WO2004062721A1 - 医療器具用のシール弁、接続ポート、混注管、輸液回路の接続器具及び輸液回路の接続システム - Google Patents

医療器具用のシール弁、接続ポート、混注管、輸液回路の接続器具及び輸液回路の接続システム Download PDF

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Akitoshi Fukai
Yoshihito Okui
Shiaki Takeuchi
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Abstract

本発明のシール弁20は、注射器400の口部401など雄型接続口の先端をシール弁20に貫通させることなく、かつ、雄型接続口の先端でシール弁20を押圧変形させることにより、弁孔20bが開口するようになっている。接続ポート、混注管、輸液回路の接続器具及び輸液回路の接続システムは、斯かる特徴を有するシール弁を利用しており、ニードルレス化を実現している。

Description

明細書 医療器具用のシール弁、 接続ポート、 混注管、 輸液回路の接続器具及び輸液回路 の接続システム 発明の技術分野
この発明は、 容器または配管の開口部に設けられ、 ロック式ニードルレス注射 器を容器又は配管に接続するための接続ポートに関するものであり、 特に、 その 弁構造に関するものである。 発明の背景
図 1 5は、 輸液用混注管を用いて血液や薬液を輸液する輸液ラインの説明図で ある。 輸液壜または輸液バッグ 3 0 0から輸液チューブ 3 0 1を介して、 コネク タ 3 0 2に接続されたカテーテル 3 0 3まで、 血液や薬液が供給される。 輸液チ ユープ 3 0 1の一端には導入針 3 0 4が接続され、 導入針 3 0 4には血液や薬液 の流量を監視するドリップチャンバ (点滴筒) 3 0 5が接続される。 そして、 コ ネクタ 3 0 2に至るまでの輸液チューブ 3 0 1に、 順次、 流量調節器 3 0 6、 所 望数の混注管 3 0 7、 ゴミゃ気泡などを取り除くためのタコ管 3 0 8、 ゴミなど の通過を阻止するフィルタ 3 0 9などを接続している (例えば、 B本国、 特開平 8— 2 0 6 2 3 0号公報 (図 1 0 ) 参照) 。
従来の混注管 3 0 7は、 例えば、 図 1 6に示すように、 T字管形状をなす混注 管本体 3 0 7 aの側部に形成された分岐管部分 3 0 7 b内に円盤状のゴム栓 3 0 7 cを気密に嵌合し、 キャップ 3 0 7 dで押圧したものである。 混注管 3 0 7の 混注管本体 3 0 7 aは、 図 1 6に示すように、 輸液回路 (例えば、 人工腎臓の透 析回路、 点滴回路など) の輸液チューブ 3 0 1の途中に揷入接続する。 混注管 3 0 7は、 分岐管部分 3 0 7 bのゴム栓 3 0 7 cに注射器 3 1 0に装着した注射針 3 1 0 aを刺し込んで、 輸液回路の血液や薬液に注射器 3 1 0の本体内の血液や 薬液を混注するのに用いられる (例えば、 日本国、 特開 2 0 0 2— 3 0 6 6 1 0 号公報 (図 2 8 ) 参照) 。 この混注管 3 0 7は、 円盤状のゴム栓 3 0 7 cに注射針 3 1 0 aを突き刺して 使用するもので、 注射針 3 1 0 aを使用する分だけコスト高となる。 また、 医師 や看護婦が注射針 3 1 0 aを誤って指などに突き刺してしまい患者の血液付着に よる病原菌の汚染を受ける危険性がある。 しかも、 使用後の注射針 3 1 0 aは、 患者の血液付着による病原菌の汚染防止のため再使用しないで廃棄しなければな らず、 廃品回収業者などが不用意に注射針 3 1 0 aによって傷付いたり、 病原菌 によって汚染されたりすることがないように、 廃棄に十分な配慮を必要とする問 題がある。また、この使用済み注射針 3 1 0 aの誤射等により院内感染が生じる。 また、 針を用いずに注射器を接続するものとして、 本発明者らはゴム製のシー ル弁を用いた構造を提案している (例えば、 3本国、 特開 200 2— 3 0 6 6 1 0号、 図 7、 8参照) 。
また、 近年、 注射器においても注射針を螺合構造により固定保持するロック式 注射器の導入が図られている。
口ック式注射器 400は、 例えば、 図 1 7 a、 図 1 7 bに示すように、 雄型接 続口 40 1 (ルアー部) の周囲を囲むカラー 40 2を備え、 かつ、 このカラー 4 0 2の内周面に 2条の雌ねじ螺合構造 40 3が形成されたものである。 このロッ ク式注射器 400は、 図 1 7 a、 図 1 7 cに示すように、 基端に 2条の雌ねじ螺 合構造 40 3に螺合する螺合片 404が形成された注射針 40 5を、 雄型接続口 40 1に接続して用いる。 なお、 図 1 7 a、 図 1 7 b中、 40 6は雌ねじ螺合構 造 40 3のねじ山を、 40 7は注射器のピストンを、 40 8は注射針 40 5のテ ーパ形状に縮径した揷入口を、 40 9は注射器のシリンダ部をそれぞれ示してい る。 雄型接続口 40 1 (ルアー部) は、 基端から先端に向けて外径が徐々に小さ くなったテーパ形状を備えており、 注射針 40 5の揷入口 40 8にテーパ面で嵌 合するようになっている。
注射針を使わずに (ニードルレスで) ロック式注射器を差し込め、 弁を開閉さ せるようにしたものとして、 フロートとゴムボタンを組合せた弁構造を備えた混 注管が提案されている (例えば、 日本国、 特開 20 0 0— 3 54 6 3 6号公報参 照) 。
また、 日本国、 特許第 2 9 5 4 54 9号では、 薬液バッグや、 薬液の点滴や人 ェ透析に用いられる輸液配管に対して、 薬液や輸液の抽出、 混入などを行なう場 合に、 ロック式注射器を、注射針を螺合しない状態(ニードルレス) で使用して、 薬液バッグゃ輸液配管に接続することが考案されている。 発明の開示
ある一つの局面において、 本発明は、 中央部に弁孔を有する弹性材料からなる シール弁であって、 雄型接続口の先端を前記シール弁に貫通させることなく、 か つ、 雄型接続口の先端で前記シール弁を押圧変形させて、 前記シール弁の弁孔を 開口させるようにした医療器具用のシール弁に関するものである。
また、 本発明に係る医療器具用のシール弁は、 弾性材料からなる略半球状や有 天円筒状の形状 (天^^部が略半球状になったものや下面が下方に突出したアーチ 型凸部になったものなどを含む。 ) を備えたシール弁であって、 その頂部に弁孔 を有し、 雄型接続口の先端を前記シール弁に貫通させることなく、 かつ、 雄型接 続口の先端でシール弁を押圧変形させて、 シール弁の弁孔を開口するものである とよい。 また、 本発明に係る医療器具用のシール弁は、 弁孔の周囲にリング部お よび問部のいずれか一方または両方を有しているとよい。
また、 他の局面において、 本発明は、 医療器具用のシール弁を医療器具の開口 部に装着し、 医療器具の開口部を囲むように設け、 医療器具用のシール弁を押圧 して、 医療器具用のシール弁の弁孔を圧着密閉させ、 かつ、 外周面に螺合片を備 え、 ロック式注射器を挿入及び螺合可能なスリーブ部を備え、 ロック式注射器を スリーブに揷入したときに、 ロック式注射器の先端が、 医療器具用のシール弁に 貫通することなく、 医療器具用のシール弁を押圧変形させて、 医療器具用のシー ル弁の弁孔が開口する接続ポートに関するものである。
