WO2002072980A1 - Aire de ski couverte dotee d'un systeme d'illumination - Google Patents

Description

明 細 書 照明設備を有する屋内スキー場施設 技術分野

この発明は、 屋内にスキースロープを有する屋内スキー場施設に関し、 特に様々な照明設備を有する屋内スキー場に関するものである。 背景技術

近年、 季節を問わずスキーを楽しむことを可能にするための施設として 屋内スキー場が注目を集めている。 この屋内スキー場は、 所定の温湿度に 制御された屋内に人工のスキースロープを設けたものである。 このような 屋内スキー場によれば、 山の無い都会であってもスキー場を建設すること ができ、 かつ前述したように季節を問わずスキーを楽しむことができる。 ところで、 一般に、 屋内スキー場においては、 天然スキー場のような開 放感を味わうことは困難である。 すなわち、 屋内スキー場においては、 ス キースロープ周辺の積雪環境 （温度や湿度等） を保持するために前記ス キ一スロープを壁及び屋根で囲むようにしているため、 スキーャ一に一定 の閉塞感を感じさせてしまうことは否めない。

このような欠点を解決するための一手段として、 屋内スキー場の屋根を 開閉式にすることが考えられる。 しかし、 このようなスキー場では、 その 建設及び運営に膨大なコストがかかるということがある。 また、 天候が晴 天の場合には、 屋根を開放することができるが、 曇りや雨の日には屋根を 閉じなければならず、 さらに、 屋根の開閉時や、 それによつて生じる室内 の気温変化と雪質変化への対応などのコストが嵩む。 発明の開示

この発明は、 このような事情に鑑みてなされたもので、 屋外スキー場以 上に楽しめる空間を実現できる屋内スキー場施設を提供することを目的と する。

この発明の他の目的は、 安価な方法により屋外スキー場と同様の開放感 を実現できる屋内スキー場施設を提供することにある。

上記の目的を達成するため、 この発明の第 1の主要な観点によれば、 屋 内スキー場であって、 所定の傾斜を有しその上面をスキーヤーが滑降する スキースロープと、 前記スキースロ一プを包囲し、 このスキ一スロープ上 の雰囲気を外の雰囲気と遮断するための壁と、 前記壁の内側に配置され、 前記スキースロープの上方に所定形状の霧幕を生成するための噴霧ノズル と、 前記壁の内面に配置され、 前記霧幕に、 前記スキーヤーに見せるため の所定の映像を投影する投影機とを有する、 が提供される。

このような構成によれば、 霧幕に様々な映像を投影することにより、 屋 内スキー場内に趣向に富んだ仮想空間を作り出すことができる。 これによ り、 屋内スキー場の欠点、 すなわち、 屋外スキー場のような開放感ゃ天候 の変化等が体感できないという欠点を補い、 それ以上の快感をスキーヤー に与えることが可能になる。 また、 上記構成によれば、 スキースロープ上 に形成した霧幕に映像を投影するようにしたので、 危険性は少なく、 かつ 適当なスリルを体験させることができる。

この発明の 1の実施態様によれば、 前記噴霧ノズルは、 力一テン状の霧 幕を生成するために、 所定の方向に沿って複数連続的に配置されているも のである。 また、 前記噴霧ノズルは、 スキースロープの幅方向に沿って延 びるカーテン状の霧幕を生成するために、 前記幅方向に沿って複数連続的 に配置されているものであり、 かつ、 前記噴霧ノズルは、 前記力一テン状 の霧幕をスキ一スロープの傾斜方向に所定の間隔で複数形成するために、 前記傾斜方向に複数配置されているものであることが望ましい。 この場合、 前記投影機は、 前記スキースロープの傾斜方向に沿って所定の間隔で設け られ、 前記複数の各霧幕に対して前記所定の映像を投影するものである。 このような構成によれば、 カーテン状の霧幕に映像を投影するようにし たので、 映像を視認性の良い状態で映写することができる。 また、 前記霧 幕を複数の位置に形成し、 各霧幕に異なる映像を投影することが可能にな る。

