WO2004086239A1

WO2004086239A1 - 遠隔制御システム及び遠隔制御方法

Info

Publication number: WO2004086239A1
Application number: PCT/JP2004/004266
Authority: WO
Inventors: Koji Hirose; Ryuichi Sakai; Takashi Maniwa
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2003-03-27
Filing date: 2004-03-26
Publication date: 2004-10-07
Also published as: JP2004297545A; US7617009B2; DE112004000514T5; US20060192790A1

Abstract

遠隔端末（２２０）からの制御指示を遠隔制御装置（２１０）経由で被制御機器（２００、２００ｂ）に伝える遠隔制御システムにおいて、被制御機器（２００）に固有の情報である機器固有データ（５０）を、遠隔制御装置（２１０）内に又は被制御機器（２００、２００ｂ）内に格納する。遠隔制御装置（２１０）は、被制御機器（２００）の機器種別と機器固有データ（５０）に基づき、遠隔端末（２２０）上で表示されるＷＥＢ表示データを作成する。または、遠隔制御装置（２１０）は、被制御機器（２００ｂ）に格納された機器固有データ（５０）をもとにＷＥＢ表示データを作成する。これにより、被制御機器（２００）の新機種の追加や機能拡張があった場合でも、遠隔制御装置（２１０）の機能を実現するプログラムを変更することなく、端末上の操作画面の変更に対し、容易に対応することができる。

Description

明細書遠隔制御システム及び遠隔制御方法技術分野

本発明は、ネッ 1、ワーク経由で遠隔地にある外部の端末から宅内の機器を制御する遠隔制御システム及びその制御方法に関する。発明の背景

従来、インターネット経由で宅内の機器 (以後、「被制御機器」という。 ) を制御する技術の 1つとして、パーソナルコンピュータ（P C) や携帯電話機等の端末装置から、ネットワークに接続されたサーバ装置内に格納された電子番組表を用いて、被制御機器である映像記録装置において番組予約する方法が知られている (例えば、特開 2 0 0 1— 1 4 5 1 4 0号公報参照）。

上記のようなシステムにおいて、遠隔地の端末からそのブラウザ機能を用いて宅内にある被制御機器の遠隔制御を可能とするために、被制御機器の持っている機能に応じてサーバ装置において端末装置上に表示するための WE B画面を作成する必要がある。このため、新規に被制御機器が開発される度に、被制御機器に対応してサーバ装置内のソフトウェアも変更する必要があつた。

図 7を用いて従来の遠隔制御システムについて説明する。

機器 1 0 0はネットワークを介して遠隔制御可能な機器であって、一例として家庭内の映像記録装置がある。機器 1 0 0は、インターネットを解して通信を行なう通信制御部 1 0 1と、機器種別を示す番号を記憶する機器種別番号保存部 1 0 2と、被制御機器 1 0 0を実際に動作させる機器制御部 1 0 3とを含む。サーバ装置 1 1 0は、インターネットと通信を行なう通信制御部 1 1 2と、機器種別番号保存部 1 0 2から機器種別を示す番号を読み取り、機器制御に必要な WE B表示データを生成する機器データ解析部 1 1 4と、機器データ解析部 1 1 4で生成された機器制御に必要な WE B表示データに加え、 WE B表示の体裁を整えるなどインターネット ·サービスをする画面に仕上げるための WE B表示データ作成部 1 1 3と、インターネットで通信を行なうための通信制御部 1 1 1とを含む。

遠隔端末 1 2 0は、ブラウザ機能により WE B (world wide webの略）画面を表示し、 WE B画面に基づいて操作■入力する P Cや携帯電話機等の遠隔操作端末である。遠隔端末 1 2 0は、ィンターネットで通信を行なうための通信制御部 1 2 1と、 WE B画面を表示するための WE B表示部 1 2 2と、 WE B画面に基づいて操作 ·入力するための操作部 1 2 3とを含む。

