよい。かかる構 成によれば,タイトルリスト表示部に表示されるリストを参照することによってユーザは 再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツを識別することができる。
[0012] 上記再生可否判断部は,コンテンツに付与される再生制限情報に基づいてコンテ ンッが再生可能か否かをさらに判断してもよい。
[0013] 上記タイトルリスト作成部は,再生可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報 と,再生不可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報とを,相異なる色 Z輝度 情報で表示されるようにタイトル情報のリストを作成してもよ 、。
[0014] 上記タイトルリスト作成部は,再生可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報 と,再生不可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報とが区分して表示される ようにタイトル情報のリストを作成してもよ 、。
[0015] 上記タイトルリスト作成部は,再生可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報 と,再生不可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報とを,相異なるアイコンが 付加されて表示されるようにタイトル情報のリストを作成してもよ 、。
[0016] 上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして,再 生を許可するコンテンツの提供元を示す第 1のソース IDリストと,記憶媒体に記憶さ れるコンテンツに付加されたソース IDとに基づき,コンテンツが再生可能力否かを判 断する再生可否判断処理と,再生可否判断処理により再生不可能と判断されたコン テンッのタイトル情報が判別可能なように,コンテンツのタイトル情報のリストを作成す るタイトルリスト作成処理と,を実行せしめることを特徴とする,コンピュータプログラム が提供される。
[0017] 上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,再生を許可するコンテ ンッの提供元を示す第 1のソース IDリストと,記憶媒体に記憶されるコンテンツに付加 されたソース IDとに基づき,コンテンツが再生可能か否かを判断するステップと,再 生可否判断処理により再生不可能と判断されたコンテンツのタイトル情報が判別可 能なように,コンテンツのタイトル情報のリストを作成するステップと,を含むことを特徴 とする,コンテンツ処理方法が提供される。
[0018] 以上説明したように本発明によれば,著作権管理上再生できるコンテンツと再生で きないコンテンツとの区別が可能なリストを作成できるコンテンツ処理装置,コンテン ッ処理方法およびコンピュータプログラムを提供できるものである。
図面の簡単な説明
[0019] [図 1]図 1は、本発明の第 1の実施形態に力かるコンテンツ共有システムのグループ 登録の概要を示す説明図である。
[図 2]図 2は、同実施の形態にカゝかるコンテンツ共有システムの主な構成要素を示す ブロック図である。 [図 3]図 3は、同実施の形態にカゝかるコンテンツ共有システムの全体構成を概略的に 示すブロック図である。
[図 4]図 4は、同実施の形態に力かるコンテンツ処理装置のハードウェア構成の例を 概略的に示すブロック図である。
[図 5]図 5は、同実施の形態に力かるコンテンツ処理装置の機能を概略的に示すプロ ック図である。
[図 6(a)]図 6 (a)は、同実施の形態に力かるグループ管理方式のコンテンツと,チエツ クイン'チェックアウト方式のコンテンツの構成を概略的に示す説明図である。
[図 6(b)]図 6 (b)は、同実施の形態に力かるグループ管理方式のコンテンツと,チエツ クイン'チェックアウト方式のコンテンツの構成を概略的に示す説明図である。
[図 7]図 7は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生部の機能を概略的に示すブロッ ク図である。
[図 8]図 8は、同実施の形態に力かるリスト管理部の構成を概略的に示すブロック図で ある。
[図 9]図 9は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置のハードウェア構成の例を 概略的に示すブロック図である。
[図 10]図 10は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置の機能を概略的に示す ブロック図である。
[図 11]図 11は、同実施の形態に力かるサーバの機能を概略的に示すブロック図であ る。
[図 12]図 12は、同実施の形態に力かるグループ登録データベースのデータ構造を 示す説明図である。
[図 13]図 13は、同実施の形態にカゝかるコンテンツ共有方法の基本的なフローを示す タイミングチャートである。
[図 14]図 14は、同実施の形態に力かるコンテンツ処理装置 (PC)のグループ登録処 理を示すタイミングチャートである。
[図 15]図 15は、同実施の形態にカゝかるコンテンツ処理装置 (PC)のグループ登録解 除処理を示すタイミングチャートである。 [図 16]図 16は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD)のグループ登録処 理を示すタイミングチャートである。
[図 17]図 17は、同実施の形態にカゝかるコンテンツ再生装置 (PD)のグループ登録解 除処理を示すタイミングチャートである。
[図 18]図 18は、同実施の形態に力かるコンテンツ処理装置 (PC)におけるグループ 管理方式のコンテンツ再生制御処理を示すフローチャートである。
[図 19]図 19は、同実施の形態に力かるコンテンツ処理装置におけるソース IDリスト更 新処理を示すフローチャートである。
圆 20(a)]図 20 (a)は、同実施の形態に力かるローカル登録の概略的な構成を示す 説明図である。
圆 20(b)]図 20 (b)は、同実施の形態に力かるローカル登録の概略的な構成を示す 説明図である。
圆 20(c)]図 20 (c)は、同実施の形態に力かるローカル登録の概略的な構成を示す 説明図である。
[図 21(a)]図 21 (a)は、同実施の形態に力かるローカル登録又はサービス登録におけ るソース IDリストの概略的な構成を示す説明図である。
[図 21(b)]図 21 (b)は、同実施の形態に力かるローカル登録又はサービス登録におけ るソース IDリストの概略的な構成を示す説明図である。
[図 21(c)]図 21 (c)は、同実施の形態に力かるローカル登録又はサービス登録におけ るソース IDリストの概略的な構成を示す説明図である。
[図 22]図 22は、同実施の形態に力かるコンテンツ処理装置のグループ登録部の概 略的な構成を示すブロック図である。
[図 23]図 23は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置又はコンテンツ処理装置 に対する登録処理の概略を示すフローチャートである。
[図 24]図 24は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置又はコンテンツ処理装置 に対する登録処理の概略を示すフローチャートである。
[図 25]図 25は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置又はコンテンツ処理装置 に対する登録処理の概略を示すフローチャートである。 [図 26]図 26は、同実施の形態に力かる警告画面の概略を示す説明図である。
[図 27]図 27は、同実施の形態に力かる警告画面の概略を示す説明図である。
[図 28]図 28は、同実施の形態にかかるサービス登録処理の際の入力画面の概略を 示す説明図である。
[図 29]図 29は、同実施の形態にカゝかるコンテンツ処理装置に備わるグループ管理部 の概略的な構成を示すブロック図である。
[図 30]図 30は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置をサービス登録する概略 を示すシーケンス図である。
[図 31]図 31は、同実施の形態に力かるコンテンツ処理装置をサービス登録する概略 を示すシーケンス図である。
[図 32]図 32は、同実施の形態にカゝかるコンテンツ処理装置の機能構成を示すブロッ ク図である。
[図 33]図 33は、同実施の形態におけるコンテンツ処理装置内のコンテンツのタイトル リストを表示する処理を示すフローチャートである。
[図 34]図 34は、同実施の形態におけるコンテンツ処理装置内の再生不可能コンテン ッの削除処理を示すフローチャートである。
[図 35]図 35は、同実施の形態におけるコンテンツ再生装置内のコンテンツのタイトル リストを表示する処理を示すフローチャートである。
[図 36]図 36は、同実施の形態におけるコンテンツ再生装置内の再生不可能コンテン ッの削除処理を示すフローチャートである。
[図 37]図 37は、同実施の形態におけるコンテンツ処理装置からコンテンツ再生装置 内のコンテンツを再生させる処理を示すフローチャートである。
[図 38]図 38は、同実施の形態におけるコンテンツ再生装置内のコンテンツのタイトル リストを表示する処理を示すフローチャートである。
[図 39]図 39は、同実施の形態におけるコンテンツ再生装置内のコンテンツのタイトル リストの表示例を示す画面レイアウトである。
[図 40]図 40は、同実施の形態におけるコンテンツ再生装置内のコンテンツのタイトル リストの表示例を示す画面レイアウトである。 [図 41]図 41は、同実施の形態におけるタイトルリストの別の表示例を示す画面レイァ ゥトである。
[図 42]図 42は、同実施の形態におけるタイトルリストの別の表示例を示す画面レイァ ゥトである。
[図 43]図 43は、同実施の形態におけるタイトルリストの別の表示例を示す画面レイァ ゥトである。
[図 44]図 44は、同実施の形態における再生不可能コンテンツの削除処理が行われ る場合の画面表示例を示す画面レイアウトである。
[図 45]図 45は、同実施の形態にカゝかるコンテンツ処理装置の機能構成を示すブロッ ク図である。
[図 46]図 46は、同実施の形態におけるコンテンツ再生装置からコンテンツ処理装置 へのコンテンツ転送処理を示すフローチャートである。
[図 47]図 47は、同実施の形態におけるコンテンツ再生装置の転送モードの判断処理 を示すフローチャートである。
[図 48]図 48は、同実施の形態におけるグループ管理方式でのコンテンツ再生装置 からコンテンツ処理装置へのコンテンツ転送処理を示すフローチャートである。
[図 49]図 49は、同実施の形態におけるチェックイン ·チェックアウト方式でのコンテン ッ再生装置力 コンテンツ処理装置へのチェックイン処理を示すフローチャートであ る。
[図 50]図 50は、同実施の形態におけるコンテンツ処理装置からコンテンツ再生装置 へのコンテンツ転送処理を示すフローチャートである。
[図 51]図 51は、同実施の形態におけるグループ管理方式でのコンテンツ処理装置 からコンテンツ再生装置へのコンテンツ転送処理を示すフローチャートである。
[図 52]図 52は、同実施の形態におけるチェックイン ·チェックアウト方式でのコンテン ッ処理装置力 コンテンツ再生装置へのチェックアウト処理を示すフローチャートであ る。
[図 53]図 53は、同実施の形態におけるコンテンツの転送をユーザに行わせるために 表示される画面のレイアウト例である。 [図 54]図 54は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD)におけるコンテンツ 再生制御処理の一例を示すフローチャートである。
[図 55]図 55は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD)におけるコンテンツ 再生制御処理の別の例を示すフローチャートである。
[図 56(a)]図 56 (a)は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD)の表示装置 に表示されるタイトルリストを例示する説明図である。
[図 56(b)]図 56 (b)は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD)の表示装置 に表示されるタイトルリストを例示する説明図である。
[図 56(c)]図 56 (c)は、同実施の形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD)の表示装置 に表示されるタイトルリストを例示する説明図である。
発明を実施するための最良の形態
[0020] 以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説 明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構 成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[0021] (第 1の実施形態)
以下に,本発明の第 1の実施形態に力かるコンテンツ共有システム,およびその構 成要素について説明する。
[0022] < 1.グループ管理方式の著作権管理の概要 >
まず,本実施形態に力かるグループ管理方式の著作権管理に対応したコンテンツ 共有システムの概要について説明する。
[0023] 本実施形態に力かるコンテンツ共有システムは,複数の機器 (コンテンツ処理装置 またはコンテンツ再生装置等)間におけるコンテンツの利用を管理し,コンテンツの著 作権を保護する著作権管理システムとして構成されている。即ち,このコンテンツ共 有システムは,インターネット等を通じたコンテンツの大量配布行為等と 、つたコンテ ンッの違法利用を確実に防止するべく,相異なるユーザが所有する機器間では,コ ンテンッの共有を制限する。
[0024] 一方で,このコンテンツ共有システムは, 同一のユーザ(例えば,単独ユーザのみ ならず,家族,友人,会社の同僚等の限られた範囲のユーザグループを含む。以下 同じ。)が所有する複数の機器間では,コンテンツをある程度自由に共有できるコン テンッ共有サービスを実現するシステムとしても構成されている。
[0025] このように本実施形態に力かるコンテンツ共有システムは,著作権管理を行いつつ も,私的利用の範囲内ではコンテンツの共有を認め,同一ユーザが所有する複数の 機器間でのコンテンツ共有の利便性, 自由度を高めることが可能な著作権管理方式 (後述する「グループ管理方式」の著作権管理スキーム)を採用して 、る。
[0026] 上述したように, SDMI準拠の「チェックイン ·チェックアウト方式」のみに対応した従 来の著作権管理システムでは,コンテンツの利用権限を定めた権利情報であるライ センスに基づ ヽて, 「コンテンツ単位」でコンテンツのコピー数(チェックイン 'チェック アウト回数)を制限することによって,コンテンツの違法利用を制限していた。このよう なシステムでは,複数のコンテンツ処理装置間でコンテンツをコピー(チェックイン 'チ エックアウト)する度ごとに著作権管理処理を行わなければならな!/、ので,システム構 成が複雑で処理が遅くなり,私的使用の範囲内でのコンテンツ利用の自由度が低く 利便性に欠けるという欠点があった。また,力かる従来のチェックイン 'チェックアウト 方式の著作権管理システムでは,ユーザは,常にコンテンツのコピー元やコピー回 数を意識してシステムを利用せねばならな力つた。また,著作権管理システムの本来 の目的である「他人の所有する機器へのコンテンツのコピー防止」は,実現されてい なかった。
[0027] これに対し,本実施形態に力かるコンテンツ共有システムは,上記従来のチェックィ ン 'チェックアウト方式のみならず,グループ管理方式の著作権管理を実行できる点 に特徴がある。このグループ管理方式の著作権管理システムでは,コンテンツ利用 の管理単位を, 「コンテンツの提供元 (source;ソース)」単位 (具体的には「コンテン ッを最初に所有したユーザ単位」若しくは「コンテンッを作成した機器単位」)とし,各 機器におけるコンテンツの再生を,コンテンツの提供元に応じて許可 Z不許可すると いう著作権管理を行う。
[0028] より具体的には,このグループ管理方式の著作権管理システムでは,各ユーザが 所有する複数の機器をグループ管理サーバにユーザ単位でグループ登録し,ダル ープ登録された各機器において,コンテンツの提供元を表すソース IDと,ソース IDリ ストとに基づいて,コンテンツの再生を制御する。これにより,同一のユーザの機器グ ループに登録された機器間では,同一の提供元のコンテンツを自由にコピーして再 生できるようになる。
[0029] なお,コンテンツは,例えば,音楽,講演,ラジオ番組等の音声 (Audio)コンテンツ や,映画,テレビジョン番組,ビデオプログラム,写真,絵画,図表等を構成する静止 画若しくは動画からなる映像 (Video)コンテンツ,電子図書 (E— book) ,ゲーム,ソ フトウェアなど,任意のコンテンツであってよい。以下では,コンテンツとして,音声コ ンテンッ,特に,配信サーノ から配信された,或いは音楽 CDからリツビングされた音 楽コンテンツの例を挙げて説明するが,本発明は力かる例に限定されない。
[0030] 次に,図 1に基づいて,上記のようなグループ管理方式の著作権管理を行うための ,本実施形態にかかるコンテンッ共有システム 100におけるグループ登録の概要に ついて説明する。なお,図 1は,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100の グループ登録の概要を示す説明図である。
[0031] 図 1に示すように,コンテンツ処理装置(PC) 10—1, 2およびコンテンツ再生装置( PD) 20- 1, 2は,例えば,ユーザ Aの所有する機器グループ (コンテンツ処理装置 10- 1,コンテンツ再生装置 20— 1)と,ユーザ Bの所有する機器グループ (コンテン ッ処理装置 10— 2,コンテンツ再生装置 20— 2)とにグループ化されている。このよう な機器のグループィ匕は,グループ管理サーバ 32に対し,コンテンツ処理装置 10およ びコンテンツ再生装置 20を,ユーザ単位でグループ登録することによって成される。
[0032] このグループ登録について,ユーザ Aが所有するコンテンツ処理装置(PC) 10— 1 の例を挙げて具体的に説明する。まず,ユーザ Aは, 自身の所有するコンテンツ処理 装置 10—1を用いてグループ管理サーバ 32にアクセスし,ユーザ認証処理を行い, コンテンツ処理装置 10— 1の機器 ID (例えばターミナル ID)をグループ管理サーバ 3 2に送信する。次いで,グループ管理サーバ 32は,当該コンテンツ処理装置 10—1 の機器 IDをユーザ Aに関連付けて保存して,コンテンツ処理装置 10— 1をユーザ A の機器グループにグループ登録する。さらに,グループ管理サーバ 32は,コンテン ッ処理装置 10— 1に対して,ユーザ Aを表すユーザ識別情報 (例えば,後述するリー フ ID)を送信し,コンテンツ処理装置 10— 1は,受信したユーザ識別情報を自己の記 憶手段に格納する。同様にして,他のコンテンツ処理装置 10もグループ登録される。 また,コンテンツ再生装置(PD) 20のグループ登録は,コンテンツ処理装置(PC) 10 を介して行われるが,詳細は後述する。
[0033] このようなグループ登録においては, 1つの機器(コンテンツ処理装置 10およびコン テンッ再生装置 20)は,単一のユーザの機器グループにのみ登録することができ, 異なるユーザの機器グループに同時に登録することはできない。従って,コンテンツ 処理装置 10— 2の所有者がユーザ Aからユーザ Bに変更された場合には,当該コン テンッ処理装置 10— 2のグループ登録を変更,即ち,ユーザ Aの機器グループから の登録解除およびユーザ Bの機器グループへの再登録を行う必要がある。
[0034] また,例えば,ユーザ Aがコンテンツ処理装置 10— 3を新規に購入した場合には, このコンテンツ処理装置 10— 3はグループ未所属の状態であるので,上記と同様に して, 当該コンテンツ処理装置 10— 3を,ユーザ Aの機器グループにグループ登録 することができる。一方,既にユーザ Aの機器グループに登録されているコンテンツ 処理装置 10— 1を,グループ登録解除してグループ未所属にすることもできる。
[0035] このように,コンテンツ共有システム 100では,グループ管理サーバ 32に対し,機器 を所有するユーザ単位で各機器をグループ登録する。この結果,同一ユーザの機器 グループに登録された機器間では,コンテンツを自由に共有することができる。一方 ,異なるユーザの機器グループに登録された機器間では,コンテンツを共有すること ができない。
[0036] ここで,図 2に基づいて,このようなコンテンツ共有の管理手法の概要について説明 する。なお,図 2は,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100の主な構成要 素を示すブロック図である。
[0037] 図 2に示すように,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100は,ソース ID付 加部 1と,コンテンツ再生部 2と,リスト管理部 3とを,主な構成要素としている。
[0038] ソース ID付加部 1は,例えば,コンテンツ処理装置 10等に設けられ,コンテンツに, コンテンツの提供元を表すソース IDを付加する機能を有する。なお, 「コンテンツにソ ース IDを付加する」とは,コンテンツにソース IDを関連付けるという意味であり,例え ば,コンテンツデータを含むファイル(コンテンツファイル)内にソース IDのデータを追 加する処理や,上記コンテンツファイルと,ソース IDのデータを含むファイルとを関連 付ける処理などを含む。
[0039] また, 「コンテンツの提供元」は,コンテンツ共有システム 100内で共有されるコンテ ンッの個人ユーザレベルでの出所である。具体的には,このコンテンツの提供元は, 例えば, (1)コンテンツ配信サ ビスを利用してコンテンツを取得 (購入等)したユー ザ, (2)リツビングまたはセノレフレコーディング等によりコンテンツを作成したコンテン ッ処理装置 10などである。上記ソース IDは,このようなコンテンツ提供元ごとに固有 に付与される識別子である。このソース IDをコンテンツに付加することによって,シス テム内で流通するコンテンツの提供元を特定することができる。
[0040] 本実施形態では,力かるソース IDとして,例えば,レコーダ IDと,グループ IDとを使 用する。レコーダ IDは,コンテンツ処理装置 10をコンテンツの提供元とする場合のソ ース IDであり,グループ IDは,ユーザをコンテンツの提供元とする場合のソース IDで ある。
[0041] レコーダ IDは,コンテンツのリツビング (ripping)機能を有するコンテンツ処理装置 10 (PC等)単位で固有に付与される識別子である。このレコーダ IDは,上記リツピン グ機能を有するコンテンツ処理装置 10によって,当該コンテンッ処理装置 10の機器 ID等に基づ 、て生成され,当該コンテンッ処理装置 10内に安全に保存されて 、る。 コンテンツ処理装置 10は,音楽 CD等のリムーバブル記憶媒体から,コンテンツをリツ ビングしたときに,リツビングされたコンテンツ(以下「リツビングコンテンツ」という。)に 対して,コンテンツ処理装置 10自身のレコーダ IDを付加する。従って,かかるレコー ダ IDによって,リツビングコンテンツの作成元(即ち,コンテンツの提供元)のコンテン ッ処理装置 10を特定することができる。
[0042] また,グループ IDは,コンテンツ処理装置 10及び Z又はコンテンツ再生装置 20を 所有するユーザ単位で固有に付与される識別子である。具体的には,このグループ I Dは,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100が提供するコンテンツ共有サ 一ビスのユーザアカウント単位で付与される。かかるグループ IDによって,コンテンツ 処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20の所属する機器グループ,およびこれらの 所有者を識別できる。 [0043] 本実施形態では,このグループ IDは,例えば,コンテンツ処理装置 10によって,コ ンテンッ処理装置 10のグループ登録時,若しくは配信コンテンツの受信時に,リーフ ID (leaf ID)に基づいて生成される。このリーフ IDは,ユーザ単位で付与される識 別子であり,例えば,グループ管理サーバ 32に対するユーザ登録時に,グループ管 理サーバ 32によって生成される。かかるリーフ IDは,ユーザ識別情報の一例として 構成されており,各機器のグループ登録時やコンテンツ配信時に,グループ管理サ ーバ 32からコンテンツ処理装置 10に通知される。
[0044] コンテンツ処理装置 10は,グループ管理サーバ 32から通知されたリーフ IDおよび サービス IDに基づいて,グループ IDを生成する。このサービス IDは,コンテンツ共有 システム 100において実現されるコンテンツ配信サービスまたはリツビングコンテンツ 共有サービス単位で固有の IDである。ここで,コンテンツ配信サービスは,コンテンツ 配信サーノ からコンテンツ処理装置 10にコンテンツを配信するサービスである。また ,リツビングコンテンツ共有サービスは,上記グループ登録を行うことにより,リツビング コンテンツを,同一ユーザ所有の複数のコンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再 生装置 20間で共有できるようにするサービスである。
[0045] 例えば,このコンテンツ配信サービスおよびリツビングコンテンツ共有サービスを別 管理せず,双方のサービスに共通のサービス IDを使用する場合には,次のように, サービス IDとリーフ IDとを結合させて, 1種類のグループ IDが生成される。
[0046] 「グループ ID」 =「サービス ID」 +「リーフ ID」
一方,コンテンツ酉己信サービスとリツビングコンテンツ共有サービスとを另 IJ管理する 場合には,コンテンツ配信サービス単位で固有のコンテンツ配信サービス IDと,リツ ビングコンテンツ共有サービス単位で固有のリツビングコンテンツ共有サービス IDと が生成される。このため,次のように各サービスのサービス IDとリーフ IDとをそれぞれ 結合させて,各サービスに対応した 2種類のグループ IDが生成される。
[0047] 「第 1のグループ ID」 =「コンテンツ配信サービス ID」 +「リーフ ID」
「第 2のグループ ID」 =「リツビングコンテンツ共有サービス ID」 +「リーフ ID」 このうち第 1のグループ IDは,コンテンツ配信サーノくから配信される配信コンテンツ を購入したユーザを識別するため,当該配信コンテンツに付加される。また,第 2のグ ループ IDは,コンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再生装置 20間でリッピングコ ンテンッを共有するため,後述するソース IDリストにレコーダ IDを追力!]する際に,追 加の可否を判断する基準となる。
[0048] 本実施形態では,例えば,第 1のグループ IDと第 2のグループ IDを生成する後者 の手法を採用しているが,以下では説明の便宜上,第 1のグループ IDと第 2のダル ープ IDを区別せず,双方をグループ IDと表現して説明する。
[0049] このようなグループ IDは,例えばコンテンツ処理装置 10によって,コンテンツ配信 サーノくから配信された配信コンテンツに付加される。このようにグループ IDを配信コ ンテンッに付加することにより,当該配信コンテンツの購人元 (即ち,コンテンツの提 供元)のユーザを識別できるようになる。
[0050] 以上のように,コンテンツ処理装置 10が有するソース ID付加部 1によってソース ID
(レコーダ ID,グループ ID)が付加されたコンテンツは,コンテンツ処理装置 10およ びコンテンツ再生装置 20間で, 自由にコピー可能である。即ち,グループ管理方式 の著作権管理システムでは,ソース IDが付加されたコンテンツ (即ち,著作権管理対 象のコンテンツ)のコピー時に,従来のチェックイン 'チェックアウト方式の著作権管理 システムのような,コピー回数の制限処理が行われることはない。
[0051] 次に,コンテンツ再生部 2は,コンテンツの再生機若しくは再生ソフトウェアなどで構 成され,コンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20に設けられる。このコン テンッ再生部 2は,当該コンテンツ再生部において再生を許可されたソース IDが追 カロされるソース IDリスト Lを有している。このソース IDリスト Lは,コンテンツ再生部 2ご とにそれぞれ設けられるものであり,コンテンツ再生部 2が異なれば,それぞれのソー ス IDリスト Lに含まれるソース IDも異なる。
[0052] コンテンツ再生部 2は,上記ソース IDが付加されたコンテンツを再生する際には, 上記ソース IDリスト Lをチェックして,当該コンテンツの再生を可能化 Z不能化する。 即ち,コンテンツ再生部 2は,コンテンツに付加されているソース IDがソース IDリスト L に含まれている場合には,当該コンテンツを再生することができ,一方,コンテンツに 付加されて 、るソース IDがソース IDリスト Lに含まれて!/、な!/、場合には,当該コンテ ンッを再生することができない。このように,コンテンツ再生部 2は,ソース ID単位,即 ちコンテンツ提供元単位で,コンテンツの再生を制御する。
[0053] さらに,コンテンツ再生部 2は,例えば,リスト管理部 3に対して, 自己の保有するソ ース IDリスト Lへの新規ソース IDの追加を要求することができる。即ち,コンテンツ再 生部 2は, 自身の保有するソース IDリスト Lに含まれて 、な 、新規なソース IDが付カロ されたコンテンツを再生するためには,ソース IDリスト Lに当該新規なソース IDを追カロ する必要がある。このため,コンテンツ再生部 2は,ソース IDリスト Lの更新を許可する リスト管理部 3に対して,当該新規ソース IDの追加許可を要求する。
[0054] リスト管理部 3は,例えば,コンテンツ処理装置 10内に設けられ,上記コンテンツ再 生部 2が保有するソース IDリスト Lを更新する。ここで,ソース IDリスト Lの更新とは,ソ ース IDリスト Lに対するソース IDの追力!],削除である。リスト管理部 3は,ソース IDリス ト Lに対してソース IDを追加 Z削除することにより,コンテンッ再生部 2における当該 ソース IDが付加されたコンテンツの再生を可能化 Z不能化することができる。
[0055] かかるリスト管理部 3は,グループ IDとレコーダ IDとが関連付けられた共有情報で あるグループ証明書(Group Certificate) Gを取得し,かかるグループ証明書 Gに 基づいてソース IDリスト Lを更新する。具体的には,リスト管理部 3は,グループ証明 書 G内に含まれるグループ IDが上記ソース IDリスト Lに含まれるグループ IDと同一で ある場合には,グループ証明書 G内に含まれるレコーダ IDをソース IDリスト Lに追カロ する。これにより,同一のユーザの機器グループに登録されているコンテンツ処理装 置 10のレコーダ IDを,ソース IDリスト Lに追加して,力かるコンテンツ処理装置 10がリ ッビングしたリツビングコンテンツを再生できるようにすることができる。
[0056] 以上のように,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100では,上記ソース I D付加部 1,コンテンツ再生部 2およびリスト管理部 3によって,各コンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再生装置 20におけるコンテンツの再生を制御することにより,コ ンテンッ処理装置 10間でコピーされるコンテンツの著作権を管理している。なお,こ のコンテンツ共有システム 100は,上記のようなグループ管理方式の著作権管理の みならず,従来のチェックイン 'チェックアウト方式の著作権管理をも実行可能に構成 されているが,詳細は後述する。
[0057] < 2.システム構成 > 次に,図 3に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100の全体構 成について説明する。なお,図 3は,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 10 0の全体構成を概略的に示すブロック図である。
[0058] 図 3に示すように,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100は,例えば,複 数のコンテンツ処理装置 10—1, 2, · ··, n, (以下では「コンテンツ処理装置 10」と総 称する場合もある。)と,複数のコンテンツ再生装置 20—1, 2, · ··, m, n, (以下では 「コンテンツ再生装置 20」と総称する場合もある。)と,サーバ 30と,これら装置を相互 に接続するネットワーク 5およびローカルライン 9と,記憶媒体 7と,力 構成される。サ ーバ 30は,例えば, WWW (World Wide Web)サーバ 31,グループ管理サーバ 32,コンテンツ配信サーバ 34,証明書管理サーバ 36,課金サーバ 38などを含む。
[0059] コンテンツ処理装置 10は,コンテンツを記録及び再生することが可能な装置である 。より具体的には,コンテンツ処理装置 10は,例えば,パーソナルコンピュータ(PC) 等のコンピュータ装置(ノート型,デスクトップ型を問わない。)で構成されるが,かかる 例に限定されず,ネットワーク 5を介した通信機能を有する機器であれば,例えば PD A (Personal Digital Assistant) ,家庭用ゲーム機,情報家電などで構成するこ とちでさる。
[0060] このコンテンツ処理装置 10は,例えば,ネットワーク 5を介してサーバ 30との間で通 信接続可能である。このコンテンツ処理装置 10は,例えば,コンテンツ配信サービス 用のソフトウェアや,リツビングコンテンツ共有サービス用のソフトウェアをインスト一ノレ 可能である。これにより,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ配信サーバ 34からコ ンテンッの配信を受け,この配信コンテンツをストレージ装置や記憶媒体 7などの記 録手段に記録することができる。
[0061] また,コンテンツ処理装置 10は,例えば,セルフレコーディング(自己録音,録画等 )やリツビングなどによって,新規にコンテンツを作成して,ストレージ装置や記憶媒体 7に記録することができる。なお,セルフレコーディングとは,コンテンツ処理装置 10 自身が有する撮像装置 Ζ集音装置によって撮像 Ζ集音した映像 Ζ音声等を,映像
Ζ音声のデジタルデータとして記録することをいう。また,リツビングとは,音楽 CD,ビ デォ DVD,ソフトウェア用 CD— ROM等の記憶媒体に記録されて 、るデジタル形式 のコンテンツデータ(音声データや映像データ等)を抽出し,コンピュータで処理可能 なファイル形式に変換して,ストレージ装置や記憶媒体 7に記録することを 、う。
[0062] コンテンツ処理装置 10は,上記配信コンテンツおよびリツビングコンテンツを,例え ば, ATRAC3 (ソニー株式会社の登録商標)(Advanced Transform Acoustic Coding3)方式,または MP3 (MPEG Audio Layer— 3)方式などの所定の圧 縮符号化方式で圧縮符号化し, DES (Data Encryption Standard)などの暗号 化方式で暗号化して記録できる。
[0063] さらに,コンテンツ処理装置 10は,上記酉己信コンテンツやリツビングコンテンツを,他 のコンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20との間で,ネットワーク 5や口 一カルライン 9を介して送受信する,或いは記憶媒体 7を介してやり取りすることがで きる。これにより,複数のコンテンツ処理装置 10,コンテンツ再生装置 20間で,コンテ ンッを提供 Z取得して,コンテンツを共有できる。
[0064] また,コンテンツ処理装置 10は,ネットワーク 5を介して接続されたグループ管理サ ーバ 32に対してグループ登録される。さらに,コンテンツ処理装置 10は,例えば,上 述したようなソース ID付加部 1 ,コンテンッ再生部 2及びリスト管理部 3に相当する構 成要素を具備している。このように,コンテンツ処理装置 10は,上記グループ管理方 式の著作権管理方式に対応できるように構成されている。さらに,コンテンツ処理装 置 10は,例えば,従来のチェックイン 'チェックアウト方式の著作権管理方式にも対応 できるように構成されて 、るが,詳細にっ 、ては後述する。
[0065] コンテンツ再生装置 20は,携帯型のコンテンツ再生装置であるポータブルデバイス
(PD)である。より具体的には,コンテンツ再生装置 20は,例えば数十 GBの記憶容 量を有するハードディスクドライブ (HDD)を備えた携帯型オーディオプレーヤなどで 構成されるが,カゝかる例に限定されず,携帯型映像 Z音声プレーヤ, PDA,携帯電 話, PHSなど,各種の携帯可能な装置であってもよい。また,コンテンツ再生装置 20 内の記憶媒体,或いは装填可能な外部記憶媒体 7は, HDDに限らず,光ディスク, 光磁気ディスク,フラッシュメモリ, FeRAM,及び,磁気メモリなど,ランダムアクセス 可能な記憶媒体であれば構わない。なお,このコンテンツ再生装置 20は,コンテンツ 再生専用機であってもよい。 [0066] このコンテンツ再生装置 20は,例えば,ローカルライン 9を介してコンテンツ処理装 置 10にローカルに接続可能であり,コンテンツ処理装置 10との間で各種のデータを 通信可能である。このローカルライン 9は,例えば,例えば USB (Univarsal Serial
Bus)ケーブル, SCSI (Small Computer System Interface)ケーブル等の 有線ケーブルなどで構成される。なお,コンテンツ処理装置 10とコンテンツ再生装置 20とは,無線通信でデータ通信可能に構成されてもよい。
[0067] 力かるコンテンツ再生装置 20は,ローカルライン 9を介してコンテンツ処理装置 10 力も転送されたコンテンツや,記憶媒体 7によって提供されたコンテンツを再生するこ とがでさる。
[0068] また,コンテンツ再生装置 20は,コンテンツ処理装置 10を介して,グループ管理サ ーバ 32に対してグループ登録される。また,コンテンツ再生装置 20は,例えば,上述 したコンテンツ再生部 2に相当する構成を具備している。このように,コンテンツ再生 装置 20は,上記グループ管理方式の著作権管理方式に対応できるように構成され ている。さらに,コンテンツ再生装置 20は,チェックイン 'チェックアウト方式の著作権 管理方式にも対応しており,コンテンツ再生装置 20による設定に応じてグループ管 理方式と,チェックイン 'チェックアウト方式とを切替可能に構成されているが,詳細は 後述する。
[0069] サーバ 30は,サーノ機能を備えたコンピュータ装置などで構成される。このサーバ
30は,例えば, WWWサーバ 31と,グループ管理サーバ 32と,コンテンツ配信サー ノ 34と,証明書管理サーバ 36と,課金サーバ 38などを含む。
[0070] WWWサーバ 31は,ネットワークを介して接続してきたコンテンツ処理装置 10との 通信を確立し,ユーザ登録処理,ユーザ認証処理等を行う。ユーザ認証が完了した 場合には, WWWサーバ 31は,コンテンツ処理装置 10をグループ管理サーバ 32ま たはコンテンツ配信サーバ 34と接続させる。
[0071] グループ管理サーバ 32は,上述したように,ユーザ登録されたユーザが所有するコ ンテンッ処理装置 10からの登録要求に応じて,コンテンッ処理装置 10およびコンテ ンッ再生装置 20をユーザ単位でグループ登録する。
[0072] コンテンツ配信サーバ 34は,コンテンツ配信サービスを提供するサーバであり,ュ 一ザが所有するコンテンツ処理装置 10からの配信要求に応じて,当該コンテンツ処 理装置 10にネットワーク 5を介してコンテンツを配信する。このコンテンツ配信サーバ 34は,例えば,電子音楽配信(EMD ; Electronic Music Distribution)サービ スを提供する EMDサーバなどである。このコンテンツ配信サーバ 34は,配信対象の 音楽コンテンツを,例えば, ATRAC3方式または MP3方式などの圧縮符号ィ匕方式 で圧縮符号化し, DESなどの暗号化方式で暗号化した上で,コンテンツ処理装置 1 0に配信する。また,コンテンツ配信サーバ 34は,暗号ィ匕された配信コンテンツととも に,当該配信コンテンツを復号するためのコンテンツ鍵を暗号化して,コンテンツ処 理装置 10に送信する。