また、 この発明の他の 1の実施態様によれば、 前記スキー場は、 前記複 数の噴霧ノズルおよび複数の投影機を選択的に動作させる制御手段を有し、 この制御手段は、 所定の演出に応じて用意された制御パターンに応じて前 記噴霧ノズル及び投影機を動作させるものである。 そして、 このとき、 前 記制御手段は、 スキーャの滑降速度に同期させて前記前記噴霧ノズル、 投 影機若しくはその両方を制御動作させるものであることが好ましい。

このような構成によれば、 スキースロープの異なる場所において霧幕を 同時に発生させたり、 ずらして発生させることができる。 また、 散霧時間 を決めることで、 散霧による雪質の低下を最小限に抑えることができる。 また、 スキ一ャの滑降速度に同期させて前記前記噴霧ノズル、 投影機若し くはその両方を制御動作させることで、 例えば、 スキーヤーがへリコプ 夕一等の映像を追跡するといつた演出を行うことが出来る。

また、 この発明の第 2の主要な観点によれば、 屋内スキー場であって、 所定の傾斜を有しその上面をスキーヤーが滑降するスキースロープと、 前 記スキ一スロープを包囲し、 このスキースロープ上の雰囲気を外の雰囲気 と遮断するための壁とを有し、 前記スキースロープを包囲する壁は、 その 内面の形状が前記スキ一スロープの一方の側部から他方の側部に亘る半円 形をなしており、 前記壁の内面には、 空を模した風景画が描かれている、 が提供される。 このような構成によれば、 前記壁をスキ一スロープの側部にまで回りこ む半円形状にしたことにより、 風景画を照明した際に影等が生じることを 防止でき、 奥行きのある風景を実現することができる。 これにより、 安価 な方法でありながら、 まるで屋外にいるかのような仮想現実感をスキー ャ一に与えることが可能になる。

この発明の 1の実施形態によれば、 前記スキー場は、 壁の内面の風景画 を照明するための照明装置とスキースロープ上を照明するための照明装置 が別々に設けられている。

このような構成によれば、 風景画をより効果的に照明することが可能に なる。

また、 この発明の別の 1の実施態様によれば、 前記壁の内面に描かれた 風景画は蛍光塗料で描かれたオブジェク トを含み、 前記風景画を照明する 照明装置は、 通常の照明と前記蛍光塗料で描かれたオブジェクトを発光さ せるための近紫外線照明と切り替え可能に設けられている。

このような構成によれば、 例えば、 星などを蛍光塗料で描いておくこと で、 夜空の星の風景を実現することが出来る。

また、 他の 1の実施態様によれば、 前記スキースロープ上を照明するた めの照明装置は、 昼間を表現する際に、 前記風景画を照明するための通常 の照明と共に用いられる昼間用照明装置と、 夜を表現する際に、 前記通常 の照明を消すか弱くした状態で用いられるナイ夕一照明装置とを有する。 このような構成によれば、 ナイ夕一照明装置を使用することによって、 まるで屋外でナイター滑走をしているかのような仮想現実感をスキーヤー に与えることが出来る。

なお、 この発明の他の特徴と顕著な効果は、 次の好ましい実施形態の項 を参照することで当業者により明確に理解される。 図面の簡単な説明

図 1は、 屋内スキー場の全体構成を示す一部断面を有する斜視図。

図 2は、 図 1の II一 II線に沿う縦断面図。

図 3 Aは、 屋内スキー場をスキースロープの傾斜方向に沿って切断した 状態及び噴霧ノズル及び投影機の制御システムを示す模式図。

図 3 Bは、 図 3 Aの平面図。

図 4は、 霧幕にヘリコプターの映像を投影している状態を示す正面図。 図 5は、 照明機の配置を示す正面図。

図 6は、 図 3 A及び図 5に示した中央制御部の構成を示すプロック図。 発明を実施するための最良の形態

以下、 この発明の実施の形態を図面に基き説明する。

図 1は、 この実施形態の屋内スキー場 1の外観を示す一部断面を有する 斜視図である。

この屋内スキー場 1は、 大きく分けて、 支持構造部材 2によって所定の 傾斜をもって支持された人工のスキースロープ 3と、 このスキースロープ 3を覆いその周囲を所定の雰囲気に保持するための半円形の天井部 4とか らなる。 この図では、 紙面左側が麓側 l a、 紙面右側が頂上側 1 bであり、 前記スキースロープ 3は頂上側 1 bから麓側 1 aに行くに従って次第に幅 広となるように形成されている。