上記の遠隔制御システムにおいて、遠隔端末 1 2 0を用いて、機器 1 0 0を遠隔地から制御しようとする場合、ユーザは遠隔端末 1 2 0上に表示された画面が見ながら操作し、機器 1 0 0に対する指示を行う。機器 1 0 0は、遠隔端末 1 2 0を操作するユーザの指示どおり操作'制御される。このとき、遠隔端末 1 2 0 上に表示される画面を表示するためのデータ（WE B表示データ）は、サーバ装置 1 1 0の WE B表示データ作成部 1 1 3で生成される。その WE B表示データ中で、被制御機器 1 0 0の操作に関わる機器固有の表示データは、機器データ解析部 1 1 4で生成される。機器データ解析部 1 1 4は、機器 1 0 0が持つ機器種別を示す番号を機器種別番号保存部 1 0 2からインターネットを通じて読み取り、機器種別に応じた表示データを生成する。

ここで、サーバ装置 1 1 0の機能は、所定のプログラムの実行により実現される。すなわち、機器データ解析部 1 1 4の機能も、所定のプログラムの実行により実現される。従来では、機器データ解析部 1 1 4の機能に関するプログラム自体に、機器種別に応じた各処理（ステップ）が記述されている。つまり、上記プログラム内には、サーバ装置 1 1 0が対応可能な機器の全ての機種について処理が記述される必要があり、このため、新規に機器が開発される度に、機器に対応してサーバ装置内のプログラム全体を変更する必要があった。

上記のプログラムのアルゴリズムの記述例を図 8に示す。

まず、機器種別番号保存部 1 0 2から読み取った機器種別を示す番号を判定する（S 5 1 ) 。機器種別が「A」であった場合、機器種別「A」に関するステツプを実行する（S 5 2 ) 。具体的には、 WE Bに表示すべき項目名として、「録画モード」という名称を指定する H TML (Hyper Text Markup Language) 文を作成する。また、その項目に必要な選択肢として「X P」、「S P」といった項目が選択できるような表示にすべく適切な H TM L文を作成する。

または、機器種別が「B」であった場合、機器種別「B」に関するステップを実行する（S 5 2 ) 。具体的には、項目名として「録画モード」と「録画メディァ」を指定し、さらにそれぞれの項目に対するいくつかの選択肢があるような表示にすべく適切な H TM L文を作成する。

以上のように、機器データ解析部 1 1 4に対応するプログラムには、サーバ装置が対応可能な全ての機器に関する情報が記述されている。このため、機器または機器の機能が増えると、プログラムのステツプを追加する必要がある。

(発明が解決しようとする技術的課題）

上記の構成では、新し、機能を持つた機器が開発されるたびにサーバ装置のプログラム、特に機器データ角军析部に関するプログラムの変更が必要になるため、被制御機器だけでなくサーバ装置も同時に開発及びテストを実施しなければならず、開発期間の短縮や開発コストを下げる妨げになっている。

(その解決方法）

本発明は、新規の被制御機器の開発や被制御機器の機能拡張に伴う、端末上に表示される遠隔操作画面の変更に対して、柔軟に対応可能な遠隔制御システム及ぴその制御方法を提供することを目的とする。

本発明に係る第 1の遠隔制御システムは、ネットワークを介して制御可能な被制御機器と、端末装置上のユーザ指示に基づく制御情報を被制御機器にネットヮークを介して送信する遠隔制御装置とを含む遠隔制御システムである。被制御機器は、ネットワークと通信を行なう通信制御部と、被制御機器の種別を示す機器種別情報を保存する機器種別保存部とを有する。遠隔制御装置は、ネットワークと通信を行なう通信制御部と、被制御機器の機器種別保存部から機器種別情報を読み取る機器種別判別部と、被制御機器に固有の情報である機器固有データを保存する機器固有データ保存部と、機器固有データ及び前記機器種別情報に基づき、 WE B画面作成に必要なデータを生成する機器データ解析部と、機器データ解析部で生成されたデータに基づき、 WE B画面を作成する WE B表示データ作成部とを備える。機器データ解析部は、機器固有データ保存部に保存されている機器固有データの中から、読み取られた機器種別情報に基づいて被制御機器に固有のデータを抽出する。 WE B表示データ作成部は、その抽出された固有のデータに基づいて WE B表示データを作成し、通信制御部を介して前記端末装置に送信する。

