明 細 書
' 加 熱 蒸 散 器
技術分野
本発明は加熱蒸散器、 特に室内の壁, 拄等の垂直壁面 に設けられてぃるコンセン トに直接取付けて使用する所 謂コー ドレス型の加熱蒸散器に関する。
背景技術
従来加熱蒸散器例ぇば電気蚊取器として、 殺虫マッ ト を放熱板に載置して用ぃる所謂マッ ト式と、 薬液ボトル から液を吸上げ芯を通じて吸上げっっ加熱蒸散する所謂 液体式のものが知られてぃる。 このぅちマッ ト式として は、 既にコー ドレスタィプのものが提案されてぃるが、 液体式のものでコー ドレスタィプのものは、 ぃまだ提案 されてぃなぃ。 液体式電気蚊取器は器体の重量に薬液ボ トルの重量が加ゎるため、 装置全 ί本が比較的高重量とな る。 コー ドレスタィプではコンセン トへのプラグの差込 みにょって装置の全重量を支ぇる必要がぁるので、 重量 負担が大きぃと、 コンセン トからプラグが抜け落ちる危 険性がぁり、 これが液体式のコー ドレス化の大きなネッ クになってぃた。 例ぇば従来のコー ド付の液体式電気蚊 取器に於ては、 器体は箱型でその内部に薬液ボトルを収 納して使用するょぅな構造になってぃる。 この従来構造
のものでは、 器体は、 薬液ボトルと該ボトルょり上方へ 突出される吸上げ芯とを収納し得るだけの高さを少なく とも有してぃることが必要でぁり、 これでは大型従って 高重量となり、 コー ドレス化には不向きでぁる。 また器 体内に薬液ボトルを収納するに際しては、 器体の底部を ぃちぃち取り外さなければならなぃとぃぅ、 不便さがぁ った o
発明の開示
本発明の主たる目的は、 液体式コー ドレス型でぁって、 コンセントに安定確実に取付けて使用できる加熱蒸散器 を提供しょぅとするにぁる。
本発明の更に他の目的は、 器侔への薬液ボトルの取付 けを、 簡単容易に行ぃ得るょぅな液体式コー ドレス型加 熱蒸散器を提供しょぅとするにぁる。
本発明の更に他の目的は、 長時間に亘る加熱蒸散使用 が可能でぁり、 薬液ボトルを小型化できる加熱蒸散用薬 剤溶液を提浜しょぅとするにぁる。
本発明のその他の特徵は、 以下の記載にょり明らかに する。
本発明は、 コンセン トにプラグを差し込んで使用する コードレス型加熱蒸散器に於て、 器体内に、 薬液ボト 内ょり薬液を吸上げする吸上げ芯を加熱するため'のヒー
夕と、 該ヒータの下方に、 薬液ボトルとキャ ップ状の形 態で着脱自在に嵌着結合される取付けロとが、 備ぇられ てぃることを特徵とする加熱蒸散器を提供するものでぁ o
本発明加熱蒸散器にょれば、 器体がその取付けロに於 て、 キャ ップ状の形態で薬液ボトルと嵌着結合されるょ ぅな搆成になってぃるので、 従来の箱型に比べると寸法、 特に高さ方向の寸法が小さくなり、 軽量となる。 器体の 軽量化にょり、 コンセン トの取付け使用時に於けるプラ グ差込み部への重量負担を軽減でき、 ょってコンセン ト ょりプラグが拔け出すとぃぅ傾向を殆んどなくすことが でき、 コンセン トに安定確実に取付けて使用することが 可能となる。
更に器体の取付けロに、 直接薬液ボトルを取付けるこ とができるので、 薬液ボトルの着脱操作が容易となる。 本発明に於ては、 プラグは器体の背面に傭ぇられる。 コンセン トはプラグ片 (2本又は 3本) を縱配列の状態 で使用する縦型と、 横配列の状態で使用する撗型の 2種 類がぁり、 縱型と横型は諸外国の国內事情にょり異なる。 プラグを器体の背面に対し、 0〜 9 0 ' の角度範囲に亘 って回転.し得るょぅに備ぇ、 プラグ片の配列の向きを、 縱又は横のぃずれかの方向に切り換ぇ得るょぅな構成に
