WO2001099393A1

WO2001099393A1 - Systeme de videotelephone mobile

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Publication number: WO2001099393A1
Application number: PCT/JP2001/005305
Authority: WO
Inventors: Hiroyuki Chihara; Teruhiko Fujisawa
Original assignee: Seiko Epson Corporation
Priority date: 2000-06-21
Filing date: 2001-06-21
Publication date: 2001-12-27
Also published as: EP1213896A4; HK1054139A1; JP4182753B2; US6714233B2; EP1213896A1; CN1404676A; US20020068600A1; AU7457601A

Description

明細書携帯テレビ電話システム技術分野

本発明は、ユーザが指、腕、首などに装着して携帯することができる装着型無線通信装置と携帯電話装置とを用いた携帯テレビ電話システムおよびこれにさらにへヅドセヅトを加えた携帯テレビ電話システムに関する。背景技術

近年の携帯電話関連の技術の進歩に伴い、近い将来、いわゆる携帯テレビ電話が普及するものと思われる。現在でも、静止画あるいは 1秒あたり数フレームの動画の送受信をすることができる簡易な携帯電話装置が提供されている。

この種の携帯電話装置は、その本体に、音声通話部と、撮像部と、表示部とが設けられている。このため、この携帯電話装置のユーザは、携帯電話装置の表示部に表示された通話相手からの受信画像を見るために、頭部から携帯電話装置を離す必要がある。また、ユーザは、携帯電話装置の撮像部により周囲の風景や人を撮像して通話相手に送るときにも、頭部から携帯電話装置を離す必要がある。このように頭部から離した状態で携帯電話装置を用いて通話を行う場合、ユーザは大声で話をしなければならない。

逆に、普通の大きさの声で通話を行うためには、ユーザは、その耳および口元に携帯電話装置を密着させる必要がある。この場合、ユーザは、携帯電話装置の表示部に移った通話相手の画像を見ることができず、また、携帯電話装置の撮像部により周囲の撮像を行うこともできない。

このように、従来の携帯電話装置は、通話相手の画像の確認や周囲の撮像と、通話とを同時に行うことができないという問題があった。発明の開示

本発明の目的は、携帯電話装置のユーザが、通話相手の画像の確認や周囲の撮像と、通話とを同時に行うことを可能にする携帯テレビ電話システム、該システムによる通信方法、該システムを構成する装着型無線通信装置、携帯電話装置およびへッドセットを提供することにある。

かかる目的を達成するため、この発明は、携帯電話装置と、装着型無線通信装置とを有し、前記携帯電話装置は、通信部と、音声入出力部と、前記装着型無線通信装置との間で局地的な双方向無線通信を行う第 1の局地的無線通信部と、前記通信部により、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を前記音声入出力部から出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記通信部により前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を前記第 1の局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置に送信するとともに、前記装着型無線通信装置から受信される画像を前記通信部により前記通信相手に送信する第 1の制御部とを有し、前記装着型無線通信装置は、前記携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う第 2の局地的無線通信部と、撮像部と、表示部と、前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信された画像を前記表示部により表示するとともに前記撮像部により得られた画像を前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信し、さらに前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置を制御する命令信号を送信する第 2の制御部とを有する携帯テレビ電話システムを提供する。

かかるシステムによれば、ユーザは、携帯電話装置により通信相手との間で双方向音声通信により行い、装着型無線通信装置により通信相手との間で双方向画像通信を行うことができるので、無理のない姿勢で通信相手とテレビ電話通信を行うことができる。また、装着型無線通信装置から命令信号を送ることにより携帯電話装置の制御を行うことができるので使い勝手がよいという利点がある。また、この発明は、携帯電話装置と、装着型無線通信装置と、ヘッドセットとを有し、前記携帯電話装置は、通信部と、前記装着型無線通信装置および前記へッドセットの各々との間で局地的な双方向無線通信を行う第 1の局地的無線通信部と、前記通信部により、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を前記第 1の局地的無線通信部により前記へッドセットに送信するとともに、前記第 1の局地的無線通信部により前記へッドセットから受信される音声を前記通信部により前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を前記第 1の局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置に送信するとともに、前記第 1の局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置から受信される画像を前記通信部により前記通信相手に送信する第 1の制御部とを有し、前記装着型無線通信装置は、前記携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う第 2の局地的無線通信部と、撮像部と、表示部と、前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信された画像を前記表示部により表示するとともに前記撮像部により得られた画像を前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信する第 2の制御部とを有し、前記ヘッドセットは、前記携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う第 3の局地的無線通信部と、音声入出力部と、前記第 3の局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信される音声を前記音声入出力部により出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記第 3の局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信する第 3の制御部とを有する携帯テレビ電話システムを提供する。

かかるシステムによれば、ユーザは、例えば携帯電話装置が鞫の中にあるような場合であっても、へッドセットにより通信相手との間で双方向音声通話を行い、装着型無線通信装置により通信相手との間で双方向画像通信を行うことができるまた、この発明は、携帯電話装置は、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を音声入出力部から出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を局地的な無線通信により撮像部および表示部を有する装着型無線通信装置に送信するとともに、前記装着型無線通信装置から局地的な無線通信により画像を受信して前記通信相手に送信し、前記装着型無線通信装置は、局地的な無線通信により前記携帯電話装置から画像を受信して前記表示部により表示するとともに前記撮像部により撮像を行って画像を局地的な無線通信により前記携帯電話装置に送信し、さらに局地的な無線通信により前記携帯電話装置を制御する命令信号を送信する通信方法を提供する。さらにこの発明は、携帯電話装置は、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を局地的な無線通信により音声入出力部を有するへッドセットに送信するとともに、局地的な無線通信によりヘッドセットから音声を受信して前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を局地的な無線通信により撮像部および表示部を有する装着型無線通信装置に送信するとともに、局地的な無線通信により前記装着型無線通信装置から画像を受信して前記通信相手に送信し、前記装着型無線通信装置は、局地的な無線通信により前記携帯電話装置から画像を受信して表示部に表示するとともに、撮像部により撮像を行って画像を局地的な無線通信により前記携帯電話装置に送信し、前記ヘッドセットは、局地的な無線通信により前記携帯電話装置から音声を受信して音声入出力部から出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を局地的な無線通信により前記携帯電話装置に送信する通信方法を提供する。

好ましい態様において、前記携帯電話装置は、着信があつたときに、前記装着型無線通信装置と局地的な無線通信を行うための第 1の通信リンクと前記へッドセットと局地的な無線通信を行うための第 2の通信リンクを確立し、前記第 2の通信リンクを介して前記へッドセットに着信報知信号を送り、前記装着型無線通信装置から前記第 1の通信リンクを介して着信応答指示を受け取ったときに前記通信相手との回線接続のための処理を行う。

また、この発明は、通信部と、音声入出力部と、撮像部および表示部を有する装着型無線通信装置との間で画像データ通信を含む局地的な双方向無線通信を行う局地的無線通信部と、前記通信部により、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を前記音声入出力部から出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記通信部により前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を前記局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置に送準するとともに、前記装着型無線通信装置から受信される画像を前記通信部により前記通信相手に送信し、さらに前記局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置から受信される命令信号により指示された制御を行う制御部とを有する携帯電話装置を提供する。また、この発明は、通信部と、撮像部および表示部を有する装着型無線通信装置と音声入出力部を有するへッドセットの各々との間で局地的な双方向無線通信を行う局地的無線通信部と、前記通信部により、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を前記局地的無線通信部により前記へッドセットに送信するとともに、前記局地的無線通信部により前記へッドセットから受信される音声を前記通信部により前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を前記局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置に送信するとともに、前記局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置から受信される画像を前記通信部により前記通信相手に送信する制御部とを有する携帯電話装置を提供する。

好ましい態様において、前記制御部は、着信があつたときに、前記装着型無線通信装置と局地的な無線通信を行うための第 1の通信リンクと前記へッドセットと局地的な無線通信を行うための第 2の通信リンクを前記局所的無線通信部により確立し、前記第 2の通信リンクを介して前記ヘッドセットに着信報知信号を送り、前記装着型無線通信装置から前記第 1の通信リンクを介して着信応答指示を受け取ったときに前記通信相手との回線接続のための処理を行う。

また、この発明は、撮像部と、表示部と、携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う局地的無線通信部と、前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信された画像を前記表示部に表示するとともに前記撮像部により得られた画像を前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信するとともに、前記携帯電話装置を制御する命令信号を前記局地的無線通信部により送信する制御部とを有する装着型無線通信装置を提供する。

好ましい態様において、装着型無線通信装置は、音声入出力部をさらに具備し、前記制御部は、前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信される音声を前記音声入出力部により出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信する。

他の好ましい態様において、装着型無線通信装置は、操作部を有し、前記制御部は、前記操作部の操作に従って前記命令信号を生成する。この場合において、前記制御部は、前記操作部の操作に従って、ネットワーク内のサイトへのアクセスを指示する命令信号を前記携帯電話装置に送信し、該サィトからの応答を前記携帯電話装置を介して受信して前記表示部に表示してもよい。

また、好ましい態様において、前記制御部は、前記携帯電話装置の表示部に表示される情報を前記携帯電話装置から受信し、前記装着型無線装置の表示部により表示する。

他の好ましい態様においては、前記携帯電話装置は、当該装着型無線通信装置との間に局所的な双方向無線通信のための第 1の通信リンクを確立するとともに、音声入出力部を有するへッドセットとの間に局所的な双方向無線通信のための第

2の通信リンクを確立し、前記第 2の通信リンクを介して音声データ通信を含む局地的な双方向無線通信を行うことが可能な携帯電話装置である。

この態様において、例えば前記携帯電話装置は、前記第 1の通信リンクを介して前記装着型無線通信装置から受信される情報を前記第 2の通信リンクを介して前記ヘッドセットに送信する第 1の中継機能を有し、前記制御部は、前記第 1の中継機能を利用し、前記へッドセットを制御するための命令信号を前記第 1および第 2のリンクを介して前記へッドセットに命令信^^を送信する。