また、 本発明に係る接続ポートは、 医療器具用のシール弁の上端の高さ位置が スリープ部の上端位置とほぼ一致し、 かつ、 医療器具用シール弁の下方に雄型接 続口をスリーブ部に揷入したときに押圧下降し、 ロック式注射器をスリ一ブ部か ら抜いたときに、 医療器具用のシール弁の上端をスリープ部内の所定位置に復元 させるクッション部を持っているとよい。
また、 本発明に係る接続ポートは、 天面にスリーブ部を備え、 医療器具用のシ 一ル弁を覆うように医療器具の開口部に取り付けたキヤップ部材を備えており、 開口部とキャップ部材が、 上下方向に重合する装着部を備えており、 それぞれ上 下方向に突出し又は窪んだ山部と谷部を備え、 山部と谷部を係合させて、 キヤッ プ部材がロック式注射器と共廻りしないようにするとよい。
また、 本発明に係る接続ポートは、 天面にスリープ部を備え、 医療器具用のシ ール弁を覆うように医療器具の開口部に取り付けたキヤップ部材を備えており、 キヤップ部材が医療器具の開口部に対して、 開口部の半径方向に嵌合する構造を 備えており、 医療器具の開口部とキャップ部材が、 半径方向の嵌合部位に、 それ ぞれ半径方向に突出し又は窪んだ山部と谷部を備え、 山部と谷部を係合させて、 キヤップ部材がロック式注射器と共廻りしないようにするとよい。
また、 他の局面において、 本発明は、 医療器具用のシール弁を、 輸液配管が接 続される接続口を両端に形成し、 中央に開口部を形成した流路を備えた混注管本 体の開口部に装着し、 天面にスリーブ部を有するキヤップ部材を混注管本体の開 口部に装着した混注管において、 スリープ部の先端外周部に突設された、 ロック 式注射器の力ラーの内周面に形成された雌ねじ螺合構造が螺合する突条と、 スリ ーブ部の中間外周部に設けられ、 医療器具用のシール弁の弁孔が閉口している状 態で、 スリーブ部に挿入されたロック式注射器をスリープ部の中間部位で一旦停 止させて保持する抵抗付与部とを備え、 口ック式注射器をスリーブ部に揷入する 際に、 抵抗付与部によりロック式注射器をスリーブ部の中間部位に一旦停め、 口 ック式注射器の雄型接続口がさらにスリーブ部の奥に挿入されたときに、 注射器 の雄型接続口の先端が医療器具用のシール弁を押圧変形させることによって、 医 療器具用のシール弁の弁孔を開口させるようにした混注管に関するものである。 また、 他の局面において、 本発明は、 本流をなす一の医療用輸液ラインに、 他 の複数の医療用輸液ライン又は複数の注射器を接続するための接続器具であって- 一の医療用輸液ラインの配管の途中に配設する接続本管と、 接続本管の周囲から 分岐した複数本の分岐接続管とを備え、 医療器具用のシール弁を各分岐接続管の 先端開口部に装着した輸液回路の接続器具に関するものである。
また、 他の局面において、 本発明は、 上述した輸液回路の接続器具を、 一の医 療用輸液ラインに取り付け、 接続器具の各接続口に装着した医療器具用のシール 弁の弁孔に、 他の医療用輸液ラインの配管又は注射器を揷し込むことなく、 他の 医療用輸液ラインの配管又は注射器の先端により医療器具用のシール弁を押圧変 形させて弁孔を開口状態にすることにより、 一の医療用輸液ラインに他の医療用 輸液ラインの配管又は注射器を接続できるようにした輸液回路の接続システムに 関するものである。 図面の簡単な説明
第 1図、 aは本発明の一実施形態に係る注射器接続ポートの縦断面図である。 bは aの注射器接続ポートにロック式ニードルレス注射器を螺合したときの縦断 面図である。
第 2図は本発明のシール弁における変形例の縦断面図である。
第 3図は本発明の一実施形態に係る注射器接続ポートの縦断面図である。 第 4図は本発明の一実施形態に係る混注管の縦断面図である。
第 5図、 aは混注管本体の側面図、 bはキャップ部材の縦断面図である。 第 6図は本発明の一実施形態に係る混注管の縦断面図である。
第 7図、 aは混注管本体の分岐流路の係合溝を示す分岐流路の A— A断面矢視 図、 bは分岐流路の正面図。
第 8図、 aはキャップ部材の係合部を示すキャップ部材の縦断面図、 bはキヤ ップ部材の底面図である。
第 9図、 aは本発明の一実施形態に係る混注管の縦断側面図であり、 bはスリ ープ部の平面図である。
第 1 0図は本発明の一実施形態に係る混注管の使用状態を示す縦断側面図であ る。
第 1 1図は本発明の一実施形態に係る混注管の使用状態を示す縦断側面図であ る。
第 1 2図、 aは本発明の一実施形態に係るシール弁を示す縦断面図、 bはシー ル弁の平面図である。
第 1 3図は本発明に係る輸液回路の接続器具を用いた輸液回路の一構成例を示 す図である。 第 1 4図は本発明に係る医療器具用のシール弁の変形例を示す図である。
第 1 5図は本発明に係る一実施形態に係る輸液回路の回路図である。
第 1 6図は、 従来の混注管の縦断面図である。
第 1 7図は、 aは一般的なロック式注射器を示す縦断面図であり、 bはその雄 型接続口を示す縦断面図であり、 cは口ック式注射器の注射針を示す縦断面図で ある。 発明の詳細な説明
以下、 図面を参照しながら本発明の一実施形態を例示して詳細に説明する。 まず、 本発明の接続ポートを各種の混注管に適用した実施形態について、 図面 を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る混注管 1は、 図 l a、 図 l bに示すように、 両端に 輸液チューブ接続口 1 1, 1 2と、 これらの輸液チューブ接続口 1 1 , 1 2間に連 通したルーメンを有する T字管形状をなす混注管本体 1 0と、 この混注管本体 1 0の側部に形成され、 前記ルーメンに連通した分岐管部分 1 3と、 分岐管部分 1 3内に装着されたシール弁 2 0と、 分岐管部分 1 3に装着されたキャップ 3 0と を備えている。
この実施形態では、 分岐管部分 1 3は、 混注管本体 1 0に対して、 その強度を 損なわない範囲で、 混注管本体 1 0の一部を薄肉にした薄肉部 1 0 aに設けてあ る。 また、 分岐管部分 1 3には、 装着されるシール弁 2 0の下端を支持する鰐部 1 0 bを備えている。
なお、 混注管本体 1 0, 分岐管部分 1 3およびスリーブ部 3 0は、 それぞれ高 分子樹脂材料、 例えば、 ポリアミ ド、 ポリ塩化ビュル、 ポリプロピレン、 ポリウ レタン、 ポリカーボネート、 ポリエチレンなどで構成されている。
シール弁 2 0は、 弾性体材料からなる半球状で、 分岐管部分 1 3内に気密に嵌 合され、 キャップ 3 0によって分岐管部分 1 3内に固定されている。 シール弁 1 0の上面 (頂部) には、 ロック式注射器 4 0 0の口部 4 0 1を受ける凹部 2 0 a が形成されており、 凹部 2 0 aには、 上下方向に貫通した弁孔 2 0 bを形成され ている。 この弁孔 2 O bは、 例えば、 スリ ッ ト形状とすることができる。 なお、 弁孔 2 0 bは、 スリツト以外にも任意形状で上下方向に貫通して形成することが可能で ある。 この実施形態では、 弁孔 2 O bは、 例えばシール弁 2 0の成形後に直線状 や円錐状の弁孔形成工具などを突き刺して形成することができるが、 シール弁 2 0の成形時に同時に形成することもできる。
なお、 シール弁 2 0に用いられる弾性体材料は、 例えば、 シリコーンゴム、 天 然ゴム、 ポリウレタン、 スチレン一ブタジエン系共重合体、 アクリロニトリル一 ブタジエン共重合体、 ポリイソプレンなどの高分子材料で構成されている。