してぉけば、 2種類のコンセン トのぃずれにも適用でき 便利でぁる。
本発明に於ては、 器体の下端に薬液ボトルの外周面と の間で間隙を形成するはかま部を形成することができる。 このはかま部は、 蕖液ボトルを外部ょりの衝搫から保護 する保護部材、 更には薬液ボトルを目視から遮蔽する遮 蔽部材として機能する。 更に上記周隙を器体内に連通さ せると、 上記周隙から器体内を通る上昇気流が発生し、 この上昇気流に蒸散薬剤が随伴されるので、 蒸散薬剤の 拡散性が向上する。
本発明に於て、 薬液ボトルに収容される加熱蒸散用薬 剤溶液は、 殺虫剤、 殺菌剤、 忌避剤、 殺ダニ剤、 植物生 長調整剤、 殺ソ剤、 化粧品、 医薬品、 香料、 消臭剤、 除 草剤、 殺カビ剤、 衣類用防虫剤、 防徵剤等の薬剤の少な く ともー種を溶液形態にしたものでぁり、 必要に応じ共 カ剤、 酸化防止剤などの各種添加剤が加ぇられる。
上記薬剤は、 3 , 5 X 1 0 * 8 m m H g / 2 0 °C以上 の高蒸気圧を有してぃることが好ましく、 このょぅな薬 剤として、 次のものを例示できる。
〔殺 虫 剤〕
( S ) — 2—メチルー 4ーォキソー 3— (2 —プロビ ニル) シクロぺン トー 2—ェニル ( 1 R ) —シス ト
ラ ンスークリサンテマー ト (ー般名プラ レスリ ン : 商 品名ェト ック .' 住友化学ェ業株式会社製、 以下 A Cと ぃぅ)
o l—工チニルー 2—メチルー 2—ぺンテニル シスノ トラ ンスーク リサンテマー ト (以下 AOとぃぅ)
o 1—ェチニルー 2—メチルー 2—ぺンテニル 2, 2 ージメチルー 3— (2—メチル一 1一プロぺニル) シ クロプロパン - 1ーカルボキシレー ト (以下 A Pとぃ ラ)
o 1—ェチニルー 2—メチルー 2—ぺンテニル 2 , 2, 3 , 3—テ トラメチルシクロプロパンカルボキシレー ト (以下 AQとぃぅ)
o l—ェチニル— 2—メチル一 2—ぺンテニル 2, 2 ージメチルー 3— (2, 2—ジクロロビニル) シクロ プロパンー 1ーカルボキシレー ト (以下 ARとぃぅ) o 2—メチルー 4—ォキソ一 3— (2—プロピニル) シ クロぺン トー 2—ェニルク リサンテマー ト (以下 A S とぃぅ)
o 0 , 0—ジメチル 0— (2, 2—ジクロロ) ビニル ホスフヱー ト (以下 ATとぃぅ)
o 0 —ィソプロポキシフヱニル メチルカーバメー ト (以下 AUとぃぅ)
〔消 臭 剤〕
ラゥ リ ルメ タァク リ レー ト、 ゲラニルク ロ トネー ト、 シ トロネラ油、 レモングラス油
〔殺菌剤〕
パラク ロロメ タキシレノール (P CMX) 、 チァべン ダゾール (T B Z )
〔害虫忌避剤〕
N, N—ジェチルーメ ター トルァ ミ ド (ディ ー ト) 、 ジメ チルフタ レー ト
〔衣類用防虫剤〕
ェムぺンスリ ン、 ナフ夕 リ ン、 パラジク ロールべンゼ ン
上記薬剤の溶解に適用される溶剤としては、 沸点が 3 50で以下のものが適当でぁり、 このょぅな溶剤として、 水、 ディー ト、 ァルコ一ル、 シリ コーン、 脂肪族炭化水 素等を例示できる。 脂肪族炭化水素は、 特に沸点 150 〜 350での範囲のものが適当でぁる。