好ましい態様において、前記へヅドセヅトは、音声データを記憶するメモリと、前記メモリから音声データを読み出し、前記音声入出力部から音として出力するオーディオ再生処理を行うオーディオ再生部とを具備し、前記制御部は、前記命令信号として、前記オーディオ再生処理を指示する命令信号を前記へッドセットに送信する。

さらに前記携帯電話装置は、前記第 2の通信リンクを介して前記へッドセットから受信される情報を前記第 1の通信リンクを介して前記装着型無線通信装置に送信する第 2の中継機能を有していてもよく、この場合、前記制御部は、前記第 2の中継機能を利用し、前記へッドセットから前記第 2および第 1のリンクを介して情報を受信する。

この態様において、好ましくは前記ヘッドセットは、音声デ一夕を記憶するメモリと、前記メモリから音声データを読み出し、前記音声入出力部から音として出力するオーディォ再生処理を行うオーディォ再生部と、前記メモリに記憶された情報の一覧を出力する装置とを具備し、前記装着型無線通信装置は、操作部をさらに具備し、前記制御部は、前記ヘッドセットから前記メモリに記憶された情報の一覧を受信して前記表示部に表示するとともに、前記操作部の操作により指示された音声データのオーディオ生成処理を指示する命令信号を前記へヅドセットに送信する。

以上、諸態様を掲げた装着型無線通信装置は、好ましくはユーザの腕に装着される腕時計型の無線通信装置である。

好ましい態様において、この装着型無線通信装置は、腕時計としての機能を備えており、画像やデータ通信により得た情報の表示を行わないときは、現在時刻を表示部に表示する。

さらにこの発明は、音楽情報を記憶するメモリと、前記メモリに記憶された音楽情報を再生し、音として出力するオーディオ再生部と、装着型無線通信装置との間で局地的な双方向無線通信が可能な携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う局地的無線通信部と、前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置から音楽情報を受信して前記メモリに格納するとともに、前記装着型無線通信装置から前記携帯電話装置を介して受信される命令信号に従って前記メモリに記憶された音楽情報の再生を前記オーディオ再生部に指示する制御部とを有するへヅドセットを提供する。

このへヅドセヅトにおけるメモリは、へッドセヅトに対して着脱が可能な半導体メモリであってもよい。図面の簡単な説明

図 1は、この発明の第 1実施形態である携帯テレビ電話システムの構成を示す図である。

図 2は、同実施形態における携帯電話装置および腕時計型情報機器の構成を示すプロヅク図である。

図 3は、同実施形態における腕時計型情報機器の表示例を示す図である。図 4は、同実施形態における携帯電話装置および腕時計型情報機器の使用態様を示す図である。

図 5は、この発明の第 2実施形態である携帯テレビ電話システムの構成を示す図である。

図 6は、同実施形態における携帯電話装置および腕時計型情報機器の構成を示すブロック図である。

図 7は、この発明の第 3実施形態である携帯テレビ電話システムの構成を示す図である。

図 8は、同実施形態における携帯電話装置、腕時計型情報機器およびヘッドセヅトの使用態様を示す図である。

図 9は、同実施形態における携帯電話装置、腕時計型情報機器およびへヅドセットの構成を示すプロヅク図である。

図 1 0は、同腕時計型情報機器の R Ϊ¹部の構成を示すブロック図である。図 1 1は、同腕時計型情報機器のベースパンド処理部の構成を示すブロック図である。

図 1 2 Aおよび図 1 2 Bは、同実施形態の動作を示すシーケンス図である。図 1 3は、同実施形態において構成されるピコネットを示す図である。

図 1 4は、同実施形態において行われるパケット転送の様子を示すタイムチヤートである。

図 1 5は、同実施形態における腕時計型情報機器の表示例を示す図である。発明を実施するための最良の形態

次に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。

[ 1 ] 第 1実施形態

[ 1 . 1〕第 1実施形態の構成

図 1は、この発明の第 1実施形態である携帯テレビ電話システム 1 0の構成を示す図である。図 1に示すように、携帯テレビ電話システム 1 0は、携帯電話装置 1 1 と、腕時計型情報機器 1 2とを主要な構成要素として有している。携帯電話装置 1 1は、 M P E G 4 (Moving Picture Experts Group phase4) などの動画像処理が可能であり、移動通信網あるいはこれと固定電話網を介して通信相手と音声通信およびデータ通信を行うことができる。腕時計型情報機器 1 2は、一般的な腕時計としての機能とともに、携帯電話装置 1 1 とブルートゥース (Bluetooth) などによる局地的な双方向無線通信（近距離無線通信）を行う機能を有している。腕時計型情報機器 1 2は、この双方向通信により、携帯電話装置 1 1から動画や文字情報に関するデータを受信して表示するとともに、撮像を行って画像データを携帯電話装置 1 1に送信することができる。

図 2は携帯電話装置 1 1および腕時計型情報機器 1 2の構成を示すプロック図である。また、図 3には腕時計型情報機器 1 2の外観が示されている。まず、図 2を参照し、携帯電話装置 1 1の構成について説明する。ブル一トゥースモジュ —ル 2 2は、ブル一トゥース通信における R F (Radio Frequency) 層の処理を行う : F部 3 4と、 R F層の上位層であるベースバンド層の処理を行うベースバンド処理部 3 5とを有している。マイクロプロセッサ 2 3は、各種データを記憶する R〇M、 R A Mなどのメモリ（図示略）を有している。マイクロプロセッサ 2 3は、このメモリを利用して、通信制御、アプリケーション制御を行うとともに、携帯電話装置 1 1全体を制御する。 L C D ドライノ 2 5は、マイクロプロセヅサ 2 3による制御の下、 L C D (Liquid Crystal Display) 2 4を駆動する装置である。 1 部2 7は、送信対象であるベースバンド信号によって変調された信号を生成し、これを携帯電話用アンテナ 2 6から送信するとともに、携帯電話用アンテナ 2 6の受信信号からベースバンド信号を復調し、移動通信網との間で双方向の無線通信を行う装置である。 W— C D M Aベースバンド処理部 2 8は、 W - C D M A (Wide-band Code Division Multiple Access) 方式によるベースバンド処理を行う装置である。 W— C D M Aベースバンド処理部 2 8には音声コーデヅク 2 9が接続されており、この音声コーデヅク 2 9には、音声ィンターフェース部 3 2を介してスピーカ 3 0 とマイク 3 1が接続されている。ここで、音声コーデヅク 2 9は、 W— C D M Aベースバンド処理部 2 8の出力信号をデコードして音声データを出力し、音声インタ一フェース部 3 2は、この音声デ一夕をディジタル/アナログ変換してアナログ音声信号を生成し、スピーカ 3 0から音声として出力する。一方、音声ィン夕ーフェース部 3 2は、マイク 3 1を介して入力されたアナログ信号をアナログ/ディジ夕ル変換して音声デ一夕を生成し、音声コーデヅク 2 9は、この音声データをエンコードして W— CDMAペースバンド処理部 28に出力する。ブルートゥースモジュール 22、マイクロプロセッサ 23、 W— CD MAベースバンド処理部 28および L C D ドライバ 25は相互にバス 3 3を介して接続されている。

次に、図 2および図 3を参照し、腕時計型情報機器 1 2の構成について説明する。基準信号生成回路 55は、外付けの水晶発振子 56により発振信号を生成し、この発振信号から腕時計型情報機器 1 2内の各部のタイミング制御のための信号を生成する装置である。不揮発性メモリ 57は、通信のための I Dなどの情報を記憶するメモリである。ブルートゥースモジュール 42は、ブルートゥース通信における R F層の処理を行う: R F部 5 3と、ベースバンド層の処理を行うベースバンド処理部 54とを有している。ウォッチ CPU43は、計時制御を行うとともに、腕時計型情報機器 1 2全体を制御する装置である。 L CDドライバ 45は、ウォッチ CPU43による制御の下、 L CD 44を駆動する装置である。腕時計型情報機器 1 2が通話を行っておらず、かつ、 L CD 44によるデータの表示も行っていないとき、 L CD 44には、ウォッチ C P U 43による制御の下、現在時刻が表示される。操作スィッチ部 46には、ユーザが各種操作を行うための操作スイッチ SW 1〜SW4 (図 3参照）が設けられている。入力インタ一フエ一ス部 47は、操作スィツチ部 46において発生する操作ィベントをウォッチ CP U 43に伝える装置である。 CMO Sイメージセンサ 48は、カメラとしての機能を果たす装置であり、撮像を行い、画像信号を出力する。画像処理部 49は、 CMO Sイメージセンサ 48から出力される画像信号のアナログ/ディジタル変換および画像同期処理を行い、原画像データを出力する装置である。 MPEG4 ビデオコ一デヅク 5 1は、画像データを格納するためのフレームメモリ 50を有している。 MP EG4ビデオコーデヅク 5 1は、このフレームメモリ 5 0を利用し、 MP E G 4に準拠した符号化方法に従って、原画像デ一夕から符号化画像デ一夕を生成する。また、 MP E G 4ビデオコーデヅク 5 1は、ブルートゥースモジュール 42を介して携帯電話装置 1 1から符号化画像データを受信する。そして、 MP E G 4ビデオコ一デヅク 5 1は、フレームメモリ 50を利用し、 MP E G 4に準拠した復号方法に従って、この符号化画像データから表示画像データを復号する。基準信号生成回路 55、不揮発性メモリ 57、プル一トゥースモジュール 42、ウォッチ CPU 43、 L CDドライバ 45、入力インターフェース部 47および MP E G 4ビデオコーデヅク 5 1は、相互にバス 52を介して接続されている。また、基準信号生成回路 5 5、不揮発性メモリ 57、ブルートゥースモジュール 42、ウォッチ CPU43、 L CDドライバ 45、入力インターフエース部 47、 MP E G 4ビデオコーデヅク 5 1およびフレームメモリ 50には、電池 58から電力が供給される。なお、電池 58からの電力供給が途絶えても、不揮発性メモリ 57の記憶情報は消失しない。