本発明に係る第 2の遠隔制御システムは、ネットワークを介して制御可能な被制御機器と、端末装置上のユーザ指示に基づく制御情報を被制御機器にネットヮークを介して送信する遠隔制御装置とを含む遠隔制御システムである。被制御機器は、ネットワークと通信を行なう通信制御部と、その被制御機器に固有の情報である機器固有データを格納する機器固有データ保存部とを有する。遠隔制御装置は、ネットワークと通信を行なう通信制御部と、通信制御部を介して被制御機器の機器固有データ保存部から機器固有データを受信し、格納する機器データ記憶部と、機器データ記憶部に格納された機器固有データに基づいて WE B画面に必要なデータを生成する機器データ解析部と、機器データ解析部で生成されたデータから WE B画面を作成し、通信制御部を介して端末装置に送信する WE B表示データ作成部とを備えた。

本発明に係る第 1の遠隔制御方法は、ネットワークを介して制御可能な被制御機器と、端末装置上のユーザ指示に基づく制御情報を被制御機器にネットワークを介して送信する遠隔制御装置とを含む遠隔制御システムの制御方法である。その方法は、被制御機器の種別を示す機器種別情報を前記被制御機器内に保持し、被制御機器から、保持された機器種別情報を読み取り、被制御機器に固有の情報である機器固有データを前記遠隔制御装置内に保持し、保持されている機器固有データの中から、読み取った機器種別情報に基づいて一の機器固有データを抽出し、その抽出した機器固有データに基づいて WE B表示データを作成し、端末装置に送信する。

本発明に係る第 2の遠隔制御方法は、ネットワークを介して制御可能な被制御機器と、端末装置上のユーザ指示に基づく制御情報を被制御機器にネットワークを介して送信する遠隔制御装置とを含む遠隔制御システムの制御方法である。その方法は、被制御機器に固有の情報である機器固有データを被制御 β内に保持し、保持されている機器固有データを受信し、その受信した機器固有データに基づいて WE Β表示データを作成し、端末装置に送信する。

被制御機器は、受信した放送を録画する映像記録装置であってもよい。この場合、機器固有データは、録画動作に関する情報である。

(従来技術より有利な効果）

本発明によれば、サーバ装置において、その機能を実現するプログラムと、機器固有のデータとを分離して保持し、被制御機器から得られる機器種別を示す番号をもとに、 WE B表示データを作成するようにした。これにより、サーバ装置の機能を実行するためのプログラムを変更することなく、被制御機器の機能の違いによる操作画面の変更に柔軟に対応することができ、開発期間の短縮や開発コストの低減を図ることが可能となる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施の形態 1による遠隔制御システムの構成を示すプロック図である。

図 2は、遠隔制御システムにおける機器固有データの例を示す図である。図 3は、実施の形態 1の遠隔制御システムにおける機器データ解析部の処理を示すフローチャートである。

図 4は、遠隔端末上に表示される、録画モード設定のための操作画面の一部を示した図である。

図 5は、本発明の実施の形態 2による遠隔制御装置の構成を示すプロック図でめる。

図 6は、実施の形態 2の遠隔制御システムにおける機器データ解析部の処理を示すフローチヤ一トである。

図 7は、従来の遠隔制御システムの構成を示すブ口ック図である。

図 8は、従来の遠隔制御システムでの処理を示すフローチヤ一トである。発明を実施するための蕞良の形態

以下、添付の図面を参照し、本発明に係る遠隔制御システムの実施の形態について説明する。 (実施の形態 1 )