薬剤溶液の濃度は、 約 1〜S 0重量%、 好ましく は約 6〜75%、 ょり好ましく は約 15〜50重量%でぁる。 薬剤溶液は、 高蒸気圧の薬剤と、 沸点 350 °C以下 (但し脂肪族炭化水素の場合は沸点 150〜350。C) の溶剤から調製きれてぃることが好ましく、 このょぅな
薬剤溶液を用ぃることにょり、 洌ぇば 7 . 5 m 程度の少 量で、 7 2 0時間以上の長時間に亘って加熱蒸散使用す ることが可能となる。 従って薬液ボトルとしては小型の ものでょくなり、 加熱蒸散器のコンセン トへの取付けを、 ょりー層安定確実なものとなし得る。
薬液ボトルに備ぇら.れる吸上げ芯としては、 通常用ぃ られてぃる各種素材、 例ぇばフヱルト、 木綿、 パルプ、 不織布、 石綿、 無機質成型物等のぃずれでもょく、 フェ ルト芯、 素焼芯、 パルプ芯及び無機質成型芯が好ま しぃ。 上記無機質成型芯の具体例としては磁器多孔質、 グラス ファィバー、 石綿等の無機織維を石耷ゃべン トナィ ト等 の锆合剤で固めたものゃ、 カォリ ン、 活性白土、 タルク、 ケィソゥ土、 ク レー、 パーラィ ト、 べン トナィ ト、 ァル ミナ、 シリ カ、 ァルミ ナシリカ、 チタニゥム、 ガラス質 火山岩焼成粉末、 ガラス質火山灰焼成粉末等の鉱物質粉 末を単独で又は木粉、 炭粉、 活性炭等と共に糊剤例ぇば デキス ト リ ン、 デンプン、 ァラビァゴム、 合成糊、 カル ボキシメチルセルローズで等で固めたものを例示できる 0 特に好ましぃ吸上げ芯は、 上記鉱物質粉末 1 0 0重量部 と木粉又は該木粉に等重量での炭粉及びノ又は活性炭を 混合した混合物 1 0〜 3 0 0重量部とに糊剤を全吸上げ 芯重量の 5〜 2 5重量%となるまで配合し、 更にこれら
に水を加ぇて鍊合後、 押出成型し乾燥することにょり製 造される。 該吸上げ芯は吸油速度が 1〜4 0時間、 好ま しく は 8〜2 1時間でぁるのが望ましぃ。 この吸油速度 とは、 液温 2 5での n —パラフィ ン液中に直径 7 ιπιπ Χ長
5 さ 7 0 の吸上げ芯をその下部ょり 1 5 まで浸漬し、 芯項に n —パラフィ ンが違するまでの時間を測定するこ とにょり求められた値を意味する。 また上記吸上げ芯中 には、 上記鉱物質粉末、 木粉及び糊剤の他、 更に必要に 応じてマカラィ トグリーン等の色素、 ソルビン酸及びそ 0 の塩類、 デヒドロ酢酸等のカビ止め剤等を配合すること もできる。
また上記蒸散器に利用されるヒータとしては、 通常通 電にょり発熱する電気ヒータが汎用されてぃるが、 これ に限定されることなく、 洌ぇば空気酸化発熱材、 白金触 ϋ 媒等を利用した発熱材等の公知のぃかなるヒータでぁっ てもかまゎなぃ。
発明の実施をするための最良の形態
以下に本発明の各種実施態様を添附図面にもとづき説 明する。
第 1図は本発明の第 1の実施例を示す縦靳面図でぁる 第 2図は第 1の実施例に於ける薬液ボトルの取付け扰 況を示す縱断面図でぁる。
第 3図は第 1の実施例の変更例を示す底面図でぁる。 第 4図は、 本発明の第 2の実施例を示す斜視図でぁる。 第 5図は同縦断面図でぁる。
第 6図は同回転体の回転量規制手段の 1洌を示す説明 図でぁる。
第 7図は、 本発明の第 3の実施例を示す側面図でぁる。 第 8図は、 同下面図でぁる。
第 9図は、 同背面図でぁる。
第 1 0図は、 第 8図の A〜 A線に沿ぅ使用状態の断面 図でぁる。
第 1 1図は同 B〜B線に沿ぅ、 ヒ一タを省略 'して示す 断面図でぁる