[0073] 証明書管理サーバ 36は,各コンテンツ処理装置 10が発行したグループ証明書 G を取得して管理し,同一機器グループに属するコンテンツ処理装置 10に配布する。 これにより,コンテンツ処理装置 10は, 同一機器グループに属する他のコンテンツ処 理装置 10のレコーダ IDを追加して,リツビングコンテンツを共有できるようになる。
[0074] 課金サーバ 38は,上記コンテンツ配信サーバ 34によるコンテンツの配信に応じて, コンテンツを購入したユーザに対し課金処理を行う。
[0075] これらの WWWサーバ 31,グループ管理サーバ 32,コンテンツ配信サーバ 34,証 明書管理サーバ 36,課金サーバ 38は,その全部若しくは一部がハードウェアとして 一体構成されていてもよいし,或いは,個々別々のサーバ装置で構成されてもよい。
[0076] ネットワーク 5は,上記コンテンツ処理装置 10およびサーバ 30を双方向通信可能 に接続する通信回線網である。このネットワーク 5は,例えば,インターネット,電話回 線網,衛星通信網等の公衆回線網や, WAN, LAN, IP— VPN等の専用回線網な どで構成されており,有線'無線を問わない。
[0077] さらに,かかるネットワーク 5は,私的ネットワークを含むものである。この私的ネットヮ ークとは,著作権管理の観点力もみて,私的使用の範囲内でコンテンツを共有する 複数のコンテンツ処理装置 10を相互に接続するネットワークである。かかる私的ネッ トワークの具体例としては,例えば,同一ユーザによって使用される複数のコンテンツ 処理装置 10を接続するネットワークや,同一の家庭内で使用される複数のコンテン ッ処理装置 10を接続するホームネットワーク,小規模の限られたグループ (会社,友 人等)内で使用される複数のコンテンツ処理装置 10を接続する LANなどが挙げられ る。
[0078] 記憶媒体 7は,コンテンツ,グループ証明書 G,プログラム等の各種データを格納す ることが可能なリムーバブルメディアであり,例えば, DVD-R, DVD-RW, DVD -RAM, CD-R, CD-RW,光磁気ディスク等の各種の光ディスクや,フレキシブ ルディスク,ハードディスク等の磁気ディスク,各種の半導体メモリなどである。なお, この記憶媒体 7は,例えば,暗号鍵等を用いてコンテンツのコピーや再生等を制限す る著作権管理機能付きの記憶媒体であってもよ ヽ。
[0079] この記憶媒体 7は,コンテンツ処理装置 10間におけるコンテンツの提供 Z取得媒 体として機能する。例えば,コンテンツ処理装置 10— 1によってコンテンツが書き込ま れた記憶媒体 7を,コンテンッ処理装置 10— 2にローデイングして当該コンテンッを 読み出すことにより,コンテンッ処理装置 10— 1からコンテンッ処理装置 10— 2に対 しコンテンツを提供することができる。さらに,コンテンツ処理装置 10— 1は,ネットヮ ーク 5に接続不能なコンテンツ再生装置 20との間でも,記憶媒体 7を介してコンテン ッを提供 Z取得することができる。また,この記憶媒体 7は,コンテンツ処理装置 10間 におけるグループ証明書 Gの提供 Z取得媒体としても機能する。さらに,この記憶媒 体 7は,販売店の店頭等に設けられたコンテンツ販売端末(図示せず。)に挿入され ,ユーザ操作に応じて購入されたコンテンツを記憶して,コンテンツ処理装置 10に提 供することちでさる。
[0080] < 3.コンテンッ処理装置(PC) >
次に,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 (PC) 10の構成について詳細に説 明する。
[0081] まず,図 4に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10のハードウェア 構成について説明する。なお,図 4は,本実施形態にかかるコンテンツ処理装置 10 のハードウェア構成の例を概略的に示すブロック図である。
[0082] 図 4に示すように,コンテンツ処理装置 10は,例えば, CPU (Central Processin g Unit) 101と, ROM (Read Only Memory) 102と, RAM (Random Access Memory) 103と,ホストバス 104と,ブリッジ 105と,外部バス 106と,インタフエ一 ス 107と,入力装置 108と,出力装置 110と,ストレージ装置(HDD) 111と,ドライブ 112と,接続ポート 114と,通信装置 115とを備える。
[0083] CPU101は,演算処理装置および制御装置として機能し,各種プログラムに従つ て動作し,コンテンツ処理装置 10内の各部を制御する。 ROM102は, CPU101が 使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。 RAM103は, CPU101の実行 にお 、て使用するプログラムや,その実行にぉ 、て適宜変化するパラメータ等を一 次記憶する。これらは CPUバスなど力も構成されるホストバス 104により相互に接続 されている。
[0084] ホストバス 104は,ブリッジ 105を介して, PCI (Peripheral Component Interc onnectZlnterface)バスなどの外部バス 106に接続されている。
[0085] 入力装置 108は,例えば,マウス,キーボード,タツチパネル,ボタン,スィッチ,レ バー等の操作手段と,入力信号を生成して CPU101に出力する入力制御回路など 力も構成されている。コンテンツ処理装置 10のユーザは,この入力装置 108を操作 することにより,コンテンッ処理装置 10に対して各種のデータを入力したり処理動作 を指示したりすることができる。
[0086] 出力装置 110は,例えば, CRT (Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置,液晶 ディスプレイ (LCD)装置,ランプ等の表示装置と,スピーカ等の音声出力装置など で構成される。この出力装置 110は,例えば,再生されたコンテンツを出力する。具 体的には,表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはィメー ジで表示する。一方,音声出力装置は,再生された音声データ等を発音する。
[0087] ストレージ装置 111は,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10の記憶部の一 例として構成されたデータ格納用の装置であり,例えば, HDD (Hard Disk Drive )で構成される。このストレージ装置 111は,ハードディスクを駆動し, CPU101が実 行するプログラムや各種データを格納する。また,このストレージ装置 111には,後述 の図 5に示すソース IDリスト L,コンテンツデータベース 116, 自己 ID用データベース 117,コンテンツ管理情報データベース 118などが格納されて!、る。
[0088] ドライブ 112は,記憶媒体用リーダライタであり,コンテンツ処理装置 10に内蔵,或 いは外付けされる。このドライブ 112は,コンテンツ処理装置 10にローデイングされた 磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,または半導体メモリ等のリムーバブル記憶 媒体 7に対して,コンテンツ,グループ証明書 G,プログラムなどの各種データを記録 Z再生する。
[0089] 具体的には,ドライブ 112は,リムーバブル記憶媒体 7に記録されているデータを読 み出して,インタフェース 107,外部バス 106,ブリッジ 105,およびホストバス 104を 介して接続されている RAM103に供給する。 CPU101は,必要に応じて,これらの データを ROM102またはストレージ装置 111などに格納する。一方,ドライブ 112は , ROM102またはストレージ装置 111などに格納されているデータや,新たに生成し たデータ,外部装置から取得したデータを CPU101から受け取り,リムーバブル記憶 媒体 7に書き込む。
[0090] 接続ポート 114は,例えばコンテンツ再生装置 20等の外部周辺機器を接続するポ ートであり, USB, IEEE 1394等の接続端子を有する。接続ポート 114は,インタフ エース 107,および外部バス 106,ブリッジ 105,ホストバス 104等を介して CPU101 等に接続されている。力かる接続ポート 114によって,コンテンツ処理装置 10は,コ ンテンッ再生装置 20とローカルライン 9を介して各種のデータを通信可能となる。
[0091] 通信装置 115は,例えば,ネットワーク 5に接続するための通信デバイス等で構成さ れた通信インタフェースである。この通信装置 115は,他のコンテンツ処理装置 10や サーバ 30等の外部機器との間で,ネットワーク 5を介して,コンテンツ,ソース IDリスト L,グループ証明書 G,制御信号などの各種データを送受信する。
[0092] 次に,図 5に基づいて,本実施形態にかかるコンテンツ処理装置 10の主な機能に ついて説明する。なお,図 5は,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10の機能 を概略的に示すブロック図である。
[0093] 図 5に示すように,コンテンツ処理装置 10は,例えば,データ通信部 120と,グルー プ登録部 130と,リスト管理部 140と,証明書発行部 150と,配信サービス利用部 15 2と,ソース ID付カ卩部 154と,コンテンツ処理部 160と, ICVデータ管理部 190と,コ ンテンッデータベース 116と, 自己 ID用データベースと 117,コンテンツ管理情報デ ータベース 118と,を備える。
[0094] データ通信部 120は,コンテンツ処理装置 10と外部装置との間で各種のデータを 送受信する。例えば,データ通信部 120は,上記通信装置 115を利用して,ネットヮ ーク 5を介して,コンテンツ処理装置 10と他のコンテンツ処理装置 10またはサーバ 3 0との間でデータを送受信する。また,データ通信部 120は,上記接続ポート 114を 利用して,ローカルライン 9を介して,コンテンツ処理装置 10とコンテンツ再生装置 20 との間でデータを送受信する。
[0095] グループ登録部 130は,グループ管理サーバ 32に対して,ユーザ登録処理,コン テンッ処理装置 10のグループ登録処理 (機器登録処理)を行う。このグループ登録 処理では,グループ登録部 130は,グループ登録要求情報 (例えば,グループ登録 要求通知,ユーザ ID,パスワード,ターミナル ID,レコーダ ID等)を,グループ管理 サーバ 32に送信する。ここで,ターミナル IDは, PC等で構成されたコンテンツ処理 装置 10を一意に識別する IDである。このターミナル IDおよびレコーダ IDは,各コン テンッ処理装置 10によって,例えば,独自に発生させた乱数や,各コンテンツ処理 装置 10のデバイス ID等に基づ 、て,固有に生成される。
[0096] また,グループ登録部 130は,コンテンツ処理装置 10のグループ登録に応じて,グ ループ管理サーバ 32から通知されたサービスデータ(リーフ ID,サービス共通鍵等) を受信する。さらに,グループ登録部 130は,例えば,受信したリーフ IDをリスト管理 部 140に出力し,受信したサービス共通鍵をコンテンツ処理部 160に出力する。この サービス共通鍵 (秘密鍵)は,暗号ィ匕されたコンテンツデータを復号するために必要 な鍵であり,改竄されないよう安全に格納される。
[0097] また,グループ登録部 130は,グループ管理サーバ 32に対して,コンテンツ処理装 置 10のグループ登録解除要求処理を行う。この場合にも,登録時と同様に,グルー プ登録解除要求情報 (例えば,グループ登録解除要求通知,ユーザ ID,パスワード ,ターミナル ID等)をグループ管理サーバ 32に送信する。登録解除が成された場合 には,グループ登録部 130は,その旨をリスト管理部 140に通知する。
[0098] また,グループ登録部 130は,コンテンツ処理装置 10に接続されたコンテンツ再生 装置 20を,グループ管理サーバ 32にグループ登録することも可能である。このような ,グループ登録部 130によるコンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再生装置 20の グループ登録処理,登録解除処理の詳細は後述する。 [0099] リスト管理部 140は,図 2に示したリスト管理部 3に対応する構成要素である。このリ スト管理部 140は,例えば,コンテンツ処理装置 10が保有するソース IDリスト Lを更 新する機能を有する。
[0100] 例えば,上記グループ登録時には,リスト管理部 140は,グループ登録部 130から 受け取ったリーフ IDにサービス IDを付カ卩して,当該サービス IDが付加されたリーフ I Dをグループ IDに変換して,このグループ IDをソース IDリスト Lに追加する。また,リ スト管理部 140は,グループ管理サーバ 32または他のコンテンツ処理装置 10から配 布されたグループ証明書 Gを取得したときには,このグループ証明書 G内に含まれる グループ IDと,ソース IDリスト Lに含まれるグループ IDとが一致する場合に,当該グ ループ証明書 G内に含まれるレコーダ IDを当該ソース IDリスト Lに追加する。なお, これらのグループ IDまたはレコーダ IDといったソース IDに有効期限情報が設定され ている場合には,リスト管理部 140は,ソース IDリスト Lへのソース IDの追加時に,当 該ソース IDの有効期限情報もソース IDリスト Lに記述する。
[0101] また,リスト管理部 140は,グループ登録解除時には,ソース IDリスト L内のソース I Dを全て削除する。さらに,リスト管理部 140は,コンテンツ処理装置 10に接続された コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lを更新することもできる。なお,このようなリス ト管理部 140によるリスト更新処理の詳細につ 、ては後述する。
[0102] なお,ソース IDリスト Lは,コンテンツ処理装置 10のストレージ装置 111,若しくは R OM102などに,安全に格納されている。このソース IDリスト Lは,ユーザによる不正 な改竄を防止すべく,例えば,暗号化され,デジタル署名が付された状態で格納さ れる。
[0103] 本実施形態では,グループ登録時にリーフ IDに基づき生成されたグループ IDは, 上記のようにソース IDリスト L内に含まれるようにして,コンテンツ処理装置 10内に格 納されている。これは,上記のように,グループ IDを,当該グループ IDが付カ卩された 配信コンテンツを再生可能にするためのソース IDとして利用して,かかるグループ ID に基づいて配信コンテンツの再生制御を行うためである。なお,例えば,グループ ID を,ソース IDとしてではなく,リツビングコンテンツ共有サービスにおけるソース IDリス ト Lへのレコーダ IDの追加基準用のソース ID (上記第 2のグループ ID)としてのみ利 用する場合には,グループ IDは,必ずしもソース IDリスト L内に格納されなくてもよい 。この場合,グループ IDは,例えば,ストレージ装置 111内の別の記憶領域,例えば 自己 ID用データベース 117に格納されてもよいし,その他の ROM102などに格納さ れてもよい。
[0104] 証明書発行部 150は,例えば,コンテンツ処理装置 10自身が所属する機器グルー プを証明するためグループ証明書 Gを発行する機能を有する。具体的には,証明書 発行部 150は,例えば,上記のようにコンテンツ処理装置 10がグループ登録されグ ループ ID - Aを保有して 、る状態において,当該コンテンッ処理装置 10に対応する レコーダ ID1と,グループ ID— Aと関連付けたグループ証明書 Gを発行する。このよ うなグループ証明書 Gによって,レコーダ ID 1に対応するコンテンッ処理装置 10が, グループ ID— Aで特定されるユーザ所有の機器グループに所属していることを証明 できる。また,このグループ証明書 Gには,改竄検出用のデジタル署名,例えば MA C (Message Authentication Code)が付カ卩されている。これにより,グループ証 明書 Gの改竄を防止することができる。
[0105] 力かるグループ証明書 Gを発行する場合,証明書発行部 150は,ストレージ装置 1 11から,コンテンッ処理装置 10自身に対応するレコーダ IDとグループ IDとを読み出 し,この読み出したレコーダ IDとグループ IDに上記デジタル署名を付して暗号ィ匕処 理することでグループ証明書 Gを生成し,発行する。
[0106] 証明書発行部 150は,コンテンツ処理装置 10のグループ登録後には,例えば,任 意のタイミングでグループ IDを発行することができる。例えば,証明書発行部 150は ,コンテンツ処理装置 10のユーザの入力に応じて,或いは,他のコンテンツ処理装 置 10からの証明書要求に応じて, 自己のコンテンツ処理装置 10に対応するグルー プ証明書 Gを発行するようにしてもよい。また,証明書発行部 150は,コンテンツ処理 装置 10のグループ登録後に,グループ証明書 Gを発行して証明書管理サーバ 36に 送信するようにしてもよ ヽ。
[0107] また,証明書発行部 150は,発行するグループ証明書 Gに対して,有効期間情報 を付加してもよい。これにより,当該グループ証明書 Gを取得したコンテンツ処理装置 10は,当該グループ証明書 Gに含まれる有効期間情報で表される有効期間内に限 り,当該グループ証明書 Gに含まれるレコーダ IDをソース IDリスト Lに追加できるよう になる。
[0108] また,証明書発行部 150は,上記のように発行したグループ証明書 Gを他のコンテ ンッ処理装置 10に配布するときの経路は,任意に設定できるが,例えば,証明書管 理サーバ 36を介して他のコンテンツ処理装置 10に配布するようにしてもょ 、。これに より,証明書管理サーバ 36は,各コンテンツ処理装置 10のグループ証明書 Gを一元 管理して, 同一の機器グループに属する他のコンテンッ処理装置 10に配布できるよ うになる。
[0109] また,グループ証明書 Gの配布方法も任意に設定できる。例えば,ネットワーク 5ま たはローカルライン 9を介して,グループ証明書 Gを直接送信したり,グループ証明 書 Gを電子メールに添付して送信したり,グループ証明書 Gをホームページ上に貼り 付けたりしてもよい。また,グループ証明書 Gを記録した記憶媒体 7を介してコンテン ッ処理装置 10に提供してもよい。さらに,グループ証明書 Gをコンテンツとともに記録 した記憶媒体 7を介して配布してもよい。これにより,例えばリツビングコンテンツととも に,このリツビングコンテンツに付カ卩されたレコーダ IDと,リツビングしたコンテンツ処 理装置 10のグループ IDとを同時に配布できる。このため,同一の機器グループに属 するコンテンツ処理装置 10であれば,当該リッピングコンテンッを即座に再生できる ようになる。
[0110] このように配布されたグループ証明書 Gは,他のコンテンツ処理装置 10において, 共有登録,即ち,ソース IDリスト Lへのレコーダ IDの追加に利用される。これにより, 同一機器グループに属するコンテンツ処理装置 10からグループ証明書 Gの配布を 受けた他のコンテンツ処理装置 10は,同一のグループ IDを所有する機器のレコー ダ IDを入手して,ソース IDリスト Lに追加することができる。
[0111] このように,グループ IDとレコーダ IDとが関連づけられたグループ証明書 Gを発行 して配布することで,同一の機器グループに属するコンテンツ処理装置 10同士で, 直接に接続しなくても,相互のレコーダ IDを共有できるようになる。
[0112] なお,上記証明書発行部 150が発行したグループ証明書 Gや,他のコンテンツ処 理装置 10または証明書管理サーバ 36から取得したグループ証明書 Gを,上記証明 書データベース (図示せず。)に保存して管理する証明書管理部(図示せず。)を設 けてもよい。これにより,この証明書管理部は,力かる証明書データベース力 過去 に取得したグループ証明書 Gを読み出して,他のコンテンッ処理装置 10等に配布で さるようになる。
[0113] 配信サービス利用部 152は,上記コンテンツ配信サーバ 34との間で,コンテンツ配 信サービスに関する処理を行う。
[0114] 具体的には,配信サービス利用部 152は,例えば,上記コンテンツ配信サービスを 利用するために必要なユーザ認証情報 (ユーザ ID, ノ スワード等),課金情報,コン テンッ配信リクエスト情報などの各種情報を,上記コンテンツ配信サーバ 34との間で 送受信したり,これらの情報の入出力を支援したりする。
[0115] また,配信サービス利用部 152は,コンテンツ配信サーバ 34から送信された配信コ ンテンッと当該配信コンテンツのライセンスを,ネットワーク 5および通信装置 115を 介して受信する。即ち,コンテンツ処理装置 10のユーザがコンテンツ配信サービスを 利用してコンテンツを購入すると,配信サービス利用部 152は,上記コンテンツ配信 サーバ 34から配信コンテンツのファイルと,当該配信コンテンツの利用条件を定めた ライセンスのファイルを,例えば別ファイルでダウンロードする。グループ管理方式の 著作権管理がなされるコンテンツの場合には,配信コンテンツのライセンスには,上 記グループ登録によりユーザに割り当てられたリーフ IDが記述されている。一方,チ エックイン'チェックアウト方式の著作権管理がなされるコンテンツの場合には,当該ラ ィセンスには,コンテンツの利用条件情報 (Usage Rule)である,チェックイン 'チェ ックアウト回数制限,再生回数制限,再生期限等の情報が記述されている。
[0116] 配信サービス利用部 152は,このように受信した配信コンテンツのデータおよびライ センスのデータをカ卩ェして,例えば,コンテンツとライセンスとを同一ファイルとしたコ ンテンッフアイノレを作成する。
[0117] このとき,グループ管理方式の配信コンテンツに関しては,ソース ID付加部 154に よって,配信コンテンツのコンテンツデータにグループ IDが付加される。ソース ID付 加部 154は,上記ソース ID付加部 1に対応する構成要素である。このソース ID付カロ 部 154は,配信コンテンツに対しては,グループ IDを付加する。具体的には,ソース I D付加部 154は,配信コンテンツに対応するライセンスに記述されているリーフ IDを, グループ IDに変換する処理を実行する。このリーフ IDからグループ IDへの変換処 理は,上記と同様に,例えば,リーフ IDに,コンテンツ配信サービスのサービス IDを 追加することによってなされる。これによつて,配信コンテンツに対し,当該配信コンテ ンッを購入したユーザ及びサービスを表すグループ IDが関連付けられる。
[0118] このようにして,配信サービス利用部 152およびソース ID付加部 154は,配信され たコンテンツのファイルと,ライセンスのファイルを結合させたコンテンツファイルを作 成する。
[0119] 具体的には,図 6 (a)に示すように,グループ管理方式のコンテンツファイル F1は, 例えば,コンテンツ IDと,コンテンツ鍵で暗号化されたコンテンツデータと,コンテンツ 共有システム 100のみが取り扱い可能なシステム共通鍵で暗号化されたコンテンツ 鍵と,グループ ID等のソース IDが記述されたライセンスと,を含む。
[0120] 一方,図 6 (b)に示すように,チェックイン 'チェックアウト方式のコンテンツファイル F 2は,例えば,コンテンツ IDと,コンテンツ鍵で暗号化されたコンテンツデータと,上記 システム共通鍵で暗号ィ匕されたコンテンツ鍵と,利用条件情報が記述されたライセン スと,を含む。
[0121] このようなコンテンツファイル Fl, F2におけるライセンスは,改竄を検出できるように 暗号化処理されている。これにより,ソース IDまたは利用条件をコンテンツに安全に 関連付けることができる。また,コンテンツ処理装置 10は,例えば,暗号ィ匕されたコン テンッ鍵の復号およびライセンスの改竄チェックを行うことができるように,共通の秘 密情報を保持している。このため,コンテンツがコンテンツ共有システム 100内で共有 されても,コンテンツに付加されたソース IDや,利用条件が改竄されることを好適に 防止できる。
[0122] 配信サービス利用部 152は,このように作成したコンテンツファイルを,例えばストレ ージ装置 111内のコンテンツデータベース 116に記録する。なお,本実施形態では ,上記のように,対応するコンテンツとライセンスを同一ファイルで管理して,コンテン ッデータベース 116に格納するが,力かる例に限定されない。例えば,コンテンツとラ ィセンスを別ファイルで管理してもよい。この場合には,コンテンツのファイルはコンテ ンッデータベース 116に格納し,ライセンスのファイルはライセンスデータベースに格 納して,双方のファイルに含まれるコンテンツ ID等によってコンテンツとライセンスを 関連付けてもよい。
[0123] また,配信サービス利用部 152は,コンテンツの配信時に,コンテンツ配信サーバ 3 4から,配信コンテンツの属性情報を受信する。この配信コンテンツの属性情報は, 例えば,配信コンテンツのタイトル情報 (例えば, 曲名,アーティスト(歌手)名,アル バム名,ジャンル,再生時間等)コンテンツ ID,配信日時,データサイズ,データフォ 一マット,著作権管理方式のタイプ,などである。配信サービス利用部 152は,かかる 配信コンテンツの属性情報や,配信コンテンツの記録場所 (例えばコンテンツ DB11 6内のアドレス)などを,コンテンツ管理情報として,コンテンツ管理情報データベース 118に記録する。
[0124] 以上のような配信サービス利用部 152は,例えば,利用するコンテンツ配信サービ スに対応したコンテンッ配信サービス用のソフトウェアを,コンテンッ処理装置 10にィ ンストールすることによって構成される。なお,この配信サービス利用部 152は,ユー ザが利用する複数のコンテンツ配信サービス毎に複数設けられてもよい。
[0125] また,ソース ID付加部 154は,後述するリツビング部 184によって音楽 CD7a等から リツビングされたコンテンツ(リツビングコンテンツ)に対して,コンテンツ処理装置 10自 身のグループ IDを付加する。具体的には,ソース ID付加部 154は, 自己 ID用デー タベース 117に保存されて!、るコンテンツ処理装置 10のレコーダ IDを読み出し,こ のレコーダ IDを含むライセンスを作成し,かかるライセンスをリツビングコンテンツのコ ンテンッデータに関連付ける。即ち,ソース ID付加部 154は,図 6 (a)に示したような ,コンテンツ IDと,暗号化されたリツビングコンテンツのコンテンツデータと,暗号化さ れたコンテンッ鍵と,レコーダ IDが記述されたライセンスを含むコンテンッフアイノレ F 1 を作成する。ソース ID付加部 154は,このようにしてレコーダ IDを付カ卩したリツビング コンテンッを,コンテンッデータベース 116に記録する。
[0126] なお,このレコーダ IDの付加タイミングは,例えば,コンテンツのリツビング完了時点 が好ましい。このようにして,リツビングコンテンツにレコーダ IDを即座に付加すること により,著作権管理が必要なリツビングコンテンツがシステム 100内に流通する前に 確実にレコーダ IDを付加することができる。なお,レコーダ IDの付加タイミングは,か 力る例に限定されず,例えば,リツビングコンテンツの初回再生時,他のコンテンツ処 理装置 10へのコピー時などであってもよい。
[0127] 自己 ID用データベース 117には,例えば,コンテンツ処理装置 10のデバイス ID, レコーダ ID,ターミナル IDなど,コンテンツ処理装置 10自身に対応する IDが格納さ れている。
[0128] デバイス IDは,各種機器 (コンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再生装置 20等) 単位で固有に付与される識別子である。このデバイス IDは,例えば,コンテンツ処理 装置 10の工場出荷時などに付与され, 自己 ID用データベース 117内に安全に格納 されている。
[0129] また,ターミナル ID (Terminal ID)は, PC等のコンテンツ処理装置 10単位で固 有に付与される IDである。また,レコーダ IDは,上記のように,リツビング機能を有す るコンテンツ処理装置 10単位で固有に付与される識別子である。これらのターミナル IDおよびレコーダ IDは,コンテンツ処理装置 10によって,デバイス IDや乱数に基づ いて,コンテンツ処理装置 10ごとに固有となるよう生成されるこれらの IDは,不正な 改竄を防止するために,暗号化されて, 自己 ID用データベース 117に安全に格納さ れる。
[0130] コンテンツ処理部 160は,コンテンツに対する各種処理を行う。このコンテンツ処理 部 160は,例えば,コンテンツを利用(例えば再生,転送等)するアプリケーションプロ グラムや,これらの利用を著作権管理する DRMモジュールなどを,コンテンツ処理装 置 10にインストールすることによって構成される。このコンテンツ処理部 160は,例え ば,コンテンツ再生部 170と,コンテンツ提供部 180と,コンテンツ取得部 182と,リツ ビング部 184とを備える。
[0131] コンテンツ再生部 170は,図 2に示したコンテンツ再生部 2に対応する構成要素で ある。このコンテンツ再生部 170は,例えば,コンテンツ再生機能を有する再生装置, あるいはコンテンッ処理装置 10にインストールされたコンテンッ再生用ソフトウエアな どによって構成されており,各種のコンテンツを再生することができる。このコンテンツ 再生部 170によって再生されたコンテンツデータは,上記出力装置 110から出力さ れる。
[0132] また,コンテンツ再生部 170は,例えば,グループ管理方式のコンテンツと,チエツ クイン'チェックアウト方式のコンテンツの双方に対応可能であり,グループ管理方式 の再生制御,チェックイン 'チェックアウト方式の再生制御を実行可能である。具体的 には,上記グループ管理方式で再生制御する場合には,コンテンツ再生部 170は, 再生対象のコンテンツに付加されたソース IDがソース IDリスト Lに含まれているか否 かに基づいて,当該再生対象のコンテンツの再生を制御する。一方,上記チェックィ ン 'チェックアウト方式で再生制御する場合には,コンテンツ再生部 170は,再生対 象のコンテンツに対応するライセンスの利用条件情報を満たす力否かに基づいて, 当該再生対象のコンテンツの再生を制御する。力かるコンテンツ再生部 170の詳細 については後述する。
[0133] なお,コンテンツ再生部 170は, 1つのコンテンツ処理装置 10に 2つ以上設けられ てもよい。例えば, 1つのコンテンツ処理装置 10に 2種以上のコンテンツ再生用ソフト ウェアをインストールする, 2台以上の再生装置を設ける,或いは,コンテンツ再生用 ソフトウェアと再生装置を併用することなどにより, 1つのコンテンツ処理装置 10内に, 各コンテンツ配信サービスや各著作権管理方式に対応した, 2つ以上のコンテンツ 再生部 170を構成してもよ ヽ。
[0134] コンテンツ提供部 180は,他のコンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 2 0に対して,コンテンツを提供する。また,コンテンツ取得部 182は,他のコンテンツ処 理装置 10またはコンテンツ再生装置 20から,コンテンツを取得する。これらコンテン ッ提供部 180およびコンテンツ取得部 182は,コンテンツの提供 Z取得処理を,例え ば,ネットワーク 5またはローカルライン 9を介した送受信処理によって実行してもよ ヽ し,或いは,記憶媒体 7を介して実行してもよい。
[0135] なお,このようなコンテンツの再生,提供,取得時には,コンテンツ処理部 160は,コ ンテンッ管理情報データベース 118内のコンテンッ管理情報に基づ 、て上記処理を 制御してもよく,また,これらのコンテンツ管理情報を出力装置 110に表示してもよい
[0136] リツビング部 184は,音楽コンテンツや映像コンテンツを記録した CD, DVD等の記 録媒体 7aに記録されているコンテンツをリツビングする。具体的には,リツビング部 18 4は,例えば,ユーザ入力に応じて,ドライブ 112を制御して,記憶媒体 7aから音楽 Z映像データ等を取り出し,力かる音楽 Z映像データをコンテンツ処理装置 10で処 理可能なフォーマット(例えば ATRAC3形式等)に変換したコンテンツを作成する。 このようにリツビングしたコンテンツは,ソース ID付加部 154によって,コンテンツ処理 装置 10のレコーダ IDが付加される。
[0137] なお,このリツビング部 184以外にも, 自己録音'録画によってコンテンツを新規に 作成するセルフレコーディング部(図示せず。)を設けてもよい。このセルフレコーディ ング部は,コンテンツ処理装置 10の周辺の音声を集音,被写体を撮像して,音声デ ータまたは映像データ等を生成し,力かるデータに所定のデータ処理を施してコンテ ンッを新規作成してもよいし,通信装置 115等を介して受信したテレビ番組,ラジオ 番組などの映像 Z音声データを,記録可能なフォーマットに変換して,新規コンテン ッを作成してもよ ヽ。このセルフレコーディング部によって作成されたコンテンツに対 してもレコーダ IDを付加することによって,力かるコンテンツをグループ管理方式で著 作権管理できるようになる。
[0138] ICVデータ管理部 190は,コンテンツ処理装置 10の ICV (Integrity Check Val ue)データ,およびコンテンツ処理装置 10に接続されたコンテンツ再生装置 20の IC Vデータを管理する。 ICVデータは,コンテンツの処理を行う際に,その処理の正当 性をチェックするためのデータである。
[0139] グループ管理方式の著作権管理処理では,この ICVデータは,ソース IDリスト の MAC値 (鍵付きのハッシュ値)を含んでいる。このため, ICVデータ管理部 190は, 力かる ICVデータに基づいて,ソース IDリスト Lが正当なものであるか否力,即ち,ソ ース IDリスト Lが不正に改竄されている力否かを検出する。一方,チェックイン 'チェッ クアウト方式の著作権管理処理では,この ICVデータは,コンテンツのライセンスの M AC値 (鍵付きのハッシュ値)を含んでいる。このため, ICVデータ管理部 190は,力 かる ICVデータに基づいて,ライセンスが正当なものである力否力,即ち,ライセンス が不正に改竄されて 、るか否かを検出する。
[0140] この結果,正当であると判断した場合には, ICVデータ管理部 190は,コンテンツ 処理部 160の処理を許可し,一方,正当でないと判断した場合には, ICVデータ管 理部 190は,コンテンッ処理部 160の処理を許可しな!、。
[0141] また,この ICVデータには,著作権管理方式が,グループ管理方式である力,或い はチェックイン 'チェックアウト方式であるかを表す方式識別情報の一例であるフラグ が含まれている。例えば,このフラグが「0」であれば,グループ管理方式であり, 「1」 であれば,チェックイン ·チェックアウト方式であることを表す。このため,コンテンツ処 理部 160は,このフラグに基づいて,いずれの著作権管理方式に従ってコンテンツを 処理すればよ!ゝかを判断できる。
[0142] また, ICVデータ管理部 190は,コンテンツ処理装置 10に関する ICVデータのみ ならず,コンテンッ処理装置 10に接続されたコンテンッ再生装置 20の ICVデータに ついても同様に管理できる。これにより,コンテンツ処理装置 10によって,接続された コンテンツ再生装置 20の ICVデータ内の上記フラグ (方式識別情報)の値を設定す ることにより,当該コンテンツ再生装置 20の著作権管理方式を設定することができる 。このとき,コンテンツ再生装置 20の著作権管理方式の設定は,当該システム 100が 使用される地域を表すリージョン情報に基づいて実行してもよい。例えば,コンテンツ 再生装置 20が米国で使用される場合には,グループ管理方式に設定し, 日本で使 用される場合には,チェックイン ·チェックアウト方式に設定してもよ!/、。
[0143] また,図示はしないが,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ処理装置(PC) 10とコ ンテンッ再生装置 (PD) 20との間におけるコンテンツの転送を制御する転送制御部 を備えてもよい。この転送制御部は,例えばユーザ入力に基づく転送要求に応じて, コンテンツ処理装置 10に記憶されているコンテンツのコンテンツ再生装置 20への転 送,或いは,コンテンツ再生装置 20に記憶されているコンテンツのコンテンツ処理装 置 10への転送を制御する。
[0144] また,この転送制御部は,著作権管理対象のコンテンツ (ソース IDが付加されたコ ンテンッ)の転送制御のみならず,著作権管理されていないコンテンツ (例えば,ソー ス IDが付加されていない生コンテンツ)の転送制御を行うことができる。例えば,転送 制御部は,著作権管理されていないコンテンツに関し,コンテンツ処理装置 10からコ ンテンッ再生装置 20への転送要求,或いは,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ 処理装置 10への転送要求が入力されると,コンテンツ処理装置 10のソース IDリスト 内のグループ IDと,コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト内のグループ IDとを比 較する。転送制御部は,この比較の結果,双方のグループ IDがー致する場合には 当該転送を許可し,一方,双方のグループ IDがー致しない場合には当該転送を許 可しない。これにより,グループ管理方式で著作権管理されたコンテンツのみならず ,著作権保護されていないコンテンツの利用 (機器間の無制限なコピー)を制限する ことちでさる。
[0145] 以上,コンテンツ処理装置 10の各構成要素について説明した。上記データ通信部 120,グループ登録部 130,リスト管理部 140,証明書発行部 150,配信サービス利 用部 152,ソース ID付加部 154,コンテンツ処理部 160, ICVデータ管理部 190,転 送制御部などは,例えば,上記各機能を有するハードウェアとして構成されてもよい し,或いは,上記各機能をコンピュータに実現させるプログラムをコンテンツ処理装置 10にインストールすることによって構成されてもよい。
[0146] 次に,図 7に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ再生部 170について詳細に 説明する。なお,図 7は,本実施形態に力かるコンテンツ再生部 170の機能を概略的 に示すブロック図である。
[0147] 図 7に示すように,コンテンツ再生部 170は,例えば,再生可否判断部 172と,再生 実行部 174と,リスト更新要求部 176とを備える。
[0148] 再生可否判断部 172は,再生要求されたコンテンツの再生を制御する。再生可否 判断部 172は,グループ管理方式の再生制御と,チェックイン'チェックアウト方式の 再生制御の双方を実行可能である。
[0149] グループ管理方式の再生制御を行う場合には,再生可否判断部 172は,再生要 求されたコンテンツに付カ卩されているソース ID (レコーダ IDまたはグループ ID)と,ソ ース IDリスト Lとに基づいて,当該コンテンツの再生の可否を判断する。
[0150] 具体的には,まず,再生可否判断部 172は,例えば,入力装置 108から,ユーザに よって指定されたコンテンツの再生要求を受け付けると,再生要求を受けたコンテン ッをコンテンツデータベース 116から読み出し,力かるコンテンツにソース IDが付加さ れているか否カ 即ち,当該コンテンツファイル内のライセンスにソース IDが記述され ている力否かを判別する。コンテンツにソース IDが付加されていない場合には,再生 可否判断部 172は,著作権管理の不要なコンテンツであると判断して,コンテンツの 再生を許可し,再生実行部 174に対して当該コンテンツの再生指示信号を出力する 。一方,コンテンツにソース ID (レコーダ IDまたはグループ ID)が付加されている場 合には,再生可否判断部 172は,著作権管理の必要なコンテンツであると判断して, 以下の処理を行う。