前記分岐管部分 1 3の上端外周面には、係合用の凸部 1 3 aが設けられている。 また、 キャップ 3 0は、 断面形状が略 T字形状であり、 キャップ 3 0の下端内周 面には、 上記分岐管部分 1 3への係合部分となる係合用の凸部 3 0 aが設けてあ る。 また、 キャップ 3 0は、 内面に半球状のシール弁 2 0が当接する凹円弧状部 3 O bが設けてあり、 さらに、 円筒状のスリープ部 3 0 cの外周面上端に、 注射 器 4 0 0のカラー 4 0 2の雌ねじ螺合構造 4 0 3が螺合する螺合片 3 0 dが突 されている。
なお、 この実施形態では、 シール弁 2 0の凸円弧状周面部における任意の位置 の外径寸法 0ェ (図示省略) は、 キャップ 3 0の凹円弧状部 3 0 bにおける対応位 置の内径寸法 D 2 (図示省略) より大径になっており (D 1 > D 2) 、 所定の締め代 ( Ό , - Ό ,) を具備させている。 そして、 このシール弁 2 0をスリーブ部 3 0 c内 に配置して、 キャップ 3 0を分岐管部分 1 3に装着したときに、 前記シール弁 2 0に圧縮力を作用させて、 シール弁 2 0の弁孔 2 0 bを、 常時、 圧着密閉状態に している。
また、 半球状のシール弁 2 0は、 シール弁 2 0に血液や薬液の内圧がかかると 外方に向かって膨出するように変形するが、 血液や薬液の内圧によって弁孔 2 0 bから輸液が漏出することはない。
この混注管 1は、 分岐管部分 1 3内にシール弁 2 0を液密に配置させた構成を 有しており、 混注管本体 1 0の輸液チューブ接続口 1 1, 1 2に、 輸液回路の輸液 チューブを揷入し、 輸液回路の途中に接続して用いる。 なお、 輸液チューブ接続 口 1 1, 1 2への輸液チューブの揷入接続は、 接着剤を用いて行なってもよいし、 輸液チューブの弾性力を利用して、 単に圧入するだけでもよい。
この混注管 1に注射器 4 0 0を接続する場合は、 キャップ 3 0のスリーブ部 3 0 c内に注射器 4 0 0の口部 4 0 1を揷入して、 注射器 4 0 0のカラー 4 0 2の 內面に形成した雌ねじ螺合構造 4 0 3を、 スリーブ部 3 0 cの外周面上端に形成 した螺合片 3 0 dに螺合させていく。 そして、 図 l bに示すように、 注射器 4 0 0の口部 4 0 1の先端部で直接シール弁 2 0を押圧して、 シール弁 2 0が変形し ていく。 雌ねじ螺合構造 4 0 3と螺合片 3 0 dとを完全な螺合状態 (ロック) に することによって、 シール弁 2 0の弁孔 2 0 bを開口させることができると共に、 スリープ部 3 0 cに注射器 4 0 0が保持されて弁孔 2 0 bの開口状態を維持でき る。
このように、 シール弁 2 0は、 注射器 4 0 0の口部 4 0 1など雄型接続口の先 端をシール弁 2 0に貫通させることなく、 かつ、 雄型接続口の先端でシール弁 2 0を押圧変形させることにより、 シール弁 2 0の弁孔 2 0 bが開口するようにな つている。
次いで、 注射器 4 0 0のピストン 4 0 7をシリンダ部 4 0 9内に押込むことに よって、 シリンダ部 4 0 9内の血液や薬液を、 混注管 1を介して輸液回路の血液 や薬液に混注することができる。 なお、 必要に応じて、 混注管 1を介して輸液回 路の血液や薬液を注射器 4 0 0のシリンダ部 4 0 9内に抽出することもできる。 以下に、 シール弁 2 0の変形例を示す。
図 2に示す半球状のシール弁 2 1は、 頭部に注射器 4 0 0の口部 4 0 1を当接 するための、 所定高さのリング部 2 1 dおよび所定深さの凹部 2 1 eを設けたも のである。
このシール弁 2 1は、 頭部に所定高さのリング部 2 1 dを備えており、 リング 部 2 1 dの高さ寸法に相当する分だけ、 注射器 4 0 0の口部 4 0 1によってシー ル弁 2 1がより下方に押し下げられる。 さらに、 凹部 2 1 eが設けられているの で、 弁孔 2 1 b部分の肉厚寸法が減少する。 このシール弁 2 1は、 混注管に注射 器 4 0 0を接続すると、 リング部 2 1 dと凹部 2 1 eの協働作用によって、 図 1 のシール弁 2 0よりも弁孔 2 1 bを大きく、確実に開口することができる。なお、 リング部 2 1 dおよび凹部 2 1 eの両方を設けるようにした場合が最も優れた開 口動作が得られるが、 そのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
上記図 1 , 図 2に示す実施形態および変形例の混注管 1においては、 時は、 前述のように、 シール弁 2 0, 2 1の弾性力おょぴキャップ 3 0から受ける締付 圧によって、 弁孔 2 0 b、 2 l bを圧着密閉して、 血液や薬液が漏出しないよう にできる。 また、 注射器 4 0 0のカラー 4 0 2をスリープ部の螺合片 3 0 dに螺 合状態 (ロック) にすることによって、 注射器 4 0 0の口部 4 0 1がシール弁 2 0, 2 1の弁孔2 0 、 2 1 bを貫通することなくシール弁 2 0, 2 1を押圧変 形させ、 弁孔 2 0 b、 2 1 bを開口させて、 注射器 4 0 0内の血液や薬液を輸液 回路の血液や薬液に混注したり、 必要に応じて、 輸液回路の血液や薬液を注射器 4 0 0内に抽出したりすることができる。 さらに、 注射器 4 0 0とスリープ部 3 0 cとの螺合状態を解除すると、 シール弁 2 0, 2 1の弾性復元力によって、 シ ール弁 2 0が図 l a、 図 2に示す元の半球状や略半球状に復元して、 弁孔 2 0 b をキャップ 3 0から受ける締付力で再び圧着密閉させて、 血液や薬液の漏れを防 止することができる。
次に、 本発明の他の実施形態を示す。
この混注管 1 aは、 図 3に示すように、 混注管本体 1 0の鍔部 1 0 bにシール 弁 6 4を載置し、 キャップ 3 8を混注管本体 1 0の分岐管部分 1 3に嵌め込んだ ものである。 分岐管部分 1 3の外周面上端には係合用の凸部 1 3 aが形成されて おり、 キャップ 3 8は、 下端内周面の係合用の凸部 3 8 aと、 スリープ部 3 8 b と、スリーブ部 3 8 bの上端外周面に螺合片 3 8 cと、上端内周に鍔部 3 8 dと、 鍔部 3 8 dの内方端とスリーブ部 3 8 bの内面部との間に形成された断面形状が 凹円弧状部 3 8 eとを有する。 さらに、 シール弁 6 4は、 下方に向かってラッパ 状に拡開しているクッション部 6 4 aと、 このクッション部 6 4 aに連続する円 筒部 6 4 bと、 この円筒部 6 4 bに連続する半球状の頭部 6 4 cと、 この頭部 6 4 cに形成されたリング部 6 4 dと、 このリング部 6 4 dの中央部に形成された 弁孔 6 4 eとを有する。
この実施形態に係る混注管 1 aは、 クッション部 6 4 aのクッション作用によ つて、 常時はシール弁 6 4を上方に押し上げており、 その半球状の頭部 6 4 cが
8の凹円弧状部 3 8 eに押圧され、 凹円弧状部 3 8 eによる頭部 6 4 cの締付力で、 弁孔 6 4 eは圧着密閉状態になっている。 また、 キャップ 3 8の スリープ部 3 8 b内に注射器 4 0 0の口部 4 0 1を揷入し、 カラー 4 0 2の雌ね じ螺合構造 4 0 3をキャップ 3 8の螺合片 3 8 cに螺合すると、 シール弁 6 4の クッション部 6 4 aがその弾性力に抗して押し下げられて、 シール弁 6 4の頭部 6 4 cがキャップ 3 8の凹円弧状部 3 8 eによる締付力から解放される結果、 シ ール弁 6 4の弁孔 6 4 eは開口する。