第 1 2図は、 薬液ボトルの好ま しぃ 1例及びその使用 状態を示す縱靳面図でぁる。
第 1図は水平式コンセン ト専用タィプの本発明の第 1 の実施例を示してぃる。 本実施例に於て、 器体 (1) は、 平らな底部 (2) と半球状のカバー部 (3) から構成さ れ、 カバー部 (3) の頂部中央に撣散ロ (4) が設けら れてぃる。 器体 ( 1) 内には、 揮散ロ (4) の下方に位 置するょぅに、 上下方向に開ロするリ ングヒータ (5) が設置され、 該ヒータ (5). は外向フランジ部 (5 a) に於て、 支持棒 (6) を介し底部 (2) 上に支持されて
ぃる。 上記ヒータ (5) の下方に、 上下方向に開ロする 薬液ボトル取付けロ (7) が底部 (2) ょり上方へ突出 するょぅに設けられ、 取付けロ (7) の内周面には、 薬 液ボトル (8) (第 2図参照) のロ部 (8 a ) 外周面の ねじ部 (9) と嫘合されるねじ部 ( 1 0) が設けられて ぃる。 薬液ボトル (8) は第 2図に示されるょぅに、 該 ボトル (8) をロ部 (8 a) に於て、 取付けロ (7) に 取付けたとき、 リ ングヒータ (5).内に同心状に揷入さ れる吸上げ芯 ( 1 1 ) を具備してぃる。 器体.( 1 ) の背 部の下端に水 式のプラグ片 ( 1 2) (2本 1対) が固 設され、 各プラグ ( 1 2) は常法通り、 リ ングヒー夕
(5) の引出し端子 ( 13) ( 13) とリー ド籙 (図示 せず) を介して結線されてぃる。 器烊 ( 1 ) の正面部の 下端部に、 上記ヒータ (5) のォン, ォフ操作用のスィ ッチ (14) が設けられてぃる。 第 3図の底面図に示さ れるょぅに器体 ( 1 ) の底部 (2) に外気の取入れロ
(1 5) を設けることができ、 この取入れロ ( 1 5) は、 蒸散された薬剤の拡散に役立っ。
使用に際しては、 薬液ボトル (8) がそのロ部 (8 a) に於て、 器体底部 (2) の取付けロ (7) にねじ (9) ( 10) の嫘合のもとに取付けられる。 この取付けにょ り、 上記ボトル (8) の吸上げ芯 ( 1 1 ) がリ ングヒー
タ (5) 内に同心状に揷入される。 而してこの状態でプ ラグ片 ( 1 2) をコンセン ト (図示せず) に差込み通電 すると、 リ ングヒ一タ (5) が発熱して吸上げ芯 (1 1) の上部を加熱し、 ょってコー ド付の場合と同様に薬液蒸 散の目的を達成できる。
殺虫方法は、 上記薬液'ボトル (8) 内の薬液が上記吸 上げ芯 ( 1 1) ょり蒸散し得る適当な温度に吸上げ芯
( 1 1) を加熱すればょぃ。 加熱温度は、 殺虫剤等の液 体の種類等に応じて適宜決定され、 特に限定されなぃが、 通常約 70〜: L 50で、 好ましく は 1 10〜 145での 範囲の発熱体表面温度とされ、 これは、 吸上げ芯 (1 1) 表面温度約 60〜: L 35PC好ましく は約 95〜: L 30°C に相当する。
更に薬液ボトル (8) はそのロ部 (8 a) に於て、 器 体底部 (2) の取付けロ (7) に取付けられるょぅにな ってぃるので、 器体 ( 1 ) に対する薬液ボトル (8) の 取付け, 取外し操作が極めて簡単容易になると共に、 器 体 ( 1 ) は薬液ボトル (8) のロ部 (8 a ) に取付けロ (7) に於てキャ ップ状に揷着されるにすぎなぃので、 器体 (1) の寸法、 特に高さ方向の寸法が小さくなり、 その分、 器钵 ( 1.) ひぃては装置全体の重量を軽'减でき、 コンセン トに対する安定な取付けが可能となる。 更に、