[0151] まず,再生可否判断部 172は,コンテンツファイル内のライセンスからソース IDを読 み出す (抽出する)とともに,ソース IDリスト Lを読み出して解釈する。次いで,再生可 否判断部 172は,上記コンテンツ力 読み出したソース IDと,ソース IDリスト Lに含ま れて 、るソース IDとを比較し,コンテンツ力も読み出したソース IDがソース IDリスト L に含まれているか否かを判断する。この比較の結果,コンテンツカゝら読み出したソー ス IDがソース IDリスト Lに含まれている場合には,ソース IDの有効期限をチェックして ,有効期限内である場合に,再生可否判断部 172は,当該コンテンツの再生を許可 し,再生実行部 174に対してコンテンツの再生指示信号を出力する。一方,コンテン ッ力 読み出したソース IDがソース IDリスト Lに含まれて!/ヽな 、場合や,ソース IDが 有効期限切れである場合には,再生可否判断部 172は,当該コンテンツの再生を禁 止し,再生指示信号を出力しない。このため,再生実行部 174は当該コンテンツを再 生不能である。なお,この場合には,再生条件を満たさない旨のエラー通知を表示 するようにしてちょい。
[0152] このように,本実施形態に力かる再生可否判断部 172は,ソース IDリスト Lに含まれ て ヽな ヅース IDが付加されたコンテンツの再生を完全に禁止すると!/、う再生制限 を行う。しかし,コンテンツの再生制限は力かる例に限定されず,例えば,再生可否 判断部 172は,当該コンテンッの再生を時間的若しくは内容的に一部だけに限定し て再生を許可する,画質,音質等を低下させて再生を許可する,或いは,最初の所 定回(例えば 1回)だけ再生を許可し以降は再生を禁止する,などといった再生制限 を行うようにしてもよい。
[0153] また,再生可否判断部 172は,例えば,上記のようにコンテンツに付加されているソ ース IDがソース IDリスト Lに含まれて!/ヽな 、場合には,力かるソース IDをリスト更新要 求部 176に出力する。
[0154] 一方,チェックイン ·チェックアウト方式の再生制御を行う場合には,再生可否判断 部 172は,再生要求されたコンテンツに対応するライセンス内の利用条件情報 (再生 回数制限,再生有効期限)に基づいて,当該コンテンツの再生の可否を判断する。こ の結果,ライセンスの利用条件を満たすと判断した場合には,再生可否判断部 172 は,当該コンテンツの再生を許可し,再生実行部 174に対してコンテンツの再生指示 信号を出力する。一方,ライセンスの利用条件を満たすと判断した場合には,再生可 否判断部 172は,当該コンテンツの再生を禁止し,再生指示信号を出力しない。
[0155] 再生実行部 174は,上記再生可否判断部 172の再生指示信号に応じて,指定さ れたコンテンツを再生する。具体的には,再生実行部 174は,まず,サービス共通鍵 を用いて,暗号ィ匕されたコンテンツ鍵を復号し,次いで,この復号ィ匕されたコンテンツ 鍵を用いて,暗号ィ匕されたコンテンツを復号し,さらに,当該復号化されたコンテンツ をデコードして,再生し,出力装置 110から出力する。
[0156] リスト更新要求部 176は,リスト管理部 140に対して,ソース IDリスト Lへのレコーダ I Dの追加要求を行う。この追加要求処理は,例えば,追加対象のレコーダ IDを表す I D追加要求信号をリスト管理部 140に出力することによって成される。
[0157] 具体的には,リスト更新要求部 176は,例えば,上記再生可否判断部 172からソー ス IDリスト Lに含まれて!/ヽな 、ソース IDが入力されると,かかるソース IDがレコーダ ID であるか或いはグループ IDであるかを判断する。この判断の結果,レコーダ IDであ る場合には,当該レコーダ IDをソース IDリスト Lに追加するように,リスト管理部 140に 要求する。リスト更新要求部 176は,この追加要求処理を自動的に行ってもよいし, ユーザに対してレコーダ IDの追カ卩を希望するか否かを確認した上で行ってもよい。 一方,上記判断の結果,グループ IDである場合には,追加要求処理を行わない。こ れは,コンテンツ処理装置 10が単一のユーザの機器グループにしか登録できないか らである。
[0158] 次に,図 8に基づいて,本実施形態に力かるリスト管理部 140について詳細に説明 する。なお,図 8は,本実施形態に力かるリスト管理部 140の構成を概略的に示すブ ロック図である。 [0159] 図 8に示すように,リスト管理部 140は,例えば,証明書要求部 141と,証明書取得 咅 と,レ =3—ダ ID更新咅 144と,ジス卜同期咅 と, 自己 ID追カロ咅 148と,グノレ ープ ID更新部 149とを備える。
[0160] 証明書要求部 141は,ユーザ入力に応じて或いは自動的に,他のコンテンツ処理 装置 10または証明書管理サーバ 36に対して,証明書要求信号を送信して,同一の 機器グループに属する他のコンテンツ処理装置 10の発行したグループ証明書 Gを 要求する。例えば,証明書要求部 141は,特定のコンテンツ処理装置 10または証明 書管理サーバ 36に対して,上記コンテンツ再生部 170から追加要求されたレコーダ I Dを通知し,当該レコーダ IDを含むグループ証明書 Gを要求してもよい。また,証明 書要求部 141は,任意のタイミングで,他のコンテンツ処理装置 10または証明書管 理サーバ 36に対して,コンテンツ処理装置 10自身の所有するグループ IDを送信し て,当該グループ IDに関連付けられたレコーダ ID (即ち,同一の機器グループに属 する他のコンテンツ処理装置 10のレコーダ ID)を含む 1又は 2以上のグループ証明 書 Gを要求してもよい。
[0161] 証明書取得部 142は,他のコンテンツ処理装置 10または証明書管理サーバ 36か ら,グループ証明書 Gを取得する。具体的には,証明書取得部 142は,外部のコンテ ンッ処理装置 10または証明書管理サーバ 36から,ネットワーク 5および通信装置 11 5を介してグループ証明書 Gを受信して,取得できる。また,証明書取得部 142は, 他のコンテンツ処理装置 10から提供された記憶媒体 7に記録されているグループ証 明書 Gを,ドライブ 112を利用して読み出して,取得できる。証明書取得部 142は,こ のように取得したグループ証明書 Gをレコーダ ID更新部 144に出力する。
[0162] レコーダ ID更新部 144は,証明書取得部 142から入力されたグループ証明書 Gに 基づいて,ソース IDリスト Lにレコーダ IDを追加する。具体的には,まず,レコーダ ID 更新部 144は,グループ証明書 Gに含まれているグループ IDを読み出すとともに,ソ ース IDリスト L内のグループ IDを読み出す。次いで,レコーダ ID更新部 144は,双方 のグループ IDがー致するカゝ否かを判断する。この判断の結果,双方のグループ ID がー致する場合には,上記グループ証明書 Gに含まれている他のコンテンツ処理装 置 10に対応したレコーダ IDを読み出して,ソース IDリスト Lに追加する。一方,双方 のグループ IDとが一致しない場合には,上記グループ証明書 Gに含まれている当該 レコーダ IDをソース IDリスト Lに追加しな!、。
[0163] これにより, 同一の機器グループに登録されているコンテンツ処理装置 10に対応し たレコーダ IDだけを,ソース IDリスト Lに追加できる。なお,レコーダ ID更新部 144は ,ソース IDリスト Lに追加可能なレコーダ ID数に上限を設けるなどして,レコーダ IDの 追カ卩を制限してもよい。
[0164] リスト同期部 146は,複数のソース IDリスト Lを同期する機能を有する。ここでいぅソ ース IDリスト Lの同期とは,相異なる複数のソース IDリスト Lを併合 (マージ)することを いい,同期された後のソース IDリスト Lには,複数の元のソース IDリスト Lに含まれて いたレコーダ IDの全てが,重複なく,含まれるようになる。
[0165] このソース IDリスト Lの同期処理は,同一のグループ IDを所有するコンテンツ処理 装置 10間でのみ実行可能である。具体的には,リスト同期部 146は,他のコンテンツ 処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20の保有するソース IDリスト Lを取得し,当該 ソース IDリスト Lに含まれているグループ IDと, 自己のコンテンツ処理装置 10のソー ス IDリスト Lに含まれて!/、るグループ IDとが一致する場合にのみ,双方のソース IDリ スト Lを同期する。
[0166] 力かる同期処理より,同一の機器グループの登録された複数の機器が有するソー ス IDリスト Lに含まれるレコーダ IDを同一にすることができる。このため,かかるコンテ ンッ処理装置 10間で,リツビングコンテンツを共有して,相互に再生可能となる。
[0167] なお,この同期処理は,例えば私的ネットワーク内のコンテンツ処理装置 10間でリ スト同期部 146が定期的または任意のタイミングで自動的に行ってもよいし,或いは, ユーザの指示に応じて,指定された特定のコンテンツ処理装置 10との間で行っても よい。また,このような同期処理は,私的ネットワークで接続されたコンテンツ処理装 置 10間や,ローカルライン 9で接続されたコンテンツ処理装置 10間のみならず,ネッ トワーク 5を介して遠隔に接続されたコンテンッ処理装置 10であつても実行可能であ る。
[0168] 自己 ID追加部 148は,コンテンツ処理装置 10自身に対応するレコーダ IDを例え ば無条件でソース IDリスト Lに追加する。具体的には, 自己 ID追加部 148は,例えば , 自己 ID用データベース 117から,コンテンツ処理装置 10自身に対応するレコーダ I Dを読み出し,ソース IDリスト Lに書き込む。これにより,コンテンツ処理装置 10は,グ ループ登録の有無にかかわらず, 自身でリツビングしたリツビングコンテンツを再生で きるようになる。なお,グループ IDは,この自己 ID追加部が乱数等に基づき生成して , 自己 ID用データベース 117に記録してもよい。
[0169] グループ ID更新部 149は,例えば,コンテンツ処理装置 10のグループ登録時に, 上記グループ登録部 130からグループ IDが入力されると,かかるグループ IDをソー ス IDリスト L内に追加する。これにより,コンテンツ処理装置 10は,当該グループ IDが 付加された配信コンテンツを再生可能となる。
[0170] また,グループ ID更新部 149は,上記グループ登録部 130からグループ登録解除 通知が入力されると,ソース IDリスト L内に含まれる全てのソース ID (レコーダ ID,グ ループ ID)を削除する。ただし,コンテンツ処理装置 10自身に対応するレコーダ ID のみは,ソース IDリスト Lから削除されない。これにより,コンテンツ処理装置 10は, 自 身の作成したリツビングコンテンツ,および著作権管理されて!ヽな 、コンテンツのみし か再生できないようになる。
[0171] なお,レコーダ ID更新部 144およびグループ ID更新部 149は,コンテンツ再生装 置 20から受信したソース IDリスト Lを更新して,返信することもできる。
[0172] 以上,本実施形態に力かるリスト管理部 140について説明した。このように,リスト管 理部 140は,グループ登録によって得られたグループ IDをソース IDリスト Lに追加す るとともに,グループ IDが同一であるか否かを基準として,同一の機器グループに属 する他のコンテンツ処理装置 10のレコーダ IDを,ソース IDリスト Lに追加する。これに より,同一の機器グループに登録されているコンテンツ処理装置 10間では,コピーさ れた配信コンテンツ及びリツビングコンテンツを自由に再生できるようになる。一方, 相異なる機器グループに登録されている,或いは未登録のコンテンツ処理装置 10間 では,コピーされたコンテンツの再生を制限し,コンテンツの違法利用を防止できる。
[0173] なお,私的ネットワーク内の複数のコンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再生装 置 20に関して,あるコンテンツ処理装置 10に代表のリスト管理部 140を 1つだけ設け て,力かる代表のリスト管理部 140が,各コンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再 生装置 20のソース IDリスト Lを一括して更新するようにしてもよい。この場合,代表の リスト管理部 140は,例えば,私的ネットワークの接続サーバ装置内などに設けること が好ましい。
[0174] <4.コンテンツ処理装置(PD) >
次に,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD) 20の構成について詳細に説 明する。
[0175] まず,図 9に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 20のハードウェア 構成について説明する。なお,図 9は,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 20 のハードウェア構成の例を概略的に示すブロック図である。
[0176] 図 9に示すように,コンテンツ再生装置 20は,例えば,メイン制御装置 201と,フラッ シュメモリ 202と, RAM203と,データ処理装置 204と,ノ ス 206と,人力装置 208と ,表示装置 210と,ストレージ装置(HDD) 211と,デコーダ 213と,通信装置 215と, オーディオ出力回路 216と,リモートコントローラ 218と,ヘッドフォン 219とを備える。
[0177] メイン制御装置 201は,制御装置として機能し,コンテンツ再生装置 20の各部を制 御する。フラッシュメモリ 202は,例えば,メイン制御装置 201の動作を規定したプロ グラムや,各種のデータを記憶する。また, RAM203は,例えば SDRAM (Synchr onous DRAM)で構成され,メイン制御装置 201の処理に関する各種データを一 次記憶する。
[0178] データ処理装置 204は,システム LSI等で構成され,コンテンツ再生装置 20内で転 送されるデータを処理する。バス 206は,メイン制御装置 201,フラッシュメモリ 202, RAM203,データ処理装置 204,入力装置 208,表示装置 210,ストレージ装置(H DD) 211,デコーダ 213,通信装置 215およびオーディオ出力回路 216などを接続 するデータ線である。
[0179] 入力装置 208とリモートコントローラ 218は,例えば,タツチパネル,ボタンキー,レ バー,ダイヤル等の操作手段と,ユーザによる操作手段に対する操作に応じて入力 信号を生成してメイン制御装置 201に出力する入力制御回路など力 構成されてい る。コンテンツ再生装置 20のユーザは,この入力装置 208や,後述のリモートコント口 ーラ 218を操作することにより,コンテンツ再生装置 20に対して各種のデータを入力 したり処理動作を指示したりすることができる。
[0180] 表示装置 210は,例えば LCDパネルおよび LCD制御回路などで構成される。この 表示装置 210は,メイン制御装置 201の制御に応じて,各種情報をテキストまたはィ メージで表示する。例えば,後述するように,コンテンツ再生装置 20内に保有されて いるコンテンツのタイトル情報を,その再生の可否を判別可能に表示することもできる
[0181] ストレージ装置 211は,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 20の記憶部の一 例として構成されたデータ格納用の装置である。このストレージ装置 211は,例えば 数十 GBの記憶容量を有するハードディスクドライブ (HDD)で構成され,圧縮された コンテンツや,メイン制御装置 201のプログラム,処理データ等の各種のデータを格 納する。
[0182] デコーダ 213は,暗号化されているコンテンツデータの復号処理,デコード処理, サラウンド処理, PCMデータへの変換処理などを行う。
[0183] 通信装置 215は, USBコントローラおよび USB端子などで構成され, USBケープ ル等のローカルライン 9介して接続されたコンテンツ処理装置 10との間で,コンテンツ
,ソース IDリスト L, ICVデータ,コンテンツ管理情報,制御信号などの各種データを 送受信する。
[0184] オーディオ出力回路 216は,デコーダ 213により復号され, CPUによって DA変換 されたアナログ音声データを増幅してリモートコントローラ 218に出力する。このアナ ログ音声データは,リモートコントローラ 218からヘッドフォン 219に出力され,ヘッド フォン 219に内蔵されたスピーカから出力される。
[0185] ここで,このようなハードウェア構成のコンテンツ再生装置 20における主なデータフ ローについて説明する。
[0186] まず,コンテンツ再生装置(PD) 20力 コンテンツ処理装置(PC) 10力 ,コンテン ッを受信したときのデータフローについて説明する。コンテンツ再生装置 20とコンテ ンッ処理装置 10とが, USBケーブル等のローカルライン 9で接続されると,コンテン ッ処理装置 10では,コンテンツ再生装置 20はリムーバブルな HDDとして認識される 。この状態で,コンテンツ処理装置 10がコンテンツ再生装置 20にコンテンツデータお よび ICVデータ等の制御情報を送信すると,通信装置 215は,これらのデータを受 信する。次いで,受信されたコンテンツデータは,通信装置 215によってストレージ装 置 211に直接記憶される。一方,通信装置 215によって受信された制御情報は,デ ータ処理装置 204を経由して,メイン制御装置 201に入力され,所定の記憶領域に
SC fedれる。
[0187] 次に,コンテンツ再生装置(PD) 20力 コンテンツを再生するときのデータフローに ついて説明する。まず,コンテンツの再生要求がメイン制御装置 201に入力され,メイ ン制御装置 201によって当該コンテンツの再生が許可された場合には,データ処理 装置 204は,再生対象のコンテンツデータをストレージ装置 211から読み出して, RA M203に転送すると同時並行して, RAM203に転送されたコンテンツデータをデコ ーダ 213に転送する。次いで,デコーダ 213は,暗号化されているコンテンツデータ の復号処理,デコード処理,サラウンド処理, PCMデータへの変換処理などを行い, メイン制御装置 201に転送する。さらに,メイン制御装置 201は,入力された PCMデ ータを, DA変換器(図示せず。)によってボリューム調整を行いアナログ音声データ に変換して,オーディオ出力回路 216のアンプに転送する。オーディオ出力回路 21 6は,このアナログ音声データをリモートコントローラ 218を介して,ヘッドフォン 219か ら出力する。
[0188] 次に,図 10に基づいて,本実施形態にかかるコンテンツ再生装置 20の主な機能に ついて説明する。なお,図 10は,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 20の機能 を概略的に示すブロック図である。
[0189] 図 10に示すように,コンテンツ再生装置 20は,例えば,データ通信部 220と,記憶 部 230と,再生制御方式判断部 240と,再生可否判断部 242と,再生実行部 244と, タイトルリスト作成部 250と,コンテンツ選択部 252と,を備える。
[0190] データ通信部 220は,上記通信装置 215を利用して,ローカルライン 9を介して,コ ンテンッ処理装置 10との間でデータを送受信する。
[0191] 記憶部 230は,例えば,上記ストレージ装置 211およびフラッシュメモリ 202等で構 成され,コンテンツ再生装置 20内で各種データを記憶する。この記憶部 230は,例 えば, ICVデータ 231,ソース IDリスト L,コンテンツデータベース 234,コンテンツ管 理情報データベース 236を格納して 、る。
[0192] ICVデータ 231は,上記コンテンツ処理装置 10の ICVデータ管理部 190によって 生成され,コンテンツ再生装置 20に転送されたものであり,コンテンツ再生装置 20に おけるコンテンツ再生処理の正当性をチェックするために用いられる。この ICVデー タ 231は,例えば,ヘッダ部分に付加された 1ビットのフラグ 232と, MAC値 233とを 含む。
[0193] フラグ 232は,コンテンツ再生装置 20における再生制御方式 (著作権管理方式)を 表す方式識別情報の一例である。例えば,コンテンツ処理装置 10によってコンテン ッ再生装置 20の再生制御方式がグループ管理方式に設定されて 、る場合には,フ ラグ 232は「0」であり,一方,当該再生制御方式がチェックイン 'チェックアウト方式に 設定されて ヽる場合には,フラグ 232は「1」である。
[0194] また,コンテンツ処理装置 10によってコンテンツ再生装置 20の再生制御方式がグ ループ管理方式に設定されている場合には, MAC値 233は,ソース IDリスト Lの M AC値である。一方,当該再生制御方式がチェックイン 'チェックアウト方式に設定さ れている場合には, MAC値 233は,各コンテンツの利用条件情報を含むライセンス に基づ 、て生成された MAC値となる。
[0195] また,記憶部 230内のソース IDリスト Lは,上記コンテンツ処理装置 10のソース IDリ スト Lと略同一である。コンテンツ再生装置 20がグループ登録されることにより,ダル ープ IDが追加され,また, 同一の機器グループに属するコンテンツ処理装置 10のレ コーダ IDも追加される。本実施形態では,このソース IDリスト Lは,コンテンツ処理装 置 10のリスト管理部 140によって更新されるが,コンテンツ再生装置 20内にリスト管 理部を設けて,コンテンツ再生装置 20が自身のソース IDリスト Lを更新するようにして ちょい。
[0196] また,コンテンツデータベース 234は,コンテンツ処理装置 10力も転送されたコンテ ンッを格納する。コンテンツ再生装置 20の再生制御方式がグループ管理方式に設 定されている場合には,このコンテンツデータベース 234には,上記図 6 (a)に示した ようなソース IDを含むライセンスが付加されたコンテンツが記憶され,当該再生制御 方式がチェックイン 'チェックアウト方式に設定されている場合には,図 6 (b)に示すよ うな利用条件情報を含むライセンスが付加されたコンテンツが記憶される。
[0197] コンテンツ管理情報データベース 236には,上記コンテンツ処理装置 10のコンテン ッ管理情報データベース 118と同様に,コンテンッ DB234に記憶されて!、るコンテ ンッに関し,コンテンツ ID,コンテンツのタイトル情報(曲名,アーティスト名,アルバム 名など) t 、つたコンテンツの属性情報や,記録場所情報 (例えばコンテンツ DB234 内のアドレス)などが記録される。
[0198] また,記憶部 230内の図示しない自己 ID用データベースには,例えば,コンテンツ 再生装置 20のデバイス IDが安全に格納されている。このデバイス IDは,工場出荷時 等にコンテンツ再生装置 20単位で固有に付与される IDであり,コンテンツ再生装置 20のグループ登録時に使用される。
[0199] 再生制御方式判断部 240は,例えばコンテンツの再生時などに,上記 ICVデータ 2 31のフラグ 232を読み出し,このフラグ 232に基づいて,コンテンツ処理装置 10によ つて設定されたコンテンツ再生装置 20の再生制御方式を判断する。具体的には,再 生制御方式判断部 240は,例えば,フラグ 232が「0」である場合には,当該再生制 御方式がグループ管理方式 (第 1の再生制御方式)であると判断し,フラグ 232が「1 」である場合には,当該再生制御方式がチェックイン 'チェックアウト方式 (第 2の再生 制御方式)であると判断する。再生制御方式判断部 240は,この判断結果を再生可 否判断部 242に出力する。
[0200] 再生可否判断部 242は,再生制御方式判断部 240によって判断されたいずれか の再生制御方式に従って,再生要求を受けたコンテンツの再生可否を判断する。こ の再生可否判断部 242は,グループ管理方式の著作権管理スキームに従った再生 制御を行う第 1の再生可否判断部 242aと,チェックイン 'チェックアウト方式の著作権 管理スキームに従った再生制御を行う第 2の再生可否判断部 242bを備える。
[0201] 再生制御方式判断部 240によって,コンテンツ再生装置 20の再生制御方式がダル ープ管理方式 (第 1の再生制御方式)に設定されていると判断された場合には,再生 可否判断部 242は,第 1の再生可否判断部 242aを動作させて,再生対象のコンテ ンッに付加されているソース IDと,ソース IDリスト Lとに基づいて,当該コンテンツの 再生の可否を判断する。なお,ソース IDリスト L内のソース IDに有効期限が設定され ている場合には,ソース IDが有効期限内である場合に,コンテンツの再生を許可す る。
[0202] 一方,コンテンツ再生装置 20の再生制御方式がチェックイン 'チェックアウト方式( 第 1の再生制御方式)に設定されていると判断された場合には,再生可否判断部 24 2は,第 2の再生可否判断部 242bを動作させて,再生対象のコンテンツに付加され ているライセンスの利用条件情報 (再生回数制限,再生有効期限など)に基づいて, 当該コンテンツの再生の可否を判断する。なお,この再生可否判断部 242は,上記 コンテンツ処理装置 10の再生可否判断部 172と略同一の機能を有するので詳細説 明は省略する。
[0203] 再生実行部 244は,上記再生可否判断部 242によって再生可能であると判断され たコンテンツを再生して,オーディオ出力回路する。なお,この再生実行部 244は, 上記コンテンツ処理装置 10の再生実行部 174と略同一の機能を有するので詳細説 明は省略する。
[0204] タイトルリスト作成部 250は,コンテンツ管理情報データベース 236から,コンテンツ データベース 234に記憶されているコンテンツのうち全部または一部のコンテンツの タイトル情報を読み出して,コンテンツのタイトル情報のリスト(以下, 「タイトルリスト」と いう。)を作成する。このタイトルリストは,例えば,音楽コンテンツの曲名の一覧であり ,付随情報として,音楽コンテンツのアーティスト名やアルバム名,再生時間等を含 む。さらに,タイトルリスト作成部 250は,作成したタイトルリストを表示装置 210に表示 させる。これにより,ユーザは,このタイトルリストを閲覧して,再生を所望するコンテン ッを選択し,入力装置 208を操作して当該コンテンツのタイトル情報を指定して,再 生要求を行う。このように,本実施形態におけるタイトルリスト作成部 250および表示 装置 210は,コンテンツ再生装置 20が保有する 1又は 2以上のコンテンツのタイトル 情報を表示する表示部の一例として構成されて 、る。
[0205] コンテンツ選択部 252は,入力装置 208に対するユーザ入力に基づいて,再生対 象のコンテンツを選択し,選択結果を再生可否判断部 242に出力する。具体的には ,コンテンツ選択部 252は,ユーザによって再生が要求されたコンテンツのテキスト情 報に対応するコンテンツのコンテンツ IDおよび記 '慮場所を,コンテンツ管理†青報デ ータベース 236から読み出し,力かる情報を再生可否判断部 242に出力する。この 結果,再生可否判断部 242は,選択された再生対象のコンテンツに関して再生可否 判断を行い,再生可能なコンテンツのみが再生実行部 244により再生される。
[0206] また,タイトルリスト作成部 250は,タイトルリストを,再生可能なコンテンツのタイトル 情報と,再生不可能なコンテンツのタイトル情報とを判別可能に作成して表示させる こともできる。この場合には,タイトルリスト作成部 250は,まず,上記再生可否判断部 242に依頼して,表示対象の各コンテンツが再生可能である力否かを判断させ,この 判断結果に基づ 、て,再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツとを判別可 能なタイトルリストを作成する。これにより,ユーザは,再生可能なコンテンツの中から ,再生を所望するコンテンツを選択して指定できる。このように,表示装置 210に表示 された再生可能なコンテンツの中から,ユーザ所望のコンテンツのタイトル情報が選 択された場合には,上記コンテンツ選択部 252は,選択されたタイトル情報に対応す るコンテンツのコンテンツ IDおよび記憶場所を,再生可否判断部 242に出力して,再 生可否判断部 242は,再生可否判断をすることなく,当該コンテンツを再生させる。
[0207] 以上,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 20の機能構成について説明した。
このコンテンツ再生装置 20は,コンテンツ処理装置 10による設定に従って,グルー プ管理方式の再生制御と,チェックイン 'チェックアウト方式の再生制御とを選択的に 実行可能である。このため,コンテンツ再生装置 20のユーザの利便性が向上するだ けでなく,各再生制御方式に対応した,異なるモデルのコンテンツ再生装置 20を設 計開発する必要がな!、ので,開発作業の効率ィ匕およびコスト削減を図れる。
[0208] また,コンテンツ再生装置 20は,コンテンツに付加されたソース IDとソース IDリスト L に基づ!/、てコンテンツを再生制御すると!/、つたグループ管理方式の著作権管理に対 応している。このため,ユーザは, 自身の所有するコンテンツ処理装置 10からコンテ ンッ再生装置 20にコンテンツを自由にダウンロードして再生できるので,従来のチェ ックイン'チェックアウト方式と比べて,ユーザによるコンテンツ利用の自由度が高く, よりユーザフレンドリーである。
[0209] なお,上記データ通信部 220,再生制御方式判断部 240,再生可否判断部 242, 再生実行部 244,タイトルリスト作成部 250,コンテンツ選択部 252などは,例えば, 上記各機能を有するハードウェアとして構成されてもよいし,或いは,上記各機能を コンピュータに実現させるプログラムをコンテンツ再生装置 20にインストールすること によって構成されてもよい。
[0210] また,上述の実施の形態においては,コンテンツにソース IDが付加されていない場 合には,コンテンツ再生装置 20の再生可否判断部 242は,著作権管理の不要なコ ンテンッであると判断して,当該コンテンツの再生を許可し,再生実行部 244に対し て当該コンテンツの再生指示信号を出力する。すなわち,コンテンツ再生装置 20は ,ソース IDが付加されていないコンテンツ等といった,著作権保護されていないコン テンッを, 自由に再生できるように構成されている。このような著作権保護されていな V、コンテンッの利用制限を,上述のグループ管理方式により実現することができる。 以下にその手法を示す。
[0211] まず,上述したコンテンツ処理装置 10の転送制御部(図示せず)は,コンテンツデ ータベース 116に記憶されて 、る著作権保護されて 、な 、コンテンツをコンテンツ再 生装置 20に転送する要求を受け付けると,ローカルライン 9で接続されたコンテンツ 再生装置 20内のソース IDリスト Lを取得する(ステップ 1)。
[0212] 次いで,転送制御部は,取得されたコンテンツ再生装置 20のソース IDリスト L内の グループ IDと, 自身が保有するソース IDリスト L内のグループ IDとを比較する(ステツ プ 2)。
[0213] この比較の結果,転送制御部は,上述の 2つのグループ IDがー致する場合には, 上記転送要求を受けた著作権保護されて!ヽな ヽコンテンツを,コンテンツ処理装置 1 0からコンテンツ再生装置 20へ転送することを許可し,一致しない場合には,当該転 送を禁止する (ステップ 3)。
[0214] また,著作権保護されていないコンテンツのコンテンツ再生装置 20からコンテンツ 処理装置 10への転送は,基本的に禁止されているが,上述のグループ管理方式に より,一部の転送を許可するように構成することも可能である。以下にその手法を示 す。
[0215] まず,コンテンツ処理装置 10の転送制御部は,ローカルライン 9で接続されたコン テンッ再生装置 20から,当該コンテンツ再生装置 20に記憶されている著作権保護さ れて 、な 、コンテンッをコンテンッ処理装置 10に転送する要求を受け付けると,当該 コンテンツ再生装置 20内のソース IDリスト Lを取得する(ステップ 1)。
[0216] 次いで,転送制御部は,取得されたコンテンツ再生装置 20のソース IDリスト L内の グループ IDと, 自身が保有するソース IDリスト L内のグループ IDとを比較する(ステツ プ 2)。
[0217] この比較の結果,転送制御部は,上述の 2つのグループ IDがー致する場合には, 上記転送要求を受けた著作権保護されて!ヽな ヽコンテンツを,コンテンツ再生装置 2 0からコンテンツ処理装置 10へ転送することを許可し,一致しない場合には,当該転 送を禁止する (ステップ 3)。
[0218] このように,本実施形態に力かるグループ管理方式の著作権管理方式では,コンテ ンッ処理装置 10とコンテンツ再生装置 20との間の転送を制御することにより,著作権 管理されて!、な 、コンテンツにつ 、ても,コピー転送を制限して利用制限することが できる。
[0219] < 5.サーバ >
次に,図 11に基づ!/ヽて本実施形態に力かるサーバ 30の構成にっ 、て詳細に説明 する。なお,図 11は,本実施形態に力かるサーバ 30の機能を概略的に示すブロック 図である。
[0220] 図 11に示すように,サーバ 30は, WWWサーバ 31,グループ管理サーバ 32,コン テンッ配信サーバ 34,証明書管理サーバ 36,課金サーバ 38を備える。
[0221] このうち, WWWサーバ 31,グループ管理サーバ 32および証明書管理サーバ 36 は,コンテンツ共有サービス実行部を構成し, 同一ユーザの所有する複数のコンテン ッ処理装置 10およびコンテンツ再生装置 20をグループ登録して,かかるグループ登 録された機器間でコンテンツを共有するためのコンテンツ共有サービスを実行する。 また, WWWサーバ 31,コンテンツ配信サーノ 34,課金サーバ 38は,配信サービス 実行部を構成し,コンテンツ処理装置 10のユーザに対し,例えば有料でコンテンツ を配信するコンテンツ配信サービスを行う。
[0222] 以下に各サーバ 31, 32, 34, 36, 38の機能構成について個別に説明する。なお ,本実施形態に力かる各サーバ 31, 32, 34, 36, 38のハードウェア構成は,上記図 4に基づ 、て説明したコンテンッ処理装置 (PC) 10のハードウェア構成と同様である ので,説明を省略する。
[0223] まず, WWWサーバ 31について説明する。 WWWサーバ 31は,ネットワーク 5を介 してアクセスしてきたコンテンツ処理装置 10からの要求を受け付け,コンテンツ処理 装置 10とサーバ 30間の通信を制御する。 WWWサーバ 31は,ユーザ登録部 312と ,ユーザ認証部 314とを備える。
[0224] ユーザ登録部 312は,コンテンツ共有サービス及び Z又はコンテンツ配信サービス の利用を希望する新規ユーザの登録処理,登録変更処理,登録解除処理およびュ 一ザアカウント情報 (ユーザ ID,クレジット番号,パスワード等)の管理などを行う。サ 一ビス登録されたユーザに対しては,ユーザ単位で固有のリーフ IDが付与される。こ のようなユーザ登録部 312による登録処理によって決定された各種のユーザァカウン ト情報およびリーフ IDは,グループ登録データベース 324に保存される。しかし,力 力る例に限定されず, WWWサーバ 31内にユーザ登録データベースを設けて,上 記ユーザアカウント情報およびリーフ IDをユーザ登録データベースにおいて管理し ても良い。
[0225] ユーザ認証部 314は,例えば,上記のようにしてコンテンツ共有サービス及び Z又 はコンテンツ配信サービスに登録されたユーザが所有するコンテンツ処理装置 10か らの接続要求 (登録要求,登録解除要求,コンテンツ配信要求,証明書要求,ユー ザアカウント情報変更要求など)に応じて,要求元のコンテンツ処理装置 10を所有す るユーザを認証するユーザ認証処理を行う。このユーザ認証処理は,例えば,ユー ザによって入力されたユーザアカウント情報等と,グループ登録データベース 324の ユーザアカウント情報とに基づいて行われる。認証されたユーザは,例えば,グルー プ管理サーバ 32,コンテンツ配信サーバ 34または証明書管理サーバ 36などへの口 グィンが認められる。
[0226] 次に,グループ管理サーバ 32について説明する。グループ管理サーバ 32は,同 一ユーザの所有する複数のコンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再生装置 20を グループ登録する。このグループ管理サーバ 32は,機器登録部 322と,グループ登 録データベース 324を備える。 [0227] グループ登録データベース 324は,グループ管理サーバ 32が具備する HDD等の ストレージ装置(図示せず。)内に格納される。このグループ登録データベース 324は ,図 12に示すように,例えば,コンテンツ共有サービスおよびコンテンツ配信サービ スの提供を受けるユーザのユーザアカウント情報(ユーザ ID3241,クレジットカード 番号 3242) ,ユーザに対応するリーフ ID3243,グループ登録されたコンテンツ処理 装置 10またはコンテンツ再生装置 20の機器 ID3244,グループ登録されたコンテン ッ処理装置 10のうちリツビング機能を有する機器のレコーダ ID3245と,が関連付け られて保存されている。
[0228] 1つのユーザ ID (ユーザアカウント) 3241に対しては,例えば 1つのリーフ ID3243 が割り当てられている。さらに,各ユーザのリーフ ID3243に対しては,当該リーフ ID が表すユーザの機器グループに登録されている 1または 2以上のコンテンツ処理装 置 10およびコンテンツ再生装置 20の機器 ID3244 (ターミナル IDまたはデバイス ID )が関連付けられている。ここで,コンテンツ処理装置(PC) 10の機器 ID3244として は,上記ターミナル IDが登録され,コンテンツ再生装置(PD) 20の機器 ID3244とし ては,上記デバイス IDが登録される。さらに,このターミナル IDに対して,リツビング 機能を有するコンテンツ処理装置 10のレコーダ IDが関連づけられている。
[0229] 機器登録部 322は,登録要求元のコンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装 置 20を,上記ユーザ認証部 314によって認証されたユーザの所有する機器グルー プにグループ登録する。このグループ登録処理は,例えば,上記ユーザ認証処理が 成された後,コンテンツ処理装置 10のグループ登録部 130からグループ登録要求情 報 (例えば,登録要求通知,ターミナル IDまたはデバイス ID,レコーダ ID等)を受信 した場合に行われる。機器をグループ登録する場合には,上記登録要求元のコンテ ンッ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20の機器 ID (ターミナル IDまたはデバイ ス ID,レコーダ ID等)を,上記グループ登録データベース 324の機器 ID3244の欄 における上記認証されたユーザに対応する箇所に書き込む。これにより,グループ登 録された機器の機器 IDと,上記認証されたユーザに付与されて ヽるリーフ ID (機器 グループ)とが関連付けられる。
[0230] また,機器登録部 322は,同一のコンテンツ処理装置 10を,異なる機器グループ に登録することを禁止する。このために,機器登録部 322は,グループ登録データべ ース 324内を検索して,登録要求元のコンテンッ処理装置 10の機器 IDが既に保存 されている場合には,当該コンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20の登 録を拒絶して,当該機器 IDを新たにグループ登録データベース 324に書き込まな ヽ ようにする。これにより, 1つのコンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20が 1つの機器グループにのみ所属するようにできる。