この実施形態のように、 医療器具用のシール弁の上端の高さ位置がスリーブ部 の上端位置とほぼ一致し、 かつ、 前記医療器具用シール弁の下方に雄型接続口を スリープ部に挿入したときに押圧下降し、 ロック式注射器をスリープ部から抜い たときに、 医療器具用のシール弁の上端をスリーブ部内の所定位置に復元させる クッション部を備えた接続ポートは、 シール弁の上端をスリーブ部上端の近傍に 位置させることができ、 口ック式ユードルレス注射器の口部をスリーブ部内へ揷 入したときのシール弁の変形量を大きく確保することができる。 また、 ロック式 ニードルレス注射器の口部をスリーブ部から抜いたときにはクッション部により . 自己の弾性力によってその高さ位置がスリーブ部上端の近傍まで復帰する。 この シール弁は、 スリーブ部からロック式-一ドルレス注射器の口部を抜取った後に、 シール弁の上部に血液や薬液の残留があっても、 上部の高さ位置がスリーブ部の 上端位置とほぼ一致しているので、 付着した血液や薬液を容易、 かつ、 確実に拭 取ることができる。
次に、 本発明の他の実施形態を示す。
混注管 1 bは、 図 4に示すように、 輸液配管に接続する混注管本体 7 1と、 混 注管本体 7 1に装着され、 液漏れを防止するシール弁 7 2と、 ロック式注射器 4 0 0 (図 1 7 b参照) を螺合させるスリープ部 7 3を備えたキャップ部材 7 4と を備えている。
この混注管本体 7 1は、 図 4、 図 5 aに示すように、 輸液配管の途中に接続さ れる配管であり、 両端に輸液配管の配管を接続する接続部 8 1、 8 2を備えてい る。 混注管本体 7 1の内部には主流路 8 3が形成されており、 その中央部に分岐 部 8 4がある。 混注管本体 7 1の上部には、 分岐部 8 4を臨むように開口した開 口部 8 6が形成されている。 この開口部 8 6は開口の周囲にシール弁 7 2を载置 する着座部 8 7があり、 開口部 8 6の上端面には、 図 5 aに示すように、 上方に 突出した山部 8 8と下方に窪んだ谷部 8 9が交互に周方向に連続して形成されて いる。 なお、 山部 8 8の先端は先細りした形状に形成されている。 また、 開口部 8 6の外周面にはキャップ部材 7 4が係合する係合部 9 0を外径方向に突設して いる。
キャップ部材 7 4は、 図 4、 図 5 bに示すように、 混注管本体 7 1の開口部 8 6を覆うように、 開口部 8 6に装着される部材であって、 混注管本体 7 1の開口 部 8 6に装着される略円板状の基部 9 1と、 基部 9 1の中心部に貫通し、 垂直方 向に突設したスリーブ部 7 3とを備えている。 基部 9 1の外周縁部 9 2は、 混注 管本体 7 1の開口部 8 6の外周縁に沿って下方に延在しており、 その下端に混注 管本体 7 1の係合部 9 0に係合する内径方向に突出した係合部 9 3を備えている, キヤップ部材 7 4のスリーブ部 7 3は、 ロック式注射器 4 0 0の雄型の接続口 4 0 1 (図 1 7 b参照) が揷入可能な内径を有し、 上端にはロック式注射器 4 0 0 の雌ねじ部 4 0 3が螺合する螺合片 9 4を備えている。 また、 キャップ部材 7 4 のスリーブ部 7 3の内部は、 上部に上方へ向けて内径が徐々に狭くなつた球面状 の押圧面 9 7を備えている。
キャップ部材 7 4の下面には、 図 5 bに示すように、 混注管本体 7 1の分岐部 8 4の上面に形成された山部 9 5と谷部 9 6に対応するように、 下方に突出した 山部 9 5と上方に窪んだ谷部 9 6が交互に周方向に連続して形成されている。 な お、 山部 9 5の先端は先細りした形状に形成されている。
シール弁 7 2は、 混注管本体 7 1の開口部 8 6に設けた着座部 8 7に着座する 円板状の基部 1 0 1と、 基部 1 0 1の中央部においてキャップ部材 7 4のスリー プ部 7 3内部を上方に突出した突出部 1 0 2を有する。 シール弁 7 2の突出部 1 0 2は、 上端の縦断面形状が半球形状に形成されており、 その中央部に小径孔 1 0 3 (弁孔) が形成されている。 シール弁 7 2は、 突出部 1 0 2の上部に、 キヤ ップ部材 7 4のスリーブ部 7 3の内周に設けた押圧面 9 7よりも少し曲率半径が 大きい略球面状の被押圧面 1 0 4を備えている。
シール弁 7 2は、 基部 1 0 1を混注管本体 7 1の着座部 8 7に着座させて、 突 出部 1 0 2をキャップ部材 7 4のスリーブ部 7 3内部に装着した状態で、 キヤッ プ部材 7 4を混注管本体 7 1の分岐部 8 4に装着することにより、 混注管本体 7 1の着座部 8 7とキャップ部材 7 4との間に装着されている。 このとき、 シール 弁 7 2の突出部 1 0 2はキャップ部材 7 4のスリープ部 7 3に圧入されており、 突出部 1 0 2上部の被押圧面 1 0 4がキャップ部材 7 4のスリーブ部 7 3內部の 押圧面 9 7によって半径方向に押圧される。 このため、 突出部 1 0 2の上端中央 部に形成された小径孔 1 0 3 (弁孔) は常時は圧着密閉状態になっている。
この混注管 l bは、 混注管本体 7 1の開口部 8 6の上端面に、 上方に突出した 山部 8 8と下方に窪んだ谷部 8 9が、 交互に周方向に連続して形成されており、 この混注管本体 7 1の山部 8 8と谷部 8 9に対応するように、 キャップ部材 7 4 の下面に、 下方に突出した山部 9 5と上方に窪んだ谷部 9 6が交互に周方向に連 続して形成されている。 このため、 キャップ部材 7 4を混注管本体 7 1の分岐部 8 4に装着すると、 その装着方向たる上下方向において、 キャップ部材 7 4の山 部 9 5と谷部 9 6が、 混注管本体 7 1の谷部 8 9と山部 8 8に嵌まる。
このとき、 キャップ部材 7 4の山部 9 5及び混注管本体 7 1の山部 8 8は、 キ ャップ部材 7 4を混注管本体 7 1の開口部 8 6に装着するときに、 キヤップ部材 7 4の山部 9 5と混注管本体 7 1の谷部 8 9の位置が合っていないときでも、 キ ャップ部材 7 4の山部 9 5が混注管本体 7 1の山部 8 8を滑り、 キヤップ部材 7 4の山部 9 5の位置が自動的調整されて、 キャップ部材 7 4の山部 9 5が混注管 本体 7 1の谷部 8 9に嵌まるようになつている。 このため、 キャップ部材 7 4を 混注管本体 7 1の開口部 8 6に装着するときに、 キャップ部材 7 4と混注管本体 7 1の周方向の位置合わせが不要になるので作業性が良い。
また、 キヤップ部材 7 4のスリーブ部 7 3に口ック式注射器 4 0 0を螺合させ るとき、 キャップ部材 7 4がロック式注射器 4 0 0と共廻りすることがなく、 口 ック式注射器 4 0 0をスムーズに螺合させることができる。 また、 ロック式注射 器 4 0 0を取り外すときも、 キャップ部材 7 4がロック式注射器 4 0 0と共廻り しないので作業性が良い。
なお、 この混注管 l bは、 ロック式注射器 4 0 0をキャップ部材 7 4のスリー ブ部 7 3に螺合させると、 シール弁 7 2の突出部 1 0 2が下方に押し込まれて、 シール弁 7 2の突出部 1 0 2が押圧変形し、 シール弁 7 2の小径孔 1 0 3 (弁孔 ) の圧着密閉状態が解除されるようになっている。 このため、 ロック式注射器 4 0 0をキヤップ部材 7 4のスリープ部 7 3に螺合させた状態では、 混注管 1 0と 口ック式注射器 4 0 0との間で、 薬液の抽出や輸液の注入ができる。 また、 口ッ ク式注射器 4 0 0をキャップ部材 7 4のスリーブ部 7 3から取り外すと、 図 1に 示すように、 シール弁 7 2の弾性復元力により、 シール弁 7 2の突出部 1 0 2力 S キャップ部材 7 4のスリープ部 7 3の内部に戻り、 小径孔 1 0 3 (弁孔) も圧着 密閉状態に戻るようになっており、 混注管 1 b内部の薬液が外部に漏れないよう になっている。