[ 1. 2] 第 1実施形態の動作

ある発呼者の電話装置から携帯電話装置 1 1に着信があると、携帯電話装置 1 1の RF部 27は、アンテナ 26の受信信号からベースバンド信号を復調する。 W— CDMAベースバンド処理部 28は、このベースバンド信号から符号化画像データと符号化音声データとを各々別々に抽出する。

ブルートゥースモジュール 22は、マイクロプロセッサ 23による制御の下、符号化画像データにベースバンド層および RF層の各処理を施し、符号化画像デ一夕によって変調された信号を生成する。この信号はブルートウース用アンテナ 2 1を介して腕時計型情報機器 1 2に送信される。これと並行して、音声コ一デック 2 9は、符号化音声データから音声データを復号する。音声ィンターフェ一ス部 32は、この音声データをアナログ音声信号にしてスピーカ 3 0から出力する。この結果、発呼者の音声がスピーカ 30から発声される。

腕時計型情報機器 12では、携帯電話装置 1 1からの信号がブルートウ一ス用アンテナ 4 1によって受信される。ブルートゥースモジュール 42は、この受信信号に R F層の処理およびベースバンド層の処理を施し、ベースバンド信号である符号化画像データを復調する。 MP E G 4ビデオコーデヅク 5 1は、ウォッチ CPU 43による制御の下、フレームメモリ 5 0を用いて符号化画像デ一夕から画像データを復号し、 L CDドライバ 45に画像データを出力する。 L CDドラィバ 45は、この画像データに対応する画像を L CD 44の表示画面に表示する。図 3には、このようにして L CD 44の表示画面に表示された発呼者の画像が例示されている。

携帯テレビ端末システム 1 0のユーザ Uは、図 4に例示するような無理のない姿勢で、携帯電話装置 1 1および腕時計型情報機器 1 2を用いて、発呼者とテレビ電話通信を行うことができる。すなわち、ユーザ Uは、スピーカ 3 0が耳の近くに位置し、マイク 3 1が口元近くに位置するように、携帯電話装置 1 1を持つて、発呼者との音声通話を行うことができる。同時にユーザ Uは、適度な距離をおいて腕時計型情報機器 1 2の L C D 4 4および C M O Sイメージセンサ 4 8 と対面し、 L C D 4 4に表示された発呼者からの受信画像を確認しながら、自己の姿を C C Dイメージセンサ 4 8に撮像させることができる。このときの携帯電話装置 1 1および腕時計型情報機器 1 2の動作は次の通りである。

まず、ユーザ Uが発声すると、その音声信号がマイク 3 1から出力される。この音声信号は、音声ィン夕ーフヱース部 3 2によりディジタル信号である音声デ一夕に変換される。音声コーデック 2 9は、音声データから符号化音声データを生成する。 W— C D M Aベ一スパンド処理部 2 8は、符号化音声データをベースバンド信号として R F部 2 7に出力する。 R F部 2 7は、このベースバンド信号によって変調された信号を生成し、携帯電話用アンテナ 2 6から送信する。この結果、発呼者側では、ユーザ ϋの音声が出力される。

また、 C M O Sイメージセンサ 4 8により撮像されたユーザ Uの画像は、画像信号として画像処理部 4 9に出力される。画像処理部 4 9は、画像信号のアナ口グ /ディジタル変換および画像同期処理を行って原画像データを M P E G ビデォコーデヅク 5 1に出力する。 M P E G 4ビデオコーデヅク 5 1は、ウォッチ C P U 4 3による制御の下、原画像データから符号化画像データを生成し、ブルートゥースモジュール 4 2に転送する。ブルートゥースモジュール 4 2は、符号化画像デ一夕にベースバンド層および R F層の各処理を施し、符号化画像デ一夕によって変調された信号を生成し、ブル一トゥース用アンテナ 4 1から送信する。この信号が携帯電話装置 1 1のブルートゥース用アンテナ 2 1により受信されると、ブルートゥースモジュール 2 2は、受信信号に R F層およびベースバンド層の各処理を施し、符号化画像データを復調する。 W— C D M Aベースバンド処理部 2 8は、符号化画像データをベースバンド信号として R F部 2 7に出力する。 1 5¹部27は、ベースバンド信号によって変調された信号を生成し、携帯電話用アンテナ 2 6から送信する。この信号は移動通信網を介して発呼者側に送られる。この結果、発呼者側では、ユーザ Uの画像が表示される。

[ 1. 3] 第 1実施形態の効果

以上説明したように、本実施形態によれば、無理のない姿勢で、携帯電話装置により他者との通話を行いながら、同時にその通信相手からの受信画像を腕時計型情報機器の表示部に表示させるとともに通信相手宛の送信画像の撮像を行うことができる。

[ 1. 4] 第 1実施形態の変形例

[ 1. 4. 1] 第 1変形例

この変形例では、ユーザによって、腕時計型情報機器 1 2の不揮発性メモリ 5 7に、所望の通信相手の電話番号あるいはその通信相手の氏名、ニックネームなどの情報が格納される。そして、携帯電話装置 1 1に着信があると、発呼者の電話番号を含む着信報知信号が腕時計型情報機器 1 2に送られる。腕時計型情報機器 1 2では、この着信報知信号に含まれる電話番号が L CD 44に表示されるとともに、この電話番号に対応した通信相手の氏名やニックネームが不揮発性メモリ 57から読み出され、 L CD 44に表示される。この変形例によれば、ユーザは、腕時計型情報機器 1 2の L CD 44の表示により、発呼者を確認することができる。なお、この変形例において、携帯電話装置 1 1が音声応答機能を持っている場合には、この音声応答機能を働かせるための命令信号を送信する機能を腕時計型情報機器 1 2に持たせてもよい。すなわち、着信時に腕時計型情報機器 1 2の操作スィツチ部 46の操作スィツチ SW1 ~SW4を操作して着信応答指示を入力すると、腕時計型情報機器 1 2はこれを携帯電話装置 1 1に転送する。携帯電話装置 1 1は、この着信応答指示を受けて、着信応答処理を行う。この着信応答処理の例として、発呼者に対してそのままオフフック状態で待ってもらうための一時待機要請音声メッセージの送信や、後でかけ直してもらうための再発呼要請音声メッセージの送信や、留守番録音として伝言を入れてもらうためのメッセージ記憶処理が挙げられる。

[ 1. 4. 2] 第 2変形例この変形例では、携帯電話装置 1 1に電子メールの着信があつたときに、電子メールの標題などを腕時計型情報機器 1 2に送る。腕時計型情報機器 1 2は、この標題を表示する。この状態において、操作スイッチ部 4 6の操作スイッチ S W 1 ~ S W 4の所定操作が行われると、腕時計型情報機器 1 2は、携帯電話装置 1 1に電子メールのダウンロードおよび腕時計型情報機器 1 2への転送を要求する c そして、腕時計型情報機器 1 2は、携帯電話装置 1 1から電子メールを受け取つて、その内容を L C D 4 4に表示する。

[ 1 . 4 . 3 ] 第 3変形例

この変形例において、腕時計型情報機器 1 2には、携帯電話装置 1 1 と同様なマイク、スピーカ、音声入出力インターフェース部および音声コーデヅクなどの音声通信のための装置が設けられている。携帯電話装置 1 1は、発呼者との回線接続を行うと、発呼者からの音声を腕時計型情報機器 1 2に送るとともに、腕時計型情報機器 1 2から音声が送られてきたときには、これを発呼者に送る。この変形例によれば、携帯電話装置 1 1が鞫などに入れられた状態であっても、ユーザは腕時計型情報機器 1 2を利用して通話をすることができる。この場合において、腕時計型情報機器 1 2の音声データ通信機能は、ユーザが任意に利用非利用を設定できるようにしてもよい。

[ 2 ] 第 2実施形態

図 5はこの発明の第 2実施形態である携帯テレビ電話端末システム 1 O Aの構成を示す図である。また、図 6は同システム 1 0 Aの主要な構成要素である携帯電話装置 1 1 Aおよび腕時計型情報機器 1 2の構成を示すブロック図である。携帯電話装置 1 1 Aは、上記第 1実施形態における携帯電話装置 1 1に対し、カメラ 5 8、画像処理部 5 9、 M P E G 4ビデオコ一デヅク 6 1およびフレームメモリ 6 0が追加された構成となっている。カメラ 5 8は、撮像を行い、画像信号を出力する。画像処理部 5 9は、カメラ 5 8から出力された画像信号のアナ口グ /デイジ夕ル変換および画像同期処理を行って原画像データを出力する装置である。 M P E G 4ビデオコーデヅク 6 1は、フレームメモリ 6 0を用い、 M P E G 4方式の符号化方法により、画像処理部 5 9から出力された原画像データから符号化画像データを生成する。また、 M P E G 4ビデオコーデック 6 1は、携帯電話用アンテナ 26、 RF部27、 W— CDMAベースバンド処理部 28を介して通信相手から符号化画像データを受信したり、あるいはブルートゥースモジュール 22を介して腕時計型情報機器 1 2から符号化画像データを受信することができる。 MPE G4ビデオコーデヅク 6 1は、フレームメモリ 60を用い、 MP E G 4方式の復号方法により、各符号化画像デ一夕から画像データを復号する。他の構成要素については、上述した携帯電話装置 1 1と同様であるので説明を省略する。また、本実施形態における腕時計型情報機器 1 2は、上記第 1実施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。

本実施形態によれば、上記第 1実施形態と同様、腕時計型情報機器 1 2側で動画表示を含む画像表示を行うことが可能であるとともに、携帯電話装置 1 1 A単独でも通信相手との間で音声と動画像の授受を行うことができる。以下、動画像の授受に関する動作を説明する。なお、音声の授受のための動作は一般的な携帯電話装置と何ら変わるところがないので説明を省略する。

まず、携帯電話装置 1 1 Aに着信があると、 RF部 2 7は、アンテナ 26の受信信号からベースバンド信号を復調し、 W— CDMAベースバンド処理部 28は、ベースバンド信号から符号化画像データと符号化音声データとを各々別々に抽出する。ここで、符号化画像データは、例えば発呼者の顏の画像を表しており、符号化音声データは発呼者の音声を表している。符号化音声データは、音声コーデヅク 2 9、音声ィンタフェース 3 2を介することにより、音声としてスピーカ 3 0から出力される。