[0231] また,機器登録部 322は,同一の機器グループに登録可能なコンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20の上限数,具体的には,同一のユーザのリーフ ID に関連付けることの可能なコンテンツ処理装置 10の上限数を設定することもできる。 例えば,機器登録部 322は,同一の機器グループに登録可能なコンテンツ処理装置 (PC) 10の上限数を例えば所定台数 (例えば 3台)に設定して,あるリーフ IDにターミ ナル IDを所定の上限数 (例えば 3つ)までしか関連付けな 、ようにしてもょ 、。この場 合,機器 IDとしてターミナル IDを有するコンテンツ処理装置(PC) 10から,かかる上 限数を越えた数の登録要求を受けた場合には,機器登録部 322は,その登録を拒 絶する。これにより,同一の機器グループに登録可能なコンテンツ処理装置 (PC) 10 の数を例えば 3台以下に制限できるので,同一機器グループ内で,配信コンテンツを 受信可能なコンテンツ処理装置 (PC) 10の数を制限できる。
[0232] また,上限数の別の例としては,例えば,機器登録部 322は,同一のグループ IDに 対して関連付け可能なレコーダ IDの上限数 (例えば 10個)を設定してぉ 、てもよ!/、。 この場合,レコーダ IDを有するコンテンツ処理装置(PC) 10から,かかる上限数を越 えた数の登録要求を受けた場合には,登録を拒絶する。これにより, 同一の機器ダル ープに登録可能な,リツビング機能を有するコンテンツ処理装置 10の数を制限できる ので,同一機器グループ内で,共有可能なリツビングコンテンツの提供元となりうるコ ンテンッ処理装置 10の数を制限できる。
[0233] また,機器登録部 322は,上記のようにして,コンテンツ処理装置 10を所定の機器 グループに登録した場合に,グループ登録されたコンテンツ処理装置 10に対し,サ 一ビスデータを通知する。このサービスデータには,例えば,上記認証されたユーザ (登録された機器グループ)に対応するリーフ IDと,コンテンツを利用するためのサー ビス共通鍵を含む。これにより,グループ登録されたコンテンツ処理装置 10は,リー フ IDを受信して,グループ IDに変換して, 自身のソース IDリスト Lに追加できる。
[0234] なお,このようにグループ管理サーバ 32の機器登録部 322からコンテンツ処理装 置 10にリーフ IDを通知するのではなく,機器登録部 322が予めリーフ ID等に基づい てグループ IDを生成し,この生成したグループ IDをコンテンツ処理装置 10に通知す るようにしてもよい。この場合には,コンテンツ処理装置 10は,グループ IDを自ら生 成しなくてもよく,グループ管理サーバ 32から通知されたグループ IDをそのままソー ス IDリスト Lに追加できる。
[0235] また,機器登録部 322は,登録解除要求元のコンテンツ処理装置 10を,上記認証 されたユーザの所有する機器グループカゝら登録解除する。このグループ登録解除処 理は,例えば,上記ユーザ認証処理が成された後,コンテンツ処理装置 10のグルー プ登録部 130からグループ登録解除要求情報 (例えば,グループ登録解除要求通 知,ターミナル IDまたはデバイス ID,レコーダ ID等)を受信した場合に行われる。機 器をグループ登録解除する場合には,上記登録解除要求元のコンテンツ処理装置 1 0またはコンテンツ再生装置 20の機器 ID (ターミナル ID,デバイス ID)を,上記ダル ープ登録データベース 324の機器 ID3244の欄から削除する。ただし,レコーダ ID については,該当するコンテンツ処理装置 (PC) 10が登録解除されたとしても削除し ない。これにより,リツビング機能を有するコンテンツ処理装置 10が,ー且,上記所定 の上限数 (例えば 10台)までグループ登録された場合には,その後に一部のコンテ ンッ処理装置 10を登録解除したとしても,新たなコンテンツ処理装置 10を追加登録 できない。従って,共有可能なリツビングコンテンツを作成できるコンテンツ処理装置 10の登録数を抑制して,リツビングコンテンツの著作権管理を厳格にできる。
[0236] 次に,証明書管理サーバ 36について説明する。証明書管理サーバ 36は,各コン テンッ処理装置 10が発行したグループ証明書 Gを収集して管理し,同一ユーザの機 器グループに属する他のコンテンッ処理装置 10にグループ証明書 Gを配布する。こ の証明書管理サーバ 36は,証明書管理部 362と,証明書データベース 364を備え る。
[0237] 証明書データベース 364は,証明書管理サーバ 36が具備する HDD等のストレー ジ装置(図示せず。)内に格納される。この証明書データベース 364は,各コンテンツ 処理装置 10が発行したグループ証明書 Gを,各コンテンツ処理装置 10のユーザ(リ ーフ ID)に関連付けて,保存している。
[0238] 証明書管理部 362は,各コンテンツ処理装置 10が発行したグループ証明書 Gをネ ットワーク 5を介して取得し,取得したグループ証明書 Gを上記証明書データベース 3 64に,ユーザに関連付けて保存する。また,証明書管理部 362は,かかる証明書デ ータベース 364から,あるユーザの機器グループに属する 1又は 2以上のコンテンツ 処理装置 10のグループ証明書 Gを読み出して,同一の機器グループに属する他の コンテンッ処理装置 10等に配布する。
[0239] 例えば,証明書管理部 362は,上記グループ管理サーバ 32によってコンテンツ処 理装置 10がグループ登録されたときに,登録されたコンテンツ処理装置 10から, 当 該コンテンツ処理装置 10のレコーダ IDとグループ IDとが関連付けられたグループ証 明書 Gを取得して,証明書データベース 364に保管しておく。さらに,同一の機器グ ループに他のコンテンツ処理装置 10が新たに登録された場合には,証明書管理部 362は,新たに登録されたコンテンツ処理装置 10に対して,同一の機器グループに 登録済のコンテンツ処理装置 10のグループ証明書 Gを配布する。これにより,新たに 登録されたコンテンッ処理装置 10は,登録済のコンテンッ処理装置 10のレコーダ ID を取得してソース IDリスト Lに追加することにより,リツビングコンテンツを共有できるよ うになる。
[0240] また,既登録のコンテンツ処理装置 10から証明書の配布要求があった場合や,当 該コンテンツ処理装置 10がサーバ 30にアクセスした場合などに,証明書管理部 362 は,当該コンテンツ処理装置 10に対して,同一の機器グループに属する他のコンテ ンッ処理装置 10のグループ証明書 Gを配布しても良い。
[0241] また,証明書管理部 362は,コンテンツ処理装置 10が登録解除された場合には, 登録解除されたコンテンツ処理装置 10のグループ証明書 Gを,証明書データベース 364から削除する。
[0242] このように,証明書管理サーバ 36の証明書管理部 362は,各コンテンツ処理装置 1 0が発行したグループ証明書 Gを一元管理して, 同一の機器グループに属する他の コンテンツ処理装置 10に配布する。これにより,コンテンツ処理装置 10同士を直接 接続することなく,コンテンッ処理装置 10は他のコンテンッ処理装置 10のグループ 証明書 Gを取得可能になる。さらに,証明書管理サーバ 36でグループ証明書 Gの一 元管理を行うことによって,コンテンツ処理装置 10は,最新のグループ証明書 Gを常 に取得できるようになる。例えば,コンテンツ処理装置 10は,同一ユーザの機器ダル ープに属する全てのコンテンッ処理装置 10のグループ証明書 Gを取得して,当該コ ンテンッ処理装置 10のレコーダ IDをソース IDリスト Lに追加できる。
[0243] 次に,コンテンツ配信サーバ 34について説明する。コンテンツ配信サーバ 34は,コ ンテンッ配信サービスにユーザ登録したユーザのコンテンツ処理装置 10に対し,例 えば有料でコンテンツを配信する。コンテンツ配信サーバ 34は,上記グループ管理 方式の著作権管理スキームに対応したコンテンツと,上記チェックイン 'チェックアウト 方式の著作権管理スキームに対応したコンテンツの双方を配信可能に構成されてい る。
[0244] このコンテンツ配信サーバ 34は,例えば,ライセンス発行部 342と,コンテンツ配信 部 344と,ライセンスデータベース 346と,コンテンツデータベース 348を備える。
[0245] ライセンスデータベース 346と,コンテンツデータベース 348は,コンテンツ配信サ ーバ 34が具備する HDD等のストレージ装置(図示せず。)内に格納される。ライセン スデータベース 346は,コンテンツ配信に伴って発行されるライセンスを保存するデ ータベースである。コンテンツベース 348は,コンテンツ配信サービスの配信対象で ある複数のコンテンツのデータベースである。
[0246] コンテンツ配信部 344は,例えば,認証が得られたユーザに対して,配信可能なコ ンテンッのリストを閲覧させ,配信を所望する配信コンテンツを選択させる。さらに,コ ンテンッ配信部 344は,ユーザの利用するコンテンツ処理装置 10に対し,ネットヮー ク 5を介して,選択された配信コンテンツを配信する。なお,この配信処理は,例えば ,後述するような課金処理が条件となる。
[0247] また,コンテンツ配信部 344は,例えば,コンテンツデータベース 348等に保存され ている配信コンテンツに関する情報 (コンテンツ ID,タイトル情報(曲名,アーティスト 名,アルバム名,再生時間等))をも,配信コンテンツに関連付けて送信する。 [0248] ライセンス発行部 342は,上記コンテンツ配信部 344によって配信されるコンテンツ のライセンス (権利情報; Usage Right)を発行する。このライセンス発行部 342は, 著作権管理方式の種類に応じて,異なる種類のライセンスを発行可能である。
[0249] 例えば,グループ管理方式の著作権管理を行う場合には,ライセンス発行部 342 は,配信コンテンツを購入したユーザに対応するリーフ IDを含むライセンスを,配信 コンテンツに関連付けて発行する。この際,ライセンス発行部 342は,当該ユーザに 対応するリーフ IDを,上記グループ登録データベース 324から取得してもよいし,ュ 一ザ認証部 314から取得してもよ 、。
[0250] このようにライセンス発行部 342がライセンスを発行すると,コンテンツ配信サーバ 3 4は,配信コンテンツのファイルと,この配信コンテンツを購入したユーザに対応するリ ーフ IDを含むライセンスのファイルとを関連付けて,コンテンツ処理装置 10に送信す る。この結果,力かる配信コンテンツとライセンスを受信したコンテンツ処理装置 10は , 当該リーフ IDをグループ IDに変換して当該配信コンテンツに付カ卩し,このグループ IDを配信コンテンツ用のソース IDとして機能させ,上記グループ管理方式の著作権 管理を実行する。
[0251] 一方,チェックイン'チェックアウト方式の著作権管理を行う場合には,ライセンス発 行部 342は,チェックイン Zアウト回数制限,再生回数制限,再生期限等の利用条件 情報 (Usage rule)が記述されたライセンスを,配信コンテンツに関連付けて発行す る。この際,ライセンス発行部 342は,ユーザが所望する利用条件タイプのライセンス を,ライセンスデータベース 346のライセンスひな型情報に基づ!/、て作成してもよ!/、。
[0252] このようにライセンス発行部 342がライセンスを発行すると,コンテンツ配信サーバ 3 4は,配信コンテンツのファイルと,利用条件情報を含むライセンスのファイルとを関 連付けて,コンテンツ処理装置 10に送信する。この結果,カゝかる配信コンテンツと, 利用条件情報を含むライセンスとを受信したコンテンツ処理装置 10は,当該ライセン スに基づいて,上記チェックイン 'チェックアウト方式の著作権管理を実行する。
[0253] ライセンス発行部 342は,発行したライセンスをライセンスデータベース 346に保存 して管理する。
[0254] 以上のように,コンテンツ配信サーノ 34は,コンテンツ処理装置 10へのコンテンツ 配信時に,配信コンテンツとそのライセンスを 1セットで送信する。この際,コンテンツ 配信サーバ 34は,グループ管理方式のコンテンツを配信する際には,ライセンスにリ ーフ IDを含ませ,チェックイン 'チェックアウト方式のコンテンツを配信する際には,ラ ィセンスに利用条件情報を含ませる。
[0255] なお,上記では,コンテンツ配信サーバ 34は,配信コンテンツと,ライセンスとを別 ファイルで送信しているが,双方を同一ファイルで送信してもよい。また,上記では, グループ管理方式のコンテンツ配信時に,コンテンツ配信サーバ 34は,コンテンツ 処理装置 10にリーフ IDを通知し,コンテンツ処理装置 10は,通知されたリーフ IDに 基づいてグループ IDを生成しているが,力かる例に限定されない。例えば,コンテン ッ配信サーバ 34が,リーフ IDに基づいてグループ IDを予め生成し,生成したグルー プ IDをコンテンツ処理装置 10に通知するようにしてもよ!、。
[0256] 次に,課金サーバについて説明する。課金サーバ 38は,上記コンテンツ配信サー ノ 34によるコンテンツの配信に応じて課金処理を行う。この課金サーバ 38は,例え ば,課金処理部 382と,課金情報データベース 384を備える。
[0257] 課金情報データベース 384は,ユーザごとの課金情報力 なるデータベースであり ,課金サーバ 38が具備する HDD等のストレージ装置(図示せず。)内に格納される。
[0258] 課金処理部 382は,例えば,コンテンツの配信を受けたユーザに対して,配信され るコンテンツに応じた額の支払いを求める課金処理を行う。この課金処理によって生 じた請求金額,決済方法,決済日などの課金情報は,例えば,課金情報データべ一 ス 384に保存される。
[0259] < 6.コンテンツ共有方法 >
次に,図 13に基づいて,以上のようなコンテンツ共有システム 100を利用したコンテ ンッ共有方法の基本的なフローについて説明する。図 13は,本実施形態に力かるコ ンテンッ共有方法の基本的なフローを示すタイミングチャートである。
[0260] 図 13に示すように,まず,新規ユーザが, 自己の所有するいずれかのコンテンツ処 理装置(PC) 10—1を用いて,サーバ 30の WWWサーバ 31に対して,上記グルー プ管理方式の著作権管理スキームを利用したコンテンツ共有サービスのユーザ登録 要求を行う(S2)。すると, WWWサーバ 31は,当該ユーザのユーザ認証処理を行い , 当該ユーザに対して新規なリーフ IDを付与し,ユーザ登録する(S4)。なお,このコ ンテンッ共有サービスのユーザ登録は,コンテンツ配信サービスのユーザ登録を兼 ねてもよい。また,上記ユーザ登録処理は, WWWサーバ 31の代わりにグループ管 理サーバ 32が行ってもよ!ヽ。
[0261] 次いで,ユーザは, 自己の所有するコンテンツ処理装置(PC) 10—1, 10— 2を用 いて,サーバ 30に対してそれぞれの機器の登録要求を行う(S8, S12)。すると,グ ループ管理サーバ 32は,力かる機器の登録要求に応じて,コンテンツ処理装置 10 - 1, 10— 2を,当該ユーザの機器グループにグループ登録し,当該ユーザに対応 するリーフ IDをコンテンツ処理装置 10— 1, 10— 2に通知する(S10, S14)。コンテ ンッ処理装置 10—1, 10— 2は,通知されたリーフ IDをグループ IDに変換して, 自 身のソース IDリスト Lにそれぞれ追加する。なお,このような各コンテンツ処理装置 10 の機器グループ登録は,同時である必要はなく,それぞれ別個に任意のタイミングで あってよい。
[0262] 次いで,コンテンツ処理装置 10— 2は,コンテンツ処理装置 10— 2自身に対応する グループ IDとレコーダ IDとを関連付けたグループ証明書 Gを発行して,サーバ 30の 証明書管理サーバ 36に送信する(S16)。さらに,証明書管理サーバ 36は,コンテン ッ処理装置 10— 2のグループ証明書 Gを,コンテンッ処理装置 10—1に配布する(S 18)。なお,かかるグループ証明書 Gの配布は,証明書管理サーバ 36を経由せずに ,コンテンツ処理装置 10— 2からコンテンツ処理装置 10— 1に直接行ってもよい。ま た,同様に,コンテンツ処理装置 10— 1のグループ証明書 Gを,コンテンツ処理装置 10— 2に配布してもよい。
[0263] コンテンツ処理装置 10— 1は,上記のように配布されたグループ証明書 Gを取得す ると, 自身の有するソース IDリスト Lの更新処理を行う(S20)。このリスト更新処理で は,上記グループ登録において,コンテンツ処理装置 10— 1と 10— 2とが,同一の機 器グループに登録されている場合には,双方の機器が同一のグループ IDを有する ので,コンテンツ処理装置 10—1は,グループ証明書 Gに含まれているコンテンツ処 理装置 10— 2のレコーダ IDを, 自己のソース IDリスト Lに追加できる。一方,コンテン ッ処理装置 10— 1と 10— 2とが,異なる機器グループに登録されている場合には, 双方の機器が異なるグループ IDを有するので,コンテンツ処理装置 10— 1は,ダル ープ証明書 Gに含まれているレコーダ IDを, 自己のソース IDリスト Lに追加できない。
[0264] 以下では,力かる状態において,コンテンツ処理装置 10— 2から提供されたコンテ ンッを,コンテンツ処理装置 10— 1が取得して,共有するケースについて説明する。
[0265] まず,リツビングコンテンツ等の作成コンテンツを共有する場合について説明する。
コンテンツ処理装置 10— 2は,リツビング,セノレフレコーディング等によりコンテンツを 作成し (S22) ,力かる作成コンテンツに対して,コンテンツ処理装置 10— 2に対応す るレコーダ IDを付加する(S24)。次いで,コンテンツ処理装置 10— 2は,このレコー ダ IDが付加された作成コンテンツを,ネットワーク 5,ローカルライン 9または記憶媒体 7などを介して,コンテンツ処理装置 10— 1に提供する(S26)。
[0266] 次いで,コンテンツ処理装置 10— 1は,力かる作成コンテンツを取得して(S28) , 例えばユーザの再生要求に応じて当該作成コンテンッの再生制御処理を実行する( S30)。この場合,作成コンテンツに付加されているレコーダ IDが,コンテンツ処理装 置 10— 1のソース IDリスト Lに含まれて!/、る場合には,コンテンッ処理装置 10— 1は , 当該作成コンテンツを再生可能であり,一方, 当該レコーダ IDが当該ソース IDリス ト Lに含まれていない場合には,コンテンツ処理装置 10— 1は, 当該作成コンテンツ を再生不能である。
[0267] 次に,配信コンテンツデータを共有する場合について説明する。まず,コンテンツ 処理装置 10— 2がグループ管理サーバ 32に対して,コンテンツの配信要求を行う(S 32)。すると,グループ管理サーバ 32は,配信要求されたコンテンツと,コンテンツ処 理装置 10— 2に対応するリーフ IDを含むライセンスを,コンテンツ処理装置 10— 2に 配信する(S34)。次いで,コンテンツ処理装置 10— 2は,受信したライセンス内のリ ーフ IDをグループ IDに変換して, 当該グループ IDを配信コンテンツに付加する(S3 6)。次いで,コンテンツ処理装置 10— 2は,グループ IDが付加された配信コンテンツ を,上記と同様にしてコンテンツ処理装置 10— 1に提供し (S38) ,コンテンツ処理装 置 10— 1は,当該配信コンテンツを所得する(S40)。次いで,コンテンツ処理装置 1 0— 1は,例えばユーザの再生要求に応じて当該配信コンテンツの再生制御処理を 実行する(S42)。この場合,配信コンテンツに付加されているグループ IDが,コンテ ンッ処理装置 10— 1のソース IDリスト Lに含まれている場合には,コンテンツ処理装 置 10— 1は,当該配信コンテンツを再生可能であり,一方,当該グループ IDが当該 ソース IDリスト Lに含まれていない場合には,コンテンツ処理装置 10— 1は,当該配 信コンテンッを再生不會である。
[0268] さらに,コンテンツ処理装置 10—1, 10— 2が,それぞれ登録解除要求を行うと(S4 4, S48) ,グループ管理サーバ 32は,かかる登録解除要求に応じて,コンテンツ処 理装置 10— 1, 10— 2のグループ登録をそれぞれ解除する(S46, S50)。
[0269] 以上のようなコンテンツ共有システム 100を用いたコンテンツ共有方法では,同一 ユーザの所有する複数のコンテンツ処理装置 10を同一の機器グループに登録すれ ば,これらのコンテンツ処理装置 10間で,作成コンテンツおよび配信コンテンツを比 較的自由に共有できる。
[0270] < 7.グループ登録'解除処理 >
次に,グループ管理サーバ 32に対して,コンテンツ処理装置(PC) 10またはコンテ ンッ再生装置 (PD) 20をグループ登録 Z登録解除する処理にっ 、て詳細に説明す る。なお,以下の処理フローでは,グループ管理サーバ 32に対するコンテンツ共有 サービスのユーザ登録が既に完了し,コンテンッ処理装置 10を所有するユーザに対 してリーフ IDが付与されている状態から開始するものとする。
[0271] まず,図 14に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置(PC) 10をダル ープ管理サーバ 32に機器登録する処理 (グループ登録処理)について説明する。図 14は,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置(PC) 10のグループ登録処理を示 すタイミングチャートである。
[0272] 図 14に示すように,まず,ステップ S60〜S70では,登録要求元のコンテンツ処理 装置 10とサーバ 30との間でネットワーク 5を介した通信接続を安全に確立し,ユーザ 認証を行う。この S60〜S70の処理は,コンテンツ処理装置 10のブラウザと,サーバ 30の WWWサーバ 31との間でなされる。
[0273] 具体的には,まず,登録要求元のコンテンツ処理装置 10が,ユーザ入力に応じて ,ユーザ IDおよびパスワードを WWWサーバ 31に送信する(S60)。すると, WWW サーバ 31は,受信したユーザ IDおよびパスワードと,グループ登録データベース 32 4に登録されているユーザ IDおよびパスワードとを照合して,ユーザ認証処理を行う ( S62)。この結果,ユーザ認証が不成立である場合には, WWWサーバ 31は,口グイ ンを許可せず,登録処理を終了する。一方,ユーザ認証が成立した場合には, WW Wサーバ 31は,ログインを許可し,ユーザ認証が成立した旨の通知と,安全な通信 を行うためのセッション情報とをコンテンツ処理装置 10に送信する(S64)。次いで, コンテンツ処理装置 10は,登録要求通知を WWWサーバ 31に送信する(S66)。こ の登録要求通知により, WWWサーバ 31は,コンテンツ処理装置 10が登録要求の ためにアクセスしてきたことを認知する。次いで, WWWサーバ 31は,トランザクション IDを生成し(S68) ,上記生成したトランザクション IDと,グループ管理サーバ 32のァ ドレス情報の一例である URL (Uniform Resource Locator)とを,コンテンツ処 理装置 10に送信する(S70)。これにより,コンテンツ処理装置 10は,受信した URL に基づ!/、てグループ管理サーバ 32にアクセスできるようになる。
[0274] 次のステップ S72〜S86では,コンテンツ処理装置 10をグループ管理サーバ 32に 実際に登録するための処理がなされる。この S72〜S86での処理は,コンテンツ処理 装置 10の著作権管理部と,サーバ 30のグループ管理サーバ 32との間でなされる。
[0275] 具体的には,まず,コンテンツ処理装置 10は,グループ管理サーバ 32にサービス データを要求する(S72)。すると,グループ管理サーバ 32は,コンテンツ処理装置 1 0にサービスデータを返信する(S74)。このサービスデータには,上記認証されたュ 一ザに対応するリーフ IDと,上述したサービス共通鍵とが含まれる。次いで,コンテン ッ処理装置 10は,グループ管理サーバ 32に対し,上記 S70で受信したトランザクシ ヨン IDと,コンテンツ処理装置 10自身に対応するターミナル IDおよびレコーダ IDとを 送信して,グループ管理サーバ 32に登録要求を行う(S76)。このターミナル IDおよ びレコーダ IDは,コンテンツ処理装置 10によって生成される。なお,この S74および S76でやり取りされる情報は,上記セッション情報によって外部からの改竄が防止さ れるので,安全に送受信可能である。
[0276] 次いで,グループ管理サーバ 32は,コンテンツ処理装置 10の登録可否を判断する
(S78)。この登録可否判断は,例えば,同一の機器グループに登録可能なコンテン ッ処理装置 10の上限数 (例えば,ターミナル IDの上限数 (例えば 3個),レコーダ ID の上限数 (例えば 10個))に基づいて成される。より詳細には,上記認証されたユー ザの機器グループに,既に,異なるターミナル IDを有する例えば 3台のコンテンツ処 理装置 10が登録済である場合には,グループ管理サーバ 32は,新たなコンテンツ 処理装置 10の登録を禁止する。また,当該ユーザの機器グループに,過去に,異な るレコーダ IDを有する例えば 10台のコンテンツ処理装置 10が登録されたことがある 場合 (現在登録されているカゝ否かは不問)には,グループ管理サーバ 32は,新たな コンテンッ処理装置 10の登録を禁止する。
[0277] このような S78での登録可否判断の結果,登録を許可しない場合には,グループ 管理サーバ 32は,コンテンツ処理装置 10に登録不可である旨のエラー通知を送信 する。一方, S78での登録可否判断の結果,登録を許可する場合には,グループ管 理サーバ 32は,上記登録要求元のコンテンツ処理装置 10の登録処理を行う(S80) 。具体的には,グループ管理サーバ 32は,上記登録要求元のコンテンツ処理装置 1 0から受信したターミナル IDおよびレコーダ IDを,グループ登録データベース 324の 上記認証されたユーザのレコードに書き込んで登録する。さらに,グループ管理サー ノ 32は,登録されたコンテンツ処理装置 10に対して,登録完了通知を送信する(S8 2)。
[0278] 次いで,コンテンツ処理装置 10は,力かる登録完了通知を受信すると,上記 S74で 受信したサービスデータを有効化する(S84)。さらに,コンテンツ処理装置 10は,有 効化されたサービスデータ内のリーフ IDに基づきグループ ID (上記第 1のグループ I Dと第 2のグループ IDの双方)を生成し,このグループ IDを自身のソース IDリスト L内 に追カ卩して格納する(S86)。これにより,コンテンツ処理装置 10は,当該グループ ID が付加された配信コンテンツを再生可能となり,また, 当該グループ IDを含むグルー プ証明書 Gのレコーダ IDを自身のソース IDリスト Lに追カ卩可能となる。
[0279] このようなコンテンツ処理装置 10の登録処理の後,以下のような,証明書発行およ び配布処理を行ってもよい。即ち,まず,コンテンツ処理装置 10は, 自身に対応する グループ IDとレコーダ IDを含むグループ証明書 Gを発行し,このグループ証明書 G を証明書管理サーバ 36に送信する(S88)。すると,証明書管理サーバ 36は,受信 したグループ証明書 Gを証明書データベース 364に格納する(S90)。これによつて, 他のコンテンツ処理装置 10が同一の機器グループに登録された際に,当該グルー プ証明書 Gを配布して,レコーダ IDを共有できるようになる。
[0280] さらに,証明書管理サーバ 36は, 同一の機器グループに既に登録されている他の 1又は 2以上のコンテンツ処理装置 10がある場合には,この登録済の他のコンテンツ 処理装置 10のグループ証明書 Gを,上記登録されたコンテンッ処理装置 10に配布 する(S92)。すると,上記登録されたコンテンツ処理装置 10は,受信したグループ証 明書 G内のレコーダ IDを読み出して, 自身のソース IDリスト Lに追加する(S94)。こ れにより, 当該コンテンツ処理装置 10は,同一の機器グループに属する他のコンテ ンッ処理装置 10がリツビングしたリツビングコンテンツを再生可能となる。
[0281] 次に,図 15に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置(PC) 10を,既 に登録されて ヽる機器グループから登録解除する処理 (グループ登録解除処理)に ついて説明する。図 15は,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 (PC) 10のダル ープ登録解除処理を示すタイミングチャートである。
[0282] 図 15〖こ示すよう〖こ,まず,ステップ S100〜S110では,登録解除要求元のコンテン ッ処理装置 10とサーバ 30との間でネットワーク 5を介した通信接続を安全に確立し, ユーザ認証を行う。この S100〜S110の処理は,コンテンツ処理装置 10のブラウザ と,サーバ 30の WWWサーバ 31との間でなされる。なお,力力る S100〜S110の処 理は, S106において,コンテンツ処理装置 10から WWWサーバ 31に登録解除要求 通知が成される点を除いては,上記図 14で説明したコンテンツ処理装置 10のダル ープ登録処理の S60〜S70と略同一であるので,詳細説明を省略する。
[0283] 次のステップ S112〜S120では,コンテンツ処理装置 10を実際に登録解除するた めの処理がなされる。この S112〜S120での処理は,コンテンツ処理装置 10の著作 権管理部と,サーバ 30のグループ管理サーバ 32との間でなされる。
[0284] 具体的には,まず,コンテンツ処理装置 10は,上記グループ登録時にグループ管 理サーバ 32から取得してコンテンツ処理装置 10に保有しているサービスデータを無 効化する(S112)。具体的には,コンテンツ処理装置 10は, 自身のソース IDリスト L 内に含まれるグループ IDおよびレコーダ IDを削除する。これにより,コンテンツ処理 装置 10において,これらのソース IDが付加されたコンテンツの再生が不能となる。 [0285] 次いで,コンテンツ処理装置 10は,グループ管理サーバ 32に対し,上記 S 110で 受信したトランザクション IDと,コンテンツ処理装置 10自身に対応するターミナル ID およびレコーダ IDとを送信して,グループ管理サーバ 32に登録解除要求を行う (S1 14)。なお,この S 114で送信される情報は,上記セッション情報によって外部からの 改竄が防止されるので,安全に送信可能である。
[0286] 次いで,グループ管理サーバ 32は,上記登録解除要求を受信すると,コンテンツ 処理装置 10の登録解除可否を判断する(S 116)。例えば,登録解除要求元のコン テンッ処理装置 10が未登録である場合や,不正な登録解除要求である場合などに は,グループ管理サーバ 32は,登録解除を許可しない。
[0287] このような S116での登録可否判断の結果,登録解除を許可しない場合には,ダル ープ管理サーバ 32は,コンテンツ処理装置 10に登録解除不可である旨のエラー通 知を送信する。
[0288] 一方, S116での登録可否判断の結果,登録解除を許可する場合には,グループ 管理サーバ 32は,登録解除要求元のコンテンツ処理装置 10の登録解除処理を行う (S118)。具体的には,グループ管理サーバ 32は,グループ登録データベース 324 の上記認証されたユーザのレコードから,上記登録解除要求元のコンテンツ処理装 置 10のターミナル IDを削除する。この際,上記登録解除要求元のコンテンツ処理装 置 10のレコーダ IDは,グループ登録データベース 324から削除せずに残存させる。 これにより,リツビングコンテンツ共有サービスを提供する際に,過度に多くのリツピン グ機能を有するコンテンツ処理装置 10が登録され,当該多数のコンテンツ処理装置 10からのリツビングコンテンツが共有可能となってしまう不都合を防止できる。
[0289] 次いで,グループ管理サーバ 32は,登録解除されたコンテンツ処理装置 10に対し て,登録解除完了通知を送信する(S120)。
[0290] 以上のように,コンテンツ処理装置 10の登録解除処理では,コンテンツ処理装置 1 0側で,先にサービスデータを無効化(S112)した後に,グループ管理サーバ 32側 で,登録解除処理 (S 118)を行う。これにより,グループ管理サーバ 32で登録解除さ れたコンテンツ処理装置 10に関しては, 当該コンテンツ処理装置 10が保有するサー ビスデータを確実に無効化して,グループ ID等をソース IDリスト Lから削除できる。こ のため,グループ管理サーバ 32上では登録解除されているにもかかわらず,コンテ ンッ処理装置 10上では実際にはサービスデータが無効化されていないという事態を 防止できる。
[0291] 以上,コンテンツ処理装置(PC) 10のグループ登録処理および登録解除処理につ いて説明した。なお,既に登録されているコンテンツ処理装置 10を再度登録するた めには,ー且登録解除しなければ再度登録することができな 、。
[0292] 次に,図 16に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置(PD) 20をダル ープ管理サーバ 32に機器登録する処理 (グループ登録処理)について説明する。図 16は,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置(PD) 20のグループ登録処理を示 すタイミングチャートである。
[0293] コンテンツ再生装置(PD) 20をグループ登録する場合には,登録対象のコンテンツ 再生装置(PD) 20を,既にグループ登録されて 、るコンテンツ処理装置(PC) 10に ローカルライン 9を介して接続して,このコンテンツ処理装置(PC) 10によって,コンテ ンッ再生装置(PD) 20をグループ管理サーバ 32にグループ登録する。
[0294] 図 16に示すように,まず,ステップ S132〜S142では,登録対象のコンテンツ再生 装置 20に接続された登録要求元のコンテンツ処理装置 10とサーバ 30との間でネッ トワーク 5を介した通信接続を安全に確立し,ユーザ認証を行う。この3132〜3142 の処理は, 当該コンテンツ処理装置 10のブラウザと,サーバ 30の WWWサーバ 31と の間でなされる。なお,力力る S132〜S142の処理は, S138において,コンテンツ 処理装置 10力も WWWサーバ 31にコンテンツ再生装置 20の登録要求通知が成さ れる点を除いては,上記図 14で説明したコンテンツ処理装置 10のグループ登録処 理の S60〜S70と略同一であるので,詳細説明を省略する。
[0295] 次のステップ S144〜S164では,コンテンツ再生装置 20を,コンテンツ処理装置 1 0によって,グループ管理サーバ 32に実際に登録するための処理がなされる。この S 144〜S164での処理は,コンテンツ再生装置 20と,コンテンツ処理装置 10の著作 権管理部と,サーバ 30のグループ管理サーバ 32との間でなされる。
[0296] 具体的には,まず,コンテンツ処理装置 10は,登録対象のコンテンツ再生装置 20 から,ローカルライン 9を介して,当該コンテンツ再生装置 20のデバイス IDを取得す る(S144)。次いで,コンテンツ処理装置 10は,グループ管理サーバ 32に対し,上 記 S 142で受信したトランザクション IDと,コンテンツ処理装置 10自身のターミナル I Dと,コンテンツ再生装置 20のレコーダ IDとを送信して,グループ管理サーバ 32に, コンテンツ再生装置 20の登録要求を行う(S146)。なお,この S144でやり取りされる 情報は,上記セッション情報によって外部からの改竄が防止されるので,安全に送受 信可能である。
[0297] 次いで,グループ管理サーバ 32は,上記登録要求を受けると,登録対象のコンテ ンッ再生装置 20の登録可否を判断する(S 148)。本実施形態では,コンテンツ再生 装置 20の登録台数の制限はないため,無条件に登録が許可されるが,かかる例に 限定されず,コンテンツ再生装置 20の登録台数に上限数を設定してもよい。また,登 録要求元のコンテンツ処理装置 10が未登録である場合には,グループ管理サーバ 3 2は,登録対象のコンテンツ再生装置 20の登録を許可しな 、。
[0298] このような S148での登録可否判断の結果,登録を許可しない場合には,グループ 管理サーバ 32は,コンテンツ処理装置 10に登録不可である旨のエラー通知を送信 する。
[0299] 一方, S 148での登録可否判断の結果,登録を許可する場合には,グループ管理 サーバ 32は,登録対象のコンテンツ再生装置 20の登録処理を行う(S 150)。具体的 には,グループ管理サーバ 32は,上記登録要求元のコンテンツ処理装置 10のター ミナル ID等に基づ!/、て,グループ登録データベース 324内の上記認証されたユー ザのレコードを特定し,力かるレコードに登録対象のコンテンツ再生装置 20のデバイ ス IDを書き込む。さらに,グループ管理サーバ 32は,登録要求元のコンテンツ処理 装置 10に対して,登録完了通知を送信する(S152)。
[0300] 次いで,コンテンツ処理装置 10は,力かる登録完了通知を受信すると,コンテンツ 処理装置 10自身の登録時に取得したサービスデータに含まれるリーフ IDに基づい て,グループ ID (上記第 1のグループ IDと第 2のグループ IDの双方)を生成する (S1 54)。
[0301] 次いで,コンテンツ処理装置 10は,登録されたコンテンツ再生装置 20から,当該コ ンテンッ再生装置 20のソース IDリスト Lおよび ICVデータを取得する(S 156)。 [0302] さらに,コンテンツ処理装置 10は, S 156で取得した ICVデータに基づいて,取得 したソース IDリスト Lの正当性をチェックする(S158)。上述したように,グループ管理 方式の著作権管理スキームでは, ICVデータにはソース IDリスト Lのハッシュ値であ る MAC値が含まれているので,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ処理装置 10か ら取得したソース IDリスト Lの MAC値を求めて, ICVデータの MAC値と照合すること により,当該ソース IDリスト Lが改竄されているか否かを検出できる。
[0303] この S158での正当性のチェックの結果,当該ソース IDリスト Lが正当でない(改竄 されている)と判断された場合には,エラーとなり,ソース IDリスト Lの更新が行われな い。
[0304] 一方, S 158での正当性のチェックの結果, 当該ソース IDリスト Lが正当であると判 断された場合には,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装置 20のソース IDリ スト Lを更新する(S 160)。具体的には,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装 置 20から取得したソース IDリストしに,上記 S 154で生成したグループ IDを追加する 。この際,さらに,コンテンツ処理装置 10自身のソース IDリスト Lに含まれているレコ ーダ IDを,コンテンツ再生装置 20から取得したソース IDリスト Lに追加してもよ!/、。
[0305] さらに,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装置 20の ICVデータを更新する
(S162)。具体的には,コンテンツ処理装置 10は,上記 S 160で更新されたコンテン ッ再生装置 20のソース IDリスト Lの MAC値を求めて,新たな ICVデータを生成する
[0306] その後,コンテンツ処理装置 10は,上記 S160で更新したソース IDリスト Lと,上記 S 162で更新した ICVデータを,コンテンツ再生装置 20に送信して,コンテンツ再生 装置 20の記憶部に書き込む(S164)。なお, S156および S164では,コンテンツ処 理装置 10とコンテンツ再生装置 20との間で,セッション情報を用いて ICVデータを 改竄されな 、ようにして送受信する。
[0307] 以上のようなコンテンツ再生装置 20のグループ登録処理により,コンテンツ再生装 置 20は, 自身のソース IDリスト Lにグループ ID追加されたため, 当該グループ IDが 付加された配信コンテンツを再生可能となる。
[0308] 次に,図 17に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置(PD) 20を,既 に登録されて ヽる機器グループから登録解除する処理 (グループ登録解除処理)に ついて説明する。図 17は,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD) 20のダル ープ登録解除処理を示すタイミングチャートである。
[0309] 力かるコンテンツ再生装置(PD) 20のグループ登録解除処理も,上記コンテンツ再 生装置(PD) 20のグループ登録処理と同様に,コンテンツ再生装置(PD) 20をコン テンッ処理装置(PC) 10にローカル接続して,コンテンツ処理装置(PC) 10がサー ノ 30に登録解除要求を行うことによってなされる。