次に、 他の実施形態に係る混注管 1 cを説明する。
この混注管 l cは、 図 6に示すように、 ロック式注射器 4 0 0と同様に、 雄型 の接続口の周囲を囲むカラーの内周面に雌ねじ構造を有する雄型の医療器具であ る配管接続コネクタ 1 1 1を接続する接続部を備えている。
この配管接続コネクタ 1 1 1は、 コネクタ本体 1 1 2と、 コネクタ本体 1 1 2 に装着したカラー部材 1 1 3とを備えている。 コネクタ本体 1 1 2は、 先端に雄 型の接続口 1 1 4を有し、 中間部に外径が太くなつたハブ部 1 1 5を有し、 基端 に配管 1 1 6を接続する接続部 1 1 7を有している。 中間部のハブ部 1 1 5は、 外径が太くなつており、 基端側にカラー部材 1 1 3が係合する係合部 1 1 8を有 している。 カラー部材 1 1 3は、 コネクタ本体 1 1 2に外装される部材であり、 内周面に雌ねじ構造 1 2 0を備えている。 カラー部材 1 1 3の基端には、 コネク タ本体 1 1 2の係合部 1 1 8に係合する内径側に突出した係合部 1 1 9を備えて いる。
次に、 混注管 1 cは、 図 6に示すように、 輸液配管に接続する混注管本体 1 2 1と、 混注管本体 1 2 1に装着された、 液漏れを防止するシール弁 1 2 2と、 配 管接続コネクタ 1 1 1を螺合させるキャップ部材 1 2 3とを備えている。
この混注管本体 1 2 1は、 図 6に示すように、 輸液配管の途中に接続される配 管であり、両端に輸液配管の配管を接続する接続部 1 3 1、 1 3 2を備えている。 混注管本体 1 2 1の内部には主流路 1 3 3が形成されており、 その中央部に分岐 部 1 3 4がある。 この混注管本体 1 2 1は、 分岐部 1 3 4に連通する複数の分岐 流路 1 3 5が周方向に所定の間隔で形成されている。 なお、 図示例では、 2つの 分岐流路 1 3 5が主流路 1 3 3に直交する直線に沿って設けられている。
分岐流路 1 3 5の上端 (先端) はシール弁 1 2 2が着座する着座部 1 3 6とな つており、 分岐流路 1 3 5の外周面には、 後述するキャップ部材 1 2 3の係合部 1 3 7 (図 8 b参照) が半径方向に嵌まりこむ係合溝 1 3 8が形成されている。 係合溝 1 3 8には、 図 7 a、 7図 bに示すように、 半径方向に突出した山部 1 3 9と半径方向に窪んだ谷部 1 4 0が周方向に交互に連続して形成されている。 な お、 山部 1 3 9の先端は先細りした形状に形成されている。
キヤップ部材 1 2 3は、 図 8 a、 図 8 bに示すように、 混注管本体 1 2 1の分 岐流路 1 3 5の上端開口 1 4 1を覆うように、 分岐流路 1 3 5の上端開口 1 4 1 に装着される部材であって、分岐流路 1 3 5の上部に外装される筒状部 1 4 2と、 分岐流路 1 3 5の上端開口 1 4 1を覆う略半球状部 1 4 3を有する形状を備えて いる。 このキャップ部材 1 2 3は、 外周面に配管接続コネクタ 1 1 1の雌ねじ螺 合構造 1 2 0が螺合する螺合片 1 4 4が外径方向に突設されている。
キヤップ部材 1 2 3の筒状部 1 4 2の下端には、 内周面に分岐流路 1 3 5の係 合溝 1 3 8に嵌まる係合部 1 3 7が内径方向に突出して設けられている。 この係 合部 1 3 7には、 図 8 a、 図 8 bに示すように、 係合溝 1 3 8の山部 1 3 9と谷 部 1 4 0に対応して、 係合溝 1 3 8への装着方向たる半径方向に窪んだ谷部 1 4 6と半径方向に突出した山部 1 4 7が周方向に交互に連続して形成されている。 なお、 山部 1 4 7の先端は先細りした形状に形成されている。 また、 キャップ部 材 1 2 3の略半球状部 1 4 3の内周面は、 後述するシール弁 1 2 2を内径方向に 押圧する押圧面 1 4 8になっている。 また、 キャップ部材 1 2 3の略半球状部 1 4 3の頂部には、 配管接続コネクタ 1 1 1の雄型の接続部 1 1 4を揷入する揷入 口 1 4 9が形成されている。
シール弁 1 2 2は、 混注管本体 1 2 1の分岐流路 1 3 5の上端に設けた着座部 1 3 6に着座する略半球形状の部材で、 その頂部に小径孔 1 5 1 (弁孔) が形成 されている。
このシール弁 1 2 2は、 混注管本体 1 2 1の分岐流路 1 3 5の上端に設けた着 座部 1 3 6に着座させた状態で、 キヤップ部材 1 2 3を混注管本体 1 2 1の分岐 流路 1 3 5に装着することにより、 混注管本体 1 2 1の着座部 1 3 6とキャップ 部材 1 2 3との間に装着されている。 シール弁 1 2 2の外周面 1 5 2は、 キヤッ プ部材 1 2 3の内周面よりも少し大きくなつており、 キャップ部材 1 2 3を装着 したときに、 キャップ部材 1 2 3の内周面によって内径方向に押圧される。 この 押圧力により、 シール弁 1 2 2の頂部は内径方向に圧縮変形するので、 頂部に形 成された小径孔 1 5 1 (弁孔) が常時は圧着密閉状態になっている。
この混注管 1 cは、 キヤップ部材 1 2 3を混注管本体 1 2 1の分岐流路 1 3 5 に装着すると、 キヤップ部材 1 2 3の係合部 1 4 5が、 分岐流路 1 3 5の係合溝 1 3 8に嵌まり込む方向である半径方向において、 キャップ部材 1 2 3の係合部 1 3 7の山部 1 4 7と谷部 1 4 6力 S、 分岐流路 1 3 5の係合溝 1 3 8の谷部 1 4 0と山部 1 3 9に嵌まる。
このとき、 キャップ部材 1 2 3の山部 1 4 7と分岐流路 1 3 5の谷部 1 4 0の 位置が合っていないときでも、 キャップ部材 1 2 3の山部 1 4 7が分岐流路 1 3 5の山部 1 3 9を滑り、 キャップ部材 1 2 3の山部 1 4 7の位置が自動的調整さ れて、 キャップ部材 1 2 3の山部 1 4 7が分岐流路 1 3 5の谷部 1 4 0に嵌まる ようになつている。 このため、 キャップ部材 1 2 3と分岐流路 1 3 5の周方向の 位置合わせが不要になるので作業性が良い。
また、 キヤップ部材 1 2 3のスリープ部 1 4 2に配管接続コネクタ 1 1 1の力 ラー部材 1 1 3を螺合させるとき、 キャップ部材 1 2 3の山部 1 4 7と谷部 1 4 6が混注管本体 1 2 1の谷部 1 4 0と山部 1 3 9にそれぞれ周方向に係合してい るので、 キヤップ部材 1 2 3が配管接続コネクタ 1 1 1のカラー部材 1 1 3と共 廻りすることがなく、 配管接続コネクタ 1 1 1のカラー部材 1 1 3をスムーズに 螺合させることができる。 また、 配管接続コネクタ 1 1 1を取り外すときも、 キ ヤップ部材 1 2 3が同様に配管接続コネクタ 1 1 1のカラー部材 1 1 3と共廻り しないので作業性が良い。