図 1は、本発明の実施の形態 1による遠隔制御システムの構成を示すプ口ック図である。

本実施形態の遠隔制御システムは、機器 2 0 0と、サーバ装置 2 1 0と、遠隔端末 2 2 0とを含む。機器 2 0 0と、サーバ装置 2 1 0と、遠隔端末 2 2 0とはインターネット等の通信ネットワークを介して接続される。

機器 2 0 0、サーバ装置 2 1 0及ぴ遠隔端末 2 2 0の後述する機能は、それぞれにおいて C P U等が所定のプログラムを実行することにより実現される。

機器 2 0 0は、ィンターネットを介して遠隔端末 2 2 0から遠隔制御可能な被制御機器であり、本実施形態では、放送局から受信した番組を録画可能な D VD レコーダ等の映像記録装置とする。機器 2 0 0は、インターネット経由で通信を行なうための通信制御部 2 0 1と、機器の種別を示す番号を記憶する機器種別保存部 2 0 2と、機器 2 0 0を実際に動作させるための機器制御部 2 0 3とを含む。遠隔端末 2 2 0は、ブラウザ機能を用いて WE B画面を表示し、 WE B画面に基づいて操作■入力する P Cや携帯電話などの遠隔操作機器である。遠隔端末 2 2 0は、ィンターネット経由でサーバ装置 2 1 0と通信を行なうための通信制御部 2 2 1と、 WE B画面を表示するための WE B表示部 2 2 3と、ユーザによる WE B画面に基づく操作 ·入力を可能とする操作部 2 2 2とを備える。

サーバ装置 2 1 0は遠隔端末 2 2 0で表示する WE B画面を作成したり、遠隔端末 2 2 0からの制御情報を機器 2 0 0に送信したりする機能を有する。サーバ装置 2 1 0は、ィンターネット経由で機器 2 0 0と通信を行なう通信制御部 2 1 6と、機器 2 0 0の機器種別保存部 2 0 2から機器種別を示す番号を読取り記憶する機器種別読込部 2 1 4と、機器固有の操作項目、選択項目等の情報を含む機器固有データ 5 0を保存する機器固有データ保存部 2 1 5とを備える。機器固有データの詳細については後述する。サーバ装置 2 1 0はさらに、通信制御部 2 1 1と、 WE B表示データ作成部 2 1 2と、 βデータ解析部 2 1 3とを備える。

機器データ解析部 2 1 3は、機器種別読込部 2 1 4で読みとつた機器種別を示す番号と、機器固有データ保存部 2 1 5のデータとを読み取り、機器制御に必要な WE B表示データを生成する。 WE B表示データ作成部 2 1 2は、機器データ解析部 2 1 3で生成された機器制御に必要なデータを表示するための WE B表示データを作成したり、 WE B表示の体裁を整えるなど、インターネット ·サービスを行うための画面を表示するための WE B表示データを作成したりする。通信制御部 2 1 1はィンターネット経由で遠隔端末 2 2 0と通信を行なう。

次に、サーバ装置 2 1 0の機器固有データ保存部 2 1 5に格納されている機器固有データについて説明する。

図 2に機器固有データの一例を示す。機器固有データ 5 0は、サーバ装置 2 1 0の機能を実現するための実行プログラムとは独立して設けられた機器固有の情報のみを含むデータであり、その中には、機器の種別、機器の動作制御に必要な制御項目の項目名、さらにその項目に応じて必要となる選択肢が記述されている。なお、機器固有データは、被制御機器に固有の情報として他の種類の情報を含んでもよい。図 2では、録画予約時に必要な項目とその選択肢を例として記述してある。予約録画する場合に必要な「録画モード」の項目は、録画の速度を指定するものであり、例えば、機器 Aでは、「X P」または「S P」を選択する必要があり、別の機器 Bでは、さらに「L P」、「E P」も選択可能であることが示されている。また、機器 Aでは、「録画モード」のみが項目名として記述されているが、機器 Bでは、さらに「録画メディア」も項目名として記述されており、記録メディアとして「D VD J 、「HD D」を選択する必要があることが示されている。