MP E G 4ビデオコーデック 6 1は、マイクロプロセッサ 23による制御の下、符号化画像データから画像データを復号して、 L CDドライバ 25に出力する。 L CDドライバ 25は、画像データにより L CD 24を駆動する。この結果、 L CD 24に例えば発呼者の顔の画像が表示される。

また、カメラ 58により撮像が行われ、画像信号がカメラ 58から画像処理部 5 9に出力される。画像処理部 5 9は、画像信号のアナログ/ディジタル変換および画像同期処理を行って原画像データを生成する。 MP E G 4ビデオコーデック 6 1は、マイクロプロセッサ 2 3による制御の下、 MP EG 4方式の符号化方法により、原画像デ一夕から符号化画像データを生成する。 W— CDMAベースパンド処理部 2 8は、符号化画像データをベースバンド信号とし、 1¾ 1^部2 7はこのベースバンド信号によって変調された信号を生成し、携帯電話用アンテナ 2 6から送信する。この信号は移動通信網を介して発呼者側に送信される。この結果、発呼者側では、携帯電話装置 1 1 Aのユーザ U (図 4参照）の画像が表示される。

以上のように、本実施形態によれば、第 1実施形態の効果に加えて、携帯電話装置のみでも動画像を含む画像データの授受が可能であり、使い勝手を向上させることができるという効果が得られる。

なお、上記実施形態では、通信相手と画像の授受を行うのは、携帯電話装置 1 1 Aあるいは腕時計型情報機器 1 2のいずれか一方であった。しかし、携帯電話装置 1 1 Aが、携帯電話装置 1 1 Aによって撮像された画像（例えば画像 P 1 とする）と腕時計型情報機器 1 2によって撮像された画像（例えば画像 P 2とする）とを合成して 1画面に表示可能な画像（例えば画像 P 3とする）を作り、通信相手に送るようにしてもよい。この場合において、複数人の画像を通話先に送ることも可能である。具体的な合成方法として次のものがある。ます、フレームメモリ 6 0に上記の画像 P 1および P 2をいつたん格納する。次いで画像 P 1および P 2の各々の水平走査線の数を約半分〜 2 / 3程度にする間引きを行う。そして、間引き後の両画像を合成して新たな画像を生成する。このような方法により、例えば画面の上半分に画像 P 1の一部を含み、画面の下半分に画像 P 2の一部を含んだ画像 P 3の画像データが得られる。

[ 3 ] 第 3実施形態

[ 3 . 1 ] 実施形態の構成

図 7はこの発明の第 3実施形態である携帯テレビ電話システム 1 0 Bの構成を示す図である。図 7に示すように、携帯テレビ電話システム 1 0 Bは、携帯電話装置 1 1 Bと、腕時計型情報機器 1 2 Bと、へヅドセット 1 3とを主要な構成要素として有している。図 8は、携帯電話装置 1 1 Bと、腕時計型情報機器 1 2 B と、ヘッドセット 1 3の使用態様を例示する図である。図 8に示す例において、ユーザ ϋは、自分の鞫の中に携帯電話装置 1 1 Bを収納し、腕に腕時計型情報機器 1 2 Βを装着し、頭部にヘッドセット 1 3を装着している。ここで、携帯電話装置 1 I Bは、 M P E G 4などの動画像処理が可能であり、移動通信網に収容された他の携帯電話装置あるいは固定電話網に接続された電話装置と通信を行うことができる。腕時計型情報機器 1 2 Bは、一般的な腕時計としての機能を有するとともに、携帯電話装置 1 1 Bおよびへヅドセット 1 3と局地的な双方向無線通信（近距離無線通信）を行う機能を有している。腕時計型情報機器 1 2 Bは、この双方向通信により、携帯電話装置 1 1から動画や文字を表す情報を受信して表示するとともに、撮像を行って画像デ一夕を携帯電話装置 1 1に送信することができる。また、腕時計型情報機器 1 2 Bは、音楽データの送信を指示する命令をへッドセット 1 3に送信する機能を有している。へッドセット 1 3は、携帯電話装置 1 1 Bおよび腕時計型情報機器 1 2 Bと局地的な双方向無線通信（近距離無線通信）を行う。そして、ヘッドセット 1 3は、この双方向無線通信により、携帯電話装置 1 1 Bから音楽デ一夕を受信してステレオ音楽再生を行うことができる。

図 9は、携帯電話装置 1 1、腕時計型情報機器 1 2およびへヅドセット 1 3の構成を示すブロック図である。ここで、図 9を参照し、へヅドセヅト 1 3について説明する。図 9において、ブルートゥースモジュール 7 2は、ブルートゥース用アンテナ 7 1を介して携帯電話装置 1 1 Bとの間で局地的な双方向無線通信の一種であるブル一トウース通信を行う装置である。このブルートウースモジュ一ル 7 2は、ブル一トゥ一ス通信における R F層の処理を行う R F部 8 2とベースバンド層の処理を行うベースバンド処理部 8 3 とを有している。マイクロプロセッサ 7 3は、各種データを記億する R O M、 R A Mなどのメモリ 7 5を有している。マイクロプロセッサ 7 3は、このメモリを利用して、通信制御、アプリケ一シヨン制御を行うとともに、ヘッドセット 1 3全体を制御する。メモリ 7 5は、 M P 3 (MPEG Audio layer3) 形式のオーディオデータを格納するために設けられている。メモリ 7 5に格納されるデータの一例として、携帯電話装置 1 1 Bによって取得された音楽のコンテンツや、いわゆる着信メ口ディの音声データがある。メモリ 7 5は、好ましくはへヅドセヅト 1 3に対して着脱可能な不揮発性の半導体メモリである。オーディオ再生部 7 4は、マイクロプロセッサ 7 3による制御の下、 M P 3形式のオーディオデータのステレオ音楽再生を行う。ブルートウースモジュール 7 2には音声コ一デック Ί 4が接続されている。この音声コ一デック 7 4は、アンプ 8 0を介してヘッドホン 7 9に接続されるとともに、アンプ 7 8を介してマイク 7 7に接続されている。音声コーデヅク 7 4は、ブルートウースモジュール 7 2を介して入力された符号化音声データからアナログ音声信号をデコードして出力する。アンプ 8 0は、このアナログ音声信号を増幅して、へヅドホン 7 9から音声として出力することができる。アンプ 7 8は、マイク 7 7を介して入力された音声信号を増幅して音声コーデック 7 6に出力する。音声コーデヅク 7 6は、この音声信号から符号化音声データを生成し、ブルートゥースモジュール 7 2に出力する。ブルートゥースモジュール 7 2、マイクロプロセヅサ 7 3およびオーディオ再生部 7 4は、相互にバス 8 1を介して接続されている。

次に、携帯電話装置 1 1 Bについて説明する。本実施形態における携帯電話装置 1 1 Bでは、上記第 1実施形態におけるマイクロプロセッサ 2 3 (図 2参照）に代えて、マイクロプロセッサ 2 3 Bが設けられている。上記第 1実施形態におけるマイクロプロセヅサ 2 3は、ブル一トゥースモジュール 3 5により、腕時計型情報機器 1 0 との間の通信リンクを確立し、この通信リンクを介して、腕時計型情報機器 1 0 と情報の授受を行った。これに対し、本実施形態におけるマイク口プロセッサ 2 3 Bは、ブルートゥースモジュール 3 5により、腕時計型情報機器 1 2 Bとの間の通信リンクと、ヘッドセット 1 3との間の通信リンクを確立し、これらの通信リンクを利用して、腕時計型情報機器 1 2 Bおよびヘッドセット 1 3の各々と情報の授受を行う。他の点については上記第 1実施形態における携帯電話装置 1 1 と同様である。

次に、腕時計型情報機器 1 2 Bについて説明する。本実施形態における腕時計型情報機器 1 2 Bでは、上記第 1実施形態におけるブルートゥースモジュール 4 2およびウォッチ C P U 4 3 (図 2参照）に代えて、ブルートゥースモジュール 4 2 8ぉょびゥォヅチ0 11 4 3 Bが設けられている。

ブルートウースモジュール 4 2 Bは、携帯電話装置 1 1 Bとの間で局地的な双方向無線通信の一種であるブルートウース通信を行う装置である。本実施形態において行われるブルートウース通信は、いわゆる半 2重の双方向無線通信である。ブルートウースモジュール 42 Bは、ブル一トウース通信における R F層の処理を行う RF部 5 3 Bとベースバンド層の処理を行うベースバンド処理部 54 Bとにより構成されている。より具体的には、ベースバンド処理部 54 Bは、ゥォヅチ CPU 43 Bによる制御の下、腕時計型情報機器 1 2 Bの通信相手との間でベ —スパンド信号の授受を行う装置である。 RF部 53 Bは、携帯電話装置 1 1 B 宛てのベースバンド信号を用いて、周波数ホッピング（FH) 方式のスペクトル拡散変調を行い、この結果得られる送信信号をアンテナ 4 1から出力する。また、 RF部 53 Bは、アンテナ 41の受信信号に対して、 F H方式のスぺクトル逆拡散を行い、腕時計型情報機器 1 2 B宛てのベースバンド信号を復調する。

ここで、図 1 0を参照し、 RF部 5 3 Bの構成について説明する。図 1 0に示すように、アンテナ 41はアンテナフィル夕 5 3 0 1を介して、半 2重双方向通信を行うための送受信切換を行うスィツチ回路 5 302に接続されている。スィツチ回路 5 302は、腕時計型情報機器 1 2 Bが送信を行うときにはアンテナフィル夕 530 1をパワーアンプ 533 5の出力端子に接続し、受信を行うときにはアンテナフィル夕 530 1を RFアンプ 53 2 1の入力端子に接続する。