なお、 この混注管 1 cは、 配管接続コネクタ 1 1 1のカラー部材 1 1 3をキヤ ップ部材 1 2 3に螺合させると、 配管接続コネクタ 1 1 1の雄型の接続口 1 1 4 により、 シール弁 1 2 2の頂部が下方に押し込まれて、 シール弁 1 2 2の小径孔 1 5 1 (弁孔) の圧着密閉状態が解除されるようになっている。 このため、 配管 接続コネクタ 1 1 1をキャップ部材 1 2 3に螺合させ、 配管接続コネクタ 1 1 1 の雄型の接続口 1 1 4により、 シール弁 1 2 2の頂部を下方に押し込んだ状態で は、混注管 1 cと配管接続コネクタ 1 1 1との間で、薬液の抽出や注入ができる。 また、 配管接続コネクタ 1 1 1をキャップ部材 1 2 3から取り外すと、 図 6に示 すように、 シール弁 1 2 2の弾性.復元力により、 シール弁 1 2 2の頂部がキヤッ プ部材 1 2 3の内部に戻り、 小径孔 1 5 1 (弁孔) も圧着密閉状態に戻るように なっており、 混注管 1 c内部の薬液が外部に漏れないようになつている。
以上、 本発明の一実施形態を説明したが本発明は上述した実施形態に限定され るものではない。
上記実施形態では、 混注管本体とキャップ部材に設けた山部が、 それぞれ三角 形状に先端が先細りした形状を例示したが、 先端が先細りした山部の形状として 円弧状に湾曲した形状にしてもよい。
次に、 本発明の他の実施形態を説明する。
この実施形態に係る混注管 1 dを示す図 9において、 1 6 1は混注管本体、 1 6 2はシール弁、 1 6 3はキヤップ部材、 1 6 4、 1 6 5は接続口、 1 6 6は流 路、 1 6 7は開口部、 1 6 8は着座部、 1 7 0は装着部、 1 7 1はフランジ部、 1 7 2は弁孔、 1 7 3はスリーブ部、 1 7 4は突条 (第 1突条、 螺合片) 、 1 7 5は円筒部をそれぞれ示している。
この実施形態に係る混注管 1 dは、 スリーブ部 1 7 3に揷入されたロック式注 射器 4 0 0をスリーブ部 1 7 3の中間部位に一旦停止させて保持させる抵抗付与 部として、 図 9に示すように、 スリーブ部 1 7 3の中間外周部にロック式注射器 4 0 0の雌ねじ螺合構造 4 0 3が螺合する第 2突状 1 8 1を突設したものである, この実施形態ではシール弁 1 6 2に有天円筒形状で天面が略半球状のシール弁を 用いている。
第 2突状 1 8 1を設けている位置は、 図 9に示すように、 スリーブ部 1 7 3に 螺合させて挿入した口ック式注射器 4 0 0の雄型接続口 1 0 1の先端がシール弁 1 6 2の略半球状の天面に当接し始めた位置において、 ロック式注射器 4 0 0の 雌ねじ螺合構造 4 0 3のねじ山の先端部が第 2突状 1 8 1に到達するように設定 されている。 この実施形態では、 第 2突状 1 8 1はスリープ部 1 7 3の先端の突 条 1 7 4に対して 9 0度ずらした位置に設けている。 なお、 図 9 a、 図 1 0、 図 1 1では、 実際には第 2突状は紙面の前面及び裏面側に位置しており、 図面に表 れないが、 説明の便宜上、 第 1突条の下方に第 2突状を破線で図示している。
また、 この実施形態では、 スリープ部 1 7 3が第 2突状 1 8 1により、 ロック 式注射器 4 0 0がスリーブ部 1 7 3の中間部位に保持されたとき、 ロック式注射 器 4 0 0の雄型接続口 4 0 1の先端がシール弁 1 6 2の略半球状の天面に圧着し、 口ック式注射器 4 0 0の雄型接続口 4 0 1の先端がシール弁 1 6 2の上部を少し 弾性変形させるようになつている。 このときシール弁 1 6 2はスリーブ部 1 7 3 の内周面により半径方向の変形が規制されているため、 部材内部に弾性反力 (圧 縮応力) が生じ、 この弾性反力により弁孔に強力なシール力が発生するようにな つている。
以下、 ロック式注射器 4 0 0を用いて薬液の注入や抽出を行なう場合の作業を 説明する。
ロック式注射器 4 0 0を用いて薬液の注入や抽出を行なう場合、 作業者は、 ス リーブ部 1 7 3の先端の突条 1 7 4に、 口ック式注射器 4 0 0を螺合させながら 揷入していく。 そして、 図 1 0に示すように、 スリーブ部 1 7 3の中間部位で、 ロック式注射器 4 0 0の雌ねじ螺合構造 4 0 3のねじ山がスリープ部 1 7 3の第 2突状 1 8 1に当接する。 なお、 この位置では、 口ック式注射器 4 0 0の雌ねじ 螺合構造 4 0 3は、 第 2突状 1 8 1には螺合していない状態にある。 これにより 作業者は、 口ック式注射器 4 0 0の揷入抵抗を感受して、 口ック式注射器 4 0 0 をスリープ部 1 7 3の中間部位に一旦停止させて保持させることができる。
また、 このときロック式注射器 4 0 0の雄型接続口 1 0 1の先端が、 シール弁 1 6 2の略半球状の天面に圧着し、 シール弁 1 6 2の上部が少し弹性変形させら れることにより、 シール弁の弾性反力により弁孔 1 7 2に強力なシール力が発生 している。
そして、 作業者が、 意識的に力を加え、 ロック式注射器 4 0 0をさらにスリー ブ部 1 7 3の奥に螺合させていくと、 図 1 1に示すように、 ロック式注射器 4 0 0のカラー部 4 0 2とスリープ部 1 7 3が弾性変形し、 ねじ山 4 0 6が第 2突状 に螺合していく。 これにより、 ロック式注射器 4 0 0の雄型接続口 4 0 1がスリ ーブ部 1 7 3にさらに挿入されていき、 揷入されていくにつれて、 ロック式注射 器 4 0 0の雄型接続口 4 0 1の先端により、 シール弁 1 6 2がスリーブ部 1 7 3 の下方に押圧変形されて、 天面の弁孔 1 7 2が開口する。
作業者は、 ロック式注射器 4 0 0がスリーブ部 1 7 3の奥まで螺合させること により、 弁孔 1 7 2を開口させることができ、 これにより薬液の注入や抽出を行 なうことができる。
次に、 作業者がシール弁 1 6 2の弁孔 1 7 2を閉口させるときは、 スリープ部 1 7 3からロック式注射器 4 0 0が抜ける方向 (揷入方向とは逆方向) にロック 式注射器 4 0 0を逆転させて行なう。 このとき、 図 1 0に示すように、 スリーブ 部 1 7 3の中間部位にロック式注射器 4 0 0を戻すと、 シール弁 1 6 2の弁孔 1 7 2が閉口した状態になる。
すなわち、 作業者は、 スリーブ部 1 7 3の中間部位で口ック式注射器 4 0 0の 回動をー且停止させて、 スリーブ部 1 7 3の中間部位にロック式注射器 4 0 0を 保持させて置いておくことができる。 そして、 薬液を注入する場合には、 スリー ブ部 1 7 3の奥まで口ック式注射器 4 0 0を螺合させて行ない、 薬液の注入を中 断する場合には、 ロック式注射器 4 0 0をスリーブ部 1 7 3の中間部位まで戻し て、 スリープ部 1 7 3の中間部位に口ック式注射器 4 0 0を保持させて置いてお くことができる。
このように、 この混注管 I dによれば、 注射器 4 0 0に封入された薬剤を所定 の時間毎に定量ずつ間欠的に注入する場合において、 注射器 4 0 0をスリープ部 1 7 3から抜かずに適宜に注射器 4 0 0をスリーブ部 1 7 3の奥まで挿し込んで 使用することができ、 薬液の定量注入をするとき毎に、 注射器 4 0 0の差し抜き を行なわないので、 定量注入の間に外部から菌が入ることがなく、 また外部に輸 液が漏れることもないので、 衛生的に使用することができる。