なお、図 2の録画モードの選択肢に示される「X P」，「S P」，「L P」，

「E P」は、録画速度（録画時間）を示す記号であり、例えば DVD— R AM (両面 9 . 4 G B ) の場合、「X P」が約 2時間、「S P」が約 4時間、「L P」が約 8時間、「 E P」が約 1 2時間である、また、録画メディァの選択肢に示される「D V D」、「HD Dj は、それぞれ、デジタル'ビデオ'ディスク、ハード 'ディスク · ドライブの略称である。

本実施形態の遠隔制御システムの動作について、遠隔端末 2 2 0からインターネット経由で遠隔地にある « 2 0 0に対して録画予約する場合の動作を説明すな。

図 1を参照し、ユーザが遠隔端末 2 2 0上で録画予約の操作を開始すると、サーバ装置 2 1 0は遠隔端末 2 2 0から操作開始指示を受信し、 WE B表示データ作成部 2 1 2で録画予約用の WE B画面を生成し、遠隔端末 2 2 0に送信する。遠隔端末 2 2 0の WE B表示部 2 2 3でその WE B画面が表示され、ユーザはその画面を見ながら操作を行なう。機器 2 0 0は、遠隔端末 2 2 0を操作するユーザの指示どおり操作 ·制御される。

このとき、サーバ装置 2 1 0において、 WE B画面を表示するためのデータは WE B表示データ作成部 2 1 2で生成されるが、そのデータ中で、機器 2 0 0の設定に関する機器固有のデータは、機器データ解析部 2 1 3で生成される。機器 2 0 0の機能等を示す機器固有のデータは、機器固有データ保存部 2 1 5に格納されている。また、機器種別を示す番号は、機器 2 0 0の機器種別保存部 2 0 2 からインターネット経由でサーバ装置 2 1 0の機器種別読込部 2 1 4に送られる。機器固有データ解析部 2 1 3では、機器固有データ保存部 2 1 5に格納される機器固有データ 5 0を参照し、機器種別読込部 2 1 4に格納される機器種別を示す番号に基づき、機器種別に応じた表示データを生成する。

機器固有データ解析部 2 1 3の上記の動作を詳細に説明する。図 3に、機器固有データ解析部 2 1 3の上記の動作に関するアルゴリズムの記述例（フローチヤ一ト）を示す。

機器固有データ解析部 2 1 3は、機器種別読込部 2 1 4から機器種別番号を読み込む（S 1 1 ) 。機器固有データ解析部 2 1 3は、機器固有データ保存部 2 1 5に格納された機器固有データ 5 0を参照し、機器固有データ 5 0の記述の中で、読み込んだ機器種別番号に該当する部分の記述を読み取る（S 1 2 ) 。例えば、機器種別番号が「A」の場合、図 2の例では、破線 Xで示す部分、すなわち、項目名- {録画モード } と、その選択肢 = { X P、 S P } という二つの行を読み込む。次に、項目名を判定し（S 1 3 ) 、「録画モード」という項目を表示するための HTML文を作成する（S 1 4 ) 。例えば、図 4の〃 A〃に示すように項目名が表示されるように H TML文を作成する。次に、選択肢を判定し、二つの項目を選択できるように表示するための HTML文を作成する（S 1 5 ) 。例えば、図 4の〃 B〃に示すように選択肢が表示されるように H TM L文を作成する。なお、ステップ S 1 3の半定において、機器固有データ 5 0中に項目名の記述がなければ処理を終了する。