P L L制御部 53 1 1、口一パスフィル夕 5 3 1 2および電圧制御発振器（V CO) 53 1 3は、発振信号 S VCOを生成する P L L (Phase Locked Loop) を構成している。 P L L制御回路 5.3 1 1には、ベースバンド処理部 54 Bからシンセサイザ制御信号 S S Yが供給される。発振信号 S V C 0の周波数は、このシンセサイザ制御信号 S SYにより決定される。ベースバンド処理部 54 Bは、所定の F Hパターンに従って発振信号 S V C 0の周波数を時間的に変化させるために、シンセサイザ制御信号 S SYを順次変化させる。バッファアンプ 53 14は、発振信号 SVCOを増幅してミキサ 5 322に供給する。

RFアンプ 5 32 1、ミキサ 5 322、ノンドパスフィル夕 532 3、 I Fァンプ 5324および復調回路 5325は、アンテナフィル夕 5 3 0 1およびスィツチ回路 5302を介してアンテナ 4 1の受信信号を受け取り、この受信信号から受信データ D RXを復調する受信回路を構成している。さらに詳述すると、受信時において、上述したアンテナフィル夕 53 02は、アンテナ 41の受信信号から不要な成分を除去して、必要な成分のみをスィツチ回路 5302を介して R Fアンプ 532 1に出力する。 RFアンプ 53 2 1は受信信号を増幅してミキサ 5322に送る。このミキサ 5322には、 F Hパターンに従って周波数が時間的に変化する発振信号 S V C 0が供給される。ミキサは、この発振信号 SVCO を RFアンプ 5 32 1からの受信信号に混合することにより、受信信号に対してスペクトル逆拡散を施す。バンドパスフィルタ 5323は、ミキサ 5322の出力信号の中から中間周波数帯の I F (Intermediate Frequency) 信号を選択し、 I Fアンプ 53 24に出力する。 I Fアンプ 5 324は、 I F信号の増幅を行つて復調回路 5 3 25に出力する。復調回路 5 3 25は、 I F信号からベースバンド信号である受信データ DRXを復調し、ベースバンド処理部 54Bに出力する。変調回路 5 3 3 1、 I Fアンプ 5322、口一パスフィルタ 53 23、ミキサ 5334およびパワーアンプ 5335は、スイッチ回路 5 3 02に供給する送信信号を生成する送信回路を構成している。さらに詳述すると、送信時において変調回路 533 1は、ベースバンド処理部 54 Bから供給される送信デ一夕 D TX によってキャリアの変調を行い、 I F信号を出力する。この I F信号は I Fアンプ 5322およびローパスフィルタ 5 333を介してミキサ 5 334に供給される。このミキサ 5334には、 F Hパターンに従って周波数が時間的に変化する発振信号 S V C 0が供給される。ミキサ 5334は、この発振信号 SV COを I F信号と混合して、 FH方式のスペクトル拡散を I F信号に施し、高周波信号である送信信号を出力する。パワーアンプ 533 5は、この高周波信号を増幅し、スィヅチ回路 5 302に出力する。アンテナフィルタ 53 0 1は、パワーアンプ 5335の出力信号をスィツチ回路 5 302を介して受け取り、これから不要な成分を除去して必要な成分のみをアンテナ 41へ出力する。

次に、図 1 1を参照し、ベースバンド処理部 54 Bの構成について説明する。図 1 1において、デ一夕通信制御部 5400は、ベースバンド処理部 54 B内の各部の制御を行う装置である。また、上述したシンセサイザ制御信号 S SYは、このデータ通信制御部 5400によって生成される。本実施形態におけるベースバンド処理部 54 Bは、このデータ通信制御部 540 0の配下の回路として、 A C L (Asynchronous Connection Less) リンクによるデータ通信を行うための回路と、 S CO (Synchronous Connection Oriented) リンクによるデ一夕通信を行うための回路とを有している。

ここで、 AC Lリンクとは、ブルートゥース技術仕様における非同期型の通信リンクである。 1台のマスタと複数のスレーブにより構成されたピコネットにおいて、マス夕は、この ACLリンクを利用することにより、各スレーブとデータ通信を行う。この場合の A C Lリンクの実効通信速度は、ピコネット内のスレーブ数ゃ送受信されるデ一夕量に応じて変化する。何故ならば、マス夕は、通信ス口ヅトの空き状態に応じてスレーブに対してポーリングを行い、空いている通信スロットを利用してスレーブとの間でデータ通信を行うからである。このため、通常は、 AC Lリンクは、リアルタイム性があまり要求されない通信に利用される。

本実施形態における腕時計型情報機器 1 2 Bも、リアルタイム性が要求されない非同期データをこの AC Lリンクを用いて携帯電話装置 1 1 Bとの間で送受信する。ここでの非同期データには、例えば腕時計型情報機器 1 2 Bと携帯電話装置 1 1 Bと間で、各種指示や制御のために用いられる制御データが含まれる。

A C Lリンクによって通信を行う場合、データ通信制御部 5400は、バヅファセレクトコントロール信号をスィヅチ回路 543 1および 5441に送ることにより、スィヅチ回路 543 1を受信用 A C Lバッファメモリ 5432側に切り換え、スィッチ回路 5441を送信用 A C Lバヅファメモリ 5442側に切り換える。この状態において、復調回路 5 325から出力された受信データ DRXは、スィヅチ回路 543 1を介して受信用 AC Lバッファメモリ 5432に書き込まれていく。そして、 1パケット分の非同期デ一夕が書き込まれると、図示せぬメモリコントローラからデータ通信制御部 540 0に対して受信割込信号が送出される。この受信割込信号に応じてデータ通信制御部 540 0は、受信用 ACLバヅファメモリ 5432に記憶されている非同期データを読み出していく。一方、データ通信制御部 5400によって生成される非同期データは、送信用 AC Lバヅファメモリ 5442に書き込まれる。その後、非同期データは、送信用 A C L バッファメモリ 5442から読み出され、スィヅチ回路 5441を介し、送信デ一夕 D TXとして変調回路 533 1に出力される。そして、 1パケット分の制御データが送出されて送信用 AC Lバッファメモリ 5442がェンプティ（空）になると、図示せぬメモリコントローラからデータ通信制御部 5400に対してデ一夕送信完了信号が送出される。データ送信完了信号に応じてデータ通信制御部 540 0は、次に送信すべき非同期データを送信用 AC Lバヅファメモリ 544 2に書き込んでいく。

以上が本実施形態において A C Lリンクを利用した通信を行うための構成の詳細である。

次に、 S COリンクは、ブルートゥース通信に用いられる同期型の通信リンクである。この S C 0リンクによる通信は、マスタとスレーブとの間で 1対 1に行われる。この S C 0リンクを利用した通信では、 1台のスレーブとマス夕との間の通信のために、あらかじめ定められた周期的な時間間隔で通信スロットが与えられる。従って、スレーブは、一定の通信速度を確保することが可能である（ここでは 64kb p s：)。この S COリンクは、通常は、リアルタイム性が要求される通信に利用される。

本実施形態における腕時計型情報機器 1 2 Bも、' 携帯電話装置 1 1との間で S COリンクを用いることにより、リアルタイム性が要求される符号化画像デ一夕を送受信する。

S C 0リンクによって通信を行う場合、データ通信制御部 540 0は、ノツファセレクトコントロール信号をスィツチ回路 543 1および 544 1に送ることにより、スイッチ回路 543 1を受信用 S COバヅファメモリ 543 3側に切り換え、スィッチ回路 544 1を送信用 S COバッファメモリ 5443側に切り換える。この状態において、復調回路 5 325から出力された受信データ DRXである符号化画像デ一夕は、スィッチ回路 543 1を介し、受信用 S COバッファメモリ 5433に書き込まれていく。そして、受信用 S COバッファメモリ 54 33に 1パケット分の符号化画像データが書き込まれると、図示せぬメモリコントローラからデータ通信制御部 540 0に対して受信割込信号が送出される。受信割込信号に応じてデータ通信制御部 540 0は、受信用 S COバッファメモリ 543 3に記憶されている符号化画像データを読み出し、 MP E G 4ビデオコ一デック 5 1に供給する。一方、送信を行う場合の動作は次の通りである。まず、通信相手に送るべき符号化画像データが MP E G 4ビデオコーデック 5 1から出力されると、この符号化画像データは、データ通信制御部 5 4 0 0により、送信用 S C 0バッファメモリ 5 4 4 3に書き込まれる。その後、この符号化画像デー夕は、送信用 S C Oバッファメモリ 5 4 4 3から読み出され、スィヅチ回路 5 4 4 1を介し、送信データ D T Xとして変調回路 5 3 3 1に出力される。その後、 1パケット分の符号化画像データが送出されて送信用 S C 0バッファメモリ 5 4 4 3がェンプティ（空）になると、図示せぬメモリコントローラからデータ通信制御部 5 4 0 0に対してデータ要求割込信号が送出される。このデータ要求割込信号に応じてデータ通信制御部 5 4 0 0は、次に送信すべき符号化画像デ一夕を M P E G 4ビデオコーデヅク 5 1から取得し、送信用 S C 0バッファメモリ 5 4 4 3に書き込んでいく。

以上が本実施形態において S C Oリンクを利用した通信を行うための構成の詳細である。

図 9におけるウォッチ C P U 4 3 Bは、以上説明したブルートゥースモジユール 4 2 Bにより、携帯電話装置 1 1 Bと情報の授受を行う。他の点については、上記第 1実施形態と同様であるので説明を省略する。

[ 3 . 2 ] 実施形態の動作

[ 3 . 2 . 1 ] 基本的な動作シーケンス

図 1 2 Aおよび図 1 2 Bは、本実施形態に係る携帯テレビ電話システムの動作を示すシーケンス図である。以下、このシーケンス図を参照し、本実施形態の動作を説明する。