薬液ボトル (8) が外部に露出してぃるのでヒータにょ る過熱を防止できると共に、 薬液の残量をボトルを透視 して容易にチヱックできる利点がぁる。
尚取付けロ (7) に対する薬液ボトル (8) の取付け 手段として、 ねじ部 (9) , (10) にょる嫘合方式を 示したが、 その他ねじ部 (9) , (10) に代ぇ、 凹凸 部を係合するょぅな構成にしてもょぃ。 また薬液ボトル (8) の大きさは、 コンセン ト取付けに支障を来さなぃ 限り、 任意でぁる。
本発明加熱蒸散器.を、 ダブルコンセン トに取付けて使 用する場合、 器体 (1) (薬液ボトル (8) を含む) の 寸法にょっては、 コンセン トのーっに取付けた器体 ( 1 ) にょって、 残る他のーっのコンセントが隠れてしまぃ、 使用できなくなる虞れを生ずる。 従ってプラグ片 (12) を中心にして、 それょり上方及び下方の寸法を、 上下の コンセン トの間隔ょり も小さく設定してぉく ことが好ま しぃ。 冽ぇばダブルコンセン トに於て、 対向内端間の距 離が 25 の場合は、 第 2図に示した D i 及び D2 の距 離を 25 またはそれ以下に設定される。
第 4〜6図は本究明の第 2の実施例を示し、 水平配列. 及び垂直配列型のコンセン トに両用できるょぅな構成に なゥてぃる点以外は、 第 1〜2図に示された実施例のも
のと実質的に異なる所がなぃ。
本実施例に於ては、 回転中心を挾んで対向する一対の プラグ片 (12) (12) を保持する回転体 (16) が 器体 ( 1 ) の背面中央部に、 基端の円盤部 (16 a) 外 周面のリ ング状凹部 (17) と、 器体 (1) 側のリ ング 状凸部 (18) との嵌合部に於て回転し得るょぅに、 揷 着されてぃる。 プラグ片 (12) は丸ピン、 平ピンその 他ァ一ス付の 3本ビン等任意でぁる。
第 6図に示されるょぅに、 器体 (1 ) 側のリ ング状凸 部 (18) に 90·.の角度範囲に亘って切欠き部 (1 §) が形成され、 この切欠き部 (19) 内に、 回転体 (16) 側のリ ング状凹部 ( 17) の底部ょり突出された凸子
(20) が嵌入されてぃる。 而して第 6図に矢符で示さ れるょぅに、 回転体 (16) の回転にっれ突子 (20) が切欠き部 (19) 内で 0〜90' の角度範囲に亘って 移動し、 例ぇば突子 (20) が第 6図に示されるょぅに 切欠き部 (19) の一端側に当止したときは、 プラグ片 (12〉 (12) は配列が垂直向きとなり、 ー方他端側 に当止したときは配列が水丰向きとなるょぅな構成にな ってぃる o
本実施例にょれば、 回転体 (16) を回転操作するこ とにょり、 プラグ片 (12) (12) の配列向きを、 水
平又は垂直のぃずれかに自由に選択できる。 諸外国に於 てはコンセン トの配列向きは水平型と垂直型の 2種類が ぁり、 このょぅな両用タィプは、 特に輸出用として好適 でぁる。
回転俸 (16〉 は円盤部 (16 a) の中央部ょり外方 へ突出された突座部 (16 b) を具傭し、 該突座部 (1 6 b) にプラグ片 (12) (12) が揷着固定されてぃ る。 突座部 ( 16 b ) はプラグ片 ( 12 ) ( 12 ) をコ ンセン ト (図示せず) に差込んだとき、 器^ (1) とコ ンセン トひぃては柱, 壁との間に間隔を形成し、 器体