[0310] 図 17〖こ示すよう〖こ,まず,ステップ S170〜S180では,登録解除要求元のコンテン ッ処理装置 10とサーバ 30との間でネットワーク 5を介した通信接続を安全に確立し, ユーザ認証を行う。この S170〜S180の処理は,コンテンツ処理装置 10のブラウザ と,サーバ 30の WWWサーバ 31との間でなされる。なお,力力る S170〜S180の処 理は, S176において,コンテンツ処理装置 10から WWWサーバ 31にコンテンツ再 生装置 20の登録解除要求通知が成される点を除いては,上記図 14で説明したコン テンッ処理装置 10のグループ登録処理の S60〜S70と略同一であるので,詳細説 明を省略する。
[0311] 次のステップ S182〜S198では,コンテンツ処理装置 10を実際に登録解除するた めの処理がなされる。この S182〜S198での処理は,登録解除要求元のコンテンツ 処理装置 10の著作権管理部と,サーバ 30のグループ管理サーバ 32との間でなされ る。
[0312] 具体的には,まず,コンテンツ処理装置 10は,登録解除対象のコンテンツ再生装 置 20から,当該コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lおよび ICVデータを取得す る(S182)。
[0313] さらに,コンテンツ処理装置 10は,上記 S158と同様にして, S182で取得した ICV データに基づいて,取得したソース IDリスト Lの正当性をチェックする(S184)。この S 184での正当性のチェックの結果,当該ソース IDリスト Lが正当でない(改竄されてい る)と判断された場合には,エラーとなり,ソース IDリスト Lの更新が行われない。
[0314] 一方, S 184での正当性のチェックの結果, 当該ソース IDリスト Lが正当であると判 断された場合には,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装置 20のソース IDリ スト Lを更新する(S 186)。具体的には,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装 置 20から取得したソース IDリスト から,グループ IDを削除する。この際,さらに,当 該ソース IDリスト Lに含まれているレコーダ IDを,削除してもよい。これにより,コンテ ンッ再生装置 20にお!/、て,これらのソース IDが付加されたコンテンツの再生が不可 能となる。
[0315] さらに,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装置 20の ICVデータを更新する
(S188)。具体的には,コンテンツ処理装置 10は,上記 S186で更新されたコンテン ッ再生装置 20のソース IDリスト Lの MAC値を求めて,新たな ICVデータを生成する
[0316] その後,コンテンツ処理装置 10は,上記 S186で更新したソース IDリスト Lと,上記 S 188で更新した ICVデータを,コンテンツ再生装置 20に送信して,コンテンツ再生 装置 20の記憶部に書き込む(S 190)。
[0317] 次いで,コンテンツ処理装置 10は,グループ管理サーバ 32に対し,登録解除対象 のコンテンツ再生装置 20の登録解除要求を行う(S192)。具体的には,コンテンツ処 理装置 10は,グループ管理サーバ 32に対し,上記 S180で受信したトランザクション IDと,コンテンツ処理装置 10自身に対応するターミナル IDと,登録解除対象のコン テンッ再生装置 20のデバイス IDとを送信して,登録解除要求を行う。なお,この S19 2で送信される情報は,上記セッション情報によって外部力 の改竄が防止されるの で,安全に送信可能である。
[0318] 次いで,グループ管理サーバ 32は,上記登録解除要求を受信すると,コンテンツ 再生装置 20の登録解除可否を判断する(S194)。例えば,不正な登録解除要求で ある場合などには,グループ管理サーバ 32は,登録解除を許可しない。
[0319] このような S194での登録可否判断の結果,登録解除を許可しない場合には,ダル ープ管理サーバ 32は,コンテンツ処理装置 10に登録解除不可である旨のエラー通 知を送信する。
[0320] 一方, S 194での登録可否判断の結果,登録解除を許可する場合には,グループ 管理サーバ 32は,登録解除対象のコンテンツ再生装置 20の登録解除処理を行う(S 196)。具体的には,グループ管理サーバ 32は,上記登録要求元のコンテンツ処理 装置 10のターミナル ID等に基づいて,グループ登録データベース 324内の上記認 証されたユーザのレコードを特定し,このレコードから,上記登録解除対象のコンテン ッ再生装置 20のデバイス Dを削除する。
[0321] その後,グループ管理サーバ 32は,登録解除要求元のコンテンツ処理装置 10に 対して,登録解除完了通知を送信する(S198)。
[0322] 以上のように,コンテンツ再生装置 20の登録解除処理では,コンテンツ処理装置 1 0側で,先に,コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト L力もグループ IDを削除(S 18 6)した後に,グループ管理サーバ 32側で,登録解除処理 (S 196)を行う。これにより ,グループ管理サーバ 32で登録解除されたコンテンツ再生装置 20に関しては, 当 該コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト L力もグループ IDを確実に削除できる。こ のため,グループ管理サーバ 32上では登録解除されているにもかかわらず,コンテ ンッ再生装置 20の実際のソース IDリスト Lにはグループ IDが残存して 、ると 、う事態 を防止できる。
[0323] 以上,コンテンツ処理装置(PC) 10およびコンテンツ再生装置(PD) 20のグループ 登録処理およびグループ登録解除処理の基本的なフローにっ 、て説明した。かかる 処理により,同一のコンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20の所有者が 変更となった場合でも,登録解除および再登録を行うことにより,コンテンツ処理装置 10のグループ変更を行うことができる。
[0324] なお,リツビング機能を有するコンテンツ処理装置 10の新規グループ登録,グルー プ変更があった場合でも, 当該コンテンツ処理装置 10のレコーダ IDは不変である。 このため,新規グループ登録前またはグループ変更前に当該コンテンッ処理装置 1 0によってリツビングされたコンテンツを,新規グループ登録後またはグループ変更後 においても,当該コンテンツ処理装置 10が属する機器グループの機器は, 自由に再 生可能である。これにより,リツビング機能を有するコンテンツ処理装置 10のユーザの 利便性が向上し,購入メリットが高まる。
[0325] < 8.グループ管理方式の再生制御処理 >
次に,図 18に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10におけるダル ープ管理方式のコンテンツ再生制御処理について説明する。図 18は,本実施形態 にかかるコンテンツ処理装置 10におけるグループ管理方式のコンテンッ再生制御処 理を示すフローチャートである。なお,グループ管理方式の再生制御処理は,コンテ ンッに付カ卩されているソース IDと,ソース IDリスト Lとに基づいて,コンテンツの再生を 制御する処理である。
[0326] 図 18に示すように,まず,ステップ S202では,例えばユーザによって再生要求が 成される(ステップ S202 ;再生要求ステップ)。ユーザは,コンテンツ処理装置 10の 入力装置 108を操作して,所望のコンテンツを選択し,選択したコンテンツを再生す るようにコンテンツ再生部 170に対して指示する。
[0327] 次いで,ステップ S204では,コンテンツに付加されているソース IDが読み出される
(ステップ S204)。コンテンツ再生部 170の再生可否判断部 172は,まず,上記再生 要求されたコンテンツをコンテンツデータベース 116または記録媒体 7等力も読み出 し,次いで,このコンテンツに付加されているライセンスに含まれるソース IDを読み出 して解釈する。
[0328] さらに,ステップ S206では,上記コンテンツから読み出したソース IDが,コンテンツ 処理装置 10のソース IDリスト Lに含まれて!/、るか否かが判定される(ステップ S206) 。具体的には,コンテンツ再生部 170の再生可否判断部 172は,例えばストレージ装 置 111からソース IDリスト Lを読み出して解釈する。次いで,再生可否判断部 172は ,上記コンテンツから読み出したソース IDと,ソース IDリスト Lに含まれているソース I Dとを比較し,上記コンテンツ力も読み出したソース IDがソース IDリスト Lに含まれて いる力否かを判断する。
[0329] この判断の結果,コンテンツ力も読み出したソース IDが,ソース IDリスト Lに含まれ ている場合には,再生可否判断部 172は当該コンテンツの再生を許可し,ステップ S 208に進む。一方,コンテンツ力も読み出したソース IDが,ソース IDリスト Lに含まれ ていない場合には,再生可否判断部 172は当該コンテンツの再生を許可せず,再生 制御処理を終了する。
[0330] さらに,ステップ S208では,現在時刻が取得される(ステップ S208)。再生可否判 断部 172は,コンテンツ処理装置 10に内蔵されている計時装置(図示せず。)から現 在時刻を取得する。 [0331] その後,ステップ S210では,上記取得した現在時刻が,上記コンテンツ力も読み 出したソース IDの有効期限内であるか否かが判断される (ステップ S210)。具体的に は,再生可否判断部 172は,まず,上記コンテンツ力も読み出したソース IDに対応 する有効期限情報を,ソース IDリスト Lから読み出す。上記コンテンツ力も読み出され たソース IDに対応する有効期限情報は,例えばソース IDリスト L内に,当該ソース ID と関連付けられて記録されて 、る。
[0332] 次いで,再生可否判断部 172は,上記取得した現在時刻が,上記ソース IDの有効 期限を越えているカゝ否かを判断する。この判断の結果,現在時刻が,上記ソース ID の有効期限を越えている場合には,ソース IDが期限切れとなっている。このため,再 生可否判断部 172は,上記コンテンツの再生を許可せず,再生制御処理を終了する
[0333] 一方,当該現在時刻が,上記ソース IDの有効期限内である場合には,再生可否判 断部 172は,当該コンテンツの再生を許可し,ステップ 212に進む。この結果,ステツ プ S 212では,再生実行部 174が当該コンテンツを再生する(ステップ S 212)。
[0334] 以上のように,本実施形態に力かるグループ管理方式のコンテンツ再生制御処理 は,コンテンツに付カ卩されているソース IDリスト L内の,ソース IDと,このソース IDの有 効期限情報とに基づいて実行される。力かる再生制御によれば,ソース ID単位でコ ンテンッの再生の有効期限を設定して,コンテンツの再生を許可 Z不許可することが できる。なお,ソース IDの有効期限は必ずしも設定されなくてもよい。
[0335] < 9.グループ管理方式のソース IDリストの更新処理 >
次に,図 19に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 (PC) 10におけ るソース IDリスト Lの更新処理について説明する。図 19は,本実施形態に力かるコン テンッ処理装置 10におけるソース IDリスト Lの更新処理を示すフローチャートである 。このリスト更新処理は,コンテンツ処理装置 10が,配布されたグループ証明書 Gを 取得し,カゝかるグループ証明書 Gに基づいて,コンテンツ処理装置 10自身のソース I Dリスト Lまたはローカル接続されたコンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lを更新 する例である。
[0336] 図 19に示すように,まず,ステップ S220では,コンテンツ処理装置 10は,他のコン テンッ処理装置 10または証明書管理サーバ 36から配布されたグループ証明書 Gを 取得する(ステップ S 220)。コンテンツ処理装置 10は,ネットワーク 5またはローカル ライン 9を介してグループ証明書 Gを受信する,或いは,記憶媒体 7に記録されてい るグループ証明書 Gを読み出すことによって,グループ証明書 Gを取得可能である。
[0337] 次いで,ステップ S222では,上記取得したグループ証明書 Gが有効期限内である か否かが判断される(ステップ S222)。具体的には,コンテンツ処理装置 10のリスト 管理部 140は,まず,グループ証明書 Gに含まれている有効期限情報を読み出し, コンテンツ処理装置 10に内蔵されている計時装置力 現在時時刻情報を取得する。 次いで,リスト管理部 140は,現在時刻がグループ証明書 Gの有効期限内であるか 否かを判断する。この判断の結果,グループ証明書 Gが有効期限内である場合には , S224に進む。一方,グループ証明書 Gが有効期限切れである場合には,リスト更 新を拒否し,リスト更新処理を終了する。
[0338] さらに,ステップ S224では,リスト管理部 140によって,上記取得したグループ証明 書 Gに含まれて 、るグループ IDが読み出される(ステップ S224)。
[0339] その後,ステップ S226では,リスト管理部 140によって,コンテンツ処理装置 10自 身が保有して 、るグループ IDが読み出される (ステップ S226)。本実施形態では, 各コンテンッ処理装置 10にお!/、てグループ IDはソース IDリスト Lに保存されて!、る ので,リスト管理部 140は,ソース IDリスト L力もコンテンツ処理装置 10に対応するグ ループ IDを読み出す。
[0340] 次いで,ステップ S228では,リスト管理部 140によって,上記取得したグループ証 明書 G力も読み出したグループ IDと,コンテンツ処理装置 10自身に対応するグルー プ IDとが一致する力否かが判断される (ステップ S228)。この判断の結果,双方のグ ループ IDがー致する場合には,リスト更新が許可され, S230に進む。一方,双方の グループ IDが異なる場合には,リスト更新が拒否され,リスト更新処理を終了する。
[0341] さらに,ステップ S230では,リスト管理部 140によって,グループ証明書 Gに含まれ ているレコーダ IDがソース IDリスト Lに追加される(ステップ S230)。具体的には,リス ト管理部 140は,上記取得したグループ証明書 Gからレコーダ IDを読み出し,かかる レコーダ IDをソース IDリスト Lに書き込む。これにより,コンテンツ処理装置 10は,当 該レコーダ IDが付加されて 、るリツビングコンテンツを再生可能となる。以上までで, グループ証明書 Gに基づくソース IDリスト Lの更新処理が終了する。
[0342] 以上,本実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100およびこれを利用したコン テンッ共有方法の基本的構成について説明した。かかるコンテンツ共有システム 10 0では,グループ管理方式の著作権管理と, SDMI準拠のチェックイン 'チェックァゥ ト方式の著作権管理方式とを実現できる。
[0343] このうち,コンテンツ共有システム 100においてグループ管理方式の著作権管理を 行う場合には,複数の機器間で共有されるコンテンツをコンテンツ提供元単位 (提供 元のユーザ単位若しくは機器単位)で管理し,コンテンツ処理装置 10によるコンテン ッの再生を,コンテンツ提供元に応じて制限することによって,コンテンツの著作権管 理を行う。即ち,機器間でのコンテンツの共有をコンテンツ提供元単位で許可 Z不許 可することができる。
[0344] このため,コンテンツ提供元が不正なコンテンツ提供元である場合には,コンテンツ 取得側のコンテンツ処理装置 10において,この不正なコンテンツ提供元力も取得し た全てのコンテンツの再生を,一括して禁止することができる。従って,不特定多数の ユーザに対するリツビングコンテンツの大量酉 S布行為,酉 S信コンテンツをインターネッ ト上でダウンロード可能に公開する行為などといった違法行為を,効果的に防止でき る。
[0345] 一方,コンテンツの提供元が正当なコンテンツ提供元である場合には,ー且,この コンテンッ提供元のソース IDをソース IDリスト Lに追力!]してコンテンッの共有を許可し ておけば,その後は,許可されたコンテンツ提供元力も提供されたものであれば,別 のコンテンツであっても自由に再生することができる。このため,私的使用の範囲内 では,複数の機器間でコンテンツを自由にコピーすることができる。よって,私的利用 に限り無制限のコピーを認めていた従来のアナログコンテンツの流通システムに近い 著作権管理を実現できる。
[0346] よって,上記実施形態に力かるコンテンツ共有システム 100は, (1)コンテンツ配信 サービス等に対して正当な対価を支払わずに,コンテンツを不正利用する行為を制 限する著作権利管理機能と, (2)正当な対価を支払った私的使用の範囲内でのコン テンッ利用の自由度を高めること,を両立させることができる。
[0347] また,このようなグループ管理方式の著作権管理処理では,原則として,コンテンツ 配信サービスやリツビングコンテンツ共有サービスの登録時などに一回だけ,ソース I Dリスト Lのソース IDを追加する処理を行えばよい。従って,従来のチェックイン 'チェ ックアウト方式の著作権管理処理のように,コンテンツのコピー(チェックイン/チェッ クアウト)を行う度ごとに毎回,著作権管理処理を実行する場合と比して,著作権管理 処理の効率ィ匕を図れる。
[0348] さらに,コンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20の所有者 (ユーザ)単 位で,各機器をグループ登録してグループィ匕することにより,同一の機器グループに 登録された機器間では,コンテンツを自由にコピーして利用できる。このため,私的 使用をする正当なユーザは, 自己の所有する機器間で自由にコンテンツをコピーで き,また,コンテンツのコピー元やコピー回数などを意識する必要がないので,著作 権管理システムの存在を感じにくい。従って,私的使用の範囲内では,ユーザによる コンテンツ利用の自由度,および利便性をさらに高め,ユーザフレンドリーな著作権 管理を実行できる。
[0349] < 10.ローカル登録につ!、て >
ここで,図 20 (a)乃至図 20 (c)を参照しながら,本実施の形態に係るグループ管理 方式の著作権管理システム(コンテンツ共有システム 100)におけるローカル登録に ついて詳細に説明する。図 20 (a)乃至図 20 (c)は,本実施の形態に力かるローカル 登録の概略的な構成を示す説明図である。
[0350] 図 20 (a)乃至図 20 (c)に示すように,ローカル登録の前提としてまずコンテンツ再 生装置 20のソース IDリスト Lにはレコーダ IDを 1つだけ登録することができる。つまり ,コンテンツ再生装置 20は,コンテンツ処理装置 10を 1つだけ特定し,そのコンテン ッ処理装置 10が例えばリツビングしたコンテンツデータ(又は,コンテンツ)を再生す ることがでさる。
[0351] 図 20 (a)に示すように,レコーダ IDが「レコーダ ID1」であるコンテンツ処理装置 10 とコンテンツ再生装置 20が USB等のインタフェースでローカルライン 9 (ケーブル)を 介して接続すると,コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lにレコーダ ID1が追加さ れる。つまり,コンテンツ再生装置 20をレコーダ ID1のコンテンツ処理装置 10にロー カル登録することができる。
[0352] なお,本実施の形態に力かるローカル登録の一連の処理については後述するが, 上述したように,コンテンツ再生装置 20には 1つのレコーダ IDしか登録することがで きないため,他のレコーダ IDが既に登録されていた場合,さらに他のレコーダ IDに係 るコンテンツデータが既にコンテンツ再生装置 20に記憶されていた等の場合,ロー カル登録することができな!/、。
[0353] 図 20 (a)に示すように,コンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリスト Lにレコー ダ ID 1を記述することで,レコーダ ID 1のコンテンッ処理装置 10がリツビング等により 記録したコンテンツデータについてコンテンツ再生装置 20は,再生することができる 。なお,図 20 (a)に示すようにコンテンツ処理装置 10がリツビング等により記録したコ ンテンッデータにはレコーダ ID 1が付与されて!、る。
[0354] 次に,図 20 (b)に示すよう〖こ,コンテンツ再生装置 20がレコーダ ID1のコンテンツ 処理装置 10aに対してローカル登録して 、る状態から,コンテンツ再生装置 20とレコ ーダ ID2のコンテンツ処理装置 10bがローカルライン 9bで接続し,レコーダ ID2のコ ンテンッデータを取得し,再生しょうとすると,コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lに登録されているレコーダ IDは,レコーダ ID1であるため再生することができない。
[0355] さらに,レコーダ ID2をソース IDリスト Lに登録しょうとしても,既にレコーダ ID1が登 録されているため,コンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリスト Lに記述すること ができずレコーダ HD2のコンテンツ処理装置 10bにローカル登録することもできない。
[0356] コンテンツ再生装置 20がレコーダ ID2のコンテンツデータを再生するためには,ソ ース IDリスト Lに既に記述されて!、るレコーダ ID 1を削除するとともに,レコーダ ID 1 のコンテンツデータを削除する。つまり,コンテンツ再生装置 20のローカル登録の解 除をする必要がある。
[0357] ローカル登録の解除は,コンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリスト Lに記述 されたレコーダ IDを削除することである。上記レコーダ IDの削除は,レコーダ IDを追 加したコンテンツ処理装置 10をはじめ,どのコンテンツ処理装置 10からでもコンテン ッ再生装置 20にローカルライン 9で接続することで削除することができる。 [0358] また,上記レコーダ IDの削除は,コンテンツ再生装置 20の HDD等の記録部を,ソ ース IDリスト Lを含め一切のデータを削除する初期化処理をした場合でもよく,レコー ダ IDが削除されれば,ローカル登録の解除をすることができる。
[0359] ソース IDリスト Lからレコーダ ID1が削除され,レコーダ ID1のコンテンツデータが削 除されると,レコーダ ID2のコンテンツ処理装置 10bはコンテンツ再生装置 20のソー ス IDリスト に自身のレコーダ ID2を追加することができる。つまりローカル登録できる
[0360] なお,既にローカル登録したコンテンツ再生装置 20が他のコンテンツ処理装置 10 に対してローカル登録する場合,上述の通り,コンテンツ再生装置 20が保有するレコ ーダ IDと,そのレコーダ IDが付加されたコンテンツデータを削除することが必要であ る場合を例に挙げて説明したが,力かる例に限定されない。例えば,コンテンツ再生 装置 20が保有するレコーダ IDだけをソース IDリスト Lから削除することをローカル登 録の解除として,他のコンテンツ処理装置 10に対しローカル登録することを許可する ように構成してもよい。
[0361] 図 20 (c)に示すように,コンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリスト Lに記述さ れたレコーダ ID1を削除し,レコーダ ID2にすることで,コンテンツ再生装置 20は,レ コーダ ID2のコンテンツ処理装置 10bが保有するレコーダ ID2が付加されたコンテン ッデータを取得し,そのレコーダ ID2のコンテンツデータを再生することができる。
[0362] 次に,図 21 (a)乃至図 21 (c)を参照しながら,上記説明したグループ登録または口 一カル登録した際のコンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20が保有する ソース IDリスト Lにつ!/、て説明する。
[0363] 図 21 (a)に示すように, レコーダ ID1のコンテンツ処理装置 10aと,レコーダ ID2の コンテンツ処理装置 10bと,ローカル登録済のコンテンツ再生装置 20とが存在して ヽ たとする。なお,コンテンツ再生装置 20は,レコーダ ID1のコンテンツ処理装置 10a に対しローカル登録し,レコーダ ID1のコンテンツデータを保有して!/、る。
[0364] 次に,図 21 (b)に示すように,レコーダ ID1のコンテンツ処理装置 10aがグループ I DAのサービス登録 (又は,グループ登録と記載する場合もある。)をすると,レコーダ ID 1のコンテンツ処理装置 1 Obが保有するソース IDリスト Lには,グループ IDAが追 加される。なお,レコーダ ID1は自分のレコーダ IDであるため既に記述されている。
[0365] 同様に,レコーダ ID2のコンテンツ処理装置 10bについてもグループ IDAのサービ ス登録をすると,レコーダ ID2のコンテンツ処理装置 10bのソース IDリスト Lには,グ ループ IDAが記述される。
[0366] さらに,同じグループ IDをもつ装置同士で 1つのグループを形成し,グループ登録 することができ,ソース IDリスト Lに同じグループ IDをもつ装置のレコーダ IDが追加さ れる。
[0367] 021 (b)に示すように,レコーダ ID2のコンテンツ処理装置 10bのソース IDリスト L には, 同じグループ IDAが追加されたレコーダ ID1のコンテンツ処理装置 10のレコ ーダ IDが追加され,レコーダ ID1のコンテンツ処理装置 10aのソース IDリストにもレコ ーダ ID2が追加される。
[0368] なお,図 21 (b)に示すように,コンテンツ処理装置 10がソース IDリスト Lにレコーダ I Dを追加するタイミングとして,例えば,グループ管理サーバ 32にコンテンツ処理装 置 10がアクセスした際に,グループ管理サーバ 32から送信されるグループ証明書 G を受信したタイミング等を例に挙げることができるが,力かる例に限定されない。また 上記グループ証明書 Gを受信することで,コンテンツ処理装置 10は新規に追加され たレコーダ IDを含め当該グループ IDに属する全てのレコーダ IDをソース IDリスト に 追カロすることができる。
[0369] アクセスとは,例えば,システムの利用,サーバへの接続,ファイルの参照,ファイル の保存,ファイルの削除,またはファイルの変更など,通信網(ネットワーク 5)を介して 情報を処理する情報処理を総称して 、う。
[0370] 次に,図 21 (c)に示すように,既にグループ IDAでサービス登録済であるコンテン ッ処理装置 10aの他に,さらにレコーダ ID1のコンテンツ処理装置 10aにローカル登 録して 、るコンテンツ再生装置 20につ!/、てもグループ IDAのグループにサービス登 録すると,コンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリスト Lには,グループ IDAが 登録され,さらにレコーダ ID2も追加される。
[0371] 従って,コンテンツ再生装置 20がグループ IDAでサービス登録すると,レコーダ ID 1およびレコーダ ID2のコンテンツ処理装置 10a, 10bがリツビング等により記録したコ ンテンッデータをコンテンツ再生装置 20は再生することができる。
[0372] なお,コンテンツ再生装置 20をサービス登録することで,まずグループ IDAがコン テンッ再生装置 20のソース IDリスト Lに追加されるが,そのグループ IDAに属する例 えばレコーダ ID2等のレコーダ IDが上記ソース IDリスト Lに追加されるタイミングは, 例えば,レコーダ ID2のコンテンッ処理装置 1 Obにローカルライン 9で接続した場合 等があるが,力かる例に限定されない。
[0373] 次に,図 22を参照しながら,コンテンツ処理装置 10のグループ登録部に備わる構 成要素について説明する。図 22は,本実施の形態に力かるコンテンツ処理装置 10 のグループ登録部の概略的な構成を示すブロック図である。
[0374] 図 22に示すように,コンテンツ処理装置 10内のグループ登録部には,取得部 401 と,検出部 403と,レコーダ ID追加部 405と,登録要求情報送信部 407と,登録完了 受信部 409と,告知部 411と,グループ ID追加部 413とが備わる。
[0375] 上記取得部 401は,接続先のコンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリスト L ( 第 2のソース IDリスト)を取得する。なお,取得されたソース IDリスト Lは ICV計算され , MAC値が求められて,別途取得する改竄検出用データに含まれる MAC値と照合 され,改竄されていないことが確かめられる。上記改竄検出用データは,ソース IDリス ト Lに基づき生成される。
[0376] 上記検出部 403は,上記取得部 401が取得したソース IDリスト Lのコンテンツ再生 装置 20がサービス登録されている力否かを検出し,さらに上記取得部 401が取得し たコンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lに当該取得元のコンテンツ処理装置 10 ( 自コンテンツ処理装置 10)のレコーダ IDが記述されている力否かを検出する。 自コン テンッ処理装置 10は,コンテンツ処理装置 10自身などと同義である。
[0377] レコーダ ID追加部 405は,上記取得部 401が取得したソース IDリスト Lに自コンテ ンッ処理装置 10のレコーダ IDを追加し,そのソース IDリスト Lの取得先であるコンテ ンッ再生装置 20に対し追加したソース IDリスト Lをストレージ装置等に格納する。
[0378] レコーダ ID追加部 405が上記ソース IDリスト Lにレコーダ IDを追加する条件として ,後程説明するが,ソース IDリスト Lの取得先であるコンテンツ再生装置 20がサービ ス未登録であり,そのソース IDリスト L内に取得元のコンテンツ処理装置 10自身(自コ ンテンッ処理装置 10)のレコーダ ID以外のレコーダ IDが記述されていないことが検 出部 403によって検出されること等を条件として例示することができる。
[0379] なお,レコーダ ID追加部 405は,コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lにレコー ダ IDを追加する場合を例に挙げて説明したが,力かる例に限定されず,例えば,レコ ーダ ID追加部 405は,コンテンッ処理装置 10が保有するソース IDリスト Lにレコーダ IDを追加する場合等でもよ ヽ。
[0380] 登録要求情報送信部 407は,ユーザによってマウス等の入力部が操作され,コンテ ンッ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20をサービス登録する旨の要求等を受 付けると,登録要求情報送信部 407は,送信部に登録要求情報を送信する。なお, 送信された登録要求情報は,送信部を介しネットワークを通じてグループ管理サー バ 32に送信される。
[0381] 上記登録完了受信部 409は,登録要求情報が送信されたグループ管理サーバ 32 力 登録完了の旨を知らせる登録完了情報をネットワークを介して受信する。なお, 上記グループ管理サーバ 32から正常にコンテンツ再生装置 20またはコンテンツ処 理装置 10のサービス登録処理が終了しない場合,登録完了情報ではなく,登録異 常情報等が送信される。
[0382] 上記告知部 411は,コンテンツ処理装置 10の表示画面上にサービス登録を勧める 告知等を表示する。また,コンテンツ再生装置 20に記憶された自コンテンツ処理装 置 10に対応しないレコーダ IDのコンテンツデータを消去(初期ィ匕)するよう勧める告 知等を表示画面上に表示する。なお,コンテンツ処理装置 10の表示画面上に表示 する場合に限られず,コンテンツ再生装置 20の表示画面上にサービス登録を勧める 告知等が表示される場合でも実施可能である。
[0383] グループ ID追加部 413は,上記登録完了受信部 409で登録完了情報を受信する と,コンテンツ処理装置 10が保有するソース IDリスト Lに記述されたグループ IDを,コ ンテンッ再生装置 20が保有するソース IDリスト Lに追加する。その際,取得部 401が 取得したソース IDリスト Lにグループ ID追加部 413はグループ IDを追加する。
[0384] また,上述したグループ ID追加部 413が備える機能とほぼ同一の機能を,図 8で上 記説明したグループ ID更新部 149が備える場合等でも実施可能であり,グループ I D更新部 149が,ソース IDリスト Lにグループ IDを追加等してもよい。
[0385] 次に,図 23〜図 25を参照しながら,本実施の形態に力かるコンテンツ再生装置 20 に対する自動的なローカル登録処理を含んだ一連の登録処理にっ 、て説明する。
[0386] まず,図 23に示すように,コンテンツ再生装置 20がコンテンツ処理装置 10にケー ブル (ローカルライン 9)接続すると(S301) ,コンテンツ処理装置 10に備わる取得部 401がケーブル(ローカルライン 9)接続先のコンテンツ再生装置 20が保有するソー ス IDリスト Lを取得する。
[0387] 取得部 401がソース IDリスト Lを取得すると,検出部 403は上記ソース IDリストしに 基づき取得先のコンテンツ再生装置 20が何らかの登録がなされている力否かを検出 する(S302)。例えば,検出部 403は,コンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリ スト Lにグループ IDが記述されているカ 取得元のコンテンツ処理装置 10 (自コンテ ンッ処理装置 10)のレコーダ IDが記述されているか等を検出する。
[0388] 検出部 403力 例えばソース IDリスト Lにグループ IDが記述されていた場合,その コンテンツ再生装置 20はサービス登録 (又はグループ登録)済であることを検出し, ソース IDリスト Lにレコーダ IDが記述されて!、た場合,そのコンテンツ再生装置 20は ローカル登録済であることを検出する。
[0389] 検出の結果,ローカル登録またはサービス登録など,コンテンツ再生装置 20が何ら かの登録がなされていた場合(S302) ,次に検出部 403はコンテンツ再生装置 20が ローカル登録済である力否かを検出し (S303) ,検出結果がローカル未登録の場合 ,次にコンテンツ処理装置 10がサービス登録されている力否かを検出する(S304)。 なお,コンテンツ処理装置 10がサービス登録されているか否かは,コンテンツ処理装 置 10が保有するソース IDリスト L (第 1のソース IDリスト)に,グループ IDが記述されて V、る力否かに基づき判断することができる。
[0390] 検出部 403による検出の結果,コンテンツ処理装置 10がサービス未登録の場合 (S 304) ,つまりケーブル(ローカルライン 9)接続したコンテンツ再生装置 20がローカル 未登録であり,且つコンテンツ処理装置 10がサービス未登録である場合,コンテンツ 処理装置 10について,グループ管理サーバ 32にサービス登録を促すためのサービ ス登録勧告情報を告知部 411が生成し,コンテンッ処理装置 10の表示画面に表示 する(S305)。
[0391] 次に,上記告知部 411によるサービス登録勧告情報を表示画面を介してユーザが 視認することで,コンテンツ処理装置 10のサービス登録する場合 (S305) ,表示画面 にサービス登録用の登録画面を表示する(S306)。
[0392] 画面に表示された登録画面に従って,ユーザがマウス等の入力部を操作し,サー ビス登録の指示を登録要求情報送信部 407が受付けた場合,当該登録要求情報送 信部 407は,登録要求情報をグループ管理サーバ 32に送信する。
[0393] コンテンツ処理装置 10がグループ管理サーバ 32からサービス登録完了を示す登 録完了情報 (登録完了情報)を受信し,リーフ IDに基づきグループ IDを生成し,ダル ープ ID追加部 413がコンテンツ処理装置 10のソース IDリスト Lにグループ IDを追加 することで,サービス登録が完了する(S307)。なお,上記グループ IDの追加と共に ,そのグループ IDに属するレコーダ IDについてもコンテンツ処理装置 10のソース ID リスト Lに追加される。
[0394] 一方,コンテンツ再生装置 20のサービス登録をしな!、場合(S305) ,コンテンツ処 理装置 10の表示画面に図 26に示すような警告画面を表示する(S308)。図 26に示 す警告画面を表示することで,ユーザにコンテンツ再生装置 20が正しく登録がなさ れて 、な 、ことを認識させることができる。
[0395] また,コンテンツ処理装置 10が既にサービス登録されている場合(S304) ,例えば ,コンテンツ処理装置 10のソース IDリスト Lに登録されているグループ IDと,コンテン ッ再生装置 20のソース IDリスト Lに登録されて!、るグループ IDとが同一であることを ,検出部 403が検出すると(S309) ,コンテンツ処理装置 10は,当該コンテンツ処理 装置 10に格納された上記グループ IDが付与されているコンテンツデータをコンテン ッ再生装置 20に転送することができる(S310)。
[0396] コンテンツ処理装置 10およびコンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリストしに 記述されたグループ IDが同一でない場合(S309) ,上記説明したように,図 26に示 す警告画面が画面上に表示され (S311) ,結果として,例えば,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ配信サーバ 34から配信されたコンテンツデータをコンテンツ再生装 置 20に転送することができない。 [0397] 次に, S302において,コンテンツ再生装置 20が何も登録がなされていな力つた場 合,図 24に示すように,まず上記告知部 411によるサービス登録勧告情報をコンテ ンッ処理装置 10の表示画面を介してユーザが視認し,コンテンツ再生装置 20のサ 一ビス登録する場合 (S312) ,さらに検出部 403によってケーブル (ローカルライン 9 )接続されたコンテンツ処理装置 10がサービス登録されているか登録状況が検出さ れる(S313)。
[0398] 検出部 403による検出の結果,コンテンツ処理装置 10がサービス登録されていた 場合(S313) ,コンテンツ処理装置 10の表示画面にコンテンツ再生装置 20のサービ ス登録用の登録画面を表示する(S 314)。
[0399] 次に,ユーザは,画面に表示された登録画面に従って,マウス等の入力部を操作し ,コンテンツ再生装置 20に対するサービス登録の指示を登録要求情報送信部 407 が受付けた場合,当該登録要求情報送信部 407は,登録要求情報をグループ管理 サーバ 32に送信する。
[0400] コンテンツ処理装置 10がグループ管理サーバ 32からコンテンツ再生装置 20のサ 一ビス登録完了を示す登録完了情報 (登録完了情報)を受信することによって,コン テンッ再生装置 20のソース IDリスト Lに,当該コンテンツ処理装置 10が属するダル ープのグループ IDをグループ ID追加部 413が追加することで,サービス登録が完了 する(S315)。なお,上記グループ IDの追加と共に,そのグループ IDに属するレコ ーダ IDについてもコンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lに追加される。
[0401] コンテンツ再生装置 20のサービス登録が済むと(S315) ,コンテンツ処理装置 10 は,当該コンテンツ処理装置 10に記憶された同一のグループ IDが付与されているコ ンテンッデータをコンテンツ再生装置 20に転送することができる(S316)。
[0402] 一方,検出部 403による検出の結果,コンテンツ処理装置 10がサービス登録され て 、なかった場合(S 317) ,コンテンッ処理装置 10の表示画面にコンテンッ再生装 置 20及びコンテンツ処理装置 10をサービス登録するための登録画面を表示する(S 318)。