以上、 口ック式注射器 4 0 0を用いて薬液の注入や抽出を行なう場合の作業に おいて、 注射器をスリープ部の中間部で一旦停止させて、 薬液の定量注入をする 際に、 注射器をスリーブ部から差し抜きすることなく使用できる実施形態を説明 したが、 ここで注射器をスリーブ部の中間部でー且停止させるベく、 スリープ部 に設けられている抵抗付与部は上記の実施形態に限定されるものではない。 抵抗付与部の他の実施形態としては、 例えば、 スリーブ部の中間外周部に外径 方向に太くなった部位を設け、 この部位が口ック式注射器の雌ねじ螺合構造のね じ山に接触してロック式注射器に挿入抵抗を付与し (スリーブ部の中間外周部に 外径方向に太くなつた部位を口ック式注射器の雌ねじ螺合構造のねじ山が乗り上 げる際の抵抗により) 、 斯かる挿入抵抗を作業者に感受させてロック式注射器を スリーブ部の中間部位に一旦停止させるようにし、 口ック式注射器をスリーブ部 の中間部位にて保持するようにするとよい。
次に、 本発明に係るシール弁の変形例を説明する。
本発明のシール弁として、 略半球状のシール弁 (図 1参照) 、 有天円筒状で天 面が略半球状になったシール弁(図 4参照) を例示したが、本発明のシール弁は、 上記の実施形態に限定されず、 例えば、 図 1 2に示すように有天円筒形状で天面 が略平らにすることもできる。
図 1 2 a、 図 1 2 bに示す混注管 1 f では、 シール弁 1 9 1は、 天面が略平ら な有天円筒形状で形成されている。 図 1 2 a中、 1 9 0は注射器やコネクタを接 続する接続ポートを、 1 8 9はスリープ部を、 1 8 8は螺合片をそれぞれ示して いる。
このシール弁 1 9 1は、 弁孔 1 9 2を形成した天井部の上面 1 9 3をアーチ型 凹面形状に形成すると共に、 下面 1 9 4を下方に突出したアーチ型凸面形状に形 成し、 円筒部を下端に向かうにしたがって肉厚状に形成している。
また、分岐接続管 1 9 4の内周面上端近傍には、係合用凹溝 1 9 5が形成され、 その下方部に段部 1 9 6が形成されている。 そして、 分岐接続管 1 9 4の係合用 凹溝 1 9 5に嵌り込む突起部 1 9 7を外周面に形成したリング状固定具 1 9 8を、 前記突起部 1 9 7を分岐接続管 1 9 4の係合用凹溝 1 9 5に嵌め込むことによつ て、 分岐接続管 1 9 4にシール弁 1 9 1を着脱自在に装着している。
この略有天円筒状のシール弁 1 9 1は、 常時は、 リング状固定具 1 9 8の下面 1 9 9の押圧力により下方に向かって圧縮され、 シール弁 1 9 1の天井部の部材 内部を中心方向に向かう力 (締付力) によって弁孔 1 9 2が圧着密閉状態になつ ている。 そして、 図示は省略するが、 分岐接続管 1 9 4にコネクタやロック式注 射器の口部を挿入することによって、 シール弁 1 9 1の弁孔 1 9 2にコネクタの 先端部やロック式注射器の口部を挿し込むことなく、 コネクタの先端部やロック 式注射器の口部でシール弁 1 9 1を押圧変形させて、 弁孔 1 9 2を開口状態にす ることができる。
また、 コネクタの先端部やロック式注射器の口部を分岐接続管から抜くと、 シ ール弁 1 9 1の弾性復元力により、 シール弁 1 9 1は元の形状に戻り、 弁孔 1 9 2は閉じられる。 なお、 シール弁 1 9 1の天井部の高さ位置は、 リング状固定具 1 9 8の上端近傍に復帰するので、 シール弁 1 9 1上の輸液留まりの拭き取りが 容易である。
また、 このシール弁を用いた輸液回路の接続器具の実施形態では、 リング状固 定具 1 9 8によってシール弁 1 9 1を着脱自在に構成することができ、 シール弁 1 9 1の最初の装着作業や、 シール弁 1 9 1の交換作業、 接続器具の消毒作業に おいて、 シール弁 1 9 1を取り外すことができるようにするとよい。
次に、 本発明に係る輸液回路の接続器具について一実施形態を説明する。
本発明に係る輸液回路の接続器具は、 例えば、 図 6に示す接続器具のように、 一の医療用輸液ラインの配管の途中に配設する接続本管 1 1 1と、 接続本管 1 1 1の周囲から分岐した複数本の分岐接続管 1 3 5とを備え、 医療器具用のシール 弁 1 2 2を各分岐接続管 1 3 5の先端開口部に装着したことを特徴とする。 また、 前記分岐接続管 1 3 5に、 他の医療用輸液ラインの配管又は注射器を繋ぎ止める 繋止部 1 4 4を設けたことを特徴とする。 図 6に示す接続器具は、 接続ポートを 2箇所に設けたものであるが、 接続ポートは、 接続本管 1 1 1に対して複数設け るようにするとよい。
この輸液回路の接続器具は、 接続本管の周囲に、 中央部に常時は圧着密閉状態 の弁孔を有するゴム製のシール弁を装着した接続口を複数備えているので、 他の 医療用輸液ライン (側注輸液ライン) の配管や、 注射器を複数繋ぐことができ、 複雑な輸液回路を簡単に作ることができる。
また、 接続口に、 中央部に常時は圧着密閉状態の弁孔を有するゴム製のシール 弁を装着しているので、 他の医療用輸液ラインの配管や注射器をニードルレスで 接続口に繋いだり抜いたりする操作が容易である。 すなわち、 この接続口は、 他 の医療用輸液ラインの配管や注射器を繋ぐだけで回路が開通し、 また抜くだけで 回路が閉じる。 また、 接続口に繋いだ他の医療用輸液ラインの配管にピンチコッ クを取り付けておけば、 ピンチコックを開閉操作するだけで、 回路の開閉を操作 できるので、 使い勝手が良く、 誤操作を防止できる。 また、 ニードルレスで接続 できるので安全性も良い。
また、 本発明の一実施形態に係る輸液回路の接続システム 2 0 0を示す図 1 3 において、 2 0 1は輸液回路の接続器具を、 2 0 2は一の輸液ラインを、 2 0 3 は他の輸液ラインを、 2 0 4、 2 0 5はそれぞれ輸液バッグを、 2 0 6はロック 式注射器をそれぞれ示している。
輸液回路の接続システム 2 0 0は上述した輸液回路の接続器具 2 0 1を、 一の 医療用輸液ライン 2 0 2に取り付け、 前記接続器具の各接続口に装着した医療器 具用のシール弁の弁孔に、 他の医療用輸液ライン 2 0 2の配管又は注射器を挿し 込むことなく、 他の医療用輸液ライン 2 0 2の配管又は注射器 2 0 6の先端によ り、 接続器具の接続の各接続ポートに装着した医療器具用のシール弁を押圧変形 させて弁孔を開口状態にすることにより、 一の医療用輸液ライン 2 0 2に他の医 療用輸液ライン 2 0 3の配管又は注射器 2 0 6を接続できるようにしたことを特 徴とする。
この輸液回路の接続システム 2 0 0によれば、 上述した接続器具 2 0 1を用い ているので、 一の医療用輸液ライン 2 0 2に、 他の医療用輸液ライン 2 0 3の配 管又は注射器 2 0 6を接続する自由度が高く、 複雑な輸液回路を簡単に作ること ができる。 また、 他の医療用輸液ライン 2 0 3の配管又は注射器 2 0 6をニード ルレスで接続することができるので、 操作上、 安全性が良い。 さらに、 他の医療 用輸液ライン 2 0 3の配管又は注射器 2 0 6を、 シール弁の弁孔に揷し込むこと なく、 他の医療用輸液ライン 2 0 3の配管又は注射器 2 0 6の先端でシール弁を 押圧変形させて弁孔を開口状態にするので、 弁孔の設計が容易になり、 ひいては シール弁の製作が容易である。
なお、 本発明のシール弁は上記の各実施形態に例示した形状に限定されるもの ではない。 ' 例えば、 図示は省略するけれども、 弁孔が形成されている部分は、 上面おょぴ 下面とも平面状、 または、 上面および下面ともアーチ型凸部形状にしてもよい。 また、 上面が平面状で下面がアーチ型凹部形状もしくはアーチ型凸部形状、 また は、 下面が平面状で上面がアーチ型凹部形状もしくはアーチ型凸部形状にしても よい。 さらには、 上面がアーチ型凹部形状で下面が平面状もしくはアーチ型凸部 形状や、 上面がアーチ型凸部形状で下面が平面状もしくはアーチ型凹部形状に形 成してもよい。