この図 1で前記天井部 4の一部を切り欠いて示すように、 前記スキース ロープ 3上には、 図示しない人工造雪機で製造された雪が供給されており、 その表面は圧雪 （パヅク） されて滑降用に均されている。 そしてこのス キー場 1の内部は、 図示しない空気調和機によって、 スキースロープ 3上 の雪を最適な状態に維持できる雰囲気に温湿度調節されている。 なお、 ス キースロープ 3上には、 その両側部に沿って所定間隔で天然若しくは人工 の植栽 5が配置されている。

図 2は、 図 1に示す屋内スキー場の II一 II線に沿う縦断面図である。 図 2では、 紙面手前側がスキースロープ 3の頂上側であり、 紙面奥側が麓側 である。 この図に示すように、 前記半円形状の天井部 4の内面には、 その 全面に亘つて、 普通の塗料もしくは蛍光塗料で空、 雲及び星等の風景画 6 が描かれている。 そして、 この風景画 6を後で詳しく説明する手段によつ て照明することによって、 スキーャにこのスキー場が屋外にあるかのよう に感じさせる仮想現実を実現できるようになつている。

また、 この天井部 4の内面には、 この図 2に〇で示す位置に、 複数の噴 霧ノズル 8が配置されている。 これら複数の噴霧ノズル 8は、 前記スキー スロープ 3の滑走方向と直行する方向に延び、 かつ前記滑走方向に沿って 所定の間隔で設けられた複数のライン 9に沿って配置されている。 そして、 各噴霧ノズル 8から水が噴霧されることで、 前記ライン 9の形状に倣った 力一テン状の霧膜を形成できるようになつている。 また、 同じ図 2中に口 で示す位置には、 前記噴霧ノズル 8によって形成された霧幕に映像を投影 することができる投影機 1 0が設けられている。

図 3 Aは、 前記天井部 4をスキースロープ 3の滑降方向に沿って切断し た状態を示す模式図である。 この天井部 4には、 図に 1 2で示す段差部が、 図 2の各ライン 9に沿って設けられている。 そしてこの段差部 1 2のエツ ジには、 作業員が通行可能な手すり付きの通路 1 3が形成されており、 前 記の噴霧ノズル 8はこの通路 1 3の下面に、 前記投影機 1 0は通路 1 3の 手すり部分に固定されている。

前記各噴霧ノズル 8は制御バルブ 1 4を介して図示しない水供給源に接 続されており、 この制御バルブ 1 4はバルブ制御ュニッ ト 1 5を介して中 央制御部 1 6に接続されている。 また、 前記投影機 1 0は投影機制御ュ ニット 1 7を介して同じく中央制御部 1 6に接続されている。 このように構成されていることにより、 前記噴霧ノズル 8は図 3 A及び 図 3 Bに 1 9で示す力一テン状の霧幕をスキ一スロープ 3の傾斜方向に 沿って所定の間隔で形成することができ、 前記投影機 1 0はその位置より 前記傾斜方向下側に形成された霧幕 1 9に所定の映像を投影できるように なっている。

また、 前記投影機 1 0は、 図 3 Bに示すように、 前記ライン 9 (霧幕 1 9 ) に沿う所定の位置に例えば 2機取り付けられている。 このように 2機 の投影機 1 0を利用することによって立体的な映像を実現することができ る。 図 4は、 前記 2機の投影機 1 0によってヘリコプターの映像 2 0が前 記霧幕 1 9上に立体的に投影される例を示している。 これにより、 スキー スロープ 3上のスキーヤーは、 当該立体映像 2 0を見ながら滑走すること ができ、 1つの霧幕 1 9を通り過ぎると、 次の霧幕 1 9に投影された映像 を見ることが出来る。