項目名の記述の有無を判定し ( S 1 6 ) 、以上の処理を項目名の記述なくなるまで繰り返す ( S 1 3 - S 1 6 ) 。このようにして、必要な項目名と必要な選択肢を記述する HTM L文を作成していく。

以上の構成により、新しい機能をもった機器が開発されたときは、その機器に関する記述を機器固有データ 5 0に追加していくだけでよい。この作業は容易に行えるため、従来のように多大な作業を要する機器データ解析部 2 1 3の変更を伴わない。よって、新規に機器を開発する際に、サーバ装置側での作業を考慮する必要がなく、機器の開発に専念すればよくなり、システム全体として開発期間の短縮や開発コストの低減を図ることが可能となる。

なお、上記説明では、機器固有データに関し、項目名と選択肢のみを関連づけて表示したが、項目を階層的に表示したり、相互に関連づけて表示したりしてもよい。

(実施の形態 2 )

実施の形態 1では、機器固有データをサーバ装置内に格納していたが、本実施形態では、機器固有データを被制御機器内に格納する。これによつても、実施の形態 1と同様の効果が得られる。

図 5は、本実施の形態による遠隔制御システムの構成を示すプロック図である。本実施形態の遠隔制御システムでは、サーバ装置と被制御機器の構成が実施の形態 1のものと異なる。

本実施形態の機器 2 0 0 bは、実施の形態 1の機器 2 0 0 1の構成において、機器種別保存部 2 0 2を除き、機器固有データ保存部 3 0 2を加えた構成となつている。機器固有データ保存部 3 0 2は機器固有データを格納する。機器固有データのデータ記述形式は図 2で示したとおりである。この場合、すべての機器種別についての情報を記述する必要はなく、機器 2 0 0 b自身に関する情報のみ記述すれば十分である。

本実施形態のサーバ装置 2 1 0 bは、実施の形態 1のサーバ装置 2 1 0の構成において、機器種別読込部 2 1 4及び機器固有データ保存部 2 1 5を除き、機器固有データ記憶部 3 1 4を加えた構成となっている。機器データ記憶部 3 1 4は、機器 2 0 0 bから機器固有データ 5 0を読み取り、記憶する。難データ解析部 3 1 3は、機器データ記憶部 3 1 4に記憶された機器固有データを解析し、機器制御に必要な WE B表示データを生成する。

図 6のフローチャートを用いて、本実施形態のサーバ装置 2 1 0 bの動作を説明する。

機器種固有データ記憶部 3 1 4は、機器 2 0 0 bから、機器 2 0 0 bの機器固有データ保存部 3 0 2に格納されている機器固有データ 5 0を読み込み、記憶する（S 2 1 ) 。次に、機器固有データ解析部 2 1 3は、機器種固有データ記憶部 3 1 4から機器固有データを読み込み、機器固有データを解析して（S 2 2 ) 、図 3のフローチヤ一トのステップ S 1 3 ~ S 1 6の処理と同様にして H TML文を作成する ( S 2 3〜S 2 6 )。

以上のように本実施の形態によれば、機器側に機器固有データを格納したことにより、新規に機器が開発されたときや機器の機能が拡張、変更された場合は、機器側のみにて対応すればよく、サーバ装置側では、機器の開発や機能拡張等に伴う変更を要しないため、サーバ装置の管理上の負担が軽減される。

なお、上記の実施形態においては、機器固有データには録画予約に必要な情報を記述していたが、これに限られず、機器の他の動作の制御に必要な情報を記述できることは言うまでもない。本発明は、特定の実施形態について説明されてきたが、当業者にとっては他の多くの変形例、修正、他の利用が明らかである。それゆえ、本発明は、ここでの特定の開示に限定されず、添付の請求の範囲によってのみ限定され得る。なお、本出願は日本国特許出願、特願 2003— 88422号（2003年 3月 27日提出）に関連し、それらの内容は参照することにより本文中に組み入れられる。