[0403] 画面に表示された登録画面に従って,ユーザがマウス等の入力部を操作し,サー ビス登録の指示を登録要求情報送信部 407が受付けた場合,当該登録要求情報送 信部 407は,登録要求情報をグループ管理サーバ 32に送信する。
[0404] なお, S318においてはコンテンツ再生装置 20及びコンテンツ処理装置 10のサー ビス登録が行われるが,コンテンツ再生装置 20とコンテンツ処理装置 10の各々の装 置について例えばユーザ ID,パスワード等の入力を受付けて,各々登録要求情報を 生成する場合や,上記各々の装置についてサービス登録する際に,例えばユーザ I Dやパスワードなど,共通する情報の入力を受付ける場合はどちらか一方の情報を 受付ければ, 自動的に登録要求情報を生成する場合等でもよい。後者の場合によれ ば,ユーザによる情報入力処理の簡略化や,登録要求情報の生成時間の短縮化が 図れる。
[0405] コンテンツ処理装置 10がグループ管理サーバ 32から,コンテンツ処理装置 10及 びコンテンツ再生装置 20のサービス登録完了を示す登録完了情報 (登録完了情報) を受信し,リーフ IDに基づきグループ IDを生成し,グループ ID追加部 413がコンテ ンッ処理装置 10及びコンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lにグループ IDを追加 することで,サービス登録が完了する(S318)。なお,上記グループ IDの追加と共に ,そのグループ IDに属するレコーダ IDについてもコンテンツ再生装置 20及びコンテ ンッ処理装置 10のソース IDリスト Lに追加される。
[0406] コンテンツ処理装置 10及びコンテンツ再生装置 20のサービス登録が済むと(S318 ) ,コンテンツ処理装置 10が記憶するコンテンツデータのうち,コンテンツ処理装置 1 0が保有するソース IDリスト Lに追加されたグループ IDと同一のグループ IDが付カロさ れたコンテンツデータについて,コンテンツ再生装置 20に転送することができる(S3 19)。
[0407] さらに,上記告知部 411により生成されたサービス登録勧告情報が表示画面に表 示され,それをユーザが視認した結果,コンテンツ処理装置 10のサービス登録をし ない場合 (S312) ,つまり,コンテンツ再生装置 20は何ら登録がされておらず,サー ビス登録もしない場合,コンテンツ処理装置 10のレコーダ ID追加部 405は,コンテン ッ処理装置 10自身のレコーダ IDをコンテンツ再生装置 20の取得済のソース IDリスト Lに追加するとともに,更新されたソース IDリスト Lから ICV計算することで求められた MAC値を含む改竄検出用データを生成し,コンテンツ再生装置 20に上記追加後の ソース IDリスト Lと改竄検出用データを格納する(S320)。
[0408] ローカル登録が済むと(S320) ,コンテンツ処理装置 10が保有するコンテンツデー タのうち,レコーダ IDが付カ卩されたコンテンツデータ(リツビングコンテンツデータ)をコ ンテンッ再生装置 20に転送することができる(S321)。
[0409] 従って,コンテンツ再生装置 20が何らかの登録がなされていない場合,コンテンツ 処理装置 10はコンテンツ再生装置 20を自動的にローカル登録する。かかるローカル 登録によって,例えば,インターネット等のネットワークに通信する機能がなくても,コ ンテンッ再生装置 20は,コンテンツ処理装置 10が保有するコンテンツデータを取得 し,そのコンテンツデータを再生することができる。なお,コンテンツ配信サーバ 34か ら配信されるコンテンツデータについては例えばサービス登録がされない限り,コン テンッ再生装置 20では再生することができな 、。
[0410] 次に,図 23に示すように,コンテンツ再生装置 20が何らかの登録がなされ (S302) ,そのうちコンテンツ再生装置 20はローカル登録されて!、る場合(S303)であって, さらに図 25に示すように,コンテンッ再生装置 20とローカル登録したコンテンッ処理 装置 10が実際にケーブル(ローカルライン 9)接続して!/、るコンテンツ処理装置 10で ある力否か判断する(S322)。
[0411] つまり,検出部 403力 コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lに,コンテンツ処 理装置 10自身に対応するレコーダ IDと同一のレコーダ IDが記述されていることを検 出した場合,コンテンツ再生装置 20とローカル登録したコンテンツ処理装置 10が実 際にケーブル (ローカルライン 9)接続して!/、ると判断できる。
[0412] 検出の結果,コンテンツ再生装置 20とコンテンツ処理装置 10のソース IDリストしに 記述されたレコーダ IDが異なる場合 (S322) ,警告画面をコンテンツ処理装置 10の 画面に表示し(S323) ,さらにコンテンツ再生装置 20のストレージ装置にコンテンツ データが存在して 、るか否か確認する(S324)。
[0413] コンテンツデータが存在していなかった場合(S324) ,コンテンツ再生装置 20につ V、て,グループ管理サーバ 32にサービス登録を促すためのサービス登録勧告情報 を告知部 411が生成し,コンテンツ処理装置 10の表示画面に表示する(S325)。
[0414] また,コンテンツ再生装置 20にコンテンツデータが存在していた場合(S324) ,図 2 7に示すような初期化を促す画面がコンテンツ処理装置 10の画面上に表示される(S 326)。図 27に示す画面を介してユーザによる入力部の操作によって「初期化する」 ボタンが押下されると,コンテンツ再生装置 20のストレージ装置に記憶されたデータ を全て削除し,物理的な初期化処理を実行する(S327)。
[0415] 上記コンテンツ再生装置 20に対する初期化処理が完了すると(S327) ,コンテンツ 処理装置 10のレコーダ ID追加部 405は,ローカル登録処理を実行する(S328)。具 体的には,レコーダ ID追加部 405は,コンテンツ処理装置 10自身のレコーダ IDをコ ンテンッ再生装置 20の取得済のソース IDリスト Lに追加するとともに,更新されたソ ース IDリスト Lから ICV計算することで求められた MAC値を含む改竄検出用データ を生成し,コンテンツ再生装置 20に上記追加後のソース IDリスト Lと改竄検出用デー タを格納する(S328)。
[0416] 従って,コンテンツ再生装置 20に対する初期化処理を実行することで (S327) ,異 なるレコーダ IDを有する他のコンテンツ処理装置 10に登録されていたローカル登録 を解除し,ケーブル(ローカルライン 9)接続された自コンテンツ処理装置 10のレコー ダ IDで自動的にローカル登録することができる(S328)。
[0417] 次に,検出の結果,コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lに記述されたレコーダ IDと,コンテンツ処理装置 10のソース IDリスト Lに記述されたレコーダ IDとが同一の 場合 (S322) ,上記告知部 411によるサービス登録勧告情報を画面に表示する。ュ 一ザがこの表示を視認した結果,コンテンツ再生装置 20をサービス登録しな 、場合 には(S329) ,例えば,コンテンツ処理装置 10のストレージ装置に記憶されたコンテ ンッデータのうち,レコーダ IDが付加されたコンテンツデータ(リツビングコンテンツデ ータ)のみをコンテンツ再生装置 20に転送することができる(S330)。
[0418] また,コンテンツ再生装置 20をサービス登録する場合 (S329)で,且つ,検出部 40 3による検出の結果,コンテンツ処理装置 10がサービス登録されていた場合 (S331) ,コンテンツ処理装置 10の表示画面にコンテンツ再生装置 20のサービス登録用の 登録画面を表示する(S332)。
[0419] 次に,ユーザは,画面に表示された登録画面に従って,マウス等の入力部を操作し ,コンテンツ再生装置 20に対するサービス登録の指示を登録要求情報送信部 407 が受付けた場合,当該登録要求情報送信部 407は,登録要求情報をグループ管理 サーバ 32に送信する。
[0420] コンテンツ処理装置 10がグループ管理サーバ 32からコンテンツ再生装置 20のサ 一ビス登録完了を示す登録完了情報 (登録完了情報)を受信することによって,コン テンッ再生装置 20のソース IDリスト Lに,当該コンテンツ処理装置 10が属するダル ープのグループ IDをグループ ID追加部 413が追加することで,サービス登録が完了 する(S333)。
[0421] コンテンツ再生装置 20のサービス登録が済むと(S333) ,コンテンツ処理装置 10 は,当該コンテンツ処理装置 10が記憶するコンテンツデータのうち,コンテンツ処理 装置 10が保有するソース IDリスト Lに追加されたグループ IDと同一のグループ IDが 付加されたコンテンツデータについて,コンテンツ再生装置 20に転送することができ る(S334)。
[0422] 一方,コンテンツ処理装置 10がサービス登録されていなかった場合(S331) ,コン テンッ処理装置 10の表示画面にコンテンッ再生装置 20及びコンテンッ処理装置 10 をサービス登録するための登録画面を表示する(S335)。
[0423] 画面に表示された登録画面に従って,ユーザがマウス等の入力部を操作し,サー ビス登録の指示を登録要求情報送信部 407が受付けた場合,当該登録要求情報送 信部 407は,登録要求情報をグループ管理サーバ 32に送信する。
[0424] コンテンツ処理装置 10がグループ管理サーバ 32から,コンテンツ処理装置 10及 びコンテンツ再生装置 20のサービス登録完了を示す登録完了情報 (登録完了情報) を受信し,リーフ IDに基づきグループ IDを生成し,コンテンツ処理装置 10及びコン テンッ再生装置 20のソース IDリスト Lにグループ ID追加部 413がグループ IDを追加 することで,サービス登録が完了する(S336)。なお,上記グループ IDの追加と共に ,そのグループ IDに属するレコーダ IDについてもコンテンツ再生装置 20及びコンテ ンッ処理装置 10のソース IDリスト Lに追加される。
[0425] コンテンツ処理装置 10及びコンテンツ再生装置 20のサービス登録が済むと(S336 ) ,コンテンツ処理装置 10は,当該コンテンツ処理装置 10が記憶するコンテンツデー タのうち,コンテンツ処理装置 10が保有するソース IDリスト Lに追加されたグループ I Dと同一のグループ IDが付加されたコンテンツデータについて,コンテンツ再生装置 20に転送することができる(S337)。
[0426] なお,本実施の形態においてコンテンツデータの転送はコンテンツ処理装置 10か らコンテンツ再生装置 20に対する転送の場合を例に挙げて説明したが,かかる例に 限定されず,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10に対する転送の場合 等でも実施可能である。
[0427] また,本実施の形態においては,コンテンツ処理装置 10のグループ登録部に備わ る取得部 401と,検出部 403と,レコーダ ID追加部 405と,登録要求情報送信部 40 7と,登録完了受信部 409と,告知部 411と,グループ ID追加部 413とはハードゥエ ァカもなる場合を例にあげて説明したが,本発明は力かる例に限定されない。例えば ,上記各部のうち少なくとも一つの部位は, 1又は 2以上のモジュールまたはコンポ一 ネントから構成されるプログラムの場合であってもよい。
[0428] 次に,上述した一連の処理は,専用のハードウェアにより行うこともできるし,ソフトゥ エアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には,そのソフ トウエアを構成するプログラムが,コンテンツ処理装置 10,コンテンツ再生装置 20,ま たはサーバ 30等にインストールされる。
[0429] ここで,本明細書において,コンテンツ処理装置 10,コンテンツ再生装置 20,また はグループ管理サーバ 32等のコンピュータに各種の処理を行わせるためのプロダラ ムを記述する処理ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って 時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理 (例えば,並 列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
[0430] < 11.同一 IDの場合のコンテンツ処理装置又はコンテンツ再生装置の登録につ いて >
次に,図 28〜図 31を参照しながら,ユーザ IDが同一である場合,コンテンツ処理 装置 10またはコンテンツ再生装置 20のサービス登録処理について説明する。図 28 は,本実施の形態に力かるサービス登録処理の際の入力画面の概略を示す説明図 であり,図 29は,本実施の形態に力かるグループ管理部の概略的な構成を示すプロ ック図であり,図 30は,本実施の形態に力かるコンテンツ再生装置 20をサービス登 録する概略を示すシーケンス図であり,図 31は,本実施の形態に力かるコンテンツ 処理装置 10をサービス登録する概略を示すシーケンス図である。
[0431] まず,上記説明した通り,コンテンツ処理装置 10又はコンテンツ再生装置 20をサー ビス登録する際には,コンテンツ処理装置 10がグループ管理サーバ 32にネットヮー クを介してアクセスし,サービス登録処理に必要な情報をグループ管理サーバ 32 (本 実施形態に力かる管理サーノ)に送信する。
[0432] アクセスとは,例えば,システムの利用,サーバへの接続,ファイルの参照,ファイル の保存,ファイルの削除,またはファイルの変更など,通信網を介して情報を処理す る情報処理を総称していう。
[0433] さらに,グループ管理サーバ 32がリーフ IDをコンテンツ処理装置 10に送信し,そ のリーフ IDに基づきコンテンツ処理装置 10がグループ IDを生成し,当該コンテンツ 処理装置 10のソース IDリスト L又はコンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lに追加 することでサービス登録が行われることを上記にて説明した。
[0434] 図 28に示すように,コンテンツ処理装置 10の表示画面には,サービス登録する際 に,グループ管理サーバ 32側からユーザの ID (ユーザ ID)とパスワードを要求する 入力画面が表示され,ユーザはマウス等の入力部を操作することで,その入力画面 にユーザ IDとパスワードを入力する必要があった。しかしながら,同一のユーザ IDで あるコンテンツ処理装置 10またはコンテンツ再生装置 20を登録する場合等であって も,グループ管理サーバ 32にユーザ IDとパスワードを送信しなければならず,サー ビス登録処理の効率性が悪!ヽ。
[0435] そこで,コンテンツ処理装置 10からグループ管理サーバ 32にユーザ ID及びパスヮ ードを送信しなくともサービス登録を実行することが可能なサービス登録処理を以下 に説明する。
[0436] 図 29に示すように,コンテンツ処理装置 10のグループ管理部は,ユーザ情報送信 部 430と,登録要求情報送信部 433と,リスト管理部(リスト更新部) 140とを少なくとも 備える。なお,図示されていないが,上記グループ管理部の構成を説明する際に登 場した取得部 401,検出部 403等も備わっても良い。
[0437] ユーザ情報送信部 430は,ユーザによって入力部が操作されることで入力されたュ 一ザ IDやパスワードなどが含まれたユーザ情報を受付けて,そのユーザ情報を送信 部を通じてグループ管理サーバ 32に送信する。
[0438] 登録要求情報送信部 433は,デバイス ID又はターミナル IDを含んだサービス登録 をグループ管理サーバ 32に要求するための登録要求情報を生成し,送信部を通じ てグループ管理サーバ 32に送信する。
[0439] 登録要求情報送信部 433は,コンテンツ処理装置 10にローカルライン 9に接続す るコンテンツ再生装置 20のサービス登録を行う場合,取得部 401によって取得され たコンテンツ再生装置 20のデバイス IDを含んだ登録要求情報を生成する。
[0440] また,登録要求情報送信部 433は,コンテンツ処理装置 10のサービス登録を行う 場合,コンテンツ処理装置 10が生成するターミナル IDを含んだ登録要求情報を生 成する。
[0441] リスト管理部 140は,上記登録要求情報をグループ管理サーバ 32に送信後,ダル ープ管理サーバ 32から返信されるリーフ IDを受信すると,そのリーフ IDに基づきグ ループ IDを生成し,サービス登録の対象となるコンテンツ処理装置 10又はコンテン ッ再生装置 20が保有するソース IDリスト Lに追加する。
[0442] 次に,図 30を参照しながら,コンテンツ再生装置 20をサービス登録する場合につ いて説明する。なお,前提条件として,コンテンツ処理装置 10は既にグループ管理 サーバ 32にサービス登録済である。
[0443] コンテンツ再生装置 20がコンテンツ処理装置 10にローカルライン 9でケーブル接 続すると,コンテンツ処理装置 10は,上記説明したように,コンテンツ再生装置 20の ソース IDリスト Lを取得することで,当該コンテンツ再生装置 20がサービス登録されて いるか否かを検出する。
[0444] コンテンツ再生装置 20がサービス登録されていないとコンテンツ処理装置 10が検 出した場合,図 30に示すように,まずコンテンツ処理装置 10はネットワークを介して サーバ 30に対しコンテンツ再生装置 20の登録要求の通知をする(S340)。
[0445] 特にサーバ 30に備わる WWWサーバ 31にアクセスし,コンテンツ処理装置 10は登 録要求通知する(S340)。 WWWサーバ 31は登録要求通知を受付けると,グループ 管理サーバに転送する。 [0446] 次に,コンテンツ処理装置 10から登録要求通知されると,サーバ 30は,登録処理 を実行するために必要な情報が含まれた登録起動情報をコンテンツ処理装置 10〖こ 送信する(S341)。上記登録起動情報には,例えばデータの再送に必要なトランザ クシヨン IDや,グループ IDを生成するために必要なリーフ ID等が格納されたロケ一 シヨンを示す URL等の情報が含まれて 、る。上記リーフ IDはグループ管理サーバ 3 2によって管理されているユーザ識別情報である。
[0447] コンテンツ処理装置 10は,登録起動情報を受信すると,コンテンツ処理装置 10の 取得部 401はコンテンツ再生装置 20からデバイス IDを取得する(S342)。
[0448] デバイス IDを取得すると(S342) ,コンテンツ処理装置 10自身が保持するターミナ ル IDを取得する(S 343)。
[0449] 次に,コンテンツ処理装置 10の登録要求情報送信部 433が上記トランザクション I Dと,ターミナル IDと,デバイス IDとを含んだ登録要求情報を生成し,サーバ 30に送 信する(S344)。
[0450] サーバ 30の WWWサーバ 31のユーザ登録部(登録部) 312は,ターミナル IDに基 づいて,既に登録されたコンテンツ処理装置 10のレコード(登録レコード)を取得する とともに,登録可能であるかチェックを行い,その登録レコードに新たにデバイス IDを 追加する(S345)。なお,コンテンツ処理装置 10の登録レコードには,例えばユーザ IDやパスワード等のユーザ情報がターミナル ID等と対応付けられて 、る。通常であ れば,そのユーザ ID及びパスワードをコンテンツ処理装置 10からまず受信すること でグループ管理サーバ 32はコンテンツ処理装置 10が登録されたレコードを一意に 特定していたが,ターミナル IDを受信すれば,レコードを一意に特定可能であるため ,迅速かつ効率的なサービス登録処理を行うことができる。
[0451] なお,登録レコードについては,図 12に示すグループ登録 DB324で説明したが, 登録レコード(レコード 3241〜レコード 3245)は,コンテンツ処理装置 10等の機器を グループ管理サーバ 32に登録した際に生成されるレコードである。登録レコードには ,既に説明した通り,ユーザ ID,パスワード,ターミナル ID,デバイス ID,およびレコ ーダ ID等の情報が含まれて 、る。
[0452] また, WWWサーバ(管理サーバ) 31は,まずユーザ ID及びパスワードを含んだュ 一ザ情報をコンテンツ処理装置 10から受信し, WWWサーバ 31のユーザ認証部 (認 証部) 314は,そのユーザ情報を認証し,認証許可通知情報をコンテンツ処理装置 1 0に送信する。その認証許可通知情報をコンテンツ処理装置 10が受信しないと,登 録要求情報をサーバ 30の WWWサーバ 31に送信することができなかったが,ユー ザ情報を送信しなくともサーバ 30はターミナル IDを受信すれば,レコードを一意に特 定可能であるため,迅速かつ効率的なサービス登録処理を行うことができる。
[0453] グループ管理サーバ 32が管理するグループ登録 DB324にコンテンツ再生装置 2 0のデバイス IDが追加されると(S345) ,サーバ 30はコンテンツ処理装置 10に対し, 登録が終了した旨を伝えるための登録完了情報を送信する(S346)。
[0454] コンテンツ処理装置 10が登録完了情報を受信すると,コンテンツ処理装置 10の取 得部 401は,コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lを取得する(S347)。なお,取 得部 401はソース IDリスト Lの取得の際に改竄を検出するためソース IDリスト Lを ICV 計算し,求められた MAC値と,ソース IDリスト Lと共に取得する改竄検出用データ (I CVデータ)に含まれる MAC値とがー致するか確認する。
[0455] ソース IDリスト Lを取得すると(S347) ,リスト管理部 140は,そのソース IDリストしに 既に登録済のコンテンツ処理装置 10のグループ IDを追加する(S348)。さらに,リス ト管理部 140は,更新後のソース IDリスト Lから改竄検出用データを生成し,ソース I Dリスト Lとともに改竄検出用データをコンテンツ再生装置 20のストレージ装置に格納 する(S349)。
[0456] 以上で,コンテンツ再生装置 20のサービス登録処理が終了する。コンテンツ処理 装置 10を既にサービス登録済であれば,同一ユーザが所有するコンテンツ再生装 置 20をサービス登録する際に,わざわざユーザによるユーザ ID及びパスワード等の ユーザ情報の入力をしなくても,効率的にサービス登録を実行することができる。
[0457] 次に,図 31を参照しながら,コンテンツ処理装置 10をサービス登録する場合につ いて説明する。なお,前提条件として,コンテンツ再生装置 20は既にグループ管理 サーバ 32のグループ登録 DB324にサービス登録済であるとする。
[0458] コンテンツ再生装置 20がコンテンツ処理装置 10にローカルライン 9でケーブル接 続すると,コンテンツ処理装置 10は,上記説明したように,コンテンツ再生装置 20の ソース IDリスト Lを取得することで,当該コンテンツ再生装置 20がサービス登録されて いるか否かを検出する。
[0459] さらに,コンテンツ処理装置 10自身がサービス登録しているか否かについてもコン テンッ再生装置 20と同様に,ソース IDリスト Lにグループ ID等が記述されて 、るか否 かを検出することで判断する。
[0460] ここで,コンテンツ処理装置 10がサービス登録されていないとコンテンツ処理装置 1
0が検出した場合,図 31に示すように,まずコンテンツ処理装置 10はネットワークを 介してサーバ 30に対しコンテンツ処理装置 10自身のサービス登録要求の通知をす る(S350)。
[0461] 次に,コンテンツ処理装置 10から登録要求通知されると,サーバ 30は,登録処理 を実行するために必要な情報が含まれた登録起動情報をコンテンツ処理装置 10〖こ 送信する(S351)。上記登録起動情報には,例えばデータの再送に必要なトランザ クシヨン IDや,グループ IDを生成するために必要なリーフ ID等が格納されたロケ一 シヨンを示す URL等の情報が含まれている。なお,トランザクション IDは,例えば W WWサーバ 31によって管理され,リーフ IDは,グループ管理サーバ 32によって管理 される。
[0462] コンテンツ処理装置 10は,登録起動情報を受信すると,コンテンツ処理装置 10の 取得部 401はコンテンツ再生装置 20からデバイス IDを取得する(S352)。
[0463] デバイス IDを取得すると(S352) ,コンテンツ処理装置 10自身が保持するターミナ ル IDを取得する(S353)。
[0464] 次に,コンテンツ処理装置 10の登録要求情報送信部 433が上記トランザクション I
Dと,ターミナル IDと,デバイス IDとを含んだ登録要求情報を生成し,サーバ 30に送 信する(S354)。
[0465] WWWサーバ 31のユーザ登録部 312は,上記登録要求情報を受信すると,デバイ ス IDに基づいて,既に登録されたコンテンツ再生装置 20のレコード(登録レコード) を取得するとともに,コンテンツ処理装置 10を登録可能であるかチェックを行い,登 録可能であれば,その登録レコードに新たにターミナル IDを追加する(S355)。なお ,コンテンツ再生装置 20の登録レコードには,例えばユーザ IDやパスワード等のュ 一ザ情報がデバイス ID等と対応付けられている。通常であれば,そのユーザ ID及び パスワードをコンテンツ処理装置 10からさらに受信することでサーバ 30はコンテンツ 再生装置 20が登録された登録レコードを一意に特定して 、たが,デバイス IDを受信 すれば,登録レコードを一意に特定可能であるため,迅速かつ効率的なサービス登 録処理を行うことができる。
[0466] グループ管理サーバ 32のグループ登録 DB324の該当する登録レコードにコンテ ンッ処理装置 10のターミナル IDが追加されると(S355) ,サーバ 30はコンテンツ処 理装置 10に対し,登録が終了した旨を伝えるための登録完了情報を送信する(S35 6)。
[0467] コンテンツ処理装置 10が登録完了情報を受信すると,コンテンツ処理装置 10の取 得部 401は,コンテンツ再生装置 20のソース IDリスト Lを取得する(S357)。なお,取 得部 401はソース IDリスト Lの取得の際に改竄を検出するためソース IDリスト Lを ICV 計算し,求められた MAC値と,ソース IDリスト Lと共に取得する改竄検出用データ (I CVデータ)に含まれる MAC値とがー致するか確認する。
[0468] ソース IDリスト Lを取得すると(S357) ,そのソース IDリスト Lに記述された既に登録 済のコンテンツ再生装置 20のグループ IDを取得し,リスト管理部 140は,コンテンツ 処理装置 10自身のソース IDリスト Uこそのグループ IDを書き込む(S358)。
[0469] 以上で,コンテンツ処理装置 10のサービス登録処理が終了する。コンテンツ再生 装置 20が既にサービス登録済 (例えば,該当する登録レコードにデバイス IDが格納 済等。)であれば,同一ユーザが所有するコンテンツ処理装置 10をサービス登録す る際に,わざわざユーザによるユーザ ID及びパスワード等のユーザ情報の入力をし なくても,効率的にサービス登録を実行することができる。
[0470] 次に,上述した一連の処理は,専用のハードウェアにより行うこともできるし,ソフトゥ エアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には,そのソフ トウエアを構成するプログラムが,コンテンツ処理装置 10,コンテンツ再生装置 20,ま たはサーバ 30等にインストールされる。
[0471] ここで,本明細書において,コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラム を記述する処理ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時 系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理 (例えば,並列 処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
[0472] また,本実施の形態に力かるコンテンツ処理装置 10に備わるユーザ情報送信部 4 30と,登録要求情報送信部 433と,リスト管理部 140とは各々 1又は 2以上のモジュ ールまたはコンポーネントから構成されるプログラムの場合を例に挙げて説明したが ,力かる例に限定されず,例えば,コンテンツ処理装置 10に備わるユーザ情報送信 部 430と,登録要求情報送信部 433と,リスト管理部 140とは各々ハードウェア力 構 成される場合等であっても実施可能である。
[0473] < 12.コンテンツの再生可否に基づくタイトル情報のリスト作成方法 >
次に,コンテンツの再生可否に基づくタイトル情報のリスト作成方法について,図 32 力も図 44を参照して説明する。
[0474] 本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10は,コンテンツ処理装置 10内に記憶保 存されるコンテンツについて,そのコンテンツがコンテンツ処理装置 10で著作権管理 上再生可能か否かを判別し,その判別が可能なようにコンテンツのタイトル情報のリ スト(以後,タイトルリストとも称する。)を作成する。また,コンテンツ処理装置 10は, 作成したタイトルリストをコンテンツ処理装置 10が備える出力装置のひとつであるディ スプレイに表示させる。さらに,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ処理装置 10で 著作権管理上再生できな 、と判断したコンテンツを,コンテンツ処理装置 10から削 除することちでさる。
[0475] また,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10は,コンテンツ処理装置 10に接 続されるコンテンツ再生装置 20内に記憶保存されるコンテンツについて,そのコンテ ンッがコンテンツ再生装置 20で著作権管理上再生可能力否かを判別し,その判別 が可能なようにコンテンツのタイトルリストを作成する。また,コンテンツ処理装置 10は ,作成したタイトルリストをコンテンツ処理装置 10が備える出力装置のひとつであるデ イスプレイに表示させる。さらに,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装置 20で 著作権管理上再生できな 、と判断したコンテンツを,コンテンツ再生装置 20から削 除することもできる。以下,上記機能を実現するためのコンテンツ処理装置 10の機能 構成について詳細に説明する。 [0476] 図 32に示すように,コンテンツ処理装置 10は,上記機能を実現するために,例え ば,プラグイン 502と,コンテンツ取得部 504と,ソース IDリスト取得部 506と,コンテ ンッ管理情報取得部 508と,タイトルリスト表示部 510と,タイトルリスト作成部 512と, 再生可否判断部 172と,削除部 516などをさらに備える。また,コンテンツ処理装置 1 0のストレージ装置 111には,コンテンツ管理情報 DB118と,コンテンツ DB116と,ソ ース IDリスト Lが格納されて!、る。
[0477] 複数のプラグイン 502は,データ通信部 120に含まれる複数のプラグインモジユー ルである。コンテンツ再生装置 20の種類 (例えば, PC, PDA,携帯型映像プレーヤ , MP3プレーヤ, ICプレーヤ, CDプレーヤまたは MDプレーヤなど)に対応した複 数のプラグインモジュールがコンテンツ処理装置 10にインストールされることによって ,コンテンツ処理装置 10は,各プラグインモジュールを介して各種のコンテンツ再生 装置 20の接続の検知およびデータの送受信を行うことができる。
[0478] 各プラグインモジュールには,そのプラグインモジュールが接続を検知して通信を 行う各コンテンツ再生装置 20に対してグループ管理方式の著作権管理をさせるのか チェックイン 'チェックアウト方式の著作権管理をさせるのかの種別が設定されている 。従って,グループ管理方式の種別が設定されているプラグインモジュールが動作 する場合には,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装置 20内のコンテンツの 再生可否を,ソース IDを用いたグループ管理方式で判断する。一方,チェックイン' チェックアウト方式の種別が設定されているプラグインモジュールが動作する場合に は,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装置 20内のコンテンツの再生可否を ,コンテンツに対応するライセンスを用いたチェックイン 'チェックアウト方式で判断す る。
[0479] コンテンツ管理情報取得部 508は,プラグイン 502を介してコンテンツ再生装置 20 力 コンテンツ再生装置 20が保有するコンテンツの管理情報を取得する機能を有す る。コンテンツの管理情報には,コンテンツ IDと,コンテンツ IDに対応するコンテンツ のアドレスと,コンテンツのタイトル情報などが含まれる。タイトル情報には,例えば,コ ンテンッが音楽コンテンツである場合には曲の題名やアーティスト名などが含まれる [0480] コンテンツ取得部 504は,再生可否判断部 172からコンテンツ再生装置 20が保有 するコンテンツのコンテンツ IDやそのアドレスを提供され,プラグイン 502を介してコ ンテンッ再生装置 20から上記コンテンツ IDまたはアドレスに基づいてコンテンツを取 得する機能を有する。
[0481] ソース IDリスト取得部 506は,グループ管理方式の種別が設定されているプラグィ ンモジュールを介してコンテンツ再生装置 20からコンテンツ再生装置 20が保有する ソース IDリスト Lを取得する機能を有する。
[0482] コンテンツ処理装置 10がコンテンツの再生可否判断のために参照するソース IDリ スト Lには,コンテンツ処理装置 10に対して再生を許可するコンテンツの提供元を示 す,コンテンツ処理装置 10が保有するソース IDリスト Lと,コンテンツ再生装置 20に 対して再生を許可するコンテンツの提供元を示す,コンテンツ再生装置 20が保有す るソース IDリスト Lの 2つがある。前者は第 1のソース IDリストの一例であり,後者は第 2のソース IDリストの一例である。
[0483] 再生可否判断部 172は,コンテンツ処理装置 10のコンテンツ DB116に格納されて いるコンテンツをコンテンツ処理装置 10で著作権管理上再生可能力否かを判断する 機能を有する。また,再生可否判断部 172は,コンテンツ再生装置 20が保有するコ ンテンッをコンテンツ再生装置 20で著作権管理上再生可能力否かを判断する機能 も有する。以下,まず前者の機能について説明する。
[0484] 再生可否判断部 172は,タイトルリスト作成部 512から再生可否の判断対象となる コンテンツのコンテンツ IDを取得し,コンテンツ IDに基づいてコンテンツ DB116から コンテンツを取得する。また,再生可否判断部 172は,コンテンツ処理装置 10のスト レージ装置等に記憶されているソース IDリスト Lを取得する。再生可否判断部 172は ,コンテンツ DB116から取得したコンテンツに付加されているソース IDを読み出して ,読み出したソース IDがソース IDリスト Lに含まれているかを調べ,含まれている場合 にはそのソース IDが付加されたコンテンッを再生可能なコンテンッであると判断する 。一方,含まれていない場合には,そのソース IDが付加されたコンテンツを再生不可 能なコンテンツであると判断する。
[0485] なお,上記では,コンテンツ DB116からコンテンツを取得して,そのコンテンツに付 カロされているソース IDを参照するように説明したが,力かる例には限定されない。例 えば,予めコンテンツ IDとソース IDとを関連付けてコンテンツ管理情報 DB118など に記録しておけば,再生可否判断部 172はコンテンッ DB 116からコンテンッを取得 しなくとも,コンテンッ管理情報 DB 118をコンテンッ IDに基づ 、て参照することによ つてソース IDを取得できる。
[0486] 次に,後者の,コンテンツ再生装置 20が保有するコンテンツをコンテンツ再生装置 20で著作権管理上再生可能力否かを判断する機能にっ 、て説明する。接続されて いるコンテンツ再生装置 20が,グループ管理方式の著作権管理を行っているのカ チェックイン 'チェックアウト方式の著作権管理を行っているのかによつて,再生可否 判断部 172が行う処理は異なるため,分けて説明する。まず,グループ管理方式の 場合について説明する。
[0487] 再生可否判断部 172は,タイトルリスト作成部 512からコンテンツ再生装置 20内の コンテンツのコンテンツ IDまたはアドレスを取得し,コンテンツ IDまたはアドレスに基 づ ヽてコンテンッ取得部 504に該当コンテンッをコンテンッ再生装置 20から取得さ せる。また,再生可否判断部 172は,ソース IDリスト取得部 506にコンテンツ再生装 置 20が保有するソース IDリスト Lを取得させる。再生可否判断部 172は,ソース IDリ スト L取得部 506からソース IDリスト Lを取得し,コンテンツ取得部 504からコンテンツ を取得し,コンテンツに付加されているソース IDを取得して当該ソース IDがソース ID リスト Lに含まれているかを調べる。含まれている場合には,当該ソース IDが付加され たコンテンツを再生可能なコンテンツであると判断し,含まれていない場合には,当 該ソース IDが付加されたコンテンツを再生不可能なコンテンツであると判断する。
[0488] なお,上記では,コンテンツ再生装置 20からコンテンツを取得して,そのコンテンツ に付加されて 、るソース IDを参照するように説明したが,力かる例には限定されな!ヽ 。例えば,コンテンツ IDとソース IDとが関連付けられて記憶されたデータベースをコ ンテンッ再生装置 20が備えて 、れば,そのデータベースを取得することによって再 生可否判断部 172はコンテンツの再生可否の判断に必要なソース IDを参照すること ができる。
[0489] 続いて,チェックイン 'チェックアウト方式の場合について説明する。再生可否判断 部 172は,タイトルリスト作成部 512からコンテンツ再生装置 20内のコンテンツのコン テンッ IDまたはアドレスを取得し,コンテンツ IDまたはアドレスに基づ!/、てコンテンツ 取得部 504に該当コンテンッをコンテンッ再生装置 20から取得させる。再生可否判 断部 172は,コンテンツ取得部 504からコンテンツを取得し,コンテンツに付カロされて いるライセンスに設定されている再生制限情報を読み出して当該コンテンツが再生 可能か否かを判断する。具体的には,例えば,ライセンスに再生制限情報として再生 可能回数が含まれて 、る場合には,再生可能回数が残って 、るか (残り回数〉 0)を 調べ,残っている場合には再生可能なコンテンツであると判断する。また,再生制限 情報として再生可能期間が含まれている場合には,再生可能期間を途過していない かを例えばコンテンッ処理装置 10のシステム時刻と再生可能期間とを比較すること によって調べ,途過していない場合には再生可能なコンテンツであると判断する。
[0490] なお,上記では,ライセンスがコンテンツに付加されており,コンテンツ再生装置 20 力もコンテンツを取得して内部に含まれるライセンスを参照するように説明したが,か 力る例には限定されない。例えば,ライセンスがコンテンツに付加されるのではなく, コンテンッ再生装置 20にお!/、て例えば別のデータベースでコンテンッ IDによって関 連付けられて管理されて ヽる場合には,コンテンッ処理装置 10はコンテンッを取得 するのではなくライセンスを取得することによって上記再生可否の判断を行うことが可 能である。
[0491] 削除部 516は,再生可否判断部 172によってコンテンツ処理装置 10で再生不可 能と判断されたコンテンツをコンテンツ DB116から削除する機能を有する。また,肖 IJ 除部 516は,再生可否判断部 172によってコンテンッ再生装置 20で再生不可能と 判断されたコンテンツをコンテンツ再生装置 20から削除する機能を有する。具体的 には,削除部 516は,例えば「一括削除」ボタンの押下等の入力装置 108からの入 力に従って,削除対象のコンテンッがコンテンッ処理装置 10内のコンテンッであるの カ コンテンツ再生装置 20内のコンテンツであるのかを判断する。判断に基づき,再 生可否判断部 172にコンテンツ処理装置 10内,またはコンテンツ再生装置 20内のコ ンテンッの再生可否の判断要求をし,再生可否判断部 172から回答を取得する。回 答には,例えば,再生可否判断部 172によって再生不可能と判断されたコンテンツ のコンテンツ ID等が含まれる。