この実施形態では、 後で詳しく説明する構成によって、 各霧幕 1 9に映 し出される映像 2 0をスキーヤーの滑走速度に同期させ、 様々な演出を行 えるように構成されている。 例えば、 図 4の例では、 スキーヤーの滑走速 度に合わせてへリコプ夕一の映像 2 0が近づいたり離れたりするような演 出を行うことができ、 スキーヤーはあたかもヘリコプターと競争している かのような雰囲気を味わいながら滑降を楽しむことができるようになつて いる。

一方、 図 5は、 前記天井部 4及びスキースロープ 3に対する照明方法を 示すものである。 この例では、 前記スキースロープ 3の両側部に形成され た溝部分 2 1に、 前記天井部 4を通常照明するための第 1の照明機 2 2、 及び同じく天井面を紫外線照明するための第 2の照明機 2 3が、 それそれ 所定の角度をもって配置されている。 これにより前記天井部 4の全面を通 常照明若しくは紫外線照明できるようになつている。 一方、 前記天井部 4にはスキースロープ 3を直接照明する第 3の照明機 2 4、 前記スキースロープ 3の両側にはスキ一スロープ面をナイ夕一照明 可能な第 4の照明機 2 5が配置されている。 そして、 これら第 1〜第 4の 照明機 2 2〜2 5は照明制御ュニット 2 6を介して、 前記中央制御部 1 6 に接続されている。

次に、 前記噴霧ノズル 8、 投影機 1 0、 第 1〜第 4の照明 2 2〜2 5を 制御してこの室内スキー場における演出制御を行う前記中央制御部 1 6の 構成を、 図 6を参照して説明する。

前記中央制御部 1 6には、 前記噴霧ノズル 8、 投影機 1 0、 第 1〜第 4 の照明機 2 2〜 2 5の制御パ夕一ンを格納する制御パターン格納部 3 0が 設けられている。 各制御パターンは、 前記噴霧ノズル 8、 投影機 1 0、 第 1〜第 4の照明 2 2〜2 5について、 開始時刻からの動作タイミング、 投 影する映像、 照明の強度や色等を規定しているもので、 演出の種類に応じ て予め用意されたものである。

また、 この中央制御部 1 6には、 前記制御パターン格納部 3 0の中から 1つの制御パターンを選択するための制御パ夕一ン選択部 3 1と、 選択し た制御パターンに応じた制御を開始させる開始指示入力部 3 2とが設けら れている。 また、 この中央制御部 1 6は、 選択された制御パターンに応じ て投影機制御ュニッ ト 1 7を制御するプログラム 3 3、 同じくバルブ制御 ユニット 1 5を制御するプログラム 3 4及び同じく照明機制御ュニヅ ト 2 6を制御するプログラム 3 5を有している。

これら中央制御部 1 6の各構成要素は、 実際には、 コンピュータシステ ムのハ一ドディスクや： O M内に確保された所定の記憶領域及びその記憶 領域の一部に格納されたコンピュータソフトウエアプログラムであり、 図 示しない C P Uによって R A M上に適宜呼び出され実行されることでこの 実施形態の機能を奏するようになつている。 以下に、 上記構成による演出制御の例を挙げる。

①昼間の演出

昼間を演出するには、 前記第 1、 第 3の照明 2 2， 2 4のみを作動させ るようにする。 すなわち、 第 1の照明 2 2で天井部の風景画 6を明るく照 明することによって昼間の空を演出する。 また、 第 3の照明 2 4でスキー スロープ 3を照明することによって十分な明るさを提供する。

②夜間の演出

夜間を演出するには、 第 2、 第 4の照明 2 3 , 2 5を動作させる。 すな わち、 第 1、 第 3の照明 2 2、 2 4を消してスキー場内部を暗くすると共 に、 第 4の照明 2 5を作動させてナイ夕一照明の雰囲気を作り出す。 一方、 第 2の照明 2 3によつて天井部 4に蛍光塗料で描かれた星や月などの風景 画 6を照明することによってこれらのみを発光させる。