Claims

請求の範囲

1 . ネットワークを介して制御可能な被制御機器と、端末装置上のユーザ指示に基づく制御情報を前記被制御機器にネットワークを介して送信する遠隔制御装置とを含む遠隔制御システムであって、

a ) 前記被制御機器は、ネットワークと通信を行なう通信制御部と、被制御機器の種別を示す機器種別情報を保存する機器種別保存部とを有し、

b ) 前記遠隔制御装置は、

ネットワークと通信を行なう通信制御部と、

前記被制御 βの機器種別保存部から機器種別情報を読み取る機器種別判別部と、

被制御機器に固有の情報である機器固有データを保存する機器固有データ保存部と、

前記機器固有データ及び前記機器種別情報に基づき、 WE Β画面作成に必要なデータを生成する機器データ解析部と、

前記機器データ解析部で生成されたデータに基づき、 WE B画面を作成する WE B表示データ作成部とを備え、

前記機器データ解析部は、前記機器固有データ保存部に保存されている機器固有データの中から、前記読み取られた機器種別情報に基づいて前記被制御機器に固有のデータを抽出し、

前記 WE B表示データ作成部は、その抽出された固有のデータに基づいて W E B表示データを作成し、前記通信制御部を介して前記端末装置に送信する、ことを特徴とする遠隔制御システム。

2 . ネットワークを介して制御可能な被制御機器と、端末装置上のユーザ指示に基づく制御情報を前記被制御機器にネットワークを介して送信する遠隔制御装置とを含む遠隔制御システムであって、

a ) 前記被制御 βは、ネットワークと通信を行なう通信制御部と、その被制御機器に固有の情報である機器固有データを格納する機器固有データ保存部とを有し、

b ) 前記遠隔制御装置は、

ネットワークと通信を行なう通信制御部と、

該通信制御部を介して前記被制御機器の機器固有データ保存部から機器固有データを受信し、格納する機器データ記憶部と、

該機器データ記憶部に格納された前記機器固有データに基づいて WE B画面に必要なデータを生成する機器データ解析部と、

該機器データ解析部で生成されたデ一タから W E B画面を作成し、前記通信制御部を介して前記端末装置に送信する WE B表示データ作成部と

を備えたことを特徴とする遠隔制御システム。

3 . 前記被制御機器は、受信した放送を録画する映像記録装置であることを特徴とする請求項 1または 2記載の遠隔制御システム。

4. 前記機器固有データは、録画動作に関する情報であることを特徴とする請求項 3記載の遠隔制御システム。

5 . ネットワークを介して制御可能な被制御機器と、端末装置上のユーザ指示に基づく制御情報を前記被制御機器にネットワークを介して送信する遠隔制御装置とを含む遠隔制御システムの制御方法であって、

前記被制御機器の種別を示す機器種別情報を前記被制御機器内に保持し、前記被制御機器から、保持された機器種別情報を読み取り、

被制御機器に固有の情報である機器固有データを前記遠隔制御装置内に保持し、前記保持されている機器固有データの中から、前記読み取つた機器種別情報に基づいて一の機器固有データを抽出し、その抽出した機器固有データに基づいて WE B表示データを作成し、前記端末装置に送信する、

ことを特徴とする遠隔制御方法。

6 . ネットワークを介して制御可能な被制御機器と、端末装置上のユーザ指示に基づく制御情報を前記被制御機器にネットワークを介して送信する遠隔制御装置とを含む遠隔制御システムの制御方法であって、

被制御機器に固有の情報である機器固有データを前記被制御機器内に保持し、前記保持されている機器固有データを受信し、その受信した機器固有データに基づいて WE B表示データを作成し、前記端末装置に送信する、

ことを特徴とする遠隔制御方法。

7 . 前記被制御機器は受信した放送を録画する映像記録装置であることを特徴とする請求項 5または 6記載の遠隔制御方法。

8 . 前記機器固有データは録画動作に関する情報であることを特徴とする請求項 7記載の遠隔制御方法。