[0492] 削除部 516は,再生可否判断部 172から取得した再生不可能コンテンツのコンテ ンッ IDと, 自己が判断した削除対象(コンテンツ処理装置 10内であるのカ コンテン ッ再生装置 20内であるの力 とに基づいて,コンテンツ DB116またはコンテンツ再生 装置 20から該当するコンテンツを削除する。コンテンッ DB 116からコンテンッを削除 する場合には,例えばコンテンッ IDに基づ 、て当該コンテンッ IDが付加されて 、る コンテンツを削除する。コンテンツ再生装置 20からコンテンツを削除する場合には, 例えば,コンテンツ IDと削除要求をコンテンツ再生装置 20にプラグイン 502を介して 送信し,コンテンツ再生装置 20〖こ自己が保有するコンテンツの中で当該コンテンツ I Dが付加されているコンテンツを削除させる。
[0493] コンテンツ管理情報 DB118には,コンテンツ DB116に格納されている各コンテン ッに一意に付与されているコンテンツ IDと,コンテンツのアドレスと,そのコンテンツの タイトル情報とが関連付けられて記憶されている。
[0494] タイトルリスト作成部 512は,入力装置 108からの入力に基づいて,コンテンツのタ イトルリストを作成する機能を有する。タイトルリスト〖こは,コンテンツを識別できる情報 が含まれ,例えばコンテンツが音楽コンテンツである場合には曲名やアーティスト名 などが含まれる。具体的には,例えばユーザが,あるグループ(アルバム)の中に含ま れて 、る複数のコンテンツを一覧表示させるように入力装置 108を介して指示した場 合に,タイトルリスト作成部 512は,コンテンツ管理情報 DB118から当該グループに 含まれるコンテンツのコンテンツ IDを読み出し,読み出したコンテンツ IDを再生可否 判断部 172に提供してそれらのコンテンッがコンテンッ処理装置 10で再生可能か否 かを判断させる。その後,タイトルリスト作成部 512は判断結果を再生可否判断部 17 2から取得し,コンテンツ管理情報 DB118に含まれるタイトル情報を用いて,コンテン ッの再生可否が区別できるようにコンテンツのタイトルリストを作成する。コンテンツの 再生可否が区別できるようにコンテンツのタイトルリストを作成するとは,具体的には, 例えば,再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツとで異なる輝度情報を設定 したり,異なるアイコンが表示されるように対応づけることによって行われる。または, 再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツとでグループ分けをしてもよい。 [0495] タイトルリスト表示部 510は,タイトルリスト作成部 512によって作成されたタイトルリ ストを出力装置 110のひとつであるディスプレイに表示させる機能を有する。かかる表 示によって,例えばあるグループ(アルバム)の中に含まれている複数のコンテンツを 一覧表示させるように入力装置 108を介して指示したユーザは,各コンテンツがコン テンッ処理装置 10で再生可能か否かを含めてタイトル情報の一覧を見ることができ る。
[0496] また,ユーザがコンテンツ再生装置 20内のコンテンツを一覧表示させるように入力 装置 108を介して指示をした場合には,タイトルリスト作成部 512はコンテンツ管理情 報取得部 508にコンテンツ再生装置 20からコンテンツ管理情報を取得するように要 求する。コンテンツ管理情報取得部 508は,取得したコンテンツ管理情報をタイトルリ スト作成部 512に提供する。タイトルリスト作成部 512は,コンテンツ管理情報に含ま れるコンテンッ IDまたはコンテンッのアドレスを再生可否判断部 172に提供し,当該 コンテンッ IDまたはアドレスに対応するコンテンツ再生装置 20内のコンテンッの再生 可否を判断させる。再生可否判断部 172は,提供されたコンテンツ IDまたはアドレス に基づいてコンテンツ取得部 504を介してコンテンツ再生装置 20からコンテンツを取 得する。その後,再生可否判断部 172は,取得したコンテンツの再生可否を判断し, その結果をタイトルリスト作成部 512に提供する。結果には,コンテンツ IDと再生可否 の情報が少なくとも含まれる。タイトルリスト作成部 512は,コンテンツ管理情報と判断 結果の双方に含まれるコンテンツ IDと,コンテンツ管理情報に含まれるタイトル情報と ,判断結果に含まれる再生可否の判断結果とに基づいて,再生可否の区別が可能 なタイトルリストを作成する。再生可否の区別は,上述の通りである。
[0497] 次に,図 33に基づいて,コンテンツ処理装置 10内のコンテンツの一覧を,再生可 否が判別可能なように表示する処理のフローについて説明する。
[0498] まず,ステップ S410で,コンテンツ処理装置 10内のコンテンツの一覧表示が命令 される(S410)。具体的には,上述の通り,ユーザ力もの入力装置 108を介した指示 に応じて,タイトルリスト作成部 512が表示対象のコンテンツを指定し,再生可否判断 部 172に再生可否の判断を要求する。次に,ステップ S412で,再生可否判断部 17 2がコンテンツ処理装置 10のソース IDリスト Lを取得する(S412)。続いて,再生可否 判断部 172は,タイトルリスト作成部 512によって指定された表示対象コンテンツの先 頭のコンテンツを選択する(S413)。具体的には,再生可否判断部 172は,タイトルリ スト作成部 512から 1以上のコンテンツ IDを取得し,取得した順に,または任意の順 序で各コンテンッ IDに対応するコンテンツをコンテンッ DB 116から取得する(S413 , S419)。
[0499] コンテンツを取得した再生可否判断部 172は,ステップ S414で,取得したコンテン ッに付加されて ヽるソース IDを読み出す (S414)。その後再生可否判断部 172は, 読み出したソース IDがソース IDリスト Lに含まれているかを調べ(S415) ,含まれてい る場合には,ステップ S417に進んでそのソース IDが付加されたコンテンツが再生可 能であることをタイトルリスト作成部 512に通知する。一方,ステップ S415で,ソース I Dがソース IDリスト Lに含まれていない場合には,ステップ S416に進み,そのソース I Dが付加されたコンテンツが再生不可能であることをタイトルリスト作成部 512に通知 する。タイトルリスト作成部 512は,再生可否判断部 172からの通知に基づいてタイト ルリストを作成し,タイトルリスト表示部 510は作成されたタイトルリストに基づいて当該 コンテンツを再生可能または再生不可能のコンテンツとして表示する(S416, S417 )。上記処理が表示対象コンテンツの全てにっ 、て行われる (S418)。
[0500] 以上,コンテンツ処理装置 10内のコンテンツの一覧を再生可否が判別可能なよう に表示する処理のフローについて説明した。次に,図 34に基づいて,コンテンツ処 理装置 10内から著作権管理上再生できないコンテンツを削除する処理のフローに ついて説明する。
[0501] まず,ステップ S420で,ユーザによって例えば「一括削除」ボタンが押下される(S4 20)。ボタンが押下されると,削除部 516は再生可否判断部 172に対してコンテンツ 処理装置 10のコンテンツ DB116に格納されているコンテンツの再生可否を判断す るよう〖こ要求する。この要求を受けた再生可否判断部 172は,まずステップ S421で コンテンツ処理装置 10のソース IDリスト Lを取得する(S421)。その後,再生可否判 断部 172は,コンテンッ DB 116に格納されて ヽるコンテンツを順次読み出して(S42 2, S427)各コンテンツに付カ卩されているソース IDを取得する(S423)。続いて,再 生可否判断部 172は,取得したソース IDがソース IDリスト Lに含まれているかを調べ (S424) ,含まれていない場合には,そのソース IDが付加されたコンテンツが再生不 可能であることを削除部 516に通知し,その通知に基づ 、て削除部 516が当該コン テンッをコンテンツ DB116から削除する(S425)。上記処理がコンテンツ DB116に 格納されて 、る全てのコンテンツにつ!/、て行われる (S426)。
[0502] 以上,コンテンツ処理装置 10内から著作権管理上再生できないコンテンツを削除 する処理のフローについて説明した。次に,図 35に基づいて,グループ管理方式の 著作権管理を行うコンテンツ再生装置 20内のコンテンツの一覧を,再生可否が判別 可能なように表示する処理のフローにつ!、て説明する。
[0503] まず,ステップ S430で,コンテンツ再生装置内のコンテンツの一覧表示が命令され る(S430)。具体的には,上述の通り,ユーザ力もの入力装置 108を介した指示に応 じて,タイトルリスト作成部 512がコンテンツ管理情報取得部 508にコンテンツ再生装 置 20からのコンテンツ管理情報の取得を要求する。コンテンツ管理情報取得部 508 が取得したコンテンツ管理情報に基づいてタイトルリスト作成部 512が再生可否判断 部 172にコンテンツ再生装置 20内のコンテンツの再生可否の判断を要求する。
[0504] 次に,ステップ S431で,再生可否判断部 172がソース IDリスト取得部 506を介して コンテンツ再生装置 20からソース IDリスト Lを取得する(S431)。続いて,再生可否 判断部 172は,タイトルリスト作成部 512によって指定された表示対象コンテンツの先 頭のコンテンツを選択する(S432)。具体的には,再生可否判断部 172は,タイトルリ スト作成部 512から 1以上のコンテンツ IDを取得し,取得した順に,または任意の順 序で各コンテンツ IDに対応するコンテンツをコンテンツ取得咅 504を介してコンテン ッ再生装置 20から取得する(S432, S438)。
[0505] コンテンツを取得した再生可否判断部 172は,ステップ S433で,取得したコンテン ッに付加されて 、るソース IDを読み出す (S433)。その後再生可否判断部 172は, 読み出したソース IDがソース IDリスト Lに含まれて!/、るかを調べ(S434) ,含まれて!/ヽ る場合には,ステップ S436に進んでそのソース IDが付加されたコンテンツが再生可 能であることをタイトルリスト作成部 512に通知する。一方,ステップ S434で,ソース I Dがソース IDリスト Lに含まれていない場合には,ステップ S435に進み,そのソース I Dが付加されたコンテンツが再生不可能であることをタイトルリスト作成部 512に通知 する。タイトルリスト作成部 512は,再生可否判断部 172からの通知に基づいて,当 該コンテンツを再生可能または再生不可能のコンテンツとして表示する(S435, S43 6)。上記処理が表示対象コンテンツの全てにつ!、て行われる (S437)。
[0506] なお,ソース IDリスト Lにソース IDの有効期限情報が含まれている場合には,再生 可否判断部 172は,有効期限を途過したソース IDが付加されたコンテンツは再生不 可能であると判断する。
[0507] 以上,コンテンツ再生装置 20内のコンテンツの一覧を再生可否が判別可能なよう に表示する処理のフローについて説明した。次に,図 36に基づいて,グループ管理 方式の著作権管理を行うコンテンツ再生装置 20内から著作権管理上コンテンツ再生 装置 20で再生できないコンテンツを削除する処理のフローについて説明する。
[0508] まず,ステップ S440で,ユーザによって例えば「一括削除」ボタンが押下される(S4 40)。ボタンが押下されると,削除部 516は再生可否判断部 172に対してコンテンツ 再生装置 20内のコンテンツの再生可否を判断するように要求する。この要求を受け た再生可否判断部 172は,まずステップ S441でコンテンツ再生装置 20のソース IDリ スト Lをソース IDリスト取得部 506を介して取得する(S441)。その後,再生可否判断 部 172は,コンテンツ取得部 504を介してコンテンツ再生装置 20からコンテンツを川頁 次読み出して(S442, S447)各コンテンツに付加されて 、るソース IDを取得する(S 443)。続いて,再生可否判断部 172は,取得したソース IDがソース IDリスト Lに含ま れているかを調べ(S444) ,含まれていない場合には,そのソース IDが付加されたコ ンテンッが再生不可能であることを削除部 516に通知し,その通知に基づいて削除 部 516が当該コンテンツをコンテンツ再生装置 20から削除するようにコンテンツ再生 装置 20に削除要求を送信する。(S445)。上記処理がコンテンツ再生装置 20内の 全てのコンテンツにつ ヽて行われる(S446)。
[0509] 以上,コンテンツ再生装置 20内から著作権管理上再生できないコンテンツを削除 する処理のフローについて説明した。次に,図 37に基づいて,コンテンツ処理装置 1 0からコンテンツ再生装置 20内のコンテンツを再生させる処理のフローについて説明 する。
[0510] まず,ステップ S450でコンテンツ再生装置 20がコンテンツ処理装置 10に接続され る(S450)。ユーザが,コンテンツ再生装置 20内のコンテンツの一覧表示を入力装 置 108を介して指示すると(S451) ,コンテンッ処理装置 10はコンテンッ再生装置 2 0からソース IDリスト L,コンテンツ管理情報およびコンテンツを取得し(S452) ,図 35 で説明した処理を行うことによって各コンテンツについて再生可否の判断を行い(S4 53) ,再生可能コンテンツと再生不可能コンテンツとが判別可能なようにタイトルリスト を表示する(S454)。ユーザは表示されたタイトルリストから,再生可能なコンテンツを 選択する(S455)。このとき,再生不可能なコンテンツは選択できないようにされてい てもよい。ユーザがコンテンツを選択すると,コンテンツ処理装置 10は当該コンテンツ を再生するようにコンテンツ再生装置 20に指示する(S456)。ソース IDとソース IDリ スト Lによる再生可否判断は既に行っているため,ここで再度行う必要はない。コンテ ンッ再生装置 20は,指示されたコンテンツを再生する(S457)。
[0511] 以上,コンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20内のコンテンツを再生させ る処理のフローについて説明した。次に,図 38に基づいて,チェックイン 'チェックァ ゥト方式の著作権管理を行うコンテンツ再生装置 20内のコンテンツの一覧を再生可 否が判別可能なように表示する処理のフローについて説明する。
[0512] まず,ステップ S460で,コンテンツ再生装置内のコンテンツの一覧表示が命令され る(S460)。具体的には,上述の通り,ユーザ力もの入力装置 108を介した指示に応 じて,タイトルリスト作成部 512がコンテンツ管理情報取得部 508にコンテンツ再生装 置 20からのコンテンツ管理情報の取得を要求する。コンテンツ管理情報取得部 508 が取得したコンテンツ管理情報に基づいてタイトルリスト作成部 512が再生可否判断 部 172にコンテンツ再生装置 20内のコンテンツの再生可否の判断を要求する。
[0513] 次に,ステップ S461で,再生可否判断部 172は,タイトルリスト作成部 512によって 指定された表示対象コンテンツの先頭のコンテンツを選択する(S461)。具体的には ,再生可否判断部 172は,タイトルリスト作成部 512から 1以上のコンテンツ IDまたは アドレスを取得し,取得した順に,または任意の順序で各コンテンツ IDまたはアドレス に対応するコンテンツをコンテンツ取得部 504を介してコンテンツ再生装置 20から取 得する(S461, S468)。
[0514] コンテンツを取得した再生可否判断部 172は,ステップ S463で,取得したコンテン ッに含まれているライセンス力 再生制限情報を読み出す (S463)。その後再生可 否判断部 172は,読み出した再生制限情報に基づいて当該コンテンツが再生可能 か否かを判断する。具体的には例えば上述のとおり,再生制限情報に再生可能期間 が設定されている場合には,コンテンツ処理装置 10のシステム時刻などと比較するこ とによって,再生可能期間を途過しているかを調べる(S464)。再生可能期間を過ぎ ていない場合には,ステップ S466に進んでそのライセンスに対応するコンテンツが 再生可能であることをタイトルリスト作成部 512に通知する。一方,ステップ S464で, 再生可能期間を過ぎている場合には,ステップ S465に進み,そのライセンスに対応 するコンテンツが再生不可能であることをタイトルリスト作成部 512に通知する。タイト ルリスト作成部 512は,再生可否判断部 172からの通知に基づいて,当該コンテンツ を再生可能または再生不可能のコンテンツとして表示する(S465, S466)。上記処 理が表示対象コンテンツの全てにっ 、て行われる (S467)。
[0515] 以上,チェックイン 'チェックアウト方式の著作権管理を行うコンテンツ再生装置 20 内のコンテンツの一覧を再生可否が判別可能なように表示する処理のフローについ て説明した。次に,図 39から図 44に基づいて,コンテンツ処理装置 10のディスプレ ィに表示されるタイトルリストの表示例について説明する。
[0516] 図 39は,コンテンツ処理装置 10内のコンテンツに関するタイトルリストの表示例であ る。タイトルリスト 520には,タイトル情報として, 曲名,アーティスト名,演奏時間,ジャ ンルなどが表示される。再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツは,図示の ように,再生可能アイコン 522と再生不可能アイコン 524のように色や形,大きさなど が異なるアイコンが各タイトル情報の先頭に表示されることによって区別される。
[0517] 図 40は,コンテンツ再生装置 20内のコンテンツに関するタイトルリストの表示例であ る。図示のように,例えば表示画面上の一部にコンテンツ再生装置 20のタイトルリスト 530を表示することが可能である。再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツ は,図示のように,再生可能アイコン 532と再生不可能アイコン 534のように異なるァ イコンが各タイトル情報の先頭に表示されることによって区別される。
[0518] 図 41,図 42および図 43は,再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツとを 区別して表示する他の例である。図 41では,再生可能なコンテンツと再生不可能な コンテンツとは異なる色,または異なる輝度で表示されることによって区別される。例 えば図示のように,再生可能なコンテンツのタイトル情報が表示されているエリア 540 と再生不可能なコンテンツのタイトル情報が表示されているエリア 542とが異なる色や 輝度で表示されることによって,ユーザは再生可能なコンテンツと再生不可能なコン テンッとを識別することができる。また,力かる表示によれば,ひとつのアルバム内に 再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツとが混在している場合に,ユーザは ,アルバム内のどのコンテンツが再生可能で,どのコンテンツが再生不可能であるか を認識することができる。
[0519] 図 42では,再生不可能なコンテンツがまとめて表示されることによって区別される。
例えば図示のように,再生不可能なコンテンツが再生 NG曲としてグループィ匕されて 表示されることによって,ユーザは再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツと を識別することができる。また,力かる表示によれば,コンテンツ処理装置内またはコ ンテンッ再生装置内における再生不可能コンテンツがまとめて表示されるため,ユー ザはコンテンツ処理装置またはコンテンツ再生装置で再生できないコンテンツを一括 して確認することができる。
[0520] 図 43では,図 39および図 40と同様に異なるアイコンが表示されることによって区別 される。
[0521] 図 44は,再生不可能なコンテンツがユーザの操作によって削除される場合の画面 表示例である。ユーザが入力装置 108によってディスプレイ上の一括削除ボタン 550 を押下することによって,再生不可能なコンテンツがコンテンツ処理装置 10またはコ ンテンッ再生装置 20から削除され,表示画面のタイトルリスト 520または 530からも削 除されたコンテンツに関するタイトル情報が消える。
[0522] 以上,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10の機能構成,処理フローおよび 画面表示例について説明した。本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10によれ ば,著作権上再生可能なコンテンツであるの力否かが判別可能なように表示されるこ とによって,ユーザはコンテンツを実際に再生させてみなくても再生可否を知ることが できる。また,再生不可能なコンテンツのタイトル情報も表示されるため,ユーザは再 生できな 、コンテンツの情報を知ることができる。 [0523] < 13.コンテンッ転送方法 >
次に,本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10におけるコンテンッ転送方法に ついて図 45から図 53を参照して説明する。本実施形態にかかるコンテンツ処理装置 10は,コンテンツ処理装置 10に接続されるコンテンツ再生装置 20の著作権管理方 式に応じて,対応する形式でコンテンツ再生装置 20との間でコンテンツの転送を行う 。具体的には,コンテンツ再生装置 20がグループ管理方式で著作権管理を行う場合 には,コンテンツ処理装置 10はコンテンツ再生装置 20からコンテンツ再生装置 20が 保有するコンテンツを受信する。また,コンテンツ処理装置 10は自己が保有するコン テンッをコンテンツ再生装置 20に送信する。一方,コンテンツ再生装置 20がチェック イン'チェックアウト方式の著作権管理を行う場合には,コンテンツ処理装置 10はコン テンッ再生装置 20との間でチェックインやチェックアウトを行う。以下,上記機能を実 現するためのコンテンツ処理装置 10の機能構成について詳細に説明する。
[0524] コンテンツ処理装置 10は,上記機能を実現するために,例えば,第 1表示部 602と ,第 2表示部 604と,第 1操作表示部 606と,第 2操作表示部 608と,複数のプラグィ ンと,選択部 610と,要求部 612と,転送モード検出部 616と,転送制御部 614と,第 1転送処理部 618と,第 2転送処理部 622と,第 3転送処理部 620と,第 4転送処理 部 624と,チェックアウトログ格納部 626などをさらに備える。
[0525] 第 1表示部 602は,接続されているコンテンツ再生装置 20に記憶されるコンテンツ のタイトル情報を,コンテンツ処理装置 10が備える出力装置のひとつであるディスプ レイに表示させる機能を有する。第 2表示部 604は,コンテンツ処理装置 10のコンテ ンッ DB 116に記憶されて 、るコンテンッのタイトル情報を上記ディスプレイに表示さ せる機能を有する。第 1表示部 602と第 2表示部 604は,後述する画面レイアウトのよ うに,それぞれの表示対象を同一の画面上に表示させることができる。従って,ユー ザは,コンテンツ処理装置 10内のコンテンツのタイトル情報と,コンテンツ処理装置 1 0に接続されているコンテンツ再生装置 20内のコンテンツのタイトル情報の双方を, 同一画面上で確認することが可能である。
[0526] 選択部 610は,上記コンテンツ処理装置 10内のコンテンツのタイトル情報,または 上記コンテンツ再生装置 20内のコンテンツのタイトル情報の中から,ユーザによって 入力装置を介して指定されたタイトル情報に対応するコンテンツ IDを要求部 612に 提供する機能を有する。具体的には,ユーザによって指定されたタイトル情報に対応 するコンテンツ IDをコンテンッ管理 DB力 検索して取得し,要求部 612にそのコンテ ンッ IDを提供する。
[0527] 第 1操作表示部 606は,ユーザに第 1の操作を行わせるための操作部をディスプレ ィに表示させる機能を有する。第 1の操作とは,コンテンツ再生装置 20からコンテン ッ処理装置 10へのコンテンッの転送を指示する操作である。第 1操作表示部 606は ,例えばアイコンなどを操作部としてディスプレイに表示させ,ユーザが例えばマウス によってアイコンをクリックするなど,ユーザによって入力装置を介した操作が操作部 に対して行われた場合に,要求部 612に当該操作が行われたことを通知する。
[0528] 第 2操作表示部 608は,ユーザに第 2の操作を行わせるための操作部をディスプレ ィに表示させる機能を有する。第 2の操作とは,コンテンツ処理装置 10からコンテン ッ再生装置 20へのコンテンツの転送を指示する操作である。第 2操作表示部 608は ,例えばアイコンなどを操作部としてディスプレイに表示させ,ユーザが例えばマウス によってアイコンをクリックするなど,ユーザによって入力装置を介した操作が操作部 に対して行われた場合に,要求部 612に当該操作が行われたことを通知する。
[0529] 要求部 612は,選択部 610からコンテンツ IDを取得し,第 1操作表示部 606から上 記通知を受けて,コンテンツ IDに対応するコンテンツの,コンテンツ再生装置 20から コンテンツ処理装置 10への転送を転送制御部 614に要求する。具体的には,例え ば,選択部 610から取得したコンテンツ IDと,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ 処理装置 10への転送要求であることを示すフラグ等を転送制御部 614に提供する。
[0530] また,要求部 612は,第 2操作表示部 608から上記通知を受けた場合には,選択 部 610から取得したコンテンツ IDに対応するコンテンツの,コンテンツ処理装置 10か らコンテンツ再生装置 20への転送を転送制御部 614に要求する。具体的には,例え ば,選択部 610から取得したコンテンツ IDと,コンテンツ処理装置 10からコンテンツ 再生装置 20への転送要求であることを示すフラグ等を転送制御部 614に提供する。
[0531] 転送制御部 614は,要求部 612からコンテンツの転送要求を受けて,接続されてい るコンテンツ再生装置 20の転送モードを検出することを転送モード検出部 616に要 求する。転送モード検出部 616は,複数のプラグインモジュール力 動作しているプ ラグインモジュールを検出し,その動作して 、るプラグインモジュールに設定されて ヽ る著作権管理方式を取得する。具体的には例えば,各プラグインモジュールの識別 子と,そのプラグインモジュールに設定されている著作権管理方式とが関連付けられ たファイル等を予めコンテンツ処理装置 10のストレージ装置などに格納しておけば, 転送モード検出部 616はそのファイルを参照することによって動作しているプラグイン モジュールに設定されて 、る著作権管理方式を取得することができる。プラグインモ ジュールに設定された著作権管理方式によって,そのプラグインモジュールに対応 するコンテンツ再生装置 20はコンテンツの著作権管理を行っている。従って,転送モ ード検出部 616は,動作しているプラグインモジュールに設定されている著作権管理 方式を検出することによって,接続されているコンテンツ再生装置 20の著作権管理 方式がグループ管理方式であるかチェックイン ·チェックアウト方式であるかを知ること ができる。
[0532] 転送制御部 614は,転送モード検出部 616から検出結果を取得し,その検出結果 および要求部 612からの要求に応じて,第 1転送処理部 618,第 2転送処理部 622, 第 3転送処理部 620または第 4転送処理部 624のいずれかに転送処理をさせる。
[0533] 要求部 612からの通知が,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10への コンテンツの転送であり,かつ,転送モード検出部 616による検出結果が,チェックィ ン 'チェックアウト方式 (第 1のモード)である場合には,転送制御部 614は第 1転送処 理部 618に転送処理をさせる。
[0534] 要求部 612からの通知が,コンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20への コンテンツの転送であり,かつ,転送モード検出部 616による検出結果が,チェックィ ン 'チェックアウト方式である場合には,転送制御部 614は第 3転送処理部 620に転 送処理をさせる。
[0535] 要求部 612からの通知が,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10への コンテンツの転送であり,かつ,転送モード検出部 616による検出結果が,グループ 管理方式 (第 2のモード)である場合には,転送制御部 614は第 2転送処理部 622に 転送処理をさせる。 [0536] 要求部 612からの通知が,コンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20への コンテンツの転送であり,かつ,転送モード検出部 616による検出結果が,グループ 管理方式である場合には,転送制御部 614は第 4転送処理部 624に転送処理をさ せる。以下,各転送処理部の転送処理について説明する。
[0537] 第 3転送処理部 620は,コンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20へのコ ンテンッのチェックアウト処理を行う。チェックアウト処理とは,コンテンツ処理装置 10 がコンテンツ DB 116に保有するコンテンツのコピーを,そのコンテンツのコピーに対 する権利情報が設定されたライセンスを付与してコンテンッ処理装置 10からコンテン ッ再生装置 20に転送してそのコンテンツをコンテンツ再生装置 20で再生できるよう にする代わりに,コンテンツ処理装置 10がそのコンテンツを他の情報処理装置に転 送できる権利を制限する処理である。
[0538] 第 3転送処理部 620は,転送制御部 614からコンテンツ IDを取得し,そのコンテン ッ IDに対応するコンテンツをコンテンツ DB116から検索する。第 3転送処理部 620 は,該当コンテンッに付与されて 、るライセンスに設定される残りチェックアウト回数を 参照する。残りチェックアウト回数力^より大きければ,第 3転送処理部 620はそのコン テンッをチェックアウトすることができるため,そのコンテンツのコピーとライセンスを作 成し,転送制御部 614を介してコンテンツ再生装置 20に作成したコンテンツに作成 したライセンスを付与して送信する。また,第 3転送処理部 620は,コンテンツ再生装 置 20に送信したコンテンツのコピー元であるコンテンツ DB116に記憶されているコ ンテンッのライセンスに設定される残りチェックアウト回数を減らす処理を行う。また, 第 3転送処理部 620は,コンテンツの送信先であるコンテンツ再生装置 20に設定さ れるデバイス IDを転送制御部 614を介して取得し,送信したコンテンツのコンテンツ I Dと上記デバイス IDとを関連付けてチェックアウトログとしてチェックアウトログ格納部 626に格納する。
[0539] 第 1転送処理部 618は,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10へのコ ンテンッのチェックイン処理を行う。チェックイン処理とは,コンテンツ処理装置 10から コンテンツ再生装置 20に上記の如くチェックアウトされたコンテンツについて,コンテ ンッ再生装置 20からそのコンテンツを再生させる権利を剥奪し,その代わりにコンテ ンッ処理装置 10に対して,そのコンテンッを他の情報処理装置にチヱックアウトでき る権利を回復させる処理である。
[0540] 第 1転送処理部 618は,転送制御部 614からコンテンツ IDを取得する。また,転送 制御部 614を介してコンテンツ再生装置 20からそのコンテンツ再生装置 20のデバイ ス IDを取得する。第 1転送処理部 618は,取得したコンテンツ IDおよびデバイス ID に基づいて,チェックアウトログ格納部 626から当該コンテンツ IDおよびデバイス ID が関連付けられているチェックアウトログを検索する。検索の結果,該当するチェック アウトログがチェックアウトログ格納部 626に格納されていた場合には,当該コンテン ッ IDに対応するコンテンツは,本コンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20 にチェックアウトされたコンテンツであることがわかる。その場合には,第 1転送処理部 618は当該コンテンツのチェックイン処理を行う。具体的には,当該コンテンツ IDに 対応するコンテンツに付与されているライセンスをコンテンツ再生装置 20から削除す る要求をコンテンッ再生装置 20に対して送信し,コンテンッ再生装置 20に該当する ライセンスを削除させる。コンテンツ IDに対応するコンテンツも同様に削除させてもよ い。また,第 3転送処理部 620は,転送制御部 614から取得したコンテンツ IDに対応 するコンテンツをコンテンッ処理装置 10のコンテンッ DB 116から検索し,該当コンテ ンッに付与されているライセンスに設定されているチェックアウト残り回数を増やす処 理を行う。また,第 3転送処理部 620は,チェックアウトログ格納部 626から,上記で 検索されたチェックアウトログを削除する。
[0541] 第 2転送処理部 622は,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10へのコ ンテンッの転送処理を行う。具体的には,第 2転送処理部 622は,転送制御部 614 を介してコンテンツ再生装置 20からコンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリスト L (第 2のソース IDリスト L)を取得する。また,第 2転送処理部 622は,コンテンツ処理 装置 10のソース IDリスト L (第 1のソース IDリスト L)力もグループ IDを読み出し,取得 した第 2のソース IDリスト Lからグループ IDを読み出し, 2つのグループ IDがー致す るか否かを調べる。一致する場合には,コンテンツ処理装置 10とコンテンツ再生装置 20は同じグループとして管理サーバに登録されているためコンテンツ再生装置 20か らコンテンツ処理装置 10へのコンテンツの転送が許可される。従って,第 2転送処理 部 622は,第 1のソース IDリスト L及び第 2のソース IDリスト Lに含まれるグループ ID がー致する場合には,転送制御部 614を介してコンテンツ IDに対応するコンテンツ の転送をコンテンツ再生装置 20に要求し,転送された該当コンテンツをコンテンツ D B116に格納する。なお,第 1のソース IDリスト Lや第 2のソース IDリスト Lに複数のグ ループ IDが含まれている場合には,第 1のソース IDリスト Lに含まれるグループ IDの いずれか 1つが第 2のソース IDリスト Lにグループ IDとして含まれていれば転送を許 可される。また,第 2転送処理部 622は,同一コンテンツが重複してコンテンツ DB11 6に格納されることを避けるために,コンテンツの転送をコンテンツ再生装置 20に要 求する前に,転送制御部 614からコンテンッ IDを取得して当該コンテンッ IDに対応 するコンテンツがコンテンツ DB116に格納されて!、るかを検索し,格納されて ヽな ヽ 場合にのみ転送を要求するようにしてもょ 、。
[0542] 第 4転送処理部 624は,コンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20へのコ ンテンッの転送処理を行う。具体的には,第 4転送処理部 624は,転送制御部 614 を介してコンテンツ再生装置 20からコンテンツ再生装置 20が保有するソース IDリスト L (第 2のソース IDリスト L)を取得する。また,第 2転送処理部 622は,転送制御部 61 4から転送対象のコンテンツのコンテンツ IDを取得し,コンテンツ IDに対応するコン テンッをコンテンツ DB 116から検索する。第 2転送処理部 622は,検索された該当コ ンテンッに付加されるソース IDを取得し,取得したソース IDがコンテンツ再生装置 20 力も取得したソース IDリスト L (第 2のソース IDリスト L)に含まれているかを調べる。そ の結果,含まれて 、る場合にはコンテンツ再生装置 20にお 、てそのソース IDが付カロ されたコンテンツを再生することができるため,第 4転送処理部 624は該当コンテンツ を転送制御部 614を介してコンテンツ再生装置 20に転送する。なお,コンテンツのコ ピーを作成して送信してもよ 、。
[0543] 以上,コンテンツ処理装置 10の機能構成について説明した。次に,図 46から図 49 に基づいて,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10へのコンテンツの転 送またはチェックインのフローについて説明する。
[0544] まず,図 46のステップ S502で,コンテンツ処理装置 10のディスプレイに表示され ているコンテンツ再生装置 20内のコンテンツのタイトル情報から,ユーザが所望のコ ンテンッのタイトル情報を選択して「 」ボタンを押下する(S502)。「 」ボタンは,操 作部の一例である。「 」ボタンが入力装置を介して押下されることによって,コンテン ッ処理装置 10では選択されたコンテンツのコンテンツ再生装置 20からコンテンツ処 理装置 10への転送要求が発生する。
[0545] 次に,ステップ S504で,コンテンツ処理装置 10はコンテンツ再生装置 20の転送モ ードを検出する(S504)。検出処理を,図 47を参照して詳細に説明する。まず,ステ ップ S 512で,コンテンッ処理装置 10は動作して!/、るプラグインモジュールの識別子 を取得する(S512)。そして,取得した識別子に基づいて,動作しているプラグインモ ジュールに設定されている著作権管理方式を取得する(S514)。具体的には上述の 通り,例えば予め識別子と著作権管理方式とが関連付けられているファイルを参照 するなどしてプラグインモジュールに設定されている著作権管理方式を取得する。
[0546] 図 46に戻り,ステップ S504でコンテンツ処理装置 10はコンテンツ再生装置 20の 転送モード (著作権管理方式)を取得し,転送モードがグループ管理方式であれば ステップ S508に進んでグループ管理方式による転送処理を開始する(S508)。一 方,転送モードがチェックイン ·チェックアウト方式であればステップ S510に進んでチ エックイン 'チエックアウト処理を開始する(S510)。
[0547] 図 48を参照して,グループ管理方式によるコンテンツ再生装置 20からコンテンツ処 理装置 10へのコンテンツの転送処理のフローについて説明する。
[0548] まず,ステップ S520で,コンテンツ処理装置 10はコンテンツ再生装置 20からソー ス IDリスト L (第 2のソース IDリスト L)を取得する(S520)。その後,コンテンツ処理装 置 10のソース IDリスト L (第 1のソース IDリスト L)からグループ IDを取得し,そのグル ープ IDが第 2のソース IDリスト Lに含まれて!/、るかを調べる(S522)。その結果含まれ ていない場合には,コンテンツを転送できない旨のエラーを表示する(S524)。一方 ,含まれている場合には,コンテンツ処理装置 10はユーザによって選択されたコンテ ンッのコンテンッ IDに基づ!/、て,コンテンッ処理装置 10が既に転送対象のコンテン ッを保有しているかを調べる(S526)。その結果,コンテンツ処理装置 10が既に転送 対象のコンテンツを保有して ヽる場合には(S 528) ,既にそのコンテンツがコンテンツ 処理装置 10内に存在する旨のメッセージを表示するなどしてユーザに通知する(S5 30)。
[0549] 一方,コンテンツ処理装置 10が転送対象のコンテンツを保有して 、な 、場合には( S528) ,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10にコンテンツを転送させ る(S532)。
[0550] 次に,図 49に基づいて,チェックイン 'チェックアウト方式によるコンテンツ再生装置 20力もコンテンツ処理装置 10へのコンテンツの転送処理(チェックイン処理)につ!/ヽ て説明する。
[0551] まず,ステップ S540で,コンテンツ処理装置 10は上述のように転送対象のコンテン ッのコンテンツ IDとコンテンツ再生装置 20のデバイス IDとに基づいてチェックアウト口 グを検索し (S540) ,当該コンテンツをコンテンツ再生装置 20に対してチェックアウト したログが存在しているかを調べる。その結果,該当するチェックアウトログがない場 合(S542)には, 「このコンテンツ処理装置力もチェックアウトされたコンテンツではあ りません」等のチェックインができな ヽ旨のエラーを表示する(S544)。