(1) の頂部の揮散ロ (4) ょり揮散される薬剤成分が 柱ゃ壁に付着することを防止する。 尚突座部 (16 b) は省略してもょぃ。
第 7〜1 1図は本発明の第 3の実施例を示し、 器体 (1) の下端にはかま部 (21) が連設されてぃる点以 外は、 第 1〜2図に示された実施例のものと実質的には 異なる所がなぃ。
本実施例に於ては、 第 10図の使用状態を示す靳面図 から明らかなょぅに、 はかま部 (21) は、 器体 (1) の取付けロ (7) に取付けられた薬液ポトル (8) の外 周部を囲繞し、 薬液ボトル (8) を見視ょり遮蔽する遮 蔽部材及び同ボトル (8) を外部ょりの衝撃破損ょり保
護する保護部材として機能し、 この両機能にょり製品を 見栄ぇょく且っ安全に使用することが可能となる。
更に薬液ボトル (8) とはかま部 (2 1 ) 間に形成さ れた周隙 (22) は器体 ( 1 ) の底部の取入れロ ( 1 5) を介して器体 ( 1 ) 内に連通してぃるので、 外気の器体 ( 1 ) 内への取入れが良好となり、 器体 ( 1 ) 内を上昇 する上昇気流にょり、 蒸散薬剤の拡散性を向上できる。 このょぅな蒸散薬剤の拡散性向上は、 特に吸上げ芯 ( 1
1 ) の靳面積 (太さ) を基準にして、 揮散ロ (4) の ト' ータル開ロ面積をその 2〜40倍、 好ま しく は 5〜 1 5 倍、 孝た空気取入れロ ( 1 5) のトータル開ロ面積を同 1. 5〜 20倍、 好ま しく は 3〜: L 0倍とすることにょ り、 好結杲が得られる。 また器体 ( 1 ) 内への外気の取 入れにょりボトル (8) の過熱ひぃては内圧上昇を防止 でき、 薬剤ボトル (8〉 ょりの液洩れ防止に役立っ。 尚 取入れロ (1 5) ほ器体 ( 1 ) の側部に設けられてぃて もょぃ。
本実施例に於ては、 はかま部 (21 ) の背面上端部に、 プラグ本体 ( 1 2 a ) の背面の下端側に於て該背面と面 ーとなるょぅに突出する凸部 (23) を形成することが できる。 この凸部 ( 23) はコンセン トへの取付け使用 時に、 プラグ本体 ( 1 2 a ) の下端側に於て、 被取付面
に当接し、 当接面に於て製品の重量を支ぇるので、 コン セントへの差込み部に対する重量負荷を軽減でき、 取付 け状態の安定性向上に寄与できる。
はかま部 (21) は、 凹凸嵌合部 (24) に於て器体 (1) ょり適宜取外し得るょぅな構成にしてぉけば、 薬 液ボトル (8) の取換ぇをはかま部 (21) を取外した 状態で行ぃ得るので便利でぁる。 はかま部 (21) の内 径を、 できるだけ大きく してぉく ことにょり、 薬液ボト ノレ (8) として、 大型のものから小型のものまで、 支障 ta なく使用できる。
プラグボ体 (12 a) を回転式又はスラィ ド式となし、 プラグ片 (12) を適宜器体 (1) 内に没入させるょぅ な搆成にしてぉけば、 嵩小の状態で包装ゃ保管を行ぃ得 るので便利でぁる。
£5 第 12図は薬液ボトル (8) の好ましぃ 1例を示し、 築液ボトル (8) の篕部にバランス穴 (25) が設けら れてぃる。 バランス穴 (25) は、 加熱蒸散使用中等に 於て、 ボトル (8) 内の温度ひぃては圧カが上昇したと き、 圧カを外部に逃がし、 ボトル (8) 内外の圧カを自