一方、 このとき、 前記噴霧ノズル 8および投影機 1 0を作動させること によってオーロラを作り出す演出も有効である。 オーロラを演出する場合、 前記噴霧ノズル 8 (制御バルブ 1 5 ) の制御を細かく行うことが有効であ る。 この実施形態では、 前記ラインに沿って設けられた全てのノズル 8毎 に制御バルブ 1 5が接続されている。 そして、 所望のノズル 8に接続され た制御バルブ 1 5を選択に開閉制御することによってライン 9の一部のみ に霧幕 1 9を作り出す等の制御を行える。 これにより、 オーロラがゆれて いる状態等の演出が行える。

③雪の演出

雪の演出は、 前記の①の昼間ゃ②の夜間の演出とは独立して行われる演 出である。

この場合、 前記噴霧ノズル 8を作動させて霧幕 1 9を形成すると共に、 前記投影機 1 0を作動させてこの霧幕 1 9の表面に降雪の動画像を投影す るようにする。 ⑤ヘリコプターとの競争

このヘリコプターの演出も、 前記の①の昼間ゃ②の夜間の演出とは独立 して行われる演出である。

この場合、 前記噴霧ノズル 8を作動させて霧幕 1 9を形成すると共に、 前記投影機 1 0で、 図 4に示すように前記霧幕上にヘリコプターの動画像 を投影するようにする。 そして、 前記複数の投影機及び噴霧ノズルをス キ―ャ—の滑降速度に合わせて制御することによって、 あたかもスキ一 ャ一とヘリコプターが競争を行っているように演出する。

なお、 このとき制御パターン選択部 3 1及び開始指示入力部 3 2は、 作 業員が操作するようにしても良いし、 有料若しくは無料でスキーヤーに操 作させるようにしても良い。 後者の場合、 スキースロープ 3の頂上付近に 演出をリクエストできるリクエスト入力装置が設置されていて、 この装置 を操作することによって前記制御パターン選択部 3 1及び開始指示入力部 3 2が作動するように構成されていることが好ましい。

以上説明した構成によれば、 バーチャルリアリティにより屋外のスキ一 場と同様の開放感を味わうことを可能にし、 かつそれに加えて様々な娯楽 的演出を行える屋内スキー場施設を得ることが出来る。

また、 上記の室内スキー場では、 特に天井部 4の内面をスキ一スロープ の側部にまで回りこむ半球状にした。 このことにより、 風景画 6を照明し た際に影等が生じることを防止でき、 奥行きのある風景を実現することが できる。 さらに、 前記投影機 1 0等が設けられている段差部 1 2は、 斜面 下側方向に段差面が現れるように形成され、 傾斜面を滑降するスキーヤー にその段差面が見えないようになつている。 これにより、 スキーヤーに与 える違和感を極力小さくすることが可能である。

なお、 この発明は上記一実施形態に限定されるものではなく、 発明の要 旨を変更しない範囲で種々変形可能である。 例えば、 前記ラインは直線に限らない。 波状であっても良い。 また、 同 じ位置に複数の形状のラインを用意し、 それそれのライン上に噴霧ノズル を配置しても良い。 この場合、 ラインを切り替えることで、 様々な形状の 霧幕を形成することができる。

また、 上記実施形態において、 特定のライン若しくは噴霧ノズルから長 時間噴霧を行うとその直下の雪質に悪影響を及ぼす可能性も否定できない ( このため、 一定時間毎にライン若しくは噴霧ノズルを切り替えて一箇所の み長時間噴霧しないようにすることが好ましい。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 屋内スキー場であって、