[0552] 一方,該当するチェックアウトログがあった場合(S542)には,チェックイン対象のコ ンテンッのコンテンツ IDに対応するコンテンツ処理装置 10内のコンテンツに付与さ れて 、るライセンスに設定される残りチェックアウト回数を 1つ増加させる(S546)。そ の後,コンテンツ再生装置 20からチェックイン対象のコンテンツとそのコンテンツに付 与されているライセンスを削除する(S548)。なお,ステップ S546とステップ S548は 逆の順序で行われても構わな ヽ。
[0553] 以上,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10へのコンテンツの転送また はチェックインのフローについて説明した。次に,図 50から図 52に基づいて,コンテ ンッ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20へのコンテンツの転送またはチェックァ ゥトのフローについて説明する。
[0554] まず,図 50のステップ S550で,コンテンツ処理装置 10のディスプレイに表示され ているコンテンツ処理装置 10内のコンテンツのタイトル情報から,ユーザが所望のコ ンテンッのタイトル情報を選択して「→」ボタンを押下する(S550)。「→」ボタンは,操 作部の一例である。「→」ボタンが入力装置を介して押下されることによって,コンテン ッ処理装置 10では選択されたコンテンツのコンテンツ処理装置 10からコンテンツ再 生装置 20への転送要求が発生する。
[0555] 次に,ステップ S552で,コンテンツ処理装置 10はコンテンツ再生装置 20の転送モ ードを検出する(S552)。検出処理は,図 47で説明した処理と同様である。検出の 結果,転送モードがグループ管理方式であればステップ S556に進んでグループ管 理方式による転送処理を開始する(S556)。一方,転送モードがチェックイン 'チェッ クアウト方式であればステップ S558に進んでチェックイン ·チェックアウト処理を開始 する(S558)。
[0556] 図 51を参照して,グループ管理方式によるコンテンツ処理装置 10からコンテンツ再 生装置 20へのコンテンツの転送処理のフローについて説明する。
[0557] まず,ステップ S560で,コンテンツ処理装置 10はコンテンツ再生装置 20からソー ス IDリスト L (第 2のソース IDリスト L)を取得する(S560)。その後,ユーザによって選 択されたコンテンツに付加されているソース IDを取得し(S562) ,そのソース IDが第 2のソース IDリスト Lに含まれているかを調べる(S564)。その結果,含まれていない 場合には, 「コンテンツ再生装置で再生できな 、コンテンツです」等の転送しな ヽ旨 のエラーを表示する(S572)。一方,含まれている場合には,転送対象のコンテンツ をコンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20に転送する(S570)。
[0558] 次に,図 52に基づいて,チェックイン 'チェックアウト方式によるコンテンツ処理装置 10力 コンテンツ再生装置 20へのコンテンツの転送処理(チェックアウト処理)につ いて説明する。
[0559] まず,ステップ S580で,コンテンツ処理装置 10は,選択されたコンテンツ処理装置 10内の転送対象コンテンツに付与されているライセンスを参照する(S580)。ライセ ンスに設定されている残りチェックアウト回数力 SOである場合には(S582) ,チェックァ ゥトできない旨のエラーを表示する(S592)。一方,残りチェックアウト回数が 0より大 きい場合には,コンテンツ再生装置 20における当該コンテンツの再生制限情報など が設定されたライセンスを作成し (S584) ,当該コンテンツのコピーに作成したライセ ンスを付与してコンテンツ再生装置 20に送信する(S586)。
[0560] その後,コンテンツ処理装置 10は,コンテンツ再生装置 20に送信したコンテンツの コピー元であるコンテンツ処理装置 10内のコンテンツに付与されて!、るライセンスに 設定されるチェックアウト回数を 1つ減らす (S588)。そして,コンテンツ処理装置 10 は,チェックアウトを行ったコンテンツのコンテンツ IDとチェックアウト先のコンテンツ再 生装置 20のデバイス IDとを関連付けてチェックアウトログを作成する(S590) 以上,コンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20へのコンテンツの転送また はチェックアウトのフローについて説明した。次に,図 53に基づいて,本実施形態に 力かるコンテンツ処理装置 10のディスプレイに表示される画面レイアウトの一例につ いて説明する。
[0561] タイトルリスト 630は,第 2表示部 604によって表示されるコンテンツ処理装置 10内 のコンテンツのタイトル情報の一例である。タイトルリスト 632は,第 1表示部 602によ つて表示されるコンテンツ再生装置 20内のコンテンツのタイトル情報の一例である。
[0562] 「→」ボタン 634は,第 2操作表示部 608によって表示される操作部の一例である。「 」ボタン 636は,第 1操作表示部 606によって表示される操作部の一例である。
[0563] ユーザは,タイトルリスト 630から所望のタイトル情報を選択して「→」ボタン 634を押 下することによって,コンテンツ処理装置 10からコンテンツ再生装置 20への所望のコ ンテンッの転送を行うことができる。その際に,転送先であるコンテンツ再生装置 20 の著作権管理方式に応じて,グループ管理方式によるコンテンツの転送またはチェ ックイン'チェックアウト方式によるコンテンツのチェックアウトが選択的に行われる。
[0564] また,ユーザは,タイトルリスト 632から所望のタイトル情報を選択して「 」ボタン 63 6を押下することによって,コンテンツ再生装置 20からコンテンツ処理装置 10への所 望のコンテンツの転送を行うことができる。その際に,転送元であるコンテンツ再生装 置 20の著作権管理方式に応じて,グループ管理方式によるコンテンツの転送または チェックイン 'チェックアウト方式によるコンテンツのチェックインが選択的に行われる。
[0565] 以上,コンテンツ処理装置 10のディスプレイに表示される画面レイアウトの一例に ついて説明した。
[0566] 以上,本実施形態にかかるコンテンツ処理装置 10の機能構成,処理フローおよび 画面表示例について説明した。本実施形態に力かるコンテンツ処理装置 10によれ ば,接続されているコンテンツ再生装置 20の著作権管理方式に応じて,その方式に 対応する方法でコンテンツを転送することができる。また, 同一の操作部に対する操 作であっても,コンテンツ再生装置 20の著作権管理方式をコンテンツ処理装置 10が 検出して転送方法を区別するため,ユーザがコンテンツ再生装置 20の著作権管理 方式を意識して転送方法を選択する必要がな 、。
[0567] < 14.コンテンツ再生装置 (PD)におけるコンテンツ再生制御方法 >
次に,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD) 20におけるコンテンツの再生 制御処理につ!、て説明する。
[0568] 本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD) 20は,上述したように,グループ管 理方式の著作権管理スキームと,チェックイン 'チェックアウト方式の著作権管理スキ ームの双方に対応している。このため,コンテンツ再生装置(PD) 20は,コンテンツに 付加されたソース IDとソース IDリスト Lとに基づくグループ管理方式の再生制御と,コ ンテンッに対応するライセンスの利用条件情報に基づくチェックイン 'チェックアウト方 式の再生制御の 、ずれかを,選択的に実行可能である。
[0569] コンテンツ処理装置(PC) 10は,ローカルライン 9を介して接続されたコンテンツ再 生装置 (PD) 20の再生制御方式を,グループ管理方式またはチェックイン ·チェック アウト方式のいずれか一方に設定する。この再生制御方式の設定は,コンテンツ処 理装置(PC) 10が,コンテンツ再生装置(PD) 20から,コンテンツ再生装置(PD) 20 の ICVデータ 231を取得し, 当該 ICVデータ 231内の方式識別情報(フラグ 232,図 10参照)を更新した後,この ICVデータ 231をコンテンツ再生装置 (PD) 20に転送し て書き込むことによって成される。例えば, ICVデータ 231内のフラグ 232を「0」と記 述した場合には,コンテンツ再生装置 (PD) 20の再生制御方式がグループ管理方 式に設定され,フラグ 232を「1」と記述した場合には,コンテンツ再生装置 (PD) 20 の再生制御方式がチェックイン 'チ ックアウト方式に設定される。
[0570] なお,本実施形態では,コンテンツ再生装置(PD) 20の ICVデータ 231は,ロー力 ル接続されたコンテンツ処理装置 (PC) 10のみが更新可能であり,コンテンツ再生装 置 (PD) 20自身は当該 ICVデータ 231を更新できない。しかし,かかる例に限定され ず,例えば,コンテンツ再生装置(PD) 20自身が,ユーザ入力等に基づいて, ICV データ 231を更新可能に構成して,コンテンツ再生装置 (PD) 20の再生制御方式を 自ら切り替えでさるようにしてちょ 、。 [0571] 次に,図 54および図 10に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置(PD ) 20におけるコンテンツ再生制御処理の一例について説明する。なお,図 54は,本 実施形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD) 20におけるコンテンツ再生制御処理の 一例を示すフローチャートである。
[0572] このコンテンツ再生制御処理は,コンテンツ再生装置 20内に保存されている全ての コンテンツの中から,再生対象のコンテンツをユーザによって選択させた後に,この 選択された再生対象のコンテンツに関し再生可否を判断して再生制御する処理フロ 一である。
[0573] 図 54に示すように,まず,ステップ S600では,コンテンツ再生装置 20が起動する( ステップ S600)。例えば,ユーザによってコンテンツ再生装置 20の電源ボタン(再生 キー等)が押下されると,コンテンツ再生装置 20が起動する。なお,この起動時には ,コンテンツ再生装置 20とコンテンツ処理装置 (PC) 10とが接続されている必要はな い。
[0574] 次いで,ステップ S602では,コンテンツ再生装置 20の再生制御方式判断部 240 によって,方式識別情報に基づいて,予め設定されているコンテンツ再生装置 20の 再生制御方式が判断される。(ステップ S602)。
[0575] 具体的には,コンテンツ再生装置 20の起動後に,再生制御方式判断部 240は,コ ンテンッ再生装置 20の記憶部 230に記憶されている ICVデータ 231を読み出し,当 該 ICVデータ 231内のフラグ 232をチェックする。このフラグ 232は,コンテンツの再 生制御方式を示す方式識別情報の一例である。再生制御方式判断部 240は,カゝか るフラグ 232の値に基づいて,コンテンツ再生装置 20の再生制御方式が,グループ I D管理方式 (第 1の再生制御方式)またはチェックイン'チェックアウト方式 (第 1の再 生制御方式)のいずれに設定されているかを判断する。例えば,当該フラグ 232が「0 」である場合には,再生制御方式判断部 240は,コンテンツ再生装置 (PD) 20の再 生制御方式がグループ管理方式に設定されていると判断し,ステップ S604に進む。 一方,当該フラグ 232が「1」である場合には,再生制御方式判断部 240は,コンテン ッ再生装置 (PD) 20の再生制御方式がチェックイン 'チ ックアウト方式に設定され ていると判断し,ステップ S 606に進む。 [0576] 次いで,ステップ S604では,コンテンツ再生装置 20の再生可否判断部 242によつ て,グループ管理方式の再生制御を行うことの正当性がチェックされる(ステップ S60 4)。具体的には,再生可否判断部 242は,記憶部 230に記憶されている ICVデータ 231に基づいて,記憶部 230に記憶されているソース IDリスト Lの正当性をチェック, 即ち,当該ソース IDリスト Lが不正に改竄されていないかをチェックする。上述のよう に,グループ管理方式の ICVデータ 231には,正当なソース IDリスト Lの MAC値 23 3が含まれている。このため,再生可否判断部 242は,記憶部 230から読み出した現 在のソース IDリスト Lの MAC値と,記憶部 230から読み出した ICVデータ 231の MA C値 233とを比較することで,当該ソース IDリスト Lの改竄の有無を検出できる。
[0577] 一方,ステップ S606では,コンテンツ再生装置 20の再生可否判断部 242によって ,チェックイン 'チェックアウト方式の再生制御を行うことの正当性がチェックされる (ス テツプ S606)。具体的には,再生可否判断部 242は,記憶部 230に記憶されている I CVデータ 231に基づ!/、て,記憶部 230に記憶されて!、る各コンテンツのライセンス の正当性をチェック,即ち, 当該ライセンスが不正に改竄されていないかをチェックす る。上述のように,チェックイン 'チェックアウト方式の ICVデータ 231には,各コンテン ッのライセンスに基づく MAC値 233が含まれている。このため,再生可否判断部 24 2は,各コンテンツのライセンスと, ICVデータ 231の MAC値 233とを比較することで , 当該ライセンスの改竄の有無を検出できる。
[0578] このような,ステップ S604および S606での正当性チェックの結果,不正な改竄が 検出された場合には,コンテンツの再生を許可せず,エラー通知をして全ての処理を 終了する。一方,不正な改竄が検出されず,正当性が確認された場合には,ステップ S608に進む。
[0579] 次いで,ステップ S608では,コンテンツ管理情報データベース 236からコンテンツ 管理情報が RAM203に読み出される(ステップ S608)。このコンテンツ管理情報は ,コンテンツデータベース 234に記憶されているコンテンツに関する,コンテンツ ID, コンテンツのタイトル情報(曲名,アーティスト名,アルバム名,再生時間等)などとい つたコンテンツの属性情報や,記録場所情報(例えばコンテンツ DB234内のアドレス )などである。 [0580] さらに,ステップ S610では,コンテンツ再生装置 20の表示装置 210にタイトルリスト が表示される (ステップ S610)。コンテンツ再生装置 (PD) 20のタイトルリスト作成部 2 50は,上記コンテンツ管理情報データベース 236から読み出されたコンテンツのタイ トル情報に基づいて,コンテンツのタイトルリストを作成する。このタイトルリストは,例 えば,音楽コンテンツの曲名の一覧であり,付随情報として,音楽コンテンツのァーテ イスト名ゃアルバム名,再生時間等を含む。さらに,タイトルリスト作成部 250は,作成 したタイトルリストを表示装置 210に表示させる。
[0581] その後,ステップ S612では,ユーザによって再生対象のコンテンツが選択される( ステップ S612)。上記のように,表示装置 210にタイトルリストが表示されると,ユーザ は,このタイトルリストを閲覧して,再生を所望する 1又は 2以上のコンテンツを選択し ,入力装置 208を操作して当該コンテンツのタイトル情報を指定する。
[0582] さらに,ステップ S614では,ユーザによって再生指示がなされる(ステップ S614)。
ユーザは,上記のようにして再生を所望するコンテンツのタイトル情報を指定した後, 例えば,入力装置 208またはリモートコントローラ 218の再生キーを押下して,再生処 理を開始するよう指示する。すると,コンテンツ選択部 252は,ユーザによって指定さ れたタイトル情報に対応するコンテンツを,再生対象のコンテンツとして選択し,かか る再生対象のコンテンツに関する情報 (コンテンツ ID,記憶場所情報等)を,再生可 否判断部 242に出力する。
[0583] さらに,ステップ S616では,上記選択された最初の再生対象のコンテンツが,コン テンッデータベース 234から読み出される (ステップ S616)。具体的には,再生可否 判断部 242は,上記コンテンツ選択部 252から入力された再生対象のコンテンツに 関する情報に基づいて,コンテンツデータベース 234を検索し,最初の再生対象の コンテンッのフアイノレを読み出す。
[0584] その後,ステップ S618では,上記ステップ S602と同様に,予め設定されているコ ンテンッ再生装置 20の再生制御方式が判断される。(ステップ S618)。この結果,グ ループ管理方式と判断された場合には,ステップ S620に進み,チェックイン 'チェッ クアウト方式と判断された場合には,ステップ S622に進む。なお,上記ステップ S60 2で再生制御方式の判別を行って 、るので,同様の再生制御方式の判別を行う本ス テツプ S618は,省略することもできる。
[0585] 次いで,ステップ S620では,第 1の再生可否判断部 242aによって,グループ管理 方式の再生制御方式に基づいて,再生対象のコンテンツの再生可否が判断される ( ステップ S620)。具体的には,第 1の再生可否判断部 242aは,再生対象のコンテン ッに付加されているソース IDが,コンテンツ再生装置 20の記憶部 230に記憶されて V、るソース IDリスト Lに含まれて!/、るか否かに基づ!/、て,当該コンテンツの再生可否 を判断する。
[0586] この結果,再生対象のコンテンツに付加されているソース IDが, 当該ソース IDリスト Lに含まれている場合には,第 1の再生可否判断部 242aは, 当該コンテンツの再生 を許可し,ステップ S624に進む。一方,再生対象のコンテンツに付加されているソー ス IDが,当該ソース IDリスト Lに含まれていない場合には,第 1の再生可否判断部 24 2aは, 当該コンテンツの再生を許可せず,ステップ S626に進む。
[0587] なお,ソース IDリスト Lに含まれるソース IDに有効期限が設定されているときには, 本ステップ S620において,第 1の再生可否判断部 242aは,上記判断に加えてさら に,再生対象のコンテンツに付加されているソース IDが有効期限内であるかを判断 し, 当該ソース IDが有効期限内である場合に当該コンテンツの再生を許可し,一方, 当該ソース IDが有効期限切れである場合に当該コンテンツの再生を許可しない。
[0588] 一方,ステップ S622では,第 2の再生可否判断部 242bによって,チェックイン 'チ エックアウト方式の再生制御方式に基づ 、て,再生対象のコンテンツの再生可否が 判断される (ステップ S622)。具体的には,第 2の再生可否判断部 242bは,再生対 象のコンテンツに関連付けられているライセンスの利用条件 (再生回数制限,再生期 限など)に基づいて,当該再生対象のコンテンツの再生可否を判断する。
[0589] この結果,上記ライセンスの利用条件を満たす場合 (例えば,再生期限内である場 合や,過去の再生回数が再生回数の上限に達していない場合など)には,第 2の再 生可否判断部 242bは,当該コンテンツの再生を許可し,ステップ S624〖こ進む。この とき,例えば,ライセンスの利用条件に再生回数制限が設定されている場合には,再 生回数を 1つ増加させる。一方,上記ライセンスの利用条件を満たさない場合 (例え ば,再生期限切れである場合や,過去の再生回数が再生回数の上限に達している 場合など)には,第 2の再生可否判断部 242bは,当該コンテンツの再生を許可せず ,ステップ S626に進む。
[0590] その後,ステップ S624では,上記ステップ S620または S622で再生が許可された 再生対象のコンテンツが再生実行部 244によって再生される (ステップ S624)。一方 ,上記ステップ S620または S622で再生が許可されなかった再生対象のコンテンツ は,再生されない。この場合には,エラー通知を行ってもよい。
[0591] 次いで,ステップ S626では,上記 S612で選択された全ての再生対象のコンテンツ について,上記 S618〜S624の再生制御がなされた力否かが判断される(ステップ S626)。選択されたコンテンツで未だ再生制御がなされて 、な 、ものがある場合に は,ステップ S628に進み,次の再生対象のコンテンツがコンテンツデータベース 23 4力も読み出され (ステップ S628) ,その後, 当該次の再生対象のコンテンツに関し, 上記と同様に S618〜S624の再生制御がなされる。力かる処理を上記 S612で選択 された全ての再生対象のコンテンツにつ 、て繰り返すと,全ての処理フローが終了す る。
[0592] 次に,図 55および図 10に基づいて,本実施形態に力かるコンテンツ再生装置(PD ) 20におけるコンテンツ再生制御処理の別の例について説明する。なお,図 55は, 本実施形態に力かるコンテンツ再生装置 (PD) 20におけるコンテンツ再生制御処理 の別の例を示すフローチャートである。
[0593] このコンテンツ再生制御処理は,例えば,まず,コンテンツ再生装置 20内に保存さ れている全てのコンテンツのタイトル情報を,再生可能なコンテンツと,再生不可能な コンテンツとを判別可能にリスト表示し,次いで,このタイトルリストを閲覧したユーザ 力 再生可能なコンテンツの中力 再生対象のコンテンツを選択した後に,この選択 された再生対象のコンテンツを再生する処理フローである。
[0594] 図 55に示すように,まず,上記図 54で説明したステップ S600〜S608と同様の前 処理を行う(ステップ S600〜S608)。
[0595] 次のステップ S650〜S664では,再生可能なコンテンツと,再生不可能なコンテン ッとを判別可能なタイトルリストを,コンテンツ再生装置 20の表示装置 210に表示さ せるタイトルリスト表示処理を行う。 [0596] 具体的には,まず,ステップ S650では,最初の表示対象のコンテンツが,コンテン ッデータベース 234から読み出される (ステップ S650)。具体的には,再生可否判断 部 242は,上記ステップ S508で読み出されたコンテンツ管理情報内のコンテンツに 関する情報 (コンテンツ ID,記憶場所情報等)に基づいて,コンテンツデータベース 2 34を検索し,最初の表示対象のコンテンツのファイルを読み出す。
[0597] なお,本実施形態では,コンテンツ再生装置 20のコンテンツデータベース 234内に 保存されている全てのコンテンツが表示対象のコンテンツとされるが,かかる例に限 定されず,所定の選別基準に基づ 、て一部のコンテンツのみを表示対象のコンテン ッとしてもよい。この選別基準は,例えば,音楽コンテンツのアーティスト,アルバム, ジャンル,発売時期,直近の再生時期,ユーザによる指定,などである。
[0598] 次いで,ステップ S652では,上記ステップ S602と同様に,予め設定されているコ ンテンッ再生装置 20の再生制御方式が判断される。(ステップ S652)。この結果,グ ループ管理方式と判断された場合には,ステップ S654に進み,チェックイン 'チェッ クアウト方式と判断された場合には,ステップ S656に進む。なお,上記ステップ S60 2で再生制御方式の判別を行って 、るので,同様の再生制御方式の判別を行う本ス テツプ S652は,省略することもできる。
[0599] さらに,ステップ S654では,第 1の再生可否判断部 242aによって,グループ管理 方式の再生制御方式に基づいて,表示対象のコンテンツの再生可否が判断される ( ステップ S654)。具体的には,第 1の再生可否判断部 242aは,表示対象のコンテン ッに付加されているソース IDが,コンテンツ再生装置 20の記憶部 230に記憶されて V、るソース IDリスト Lに含まれて!/、るか否かに基づ!/、て,当該コンテンツの再生可否 を判断する。
[0600] この結果,表示対象のコンテンツに付加されているソース IDが, 当該ソース IDリスト Lに含まれている場合には,第 1の再生可否判断部 242aは, 当該コンテンツが再生 可能なコンテンツであると判断し,ステップ S658に進む。一方,表示対象のコンテン ッに付加されているソース IDが, 当該ソース IDリスト Lに含まれていない場合には, 第 1の再生可否判断部 242aは,当該コンテンツが再生不可能なコンテンツであると 判断し,ステップ S660〖こ進む。 [0601] 一方,ステップ S656では,第 2の再生可否判断部 242bによって,チェックイン 'チ エックアウト方式の再生制御方式に基づ 、て,再生対象のコンテンツの再生可否が 判断される (ステップ S656)。具体的には,第 2の再生可否判断部 242bは,表示対 象のコンテンツに関連付けられているライセンスの利用条件 (再生回数制限,再生期 限など)に基づいて,当該再生対象のコンテンツの再生可否を判断する。
[0602] この結果,上記ライセンスの利用条件を満たす場合には,第 2の再生可否判断部 2 42bは,当該コンテンツが再生可能なコンテンツであると判断し,ステップ S658に進 む。一方,上記ライセンスの利用条件を満たさない場合には,第 2の再生可否判断部 242bは,当該コンテンツが再生不可能なコンテンツであると判断し,ステップ S660 に進む。
[0603] 次いで,ステップ S658では,上記ステップ S654または S656で再生可能であると 判断された表示対象のコンテンツが,再生可能コンテンツとして表示される (ステップ S658)。具体的には,タイトルリスト作成部 250は,上記再生可能であると判断された 表示対象のコンテンツのタイトル情報を,当該コンテンツが再生可能である旨をユー ザが認識できるような態様で,表示装置 210に表示させる。
[0604] 一方,ステップ S660では,上記ステップ S654または S656で再生不可能であると 判断された表示対象のコンテンツが,再生不可能コンテンツとして表示される (ステツ プ S660)。具体的には,タイトルリスト作成部 250は,上記再生不可能であると判断さ れた表示対象のコンテンツのタイトル情報を,当該コンテンツが再生不可能である旨 をユーザが認識できるような態様で,表示装置 210に表示させる。
[0605] その後,ステップ S662では,全ての表示対象のコンテンツについて,上記 S652〜 S660の再生可否判断および表示処理がなされた力否かが判断される(ステップ S6 62)。未だ再生可否判断および表示処理がなされて 、な 、表示対象のコンテンツが ある場合には,ステップ S664に進み,次の表示対象のコンテンツがコンテンツデー タベース 234から読み出され (ステップ S664) ,その後,当該次の表示対象のコンテ ンッに関し,上記と同様に S652〜S660の再生可否判断および表示処理がなされ る。力かる処理を全ての表示対象のコンテンツについて繰り返すと,ステップ S666に 進む。 [0606] なお,このステップ S666に進む時点では,再生可能なコンテンツと再生不可能な コンテンツとを判別可能なタイトルリストが,表示装置 210に表示される。このタイトルリ ストの表示例を図 56 (a)乃至図 56 (c)に示す。
[0607] 図 56 (a)乃至図 56 (c)に示すように,コンテンツ再生装置 20の表示装置 210に表 示されたタイトルリスト 710には,例えば,あるアーティスト Aに関する音楽コンテンツ のタイトル A〜E (曲名)が,アルバム A, Bごとに表示されている。このタイトルリスト 71 0,再生可能なコンテンツのタイトル A, Ct,再生不可能なコンテンツのタイトル B, D , Eとが区別して表示されている。
[0608] 具体的には,図 56 (a)に示すタイトルリスト 710の例では,再生可能なコンテンツの タイトル A, Ct,再生不可能なコンテンツのタイトル B, D, Eとは,異なる色,または異 なる輝度で表示されることによって区別される。例えば図示のように,再生可能なコン テンッのタイトル A, Cが表示されているエリア 712と,再生不可能なコンテンツのタイ トル B, D, Eが表示されているエリア 714とが異なる色や輝度で表示されることによつ て,ユーザは再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツとを識別することがで きる。また,力かる表示によれば,ひとつのアルバム内に再生可能なコンテンツと再生 不可能なコンテンツとが混在している場合に,ユーザは,アルバム内のどのコンテン ッが再生可能で,どのコンテンツが再生不可能であるかを認識することができる。
[0609] また,図 56 (b)に示すタイトルリスト 710の例では,再生可能なコンテンツのタイトル A, Cには,音符マークの再生可能アイコン 716が付加されており,一方,再生不可 能なコンテンツのタイトル B, D, Eには, Xマークの再生不可能アイコン 718が付加さ れている。このように,色や形,図柄,大きさなどが異なるアイコンを,各コンテンツの タイトルに付加して表示することによって,再生可能なコンテンツと,再生不可能なコ ンテンッとを判別可能に表示することができる
また,図 56 (c)に示すタイトルリスト 710の例では,再生不可能なコンテンツのタイト ル A, Ct,再生不可能なコンテンツのタイトル B, D, Eと力 領域区分して表示され ている。即ち,再生不可能なコンテンツのタイトル A, C X再生 OKエリア 720内に表 示され,再生不可能なコンテンツのタイトル B, D, Eは,再生 NGエリア 722内に表示 されている。これにより,ユーザは再生可能なコンテンツと再生不可能なコンテンツと を識別することができる。また,かかる表示例によれば,コンテンツ再生装置 20にお ける再生可能 Z再生不可能なコンテンツがまとめて表示されるため,ユーザはコンテ ンッ再生装置 20で再生可能 Z再生不可能なコンテンツを一括して確認することがで きる。
[0610] 次いで,図 55に戻り,ステップ S666では,ユーザによって,再生可能なコンテンツ の中から,再生対象のコンテンツが選択される (ステップ S666)。上記のように,表示 装置 210にタイトルリストが選択されると,ユーザは,このタイトルリストを閲覧して,再 生を所望する 1又は 2以上のコンテンツを選択し,入力装置 208を操作して当該コン テンッのタイトル情報を指定する。この際,図 56 (a)乃至図 56 (c)に示したように,タ イトルリストには,再生可能なコンテンツと,再生不可能なコンテンツとが判別可能に 表示されるので,ユーザは,再生可能なコンテンツの中から,再生を所望するコンテ ンッを選択できる。
[0611] その後,ステップ S668では,ユーザによって再生指示がなされる(ステップ S668) 。ユーザは,上記のようにして再生を所望するコンテンツのタイトル情報を指定した後 ,例えば,入力装置 208またはリモートコントローラ 218の再生キーを押下して,再生 処理を開始するよう指示する。すると,コンテンツ選択部 252は,ユーザによって指定 されたタイトル情報に対応するコンテンツを,再生対象のコンテンツとして選択し,力 力る再生対象のコンテンツに関する情報 (コンテンツ ID,記憶場所情報等)を,再生 可否判断部 242に出力する。
[0612] 次いで,ステップ S670では,上記選択された再生対象のコンテンツのうち,最初の コンテンツが,コンテンツデータベース 234から読み出される(ステップ S670)。具体 的には,再生可否判断部 242は,上記コンテンツ選択部 252から入力された再生対 象のコンテンツに関する情報に基づいて,コンテンツデータベース 234を検索し,再 生対象のコンテンツのうちの最初のコンテンツに対応するファイルを読み出す。そし て,当該コンテンツの再生可否判断をすることなく,再生実行部 244に対して当該コ ンテンッの再生を指示する。これは,上記 S666でユーザが選択したコンテンツは, 全て再生可能なコンテンツであるので,再度,再生可否判断をする必要がないから である。 [0613] さらに,ステップ S672では,再生実行部 244によって,再生対象のコンテンツが再 生される(ステップ S672)。
[0614] 次いで,ステップ S674では,上記 S666で選択された全ての再生対象のコンテンツ 力 再生されたか否かが判断される (ステップ S674)。選択されたコンテンツで未再 生のものがある場合には,ステップ S676に進み,次の再生対象のコンテンツがコン テンッデータベース 234から読み出され (ステップ S676) ,その後, 当該次の再生対 象のコンテンツが再生される (ステップ S672)。力かる再生処理を上記 S666で選択 された全ての再生対象のコンテンツにつ 、て繰り返すと,全ての処理フローが終了す る。
[0615] 以上,本実施形態にかかるコンテンツ再生装置 (PD) 20におけるコンテンツ再生制 御方法について説明した。このコンテンツ再生装置 (PD) 20のコンテンツ再生制御 処理では,コンテンツ再生装置 20の再生制御方式が,グループ管理方式であるか, 或いはチェックイン 'チェックアウト方式であるかを判別した上で,判別した再生制御 方式に従って,コンテンツを再生制御(再生可否判断)する。このため,コンテンツ再 生装置 20は,グループ管理方式と,チェックイン 'チェックアウト方式の 2種類の再生 制御方式を選択的に実行可能となる。このため,ユーザの利便性が向上するだけで なく,再生制御方式ごとに異なるモデルのコンテンツ再生装置 (PD) 20を設計開発 する必要がな 、ので,開発作業の効率ィ匕およびコスト削減を図れる。
[0616] また,コンテンツ再生装置(PD) 20は,従来のチェックイン 'チェックアウト方式のみ ならず,コンテンツに付加されたソース IDとソース IDリストとに基づいて再生制御を行 うグループ管理方式による著作権管理スキームにも対応可能である。よって,ユーザ によるコンテンツ利用の自由度が高く,よりユーザフレンドリーな著作権管理スキーム に対応できるようになる。
[0617] また,地域毎に異なる著作権管理スキームを管理するアプリケーションが,コンテン ッ処理装置 10にインストールされる場合には,各著作権管理スキーム (再生制御方 式)に対応する方式識別情報 (フラグ 232等)をコンテンツ再生装置 20内に設定する だけで,上記アプリケーションがインストールされたコンテンツ処理装置(PC) 10から 転送されるコンテンツの再生制御が可能となる。 [0618] また,コンテンツ再生装置 20は,保有するコンテンツのタイトルリストを,再生可能な コンテンツと再生不可能なコンテンツを判別可能に表示することができる。これにより ,ユーザは,力かるタイトルリストを閲覧して,再生可能なコンテンツと再生不可能なコ ンテンッを把握でき,さらに,再生可能なコンテンツの中から再生を所望するコンテン ッを選択できる。
[0619] 以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本 発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範 囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明 らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される
[0620] 例えば,上記実施形態では,各コンテンツ処理装置 (PC) 10力 サーバ 30から受 信したユーザ識別情報(リーフ ID)に基づいてグループ IDを生成したが,本発明は, かかる例に限定されない。例えば,サーバ 30が,グループ IDをユーザ単位で生成し てもよい。この場合,グループ管理サーバ 32が,各機器の登録時に,コンテンツ処理 装置 10に対して,上記リーフ IDの代わりにグループ IDを通知して,コンテンツ処理 装置 10は,受信したグループ IDをソース IDリストに格納してもよい。さらに,コンテン ッ配信サーバ 34は,配信コンテンツに対し,上記リーフ IDの代わりにグループ IDを 関連付けて送信してもよい。このとき,コンテンツ配信サーバ 34が,配信コンテンツの ファイル内にグループ IDを予め付カ卩して,コンテンツ処理装置 10に送信することもで きる。
産業上の利用可能性
[0621] 本発明は,コンテンツ処理装置に適用可能であり,特に著作権管理上再生可能な コンテンッと再生不可能なコンテンッとを管理するコンテンッ処理装置に適用可能で ある。

Claims

請求の範囲
[1] 再生を許可するコンテンツの提供元を示す第 1のソース IDリストと;
記憶媒体に記憶されるコンテンツを再生するコンテンツ再生部と;
前記コンテンツに付加されたソース IDと,前記第 1のソース IDリストとに基づき,前 記コンテンツが再生可能か否かを判断する再生可否判断部と;
前記再生可否判断部により再生不可能と判断されたコンテンツのタイトル情報が判 別可能なように,前記コンテンツのタイトル情報のリストを作成するタイトルリスト作成 部と;
を備えることを特徴とする,コンテンツ処理装置。
[2] 再生を許可するコンテンツの提供元を示す第 2のソース IDリストに基づいて再生を 制御する機能を有するコンテンツ再生装置が接続され,
前記コンテンツ再生装置に記憶されるコンテンツのタイトル情報を取得するタイトル 情報取得部をさらに備え,
前記再生可否判断部は,前記コンテンツ再生装置に記憶されるコンテンツに付カロ されるソース IDと,前記第 2のソース IDリストとに基づき,前記コンテンツが前記コンテ ンッ再生装置で再生可能か否を判断し,
前記タイトルリスト作成部は,前記再生可否判断部により再生不可能と判断されたコ ンテンッのタイトル情報が判別可能なように,前記コンテンツ再生装置に記憶されるコ ンテンッのタイトル情報のリストを作成することを特徴とする,請求項 1に記載のコンテ ンッ処理装置。
[3] 前記再生可否判断部により前記コンテンツ処理装置において再生不可能と判断さ れたコンテンッを,前記コンテンッ処理装置の記憶媒体から削除する削除部をさらに 備えることを特徴とする,請求項 1に記載のコンテンツ処理装置。
[4] 前記再生可否判断部により前記コンテンツ再生装置において再生不可能と判断さ れたコンテンツを,前記コンテンツ再生装置力 削除する削除部をさらに備えることを 特徴とする,請求項 2に記載のコンテンツ処理装置。
[5] 前記タイトルリスト作成部により作成されたタイトル情報のリストを表示するタイトルリ スト表示部をさらに備えることを特徴とする,請求項 1に記載のコンテンツ処理装置。
[6] 前記再生可否判断部は,前記コンテンツに付与される再生制限情報に基づいて前 記コンテンツが再生可能か否かをさらに判断することを特徴とする,請求項 1に記載 のコンテンツ処理装置。
[7] 前記タイトルリスト作成部は,前記再生可能であると判断されたコンテンツのタイトル 情報と,前記再生不可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報とを,相異なる 色 Z輝度情報で表示されるように前記タイトル情報のリストを作成することを特徴とす る,請求項 1に記載のコンテンツ処理装置。
[8] 前記タイトルリスト作成部は,前記再生可能であると判断されたコンテンツのタイトル 情報と,前記再生不可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報とが区分して 表示されるように前記タイトル情報のリストを作成することを特徴とする,請求項 1に記 載のコンテンツ処理装置。
[9] 前記タイトルリスト作成部は,前記再生可能であると判断されたコンテンツのタイトル 情報と,前記再生不可能であると判断されたコンテンツのタイトル情報とを,相異なる アイコンが付加されて表示されるように前記タイトル情報のリストを作成することを特徴 とする,請求項 1に記載のコンテンツ処理装置。
[10] コンピュータをして,
再生を許可するコンテンツの提供元を示す第 1のソース IDリストと,記憶媒体に記 憶されるコンテンツに付加されたソース IDとに基づき,前記コンテンツが再生可能か 否かを判断する再生可否判断処理と;
前記再生可否判断処理により再生不可能と判断されたコンテンツのタイトル情報が 判別可能なように,前記コンテンツのタイトル情報のリストを作成するタイトルリスト作 成処理と;
を実行せしめることを特徴とする,コンピュータプログラム。
[11] 再生を許可するコンテンツの提供元を示す第 1のソース IDリストと,記憶媒体に記 憶されるコンテンツに付加されたソース IDとに基づき,前記コンテンツが再生可能か 否かを判断するステップと;
前記再生可否判断処理により再生不可能と判断されたコンテンツのタイトル情報が 判別可能なように,前記コンテンツのタイトル情報のリストを作成するステップと; を含むことを特徴とする,コンテンツ処理方法。
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