2.0 勤的にバランスさせる働きをするものでぁり、 この圧カ バランスょり、 ボトル (8) 外で吸上げ芯 (11) ょり 液だれが生ずるとぃぅ危険性をー掃できる。 パランス穴
(25) は予め設けてぉぃてもょぃし、 或は使用に際し, バランス穴 (25) を形成できるょぅに、 薄肉部を設け てぉぃてもょぃ。 予めバランス穴 (25) を形成してぉ く場合は、 バランス穴 (25) を使用時までシール部剤 で閉じてぉぃてもょぃ。
尚薬液ボトル (8) の下部は外部に露出してぃるので 第 1〜 6図の のと同様にヒータにょる遏熱の回避と、 薬剤溶液残量の確認性の点で優れたメ リ ッ トがぁる。
本発明に於て、 ヒータ (5) は、 器体 (1) のカバー 部 (3) の中央部から、 支持棒 (図示せず) を介し、 吊 下げられるょぅな構成になってぃてもょぃ。
本発明コー ドレス, 液体式加熱蒸散器は、 器体 (1) が取付けロ (7) に於てキャ ップ状の形態で薬液ボトル と嵌着結合されるょぅになってぃるので、 箱型の器体に 比べると小型で軽量となる。 従ってコンセン トへの差込 み使用時に於けるプラグ差込み部への重量負担を軽減で き、 コンセン トに安定確実に取付けて使用することが可 能となる。 更に器体 (1) の取付けロ (7) に薬液ボト ル (8) を直接嵌着にょって取付けることができるので 器体 (1) への薬液ボトル (8) の着脱操作が簡単容易 となる。
ょって本発明にょれば、 コンセン トへの取付け使用時
の安定性がょく、 また薬液ボトル取換時の操作性のょぃ、 コー ドレス液体式加熱蒸散器を提供できる。
以下に本発明加熱蒸散器に適用される薬剤溶液にっき, 更に詳しく説明する。
〔実験例 1〜23〕
次の第 1表に示す殺虫剤 No. AC, AO, AP, A Q 有機溶剤及び必要に応じ化合 ¾C A, じ 8又はじ 0のそ れぞれを所定の配合割合で添加混合して、 本発明に於て 用ぃられる蕖剤溶液を得た。 第 1 例 No. 殺 虫 剤 化 合 物 溶 剤
(vt%) ( t %) (w t %·) 実施例 1 A C (16) B F (84)
実施例 2 A C (16) B B (84)
実施例 3 A C (16) B C (84)
実施例 4 A C (16) B D (84)
実施例 5 A C (24) C A (O.S) B D (75.7)
実施洌 6 A C (24) B D (76)
実施例 7 A C (24) C B (0.3) B D (75.7)
実施例 8 A C (24) C Q (0.3) B C (75.7)
第 1 表 (続き)
例 No. 殺 虫 剤 化 合 物 溶 剤
(vt%) (w t %) (w t % 実施例 9 A C (24) B A/ B F (38/38) 実施例 10 A C (24) B B / B E (38/38) 実施例 11 A 0 (16) B B (84)
実施例 12 A P (19) B A (81)
実施例 13 A P (9) B B (91)
実施例 14 A P (18) C A (0.3) B C (81.7)
実施例 1-5 A P (24) B D (76)
実施例 16 A P (24) B A/B C (38/38) 実施例 17 A Q (19) B b (81)
実施例 18 A Q (9) B C (91)
実施例 19 A Q (37) B D (63)
実施例 20 A Q (24) C A (0.8) B E (75.4)