腕時計型情報機器 1 2 Bは、ブルートウ一ス技術仕様で定められた同期確立フヱーズ及び通信接続フヱーズを実行し、携帯電話装置 1 1 Bおよびヘッドセット 1 3 とともにピコネヅトと呼ばれる通信ネヅトワークを形成する（ステップ S 1 ) o ここで、ブルートゥース技術においては、ピコネットを構成するブルートゥース端末のうちいずれをマスタとするかを自由に決定することができる。しかし、本実施形態においては、携帯電話装置 1 1 Bをマスタとし、腕時計型情報機器 1 2 Aおよびへヅドセヅト 1 3をスレーブとし、図 1 3に示すピコネットを構成する。ピコネットが構成されると、携帯電話装置 1 1 B、腕時計型情報機器 1 2 Bおよびへヅドセヅト 1 3の動作モードは、パークモードと呼ばれる低消費電力モ一ドに移行する（ステップ S 2 )。これらの状態遷移の際には、マスタ及びスレーブ間で、ブル一トゥースアドレスゃリンクキー等を用いて通信相手を識別しながら処理が行われるが、これは周知技術であるので詳細な説明は省力する。

この低消費電力モードにおいて、他の電話装置のユーザが、携帯電話装置 1 1 Bの電話番号を入力して発呼操作を行ったとする。これに応じて、移動通信網は、基地局 1 4を介して着信呼出信号を送信する（ステップ S 3 )。この着信呼出信号には、着信先となる携帯電話装置 1 1 Bの電話番号が含まれる。さらに着信呼出信号には、発呼者となる電話装置の電話番号も含まれる。

一方、基地局 1 4の無線ゾーンに在圏する携帯電話装置 1 1 Bは、着信呼出信号を受信すると（ステップ S 4 )、スレーブであるへッドセット 1 3に対して、ノークモードから S C Oリンクによる通信接続フェーズに移行するように指示する _c これに応じて携帯電話装置 1 1 B及びへヅドセット 1 3の動作は、 S C 0リンクによる通信接続フェーズに移行する（ステップ S 5 )。次に携帯電話装置 1 1 Bは、スレーブである腕時計型情報機器 1 2 Bに対して、パークモードから A C Lリンクによる通信接続フェーズに移行するように指示する。これに応じて携帯電話装置 1 1 B及び腕時計型情報機器 1 2 Bの動作は、 A C Lリンクによる通信接続フエーズに移行する（ステップ S 6 )。

ヘッドセット 1 3との間の S C 0リンクおよび腕時計型情報機器 1 2 Bとの間の A C Lリンクが確立すると、以後、マス夕である携帯電話装置 1 1 Bは、図 1 4に例示するように、スレーブであるヘッドセット 1 3 との間で S C 0パケットの授受を行うとともに、もう 1つのスレーブである腕時計型情報機器 1 2 Bとの間で A C Lパケヅトの授受を行うことができる。

なお、ブルートゥース通信において、マスタは同時に最大 3台までのスレーブとの間に S C Oリンクを確立することが可能である。従って、携帯電話装置 1 1 Bとヘッドセット 1 3との間だけでなく、携帯電話装置 1 1 Bと腕時計型情報機器 1 2 Bとの間にも S C Oリンクを確立してもよい。

上記 S C Oリンクおよび A C Lリンクの確立後、携帯電話装置 1 1 Aは、着信報知信号をブルートウースモジュール 2 2に送る。ブルートウースモジュール 2 2は、この着信報知信号を含む S C 0パケヅトをヘッドセット 1 3に送信する（以上、ステップ S 7 ) ₀

ヘッドセット 1 3のブルートゥースモジュール 7 2は、この S C 0パケットを受信すると、同パケットから着信報知信号を取り出してマイクロプロセッサ 7 3 に送る。これに応答し、マイクロプロセッサ 7 3は、オーディオ再生部 7 4に着信メロディの再生を指示する。この結果、着信メロディがオーディオ再生部 7 4 によって再生され、アンプ 8 0およびスピーカ 7 9を介して出力される（以上、ステップ S 8 )。

へヅドセヅト 1 3を装着しているユーザ U (図 8参照）は、着信メロディに気が付くと、腕時計型情報機器 1 2 Aの操作部 4 6を操作し、着信に応答すべき旨の指示を入力する。ウォッチ C P U 4 3 Bは、この指示を操作部 4 6を介して受け取ると（ステップ S 9 ) と、着信応答コマンドをブルートゥースモジュール 4 2 Bに送る。ブルートゥースモジュール 4 2 Bは、この着信応答コマンドを含む A C Lパケヅトを生成し、携帯電話装置 1 1 Bに送信する（ステップ S 1 0 )。携帯電話装置 1 1 Bのブル一トゥ一スモジュール 2 2は、 A C Lパケヅトを受信すると、これから着信応答コマンドを取り出し、マイクロプロセッサ 2 3 Bに送る。マイクロプロセッサ 2 3 Bは、着信応答コマンドを受け取ると、着信応答信号を W— C D M Aベースバンド処理部および R F部 2 7により送信する（ステップ S 1 1 )。この着信応答信号は、移動通信網の基地局 1 4を経由して、発呼者の電話装置に送られる（ステップ S 1 2 )。これにより発呼者の電話装置と携帯電話装置 1 1 Bとの回線接続が完了する。以後、両電話装置の間で双方向のデータ通信が行われる（ステップ S 1 3、 S 1 4、 S 1 5および S 1 6 )。なお、図 1 2 Bにおいて、ステヅプ S 1 3および S 1 4は、双方向データ通信において行われる発呼者から携帯電話装置 1 1 Bへの全てのデータ送信を代表しており、ステツプ S 1 5および S 1 6は、携帯電話装置 1 1 Bから発呼者への全てのデータ送信を代表している。

この双方向のデータ通信において、発呼者から音声データが受信されると、携帯電話装置 1 1 Bのマイクロプロセッサ 2 3 Bは、ヘッドセット 1 3にパケット送信を行うべき旨の指示をブルートウースモジュール 2 2に送り、これに続いて、発呼者から受信される一連の音声デ一夕をブルートゥースモジュール 2 2に送る。ブルートウースモジュール 2 2は、発呼者からの音声データを S C 0パケヅトに載せ、へヅドセット 1 3に送信する（以上、ステップ S 2 1 )。

ヘッドセット 1 3のブル一トウースモジュール 7 2は、携帯電話装置 1 1 Bから S C 0パケットを受信すると、 S C 0パケットから音声データを取り出し、音声コーデヅク 7 6に送る。音声コーデヅク 7 6は、この音声データからアナログ音声信号を生成し、アンプ 8 0を介してスピーカ 7 9に送る。この結果、発呼者の声がスピーカ 7 9から出力される（以上、ステップ S 2 2 )。

ユーザ Uは、図 8に示すようにヘッドセット 1 3を装着した状態において、スピー力 7 9から発せられる発呼者の声を閬くことができる。そして、ユーザ Uが発声すると、その音声に対応した音声データが音声コ一デック 7 6から出力される。この音声データは、マイクロプロセヅサ 7 3による制御の下、ブル一トウ一スモジュール 7 2に送られる。そして、音声データを含む S C Oパケヅトがブル一トゥースモジュール 7 2により携帯電話装置 1 1 Bに送信される（以上、ステヅプ S 2 3 )。

携帯電話装置 1 1 Bのブル一トゥースモジュール 2 2は、この S C Oパケットを受信すると、 S C 0パケットから音声データを取り出す（ステップ S 2 4 )。この音声データは、マイクロプロセッサ 2 3 Bによる制御の下、 W— C D M Aベースバンド処理部 2 8および部 2 7を介して送信され、基地局 1 4および移動通信網を介して発呼者に送られる（ステップ S 1 5および S 1 6 )。

また、双方向データ通信において、発呼者から符号化画像データが受信されると（ステップ S 1 3および S 1 4 )、携帯電話装置 1 1 Bのマイクロプロセヅサ 2 3 Bは、腕時計型情報機器 1 2 Bにパケット送信を行うべき旨の指示をブルートウースモジュール 2 2に送り、これに続いて、発呼者から受信される符号化画像データをブル一トウースモジュール 2 2に送る。ブル一トウースモジュール 2 2 は、発呼者からの符号化画像データを A C Lパケットに載せ、腕時計型情報機器 1 2 Bに送信する（以上、ステップ S 3 1 )。

腕時計型情報機器 1 2 Bのブルートゥースモジュール 4 2 Bは、携帯電話装置 1 1 Bから A C Lパケットを受信すると、 A C Lパケットから符号化画像デ一夕を取り出す。ウォッチ C P U 4 3 Bによる制御の下、 M P E Gビデオコーデック 5 1はこの符号化画像データから画像デ一夕を復号する。 L CDドライバ 45は、この画像デ一夕を用いて、 L CD 44を駆動する。この結果、発呼者から送られてきた画像が L CD 44に表示される（以上、ステップ S 32)。

ユーザ Uは、図 8に示すような姿勢で腕時計型表示装置 1 1 Bの表示面を見て、発呼者から送られてきた画像を確認することができる。

ユーザ Uは、自分の顔の画像を発呼者に送りたい場合、図 8に示すように、腕時計型情報機器 12 Bの CMOSイメージセンサ 48の撮像面を自分の顔に対向させる。この結果、 CMO Sイメージセンサ 48からユーザ Uの顏を画像信号が出力される。そして、画像処理部 49および MP E Gビデオコーデック 5 1により、この画像信号から符号化画像データが生成される。この符号化画像デ一夕は、ウォッチ CPU43 Bによる制御の下、ブルートウースモジュール 42 Bに送られ、 ACLパケットに載せられて、携帯電話装置 1 1 Bに送られる（以上、ステヅプ S 33 )。

携帯電話装置 1 1 Bのブルートゥースモジュール 22は、この ACLパケヅトを受信すると、 ACLパケットから符号化画像データを取り出す（ステップ S 3 4)。この符号化画像データは、マイクロプロセッサ 23 Bによる制御の下、 W— CDMAベースバンド処理部 28および RF部 27を介して送信され、基地局 1 4および移動通信網を介して発呼者に送られる（ステップ S 1 5および S 1 6)。

[3. 2. 2 ] 音楽再生時の動作

本実施形態において、ユーザ Uは、携帯電話装置 1 1 Bによって取得した音楽情報をへッドセヅト 1 3に送り、へッドセット 1 3により音楽鑑賞を行うことができる。以下、その動作を説明する。