所定の傾斜を有しその上面をスキーヤーが滑降するスキ一スロープと、 前記スキースロープを包囲し、 このスキ一スロープ上の雰囲気を外の雰 囲気と遮断するための壁と、

前記壁の内側に配置され、 前記スキースロープの上方に所定形状の霧幕 を生成するための噴霧ノズルと、

前記壁の内面に配置され、 前記霧幕に、 前記スキーャ一に見せるための 所定の映像を投影する投影機と

を有する。

2 . クレーム 1の屋内スキー場であって、

前記噴霧ノズルは、 カーテン状の霧幕を生成するために、 所定の方向に 沿って複数連続的に配置されているものである。

3 . クレーム 2の屋内スキー場であって、

前記噴霧ノズルは、 スキ一ス口一プの幅方向に沿つて延びる力一テン状 の霧幕を生成するために、 前記幅方向に沿って複数連続的に配置されてい るものであり、

かつ、 前記噴霧ノズルは、 前記力一テン状の霧幕をスキ一スロープの傾 斜方向に所定の間隔で複数形成するために、 前記傾斜方向に複数配置され ているものである。

4 . クレーム 3の屋内スキー場であって、

前記投影機は、 前記スキースロープの傾斜方向に沿って所定の間隔で設 けられ、 前記複数の各霧幕に対して前記所定の映像を投影するものである (

5 . クレーム 4の屋内スキー場であって、

前記複数の噴霧ノズルおよび複数の投影機を選択的に動作させる制御手 段を有し、

この制御手段は、 所定の演出に応じて用意された制御パターンに応じて 前記噴霧ノズル及び投影機を動作させるものである。

6 . クレーム 5の屋内スキー場であって、

前記制御手段は、 スキーャの滑降速度に同期させて前記噴霧ノズル、 投 影機若しくはその両方を制御動作させるものである。

7 . クレーム 1の屋内スキー場であって、

前記スキースロープを包囲する壁は、 その内面の形状が前記スキース ロープの一方の側部から他方の側部に亘る半円形をなしており、

前記壁の内面には、 空を模した風景画が描かれている。

8 . クレーム 7の屋内スキー場であって、

壁の内面の風景画を照明するための照明装置とスキースロープ上を照明 するための照明装置が別々に設けられている。

9 . クレーム 8の屋内スキー場であって、

前記壁の内面に描かれた風景画は蛍光塗料で描かれたオブジェクトを含 み、

前記風景画を照明する照明装置は、 通常の照明と前記蛍光塗料で描かれ たオブジェクトを発光させるための近紫外線照明と切り替え可能に設けら れている。

1 0 . クレーム 8の屋内スキー場において、

前記スキースロープ上を照明するための照明装置は、

昼間を表現する際に、 前記風景画を照明するための通常の照明と共に用 いられる昼間用照明装置と、

夜を表現する際に、 前記通常の照明を消すか弱くした状態で用いられる ナイ夕一照明装置と

を有する。

1 1 . 屋内スキ一場であって、

所定の傾斜を有しその上面をスキーヤーが滑降するスキースロープと、 前記スキ一スロープを包囲し、 このスキースロープ上の雰囲気を外の雰 囲気と遮断するための壁とを有し、

前記スキースロープを包囲する壁は、 その内面の形状が前記スキース 口一プの一方の側部から他方の側部に亘る半円形をなしており、

前記壁の内面には、 空を模した風景画が描かれている。

1 2 . クレーム 1 1の屋内スキー場であって、

壁の内面の風景画を照明するための照明装置とスキ一スロープ上を照明 するための照明装置が別々に設けられている。

1 3 . クレーム 1 2の屋内スキー場であって、

前記壁の内面に描かれた風景画は蛍光塗料で描かれたオブジェクトを含 み、

前記風景画を照明する照明装置は、 通常の照明と前記蛍光塗料で描かれ たォブジェクトを発光させるための近紫外線照明と切り替え可能に設けら れている。

1 4 . クレーム 1 2の屋内スキー場において、

前記スキースロープ上を照明するための照明装置は、

昼間を表現する際に、 前記風景画を照明するための通常の照明と共に用 いられる昼間用照明装置と、

夜を表現する際に、 前記通常の照明を消すか弱く した状態で用いられる ナイター照明装置と

を有する。