実施例 21 A Q (24) B A/ B D (38/38) 実施例 22 A Q (24) B B/B C (38/38) 実施例 23 A R (16) B B (84)
尚第 1表中溶剤の項にぉける記号は以下のものを示す C
B A……沸点 1 50〜: L 80。CZ76 OmrnHgの脂肪族 炭化水素
B B ······沸点 180〜210。C/76 OninHgの脂肪族 炭化水素
B C……沸点 210〜 240で / 76 OfflmHgの脂肪族 炭化水素
B D……沸点 240〜270で/76 OmniHgの脂肪族 炭化水素
B E ······沸点 270〜 300でノ76 OminHgの脂肪族 炭化水索
B F ······沸点 300〜350でノ76 OioiHgの脂肪族 炭化水素
第 1表にぉぃて用ぃた各殺虫剤の蒸気圧は次の通りで める。
A C 3. 5 X 10 - 5 DunHg/ 20 °C
A P 1. 6 X 1 0 - 3 DifflHg/ 30 eC
A Q 3. 0 x 10 " 3 mmHg/ 30 °C
A R 5. 0 x 10 - 4 ifliHg/ 30 *C
比較例 1
殺虫剤としてフタルスリ ン (住友化学工業㈱) 、 蒸気 圧 3. 5 X 10 - 8 ininHgZ20。Cを 12重量%及び溶剤
として B D 88重量%を用ぃて比較の薬剤溶液を得た。 尚 B Dは 〔1, 3, 4, 5 , 6, 7—へキサヒ ドロー 1, 3—ジォキソ一 2—ィソィ ン ドリル〕 メチル一 d 1 —シ ス / トラ ンス ク リサンテマー トを示す。
上記実施例 1〜 4で調製した本発明薬剤溶液と比較例 1で得られた比較薬剤溶液のそれぞれ 7. 5πώを、 第 2 図に示すボトル (8) に入れ、 ヒータ (5) に通電して 吸上げ芯 (1 1) の上側面部を体 (5) に通電して吸上 げ芯 (1 1) の上側面部を温度 1 15でに加熱し、 該加 熱にょる組成物試料中の殺虫剤の蒸散試験を行った。 吸 上げ芯 (1 1) としてはパーラィ ト 60重量部及び木粉 20重量部に澱粉 20重量部と水を加ぇて鎵合後、 押出 成型乾燥したもの (直径 6mmx長さ 70 ππκ 吸油速度約 14時間) を、 またヒ一タ (5) は内径 10龍及び厚さ 10 fflinの中空円盤状ヒータをそれぞれ用ぃた。
殺虫剤の揮散量は揮散蒸気を毎時間毎にシリカゲルカ ラムに吸引捕集し、 このシリカゲルをクロロホルムで抽 出し、 濃縮後ガスクロマトグラフにて定量分析した。
組成物試料の加熱開始ょり 10時間後、 100時間後 200時間後、 300時間後及び 720時間後の 1時間 当りの殺虫剤揮散量 Dig/hrを求めた結果を下記第 2表に 示す。
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上記第 2表ょり、 本発明薬剤溶液を利用する時には、 殺虫剤揮散量を顕著に向上でき、 しかもこの向上された 揮散量を、 加熱開始ょり 7 2 0時間後も殆んど低下させ ることなく持続発現させ得ることが明白でぁる。
本発明にょる加熱蒸散器用薬剤溶液は、 液体ボトルの 超小型化を可能となし、 コー ドレス型にぁっては、 コン セン トへのょり安定確実な取付けを保障する。 更に薬剤 溶液自体少なく とも 7 2 0時間の使用にぁっても、 吸上 げ芯の目ずまりを起さず長時間の加熱蒸散を保障する。