まず、ユーザ Uは、携帯電話装置 1 1 Bにより所望のコンテンヅサーバへの発呼を行う。この発呼により携帯電話装置 1 1 Bとコンテンヅサーバとが接続されると、ユーザ Uは、携帯電話装置 1 1 Bにより、所望の音楽のオーディオデータをコンテンツサーバに要求する。この結果、 MP 3形式のオーディオデータからなるコンテンツとその曲名がコンテンツサーバから携帯電話装置 1 1 Bに送信される。この送信データは、携帯電話装置 1 1 Bの RF部 2 7によって受信されると、マイクロプロセッサ 23 Bによる制御の下、 W— CD MAベースバンド処理部 2 8を介してブルートゥースモジュール 2 2に送られ、複数の S C 0パケットに載せられて、ヘッドセット 1 3宛てに送信される。

ヘッドセヅト 1 3のブルートウースモジュール 7 2は、 S C 0パケットを受信すると、マイクロプロセッサ 7 3による制御の下、 S C 0パケットからデータを取り出してコンテンヅを構成する。マイクロプロセッサ 7 3は、このコンテンツに曲番号を割り当てる。そして、この曲番号と曲名とコンテンツとを対応付け、これらをオーディオ再生部 7 4を介してメモリ 7 5に書き込む。また、マイクロプロセッサ 7 3は、メモリ 7 5に対する新規なコンテンヅの書き込みやメモリ 7 5内の一部のコンテンヅの消去が行われる毎に、その時点におけるメモリ 7 5内のコンテンツの一覧（具体的にはコンテンヅの曲名と曲番の一覧）の情報をプル一トゥースモジュール 7 2に送る。ブル一トゥースモジュール 7 '2は、この一覧情報を S C Oパケツトに載せて携帯電話装置 1 1 Bに送信する。携帯電話装置 1 1 Bは、この一覧情報を A C Lパケットに載せて腕時計型情報機器 1 2 Bに転送する。腕時計型情報機器 1 2 Bは、この一覧の情報がブルートゥースモジュール 4 2 Bによって受信されると、ウォッチ C P U 4 3 Bは、この一覧情報を不揮発性メモリ 5 7に格納する。

その後、ユーザ Uが腕時計型情報機器 1 2 Bの操作スィッチ部 4を操作して音楽再生の指示を与えると、ウォッチ C P U 4 3 Bは不揮発性メモリ 5 7内の一覧情報を L C D ドライノ 4 5に送る。この結果、 L C D 4 4にへヅドセット 1 3のメモリ 7 5に格納された各コンテンッの曲名と曲番号の一覧が表示される。ユーザ Uが操作スィツチ部 4 6の操作により所望のコンテンツの曲番号を選択すると、入力インターフェース部 4 7は、音楽再生指示のための命令データを生成し、ゥォヅチ C P U 4 3 Bに送る。この命令データは、ユーザ Uによって選択された曲番号を含んでいる。ウォッチ C P U 4 3 Bは、この命令デ一夕を携帯電話装置 1 1 Bに送信すべき旨をブルートゥースモジュール 4 2に指示する。この指示に従い、ブル一トゥースモジュール 4 2 Bは、命令データを含む A C Lパケットを携帯電話装置 1 1 Bに送信する。

携帯電話装置 1 1 Bのブルートウースモジュール 2 2は、この A C Lパケヅトを受信すると、 A C Lパケットから命令データを取り出してマイクロプロセッサ 2 3 Bに送る。マイクロプロセッサ 2 3 Bは、この命令データが音楽再生を指示する命令データであることを確認すると、この命令データのへッドセット 1 3への転送をブル一トゥ一スモジュール 2 2に指示する。ブル一トゥースモジュール 2 2は、命令データを含む S C Oパケットをへヅドセヅト 1 3に送信する。

この S C 0パケットは、ヘッドセット 1 3のブルートゥースモジュール 7 2によって受信される。ブルートゥースモジュール 7 2は、 S C Oパケットから命令デ一夕を取り出してマイクロプロセッサ 7 3に送る。マイクロプロセッサ 7 2は、この命令データが音楽再生を指示する命令データであることを確認すると、ォーディォ再生部 7 4に対して、命令データに含まれる曲番号に対応したコンテンヅの音楽再生を指示する。この指示を受けて、オーディオ再生部 7 4は、該当するコンテンツをメモリ 7 5から読み出し、このコンテンヅのオーディォデータから音楽信号を復調し、音楽信号をアンプ 8 0に出力する。アンプ 8 0は、この音楽信号を増幅してスピーカ Ί 9から出力する。

曲の再生と並行して、オーディオ再生部 7 4は、曲名、曲番、当該曲における経過時間、再生対象の全曲に対応する再生時間、再生対象の全曲についての再生残り時間などを示す再生状態デ一夕をブルートゥ一スモジュール 7 2に出力する c ブルートウースモジュール 7 2は、再生状態データを含む S C Oパケヅトを携帯電話装置 1 1 Bに送信する。

この再生状態デ一夕は、携帯電話装 S i 1によって腕時計型情報機器 1 2 Bに転送される。腕時計型情報機器 1 2 Bでは、再生状態データが L C D ドライバ 4 5に送られ、 L C D 4 4に再生中の曲の曲名、曲番、当該曲における経過時間、再生対象の全曲に対応する再生時間、再生対象の全曲についての再生残り時間などの情報が表示される。

[ 3 . 2 . 3 ] 携帯電話装置を経由した WWWサーバへのアクセス

本実施形態において、ユーザ Uは、音声通話をしていないときに、腕時計型情報機器 1 2 Bの操作により、携帯電話装置 1 1 Bに WWW (World Wide Web) サ一パへのアクセスを行わせることができる。以下、その動作を説明する。

ユーザ Uが腕時計型情報機器 1 2 Bの操作スィッチ部 4 6を操作して所望の W WWサーバへのアクセスを指示すると、ウォッチ C P U 4 3 Bは、このアクセス指示をブルートゥースモジュール 42により携帯電話装置 1 1 Bに送信する。携帯電話装置 1 1 Bは、このアクセス指示に従い、ユーザ Uが望む WWWサーバとの接続を行う。 WWWサーバからホームページの H TML (Hiper Text Markup Language) データが送られてくると、携帯電話装置 1 1 Bはこの H TMLデー夕をブル一トゥースモジュール 22により腕時計型情報機器 1 2 Bに送信する。また、携帯電話装置 1 1 Bのマイクロプロセヅサ 23 Bは、 RF部 2 7の受信レベルや電池残量など、携帯電話装置 1 1 Bの L CD 24に表示される情報に変化があると、その変化後の表示情報をブルートウースモジュール 22により腕時計型情報機器 1 2 Bに送信する。この表示情報には、例えば R F部 2 7の受信レべル、電池残量、現在設定されているモードが含まれる。腕時計型情報機器 1 2 B のウォッチ CPU43 Bは、このようにして送られてくるホームページの H TM Lデ一夕と携帯電話装置 1 1 Bの表示情報から表示データを合成し、 L CDドラィバ 45に送る。この結果、図 1 5に示すように、 WWWサーバへのアクセスを行っている携帯電話装置 1 1 Bの L C D 24に表示されているものを同じ情報が腕時計型情報機器 1 2 Bの L CD 44に表示される。従って、ユーザは、腕時計型情報機器 1 2 Bにより携帯電話装置 1 1 Bを遠隔操作し、所望のサイトへのァクセスを行うことができる。同時に、ユーザ Uは、そのときの携帯電話装置 1 1 Bの受信レベルや電池残量などを腕時計型情報機器 1 2 Bの L CD 44の表示により確認することができる。

[3. 3] 第 3実施形態の効果

以上説明したように、第 3実施形態によれば、ユーザは、携帯電話装置を鞫の中に入れたまま、ヘッドセットを音声通話のための手段として用い、腕時計型情報機器を画像通信のための手段として用いて、第 3者とテレビ電話通信を行うことができる。

[3. 4] 第 3実施形態の変形例

[3. 4. 1] 第 1変形例

上記実施形態では、腕時計型情報機器の操作スィツチ部の操作により着信応答の指示が行われたが、へッドセットのマイクから入力される音声を認識する音声認識回路をへッドセットあるいは携帯電話装置に持たせ、ある音声が認識されたときに、着信への応答を行うように構成することも可能である。この変形例によれぱ、腕時計型情報機器に各種情報を表示させつつ、ハンズフリーによる通信を行うことができる。

[ 3 . 4 . 2 ] 第 2変形例

この変形例は、携帯電話装置に電子メール受信機能や、ホームページ表示機能がある場合を想定している。この変形例において、携帯電話装置は、電子メール着信時あるいはホームページ自動巡回設定時に、電子メールデータやホームぺージデ一夕を腕時計型情報機器側に転送する。腕時計型情報機器は、この転送デ一. 夕を表示する。この変形例によれば、携帯電話装置を鞫から取り出すことなしに電子メールを読んだり、ホームページを閲覧することができる。また、受信した電子メール内の文字データを音声データに変換する音声合成回路を携帯電話装置に設けて、この音声合成回路から得られる音声データをへッドセットに転送するようにしてもよい。この変形例によれば、ユーザは、へヅドセットにより電子メールの内容を聞くことができる。

[ 4 ] 各実施形態に共通の変形例

[ 4 . 1 ] 第 1変形例

上記各実施形態においては、局地的な双方向無線通信の方式としてブルートゥース通信を採用したが、これに限定されることはなく、電波を用いた各種無線通信を利用することが可能である。

[ 4 . 2 ] 第 2変形例

上記各実施形態では、装着型無線通信装置の例として腕時計型情報機器を挙げたが、当業者は、上記各実施形態を変形し、指輪型、リング型、ネックレス型、ペンダント型などユーザが装着可能な様々な装着型無線通信装置を構成することが可能である。

[ 4 . 3 ] 第 3変形例

以上の説明においては、ディジタル記録データとして音楽データを再生する場合について述べたが、歌唱、演奏などばかりでなく、語学学習用の会話や、鳥の鳴き声や小川のせせらぎの音などの自然音や、各種合成音などの各種の音に対応するデータを再生するように構成することも可能である。ディジタル記録データの記録形式としては、上記実施形態において挙げた MP 3形式の他、 ATRAC 3形式、 S o u n d VQ形式などの各種音楽データ圧縮形式や、 MI D I形式など様々な記録形式を採用することが可能である。