なお、 これまで述べたシール弁やシール弁において、 弁孔が形成されている部 分の上面および / /または下面を、 アーチ型凹部形状にしたものは、 弁孔やその近 傍でより大きな圧縮応力が作用するため、 弁孔が確実に圧着密閉される、 優れた 作用を有する。
また、例えば、図 1 4に示すように、有天円筒形状のシール弁 2 1 0において、 弁孔 2 1 1を形成した天井部 2 1 2の下面 2 1 2 bを下方に突出させたアーチ型 凸面にすると、 混注管 2 1 3の内部の液圧に対して弁孔 2 1 1が開く難くなり、 シール弁 2 1 0の耐圧性が向上する。 (なお、 同図に示す実施形態では、 弁孔 2 1 1を形成した天面 2 1 2は、 上面 2 1 2 aを下方に窪んだアーチ型凹部形状と している。 ) なお、 同図中、 2 1 4はキャップ部材を、 2 1 5はスリーブ部を、 2 1 6は螺合片をそれぞれ示している。
また、 上述したシール弁、 接続ポートは、 混注管だけでなく、 輸液バッグの口 部など、 注射器やコネクタを接続する部位に設けることができる。'
また、 注射器やコネクタを接続しロックする構造として、 螺合構造を備えたも のを例示したが、 注射器やコネクタを揷入する揷入口をテーパ状に縮径した口に し、 斯かる揷入口に注射器やコネクタをテーパ嵌合により接続し口ックする構造 にしてもよレ、。

Claims

請求の範囲
1 . 中央部に弁孔を有する弾性材料からなるシール弁であって、 雄型接続口の先 端を前記シール弁に貫通させることなく、 雄型接続口の先端で前記シール弁を押 圧変形させて、 前記シール弁の弁孔を開口させるようにしたことを特徴とする医 療器具用のシール弁。
2 . 弾性材料からなり、 頂部に弁孔を有した略半球状の部位を備えたシール弁で あって、 雄型接続口の先端で前記シール弁の略半球状の部位を押圧変形させて、 前記弁孔を開口させるようにした医療器具用のシール弁。
3 . 弾性材料からなる有天円筒形状のシール弁において、 下面を下方に突出させ たアーチ型凸面とした天井部に弁孔を形成した医療器具用のシール弁であって、 前記天面を押圧変形させて、 前記弁孔を開口させるようにした医療器具用のシー ル弁。
4 . 弾性材料からなり、 頂部に弁孔を有した略半球状の部位を備えたシール弁で あって、 雄型接続口の先端を前記弁孔に貫通させることなく、 雄型接続口の先端 で前記シール弁の略半球状の部位を押圧変形させて、 前記弁孔を開口させるよう にしたことを特徴とする請求項 1に記載の医療器具用のシール弁。
5 . 弾性材料からなる有天円筒形状のシール弁において、 下面を下方に突出させ たアーチ型凸面とした天井部に弁孔を形成した医療器具用のシール弁であって、 雄型接続口の先端を前記弁孔に貫通させることなく、 前記天面を押圧変形させて 、 前記弁孔を開口させるようにした請求項 1に記載の医療器具用のシール弁。
6 . 前記弁孔の周囲にリング部と凹部の両方またはいずれか一方方を有すること を特徴とする請求項 1から 3の何れかに記載の医療器具用のシール弁。
7 . 請求項 1から 3の何れかに記載した医療器具用のシール弁を医療器具の開口 部に装着し、
前記医療器具の開口部に設けられ、 前記医療器具用のシール弁を押圧して、 医 療器具用のシール弁の弁孔を圧着密閉させ、 かつ、 外周面に螺合片を備え、 ロッ ク式注射器を揷入及び螺合可能なスリ一プ部を備え、
前記口ック式注射器を前記スリ一ブに揷入したときに、 口ック式注射器の先端 力 前記医療器具用のシール弁に貫通することなく、 前記医療器具用のシール弁 を押圧変形させて、 前記医療器具用のシール弁の弁孔が開口することを特徴とす る接続ポート。
8 . 前記医療器具用のシール弁の上端の高さ位置がスリーブ部の上端位置とほぼ —致し、 かつ、 前記医療器具用シール弁の下方に雄型接続口をスリープ部に揷入 したときに押圧下降し、 ロック式注射器をスリーブ部から抜いたときに、 前記医 療器具用のシール弁の上端をスリープ部内の所定位置に復元させるクッシヨン部 を持つことを特徴とする請求項 7に記載の接続ポート。
9 . 天面に前記スリーブ部を備え、 前記医療器具用のシール弁を覆うように医療 器具の開口部に取り付けたキャップ部材を備えており、 前記開口部とキヤップ部 材が、 上下方向に重合する装着部を備えており、 それぞれ上下方向に突出し又は 窪んだ山部と谷部を備え、 前記山部と谷部を係合させて、 キャップ部材がロック 式注射器と共廻りしないようにしたことを特徴とする請求項 7に記載の接続ポー 卜。
1 0 . 天面に前記スリーブ部を備え、 前記医療器具用のシール弁を覆うように医 療器具の開口部に取り付けたキャップ部材を備えており、 前記キヤップ部材が医 療器具の開口部に対して、 開口部の半径方向に嵌合する構造を備えており、 前記 医療器具の開口部とキャップ部材が、 前記半径方向の嵌合部位に、 それぞれ半径 方向に突出し又は窪んだ山部と谷部を備え、 前記山部と谷部を係合させて、 キヤ ップ部材がロック式注射器と共廻りしないようにしたことを特徴とする請求項 7 に記載の接続ポート。
1 1 . 請求項 1から 3の何れかに記載の医療器具用のシール弁を、 輸液配管が接 続される接続口を両端に形成し、 中央に開口部を形成した流路を備えた混注管本 体の開口部に装着し、 天面にスリープ部を有するキャップ部材を前記混注管本体 の開口部に装着した混注管において、
前記スリーブ部の先端外周部に突設された、 口ック式注射器のカラーの内周面 に形成された雌ねじ螺合構造が螺合する突条と、
前記スリーブ部の中間外周部に設けられ、 前記医療器具用のシール弁の弁孔が 閉口している状態で、 スリーブ部に挿入された口ック式注射器をスリープ部の中 間部位で一旦停止させて保持する抵抗付与部とを備え、 口ック式注射器をスリーブ部に挿入する際に、 前記抵抗付与部によりロック式 注射器をスリーブ部の中間部位に一旦停め、 口ック式注射器の雄型接続口がさら にスリープ部の奥に挿入されたときに、 注射器の雄型接続口の先端が前記医療器 具用のシール弁を押圧変形させることによって、 前記医療器具用のシール弁の弁 孔を開口させるようにしたことを特徴とする混注管。
1 2 . 前記抵抗付与部は、 スリープ部の中間外周部に突設され、 ロック式注射器 の 2条の雌ねじ螺合構造が螺合する第 2突条であることを特徴とする請求項 1 1 に記載の混注管。
1 3 . 本流をなす一の医療用輸液ラインに、 他の複数の医療用輸液ライン又は複 数の注射器を接続するための接続器具であって、 前記一の医療用輸液ラインの配 管の途中に配設する接続本管と、 前記接続本管の周囲から分岐した複数本の分岐 接続管とを備え、
請求項 1から 3の何れかに記載の医療器具用のシール弁を前記各分岐接続管の 先端開口部に装着したことを特徴とする輸液回路の接続器具。
1 4 . 前記分岐接続管に、 他の医療用輸液ラインの配管又は注射器を繋ぎ止める 繋止部を設けたことを特徴とする請求項 1 3に記載の輸液回路の接続器具。
1 5 . 請求項 1 3に記載した輸液回路の接続器具を、 一の医療用輸液ラインに取 り付け、 前記接続器具の各接続口に装着した医療器具用のシール弁の弁孔に、 他 の医療用輸液ラインの配管又は注射器を挿し込むことなく、 他の医療用輸液ライ ンの配管又は注射器の先端により医療器具用のシール弁を押圧変形させて弁孔を 開口状態にすることにより、 一の医療用輸液ラインに他の医療用輸液ラインの配 管又は注射器を接続できるようにしたことを特徴とする輸液回路の接続システム t
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