Claims

請求の範囲

1 . 携帯電話装置と、装着型無線通信装置とを有し、

前記携帯電話装置は、

通信部と、

音声入出力部と、

前記装着型無線通信装置との間で局地的な双方向無線通信を行う第 1の局地的無線通信部と、

前記通信部により、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を前記音声入出力部から出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記通信部により前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を前記第 1の局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置に送信するとともに、前記装着型無線通信装置から受信される画像を前記通信部により前記通信相手に送信する第 1の制御部とを有し、

前記装着型無線通信装置は、

前記携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う第 2の局地的無線通信部と、

撮像部と、

表示部と、

前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信された画像を前記表示部により表示するとともに前記撮像部により得られた画像を前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信し、さらに前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置を制御する命令信号を送信する第 2の制御部とを有する携帯テレビ電話システム。

2 . 携帯電話装置と、装着型無線通信装置と、ヘッドセットとを有し、

前記携帯電話装置は、

通信部と、前記装着型無線通信装置および前記へッドセットの各々との間で局地的な双方 ^無線通信を行う第 1の局地的無線通信部と、

前記通信部により、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を前記第 1の局地的無線通信部により前記ヘッドセットに送信するとともに、前記第 1の局地的無線通信部により前記へッドセットから受信される音声を前記通信部により前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を前記第 1の局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置に送信するとともに、前記第 1の局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置から受信される画像を前記通信部により前記通信相手に送信する第 1の制御部とを有し、

前記装着型無線通信装置は、

撮像部と、

表示部と、

前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信された画像を前記表示部により表示するとともに前記撮像部により得られた画像を前記第 2の局地的無線通信部により前記携帯電話装置に洚信する第 2の制御部とを有し、前記へヅドセットは、

前記携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う第 3の局地的無線通信部と、

音声入出力部と、

前記第 3の局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信される音声を前記音声入出力部により出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記第 3の局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信する第 3の制御部とを有する携帯テレビ電話システム。

3 . 携帯電話装置は、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を音声入出力部から出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を局地的な無線通信により撮像部および表示部を有する装着型無線通信装置に送信するとともに、前記装着型無線通信装置から局地的な無線通信により画像を受信して前記通信相手に送信し、

前記装着型無線通信装置は、局地的な無線通信により前記携帯電話装置から画像を受信して前記表示部により表示するとともに前記撮像部により撮像を行って画像を局地的な無線通信により前記携帯電話装置に送信し、さらに局地的な無線通信により前記携帯電話装置を制御する命令信号を送信する通信方法。

4 . 携帯電話装置は、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を局地的な無線通信により音声入出力部を有するへッドセットに送信するとともに、局地的な無線通信によりへッドセットから音声を受信して前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を局地的な無線通信により撮像部および表示部を有する装着型無線通信装置に送信するとともに、局地的な無線通信により前記装着型無線通信装置から画像を受信して前記通信相手に送信し、

前記装着型無線通信装置は、局地的な無線通信により前記携帯電話装置から画像を受信して表示部に表示するとともに、撮像部により撮像を行って画像を局地的な無線通信により前記携帯電話装置に送信し、

前記ヘッドセットは、局地的な無線通信により前記携帯電話装置から音声を受信して音声入出力部から出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を局地的な無線通信により前記携帯電話装置に送信する通信方法。

5 . 前記携帯電話装置は、着信があつたときに、前記装着型無線通信装置と局地的な無線通信を行うための第 1の通信リンクと前記へッドセットと局地的な無線通信を行うための第 2の通信リンクを確立し、前記第 2の通信リンクを介して前記へッドセットに着信報知信号を送り、前記装着型無線通信装置から前記第 1の通信リンクを介して着信応答指示を受け取ったときに前記通信相手との回線接続のための処理を行う請求項 4に記載の通信方法。

6 . 通信部と、

音声入出力部と、

撮像部および表示部を有する装着型無線通信装置との間で画像データ通信を含む局地的な双方向無線通信を行う局地的無線通信部と、

前記通信部により、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を前記音声入出力部から出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記通信部により前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を前記局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置に送信するとともに、前記装着型無線通信装置から受信される画像を前記通信部により前記通信相手に送信し、さらに前記局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置から受信される命令信号により指示された制御を行う制御部と

を有する携帯電話装置。

7 . 通信部と、

撮像部および表示部を有する装着型無線通信装置と音声入出力部を有するへッドセヅトの各々との間で局地的な双方向無線通信を行う局地的無線通信部と、前記通信部により、ネットワークを介して通信相手との間で画像および音声の通信を行い、前記通信相手から受信される音声を前記局地的無線通信部により前記へッドセットに送信するとともに、前記局地的無線通信部により前記へッドセツトから受信される音声を前記通信部により前記通信相手に送信し、前記通信相手から受信される画像を前記局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置に送信するとともに、前記局地的無線通信部により前記装着型無線通信装置から受信される画像を前記通信部により前記通信相手に送信する制御部と

を有する携帯電話装置。

8 , 前記制御部は、着信があつたときに、前記装着型無線通信装置と局地的な無線通信を行うための第 1の通信リンクと前記へッドセットと局地的な無線通信を行うための第 2の通信リンクを前記局所的無線通信部により確立し、前記第 2の通信リンクを介して前記へッドセットに着信報知信号を送り、前記装着型無線通信装置から前記第 1の通信リンクを介して着信応答指示を受け取ったときに前記通信相手との回線接続のための処理を行う請求項 7に記載の携帯電話装置。

9 . 撮像部と、

表示部と、

携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う局地的無線通信部と、前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信された画像を前記表示部に表示するとともに前記撮像部により得られた画像を前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信するとともに、前記携帯電話装置を制御する命令信号を前記局地的無線通信部により送信する制御部と

を有する装着型無線通信装置。

1 0 . 音声入出力部をさらに具備し、前記制御部は、前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置から受信される音声を前記音声入出力部により出力するとともに、前記音声入出力部を介して入力される音声を前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置に送信する、請求項 9に記載の装着型無線通信装置。

1 1 . 操作部を有し、前記制御部は、前記操作部の操作に従って前記命令信号を生成する、請求項 9に記載の装着型無線通信装置。

1 2 . 前記制御部は、前記操作部の操作に従って、ネットワーク内のサイ卜へのアクセスを指示する命令信号を前記携帯電話装置に送信し、該サイトからの応答を前記携帯電話装置を介して受信して前記表示部に表示する請求項 1 1に記載の装着型無線通信装置。

1 3 . 前記制御部は、前記携帯電話装置の表示部に表示される情報を前記携帯電話装置から受信し、前記装着型無線装置の表示部により表示する、請求項 9に記載の装着型無線通信装置。

1 4 . 前記携帯電話装置が、当該装着型無線通信装置との間に局所的な双方向無線通信のための第 1の通信リンクを確立するとともに、音声入出力部を有するへッドセヅトとの間に局所的な双方向無線通信のための第 2の通信リンクを確立し、前記第 2の通信リンクを介して音声データ通信を含む局地的な双方向無線通信を行うことが可能な携帯電話装置である、請求項 9に記載の装着型無線通信装置。

1 5 . 前記携帯電話装置は、前記第 1の通信リンクを介して前記装着型無線通信装置から受信される情報を前記第 2の通信リンクを介して前記へッドセットに送信する第 1の中継機能を有し、前記制御部は、前記第 1の中継機能を利用し、前記へッドセットを制御するための命令信号を前記第 1および第 2のリンクを介して前記へッドセットに命令信号を送信する、請求項 1 4に記載の装着型無線通信装置。

1 6 . 前記へッドセットは、音声データを記憶するメモリと、前記メモリから音声データを読み出し、前記音声入出力部から音として出力するオーディォ再生処理を行うオーディオ再生部とを具備し、前記制御部は、前記命令信号として、前記オーディオ再生処理を指示する命令信号を前記へッドセットに送信する、請求項 1 5に記載の装着型無線通信装置。

1 7 . 前記携帯電話装置は、前記第 2の通信リンクを介して前記ヘッドセットから受信される情報を前記第 1の通信リンクを介して前記装着型無線通信装置に送信する第 2の中継機能を有し、前記制御部は、前記第 2の中継機能を利用し、前記ヘッドセットから前記第 2および第 1のリンクを介して情報を受信する、請求項 1 5に記載の装着型無線通信装置。

1 8 . 前記ヘッドセットは、音声データを記憶するメモリと、前記メモリから音声データを読み出し、前記音声入出力部から音として出力するオーディオ再生処理を行うオーディオ再生部と、前記メモリに記億された情報の一覧を出力する装置とを具備し、前記装着型無線通信装置は、操作部をさらに具備し、前記制御部は、前記へッドセットから前記メモリに記憶された情報の一覧を受信して前記表示部に表示するとともに、前記操作部の操作により指示された音声デ一夕のォーディォ生成処理を指示する命令信号を前記ヘッドセットに送信する、請求項 1 7 に記載の装着型無線通信装置。

1 9 . ユーザの腕に装着される腕時計形状をなし、計時機能を有し、通信により得た情報の表示を行わないときには、前記表示部に現在時刻を表示する、請求項 9に記載の装着型無線通信装置。

2 0 . 音楽情報を記憶するメモリと、

前記メモリに記憶された音楽情報を再生し、音として出力するオーディオ再生部と、

装着型無線通信装置との間で局地的な双方向無線通信が可能な携帯電話装置との間で局地的な双方向無線通信を行う局地的無線通信部と、

前記局地的無線通信部により前記携帯電話装置から音楽情報を受信して前記メモリに格納するとともに、前記装着型無線通信装置から前記携帯電話装置を介して受信される命令信号に従って前記メモリに記憶された音楽情報の再生を前記ォ一ディォ再生部に指示する制御部と

を有するへッドセヅト。

2 1 . 前記メモリが前記へヅドセットに対して着脱可能な半導体メモリである、請求項 2 0に記載のへッドセット。